平成14年3月1日・初版

まぼろしパンティ外伝・「サタンの復讐、悪夢の卒業式」/中円寺・著

N県にある進学校、クライム学園。 まぼろしパンティとけっこう仮面6姉妹の活躍によりクライム学園から学園長サタンの足の爪が姿を消し学園には 平穏が訪れた。 一般の生徒達は何が起きたのかを知らなかっただろう、ただアウシュビッツオペレーションと呼ばれた最悪の仕置き刑が 発動された翌日から学園長及び仕置き教師達は学園から姿を消した。 学園が平和に包まれるとともに、それまで学園犯罪をほとんど1人で解決していたまぼろしパンティも姿を 見せることがなくなった。 藤寿々美は3年生として、勉学に励む日々を過ごしていた。 学園長の狡猾な罠により素顔を暴かれ更に仕置き教師達の前に生まれたままの姿を晒すという十代の少女には 耐えられない程の恥辱を受けてしまった寿々美は、それから幾度となく悪夢がフラッシュバックし眠れぬ夜を過ごし、 そのときの屈辱と恐怖から男性恐怖症と言っていい状態になってしまっていた。 結果的にけっこう仮面に救ってもらえたが、手足を拘束され全裸に剥かれ飢えた獣のような男達に囲まれた体験は心に 大きな傷となり寿々美を苦しめ続けた。 その傷を忘れるかのように寿々美は勉強やスポーツに打ち込んだ。特に体育館にあるスポーツジムには足繁く通い 1人黙々とマシーンで汗を流した。 汗を流すことで悪夢を忘れ去ろうとしたし、体を動かすことで健全な魂が取り戻せる気がした。 勿論、まぼろしパンティとして再び活躍することを考えてのことではない、再びまぼろしパンティとして人前に立つには 心の傷は深すぎた。 フィットネスの効果もあったのだろう、学園からサタンの足の爪の影が薄れるに連れ、寿々美の女らしさには 磨きがかかっていった。 それまでも美少女ぶりには定評があったのだが、少女らしさが消え大人っぽさすら漂い始めている。 フィットネスの効果は寿々美の身体にも変化をもたらし、余計な脂肪は落ち、バストやヒップは益々豊かに張り出し グラビアアイドルもかくやという程の成熟ぶりを見せ始めている。 その見事な肢体をなるべく目立たないように制服で隠し穏やかな学生生活を送ろうとした努力の甲斐あってだろう 寿々美の心は平穏を取り戻し悪夢のような記憶も日々と共に薄れていった。 そして卒業式が近付いた頃からある不吉な噂が学園内に流れはじめた。 その噂とは、サタンの足の爪が卒業式の日お礼参りに来るというものだった。 自分の経歴に傷をつけたこの学園と生徒達を逆恨みし、卒業式をメチャメチャにする気なのだ という内容のものもあれば、まぼろしパンティに復讐を果たそうとして乗りこんで来るのだ というものもあった。 噂の内容は様々だったが、生徒達の間ではサタンの足の爪が卒業式にお礼参りにやって来るというのは既成事実のように なってしまっていた。 (あぁ、どうしたらいいの) 寿々美は1人思い悩んでいた (噂が事実ならアイツの目的は1つだけ、私への復讐に間違いないわ) 確信に近い思いを抱きながらも、どうすることも出来ない自分が歯痒かった 正体を知られてしまった今となっては、まぼろしパンティとして戦うわけにはいかない (みんなの前で正体をばらされてしまったら・・・) そう思うだけで血が昇るのを感じてしまう寿々美だった。 しかし、放っておいたらサタンは何をするか分らない、進学出来なかった生徒達にとんでもないお仕置きをすることだって あり得る。 みんなを守らなければならない、それが寿々美の学園の平和を守ってきた者としての最後のプライドであった。 (そうだ、わたしがけっこう仮面になったらどうかしら) 寿々美にそんな考えが浮かぶ、しかし自らその考えを打ち消す (駄目よ、けっこう仮面の名を騙るようなことをしては、それにわたしじゃ実力不足) といって他に良い案も浮かばぬまま卒業式は近付いて来る。 寿々美は1人思い悩み続けるのだった。 そして運命の卒業式当日。 式の行われる講堂は不穏な空気に包まれていた。 生徒達はサタンの足の爪の復讐を恐れ、教師達もその噂に踊らされている。 その中には寿々美の姿はない。 長い校長の談話や卒業証書授与の間も講堂の中は終始ざわついていた。 しかし結局、卒業式に元学園長は乱入してこなかった。 生徒達の間にも、なあんだという声や心配して損したなどという声が聞こえてくる。 皆の顔に笑顔が戻りだし、講堂の中も穏やかな雰囲気が広がり始める。 