激走戦隊カーレンジャー外伝・姉妹戦士は縦列駐車が苦手?・下

 妹が世にも恐ろしい目にあっていういるとは露知らず、ゾンネットは その日も恭介を従えて、銀座でウインドウショッピングと洒落込んでいた。 「もう帰ろうぜ、ゾンネット」 「まだよ、これからプランタンへいくわよ」 「おいおいまだ買う気かよ」 「いいじゃない。あんたは黙って荷物持ちをしてればいいのよ」 こういう時の男は実に情けないものである。地球の平和を守る戦士とはいえ、 ただの男にすぎない。 「さてと、荷物も多くなったし、またラジエッタに迎えにきてもらおうっと」 ゾンネットはアクセルチェンジャーをだすと、ラジエッタへ連絡をとり始めた。 「ラジエッタ、応答して」 ”.......” 何の応答も無い。 「ラジエッタ、聞こえているんでしょ。返事しなさい」 ”.......” まったく反応がない。実際、それはしかたのないことであるが、ゾンネットに そのことがわかるはずもなかった。 「あの子ったら、また私のことをシカトして。怒ったわ」 ゾンネットは恭介のほうを睨みつけた。 「なんだなんだ、俺がなにかしたか」 「恭介、ラジエッタの居場所をすぐ探して頂戴」 「ラジエッタの居場所?そんなの調べてどうするんだ」 「決まっているでしょ。ラジエッタを今すぐ懲らしめるのよ」 「そんなのあっとでもいいじゃないか」 「だめよ。いますぐやるのよ」 「しかしなあ.......」 「恭介!」 「は、はい」 「私のいうことがきけないの」 「いや、そういうわけでは」 「じゃ、はやくなさい」 「わかりましたよ、もう一度いいだしたらきかねえもんな」 「なんか文句でもあるの」 「いえありません」 恭介はダップに連絡をした。 「ダップ、ラジエッタを探してくれ」 「あいよ.......えっと、ラジエッタは田打野高校にいるよ」 「ありがと、ダップ」 「わかったの」 「ああ、ラジエッタは田打野高校にいるとさ」 「そう、じゃ私はそこへ行くから、恭介はちゃんと私の大事な荷物を もって帰ってね」 「ひえーーー、これ全部、俺が持っていくのかよ」  ラジエッタはゴダールとモンスターによって、ずたずたにされていた。 ホワイトレイサーの強化スーツはぼろぼろに剥ぎ取られ、かろうじてグローブ とブーツだけがその原型を留めていた。ブラジャーはモンスターによって食い ちぎられ、胸には爪痕と歯型が残っていた。ラジエッタの秘部は何度も陵辱され、 白い汚濁が腹を腿にその残滓を印している。 「お願い.......もう許して.......」 ラジエッタは微かな意識の中でそうつぶやくのが精一杯であった。そして、ぐったり とその華奢の体を地面の横たえた。 ゾンネットが田打野高校へついたのは、ちょうどその時だった。正門から 入ろうとしたとき、まず最初にラジエッタのむごたらしい姿に気がついた。 「ラジエッタ!どうして」 そして、ラジエッタにいたずらする2つの影を見た。 「あれは.......ゴダールとモンスターじゃないの。あいつらよくもラジエッタを」 ゾンネットは怒りを込めて、アクセル変身キーを取り出した。左腕のブレスにキー をさしこむ。 「激走アクセルチェンジャー!」 光の中からパープルレーサーが現れた。 パープルレイサーはオートブラスターを抜くと、立て続けにゴダールとモンスター の背中に撃ちこんだ。 「ぐえぇ」 「ぎゃぁ」 ゴダールとモンスターの背にいくつもの焦げ跡ができた。2人が振りかえると そこにパープルレイサーが立っていた。 「おまえは誰だ」 ゴダールが叫ぶ。 「戦う交通安全、パープルレイサーよ」 「カーレンジャーの仲間か」 「そうよ。ホワイトレイサーを助けにきたわ」 「なにをこしゃくな。お前も同じ目に会わせてやる」 「そうはいかないわ。パープルレイサーの力を見せてあげるわよ」 「けっ、ネオボーゾックに敵はないぜ」 パープルレイサーはオートブラスターをしまい、バイブレードを抜いた。 