卒業式は何ごとも無く終わり、安心しきった空気の中、生徒達はそれぞれのクラスに戻っていく。 最後のホームルームが各教室ごとに始まり寿々美の3年A組でも成績表の配付などが滞りなく進められていく。 最後に担任教師が挨拶をしようとした時だった 突然、教室の前後のドアが乱暴に開けられた。 そして現れたのは、やはりあの男。 かつて、この学園を恐怖で支配した元学園長、サタンの足の爪に間違い無かった。 元学園長は、ガラの悪い男達を3人引き連れており、同じ様な男達が2人教室の後ろに陣取る。 生徒達は驚きと恐怖に一瞬にして支配されてしまう。 彼等にとってサタンの足の爪によるお仕置きの記憶は未だ薄れていなかった。 女生徒の悲鳴が教室に響く。 それをきっかけに生徒達は恐慌に陥り逃げ出そうとする者や泣き出してしまう者などが続出した。 しかし逃げ出そうとした者はあっさりと仕置き教師と思われる男達に追い返され、泣いている生徒もサタンの足の爪が ゆっくりと教室内を眺めまわし始めると泣くのをピタリと止め、教室内には先程よりも深い静寂が訪れた。 「さて諸君」 ゆっくりとサタンの足の爪が口を開く 「久し振りだな、憶えてもらえているようで嬉しい限りだ」 言葉とは裏腹に全く嬉しく無さそうな口振りに、生徒達は身を硬くする。 「こうして私が戻って来たのはな、諸君に教え残した事があることを思い出したからにほかならない」 生徒達の間にざわめきが起きる。 どうせまともな用件のわけが無いのは皆分かっている。 どんなひどい事をやらされるのか、早くも生徒達に諦めの表情が浮かんできていた。 「フッフッフ、そんなに怯えなくても良い。私は諸君に勉強してもらいたくて散々お仕置きをしてきた、 その甲斐あって君達の進学率は上々だったようだな。それはそれで喜ばしい、だが私自身が君達に大切な事を 教えられなかったことが心残りとなっていたのだ」 大切な事って何という囁きが教室のあちこちから聞こえてくる。 それを楽しむかのように元学園長はゆっくりと語りだす。 「大切な事とは、人間の本質に関する重大事項でね」 サタンの足の爪は教室の中を眺め回す。 「ふうむ、何人か休んでる生徒がいるようだが」 と担任教師に咎めるような調子で尋ねる。 「いえ、そのまだ受験が残っている生徒が何人か居りまして、あと体調不良の者なども・・・」 担任教師が答えると、元学園長は不満気に呟く 「体調不良か、なるほどな」 「あの学園長、あまりその、勝手な事をされるのはですね、私の査定にも・・・」 担任がそう小さな抗議を試みると、元学園長はそれを睨みつけ、横に立つ仕置き教師に命じた。 「黙らせろ」 男達は担任教師のほうへ素早く移動すると、ためらわずに担任の腹を2発3発と殴りつける。 くの字に折れ曲がったところにさらに一撃を喰らうと担任教師は崩れ落ち、気を失ってしまった。 生徒達は突然の暴力に凍りつき、言葉を発することさえ出来ない。 その反応に満足そうな表情を浮かべサタンの足の爪は再び喋りだす 「では、早速始めるとするか。だがその前に、私の授業では女子のアシスタントを必要とするのだが、 誰か協力してくれるものはいないか」 そう言って教室中を見渡すが、当然のように誰も目を伏せ手を挙げようとしない。 「おや、誰もいないのか。遠慮しなくていいんだぞ。ではこちらから指名させてもらうとしよう。 女子で出席番号の一番若い者、出てきなさい」 しかし生徒の中に反応はない。 「休んでるわけではあるまい、早くしないと大変な事になるぞ」 そう言われて一人の女生徒が手を挙げる。 「ほほう君か、どうだねみんなの為に協力してくれないかね」 「あ、あの・・・」 女生徒はどうしていいか分からず口篭もってしまう。 どうせ元学園長のする事などまともな事のはずがない、それが分かっているだけに答えようがなかった。 「さあ、前に出てきたまえ。それともいやなのかね」 「あ、あ・・・」 少女は抵抗することもできず、サタンの足の爪の魔力に引き寄せられるかのように教室の前へと歩き出す。 少女が教壇の前に脅えながら立ち尽くすとサタンは満足そうに言う 「それでは、とりあえず制服を脱いでもらえるかな」 元学園長のその言葉は当然のように予想されたものだったが、少女に従えるはずもなく、恐怖を浮かべたまま 震えるばかりだった。 「どうした、みんなの為なんだぞ」 「で、出来ません」 少女は必死の思いで告げる。 「ほう…そうかね。