「きなさいよ」 「望むところだ」 ゴダールはホワイトレイサーのバイブレードを拾うと、パープルレイサーに その先を向けた。 「これでお前を倒してやる」 パープルレイサーとゴダールは間合いを詰めながら、じりじりと相手の出方を 伺っていた。最初に動いたのはパープルレイサーだった。 「たぁーーー」 剣と剣がぶつかり合い、辺りは殺気に包まれた。 「おりゃぁ」「てぇぇぇ」 ぶつかっては離れ、また剣がぶつかり交差する。それが何回か続いたあと、 交差したまま、パープルレイサーとゴダールは固まった。互いが互いを睨み つけていた。 「小娘にしてはなかなかやるな」 「そういうあんたもね」 「しかし遊びもここまでだ」 「なに?!」 パープルレイサーの真後ろからモンスターがオートブラスターを放った。 パープルレイサーの背に5つの黒い跡ができ、微かな白煙があがった。 「ああぁ!」 パープルレイサーは大の字になって地面に倒れこんだ。 「ひ、卑怯者め」 「フ、これがネオボーゾックのやり方よ」 そういって、ゴダールは右足をパープルレイサーのマスクにのせた。 「うっ、」 パープルレイサーは両手をついて起きあがろうとしたが、頭を押さえられて それができない。 「お前もたっぷりといたぶってやる」 ゴダールは右足をいったん離すと、パープルレイサーの右脇に回り、腹の下に つま先をいれ蹴りあげた。パープルレイサーは3回転ほどころがり、仰向けに なった。 「モンスター、あいつの足を押さえつけろ」 「へい総長」 モンスターはパープルレイサーの足首にその大きな尻を落とした。 「うわっ」 パープルレイサーはその重さに呻き声が洩れした。手をばたばたさせ、足を抜こうと するがまるで動かない。目の前には涎をたらしたモンスターが汚い顔を向けている。 (動けない!) 「じたばたしたって無駄だぜ」 「ちょっとその汚い尻をどけなさいよ」 「これからじっくり楽しもうじゃねえか」 「そんなことをして、あとでどうなってもしらないわよ」 「動けねえのに、どうしようってんだ」 「こうするのよ」 パープルレイサーは腰のオートブラスターを握り、そのまま銃口をモンスターに 向けた。 「くらえ!」 「させるか」 モンスターはオートブラスターを掴み、銃口を地面に向けた。パープルレイサーは かまわず引き金を絞った。オートブラスターは鈍い音をたてて、暴発した。 「きゃあ!」 爆破の痛みが右グローブから伝わってくる。 「ああ、オートブラスターが.......」 「ばかなやつだ」 バイザーに靴底が映った。ゴダールがまた右足をマスクにかけたのだ。パープル レイサーは両手でその足をどけようとした。 「うう、どけなさい」 「モンスター、こいつを黙らせろ」 「へい」 モンスターは両手を握り、そのままパープルレイサーの腹に落とした。 「ゲホっ」 パープルレイサーは胃の中の物が吐き出しそうになる。モンスターは構わず 続けていく。 「グフっ、グフっ、ウググ.......」 ゴダールの足を握る手に力が入らない。ゴダールも足をあげては踏みつけてくる。 「ほらほらどうした」 (うう、このままじゃ、やられちゃう) 「まだまだよ.......こんなんじゃ.......私は負けない.......」 「そうかな。手に力がないぞ」 ゴダールはパープルレイサーの手を振り払った。両手が地面に落ちた。 「ではじわじわと楽しもうか」 「なにするのよ、はなしなさいよ」 「では、ここから」 そう言って、ゴダールはホワイトレイサーのオートブラスターを握ると、その 銃口をパープルレイサーのバイザーのすぐ上にあるランプに当てた。 「そ、そこは」 「フフフ、どうした」 「そこはダメ、やめて」 「どうした、何をそんなにおびえている」 「だから、そこは」 「そこがどうした」 「そこはパープルレイサーのエネルギーメーターなのよ」 「そんなことは知っているさ」 「えっ」 ゴダールは引き金を絞った。ランプがバラバラになった。 「きゃぁぁぁーーー」 黒焦げ跡から回路がショートする火花が飛び散っていた。 「ああん、エナジーコントロールが効かない.......」 「そうか、じゃあ次はここだ」 ゴダールはベルトのバックルに照準を定めた。 「やめてーーそこはエナジーパック.......」 パープルレイサーが叫ぶ。ゴダールはゆっくりと引き金に力を 込める。 ドスッ、ボム 「ああああーーーー」 パープルレイサーのベルトが左右にはだけた。強化スーツも 大きな裂け目ができ、無数の結線が切れ剥き出しになった。 「ああ、パープルレイサーのパワーがなくなっていく」 「ハハハ、どうだいい感じだろう」 「あう、あう」 パープルレイサーは頭を左右に激しく振りだした。全身も震え出して いる。 「体が熱い、熱い」 「終わりだ、パープルレイサー」 「はあ、はあ、はあ、く、苦しい.......」 「いいざまだ」 「ううう.......」 (ああ、もうダメ.......) パープルレイサーは気絶した。体全体から動きが止まった。 「総長、やりましたね」 「ああ、これはお前の好きにしていいぞ」 「そうですかい、では遠慮無く」 モンスターは脚から強化スーツを破り始めた。 「なかなかいい脚だ」 舌でひと舐めする。反応は無い。 そしてパープルレイサーの腰まで引き裂くとそこに レースの黒いパンティが現れた。 「総長、見てください。こいつ、こんなパンティをつけてやすぜ」 「ほぉーー、スケベなやろうだな」」 モンスターは食いちぎった。 「さていくぞ」 両足首を握り、足を広げさせる。まったく抵抗がない。モンスターは ペニスを握り、陰唇にあてがった。 「それ」 その痛みにパープルレイサーは目を覚ました。 「うううん、ああ、な、なにしてるの」 「見てのとおりだよ、パープルレイサー」 「いや、いや、離れて離れて」 「いい気持ちだろ」 「いやん、いやん、助けて助けて」 「それそれそれ」 「誰か、助けて、もう誰でもいいわ、恭介ーーー、ガイナモーー」 その言葉にゴダールが反応した。 「ガイナモだと。パープルレイサー、てめえの正体を見せやがれ」 ゴダールはパープルレイサーのマスクに手をかけリリースした。 「お、おまえはゾンネットじゃねえか」 「うう、そうよ、ゴダール、わかったらはなして」 「そうとわかったらなおいっそう許せんな、おい離れろ」 「へい総長」 ゴダールはモンスターと入れ替わった。 「いままでの恨み、ここで晴らさせてもらうぞ」 ゴダールは指を陰唇から突っ込んだ。 「あっ」 「そらどうだ」 それを激しく前後に運動させた。 「ああああぁ...あああぁぁぁ...」 「どうだ、気持ちいいか」 「いやぁぁぁーーーん」 ゾンネットの腰に両手を当て、ゴダールは自身のペニスをゾンネットの 秘丘に押し込んだ。 「きゃあああーーーーーーーーーーーーーーーー」 ゾンネットの悲痛な叫びがこだました。 「あんあんあんあぁ...あんあんあぁぁぁ...」 ゴダールはそのまま、前後運動へと移った。 「あーーーああーーーあぁ...あぁぁぁ...」 「どうだ」 「ああああーーーーぁ...あーーーーーああぁぁぁ...」 「気持ちよくなってきただろ」 「あーーーーあーーーあぁ..んん、ああーーぁぁぁ...」 「こうすることをずっと夢に描いていたんだ」 「ああっ。だ、だめっ。だめっ。ああんっ。イ、イク……イッ ちゃうっ」 「そうだ、いってしまえ」 「ああ……」ゾンネットの唇から押し殺した低い呻き声が洩れた。 ゾンネットはまた意識が消えていった。 その頃マンションでは一人、恭介がゾンネットの帰りを待っていた。 「遅いなあ、どうしたのかなあ」 ****完*****