しかし、それでは私の授業が始まらん、他にやってくれる生徒もおらんようだし、 仕方ない甚だ不本意だがここは一つ仕置き教師の諸君に手伝ってもらおうか」 サタンの足の爪のその言葉に男達がずいっと一歩前に出る。 それを見て女生徒の口から悲鳴が漏れる 「い、いやあー」 その声をきっかけにしたかのように教室の前後から仕置き教師たちが女生徒に向かって迫り寄る。 今まさに仕置き教師の手が女生徒に掛かろうとしたその瞬間、 教室の中に高らかな声が響き渡った。 「教育に名を借りたハレンチ行為、正義の名の元に許すわけにはいかない!」 凛とした声とともに窓ガラスのカーテンに人影が映る。 「まぼろしパンティか」 息巻く学園長。その口振りからは、まぼろしパンティの登場を歓迎するようにも聞こえる。 「まぼろし、さっさと姿を見せるがいい」 「ふっふっふ」 カーテンの影の声の主は不敵に笑うと勢い良く飛び出し、女生徒を捕まえてる仕置き教師の1人の鳩尾に重いパンチを ぶち込みノックアウトしてしまった。 「なっ!」 突然の事に言葉を失うサタンの足の爪、その現れた声の主の姿は彼の想像していた人物では無かった。 「け、けっこう仮面か!い、いや違う、まぼろしパンティでもない。き、貴様は誰だ」 予想していなかった展開に動揺する元学園長、その姿は先程生徒達に睨みをきかせていた事が信じられない程の うろたえぶりだった。 確かにその声の主の格好はけっこう仮面にも似ていたし、まぼろしパンティに近い所もあるがどちらとも違うものであった。 頭に被っているマスクはけっこう仮面に似ていて目だけ出ている覆面に耳のようなものが付いている。 違いは色くらいで、けっこう仮面のマスクが赤いのに対してこちらはピンクといえるような薄い赤色だった。 身に付けているのはけっこう仮面の全裸、まぼろしパンティのパンティ一枚に対してこちらは真っ赤な ブラジャー1枚だけであった。けっこう仮面がブラジャーを着けた格好が一番近いだろう。 手足を覆うのはまぼろしパンティとそっくりなブーツとグローブで、首からは真っ赤な長いマフラーがたなびいている。 このマフラーが裸の股間を隠すのに一役買っていた。 サタンの足の爪がけっこう仮面やまぼろしパンティに間違えるのも無理はない、それぐらい見た目の印象が似ているのだ。 またその均整のとれた体つきや豊かなバストやヒップもそれら2人を想像させるのに十分といって余りあった。 「名乗る程の名前では無いが、どうしてもと言うなら教えてやろう。クライム学園の平和を守る、 愛の戦士まごころブラジャー!」 「まごころブラジャーだと!」 「そのとおり。サタンの足の爪、教育に名を借りたハレンチ行為許すわけにはいかないわよ!」 啖呵を切った、まごころブラジャーと名乗る人物は、素早い動きで残ってる仕置き教師に向かっていき、一番近くにいる 仕置き教師の顔面に体重の乗った見事な右フックをくらわせる。 吹っ飛ぶ仕置き教師を見て残りの教師たちは声を荒げて襲ってくるが、まごころブラジャーは華麗なフットワークで かわし切り、逆に腹部や顔面に激しくパンチを繰り出す。 教師達の攻撃はまるで当たらず、ただサンドバッグのように殴られるばかりで、先程まであれほどえらそうに威張ってた 仕置き教師達がどんどん情け無く見えてくる。 勿論相手が強いというのもあるのだが、どうやらこの教師達自身の強さも大した事が無いようで、見る間に化けの皮を 剥がされていった。 まるで敵わないと見るや教師達はとたんに逃げ出そうとし始め、入り口のドアに殺到する。 醜い争いが繰り広げられる中、逃げ遅れた仕置き教師の一人がまごころブラジャーと対峙してしまった。 「どうする、あなたも逃げる」 そう言われその仕置き教師はやけくそになったように叫びながら、まごころブラジャーに向かっていく。 「無駄なあがきを。喰らうがいい、必殺おっぴろげカカト落とし!」 そう叫び、まごころブラジャーはスラリと伸びた見事な脚を頭上まで上げ、仕置き教師の頭頂部にブーツのかかとを 振り下ろす。 仕置き教師の視界には本来見せてはいけないはずのところが飛び込んできた。 ゴスッという鈍い音が響き渡る。 「ま、満足…」 そう言い残し仕置き教師は笑みを浮かべたまま気を失った。 まごころブラジャーは一人残されたサタンの足の爪の方を振り返る。 サタンの足の爪は予想外の出来事にどうすることも出来ず固まってしまっていた。 「ふふ、どうするの残りはあなただけよ。随分質の悪い仕置き教師達を雇ったのね、お金が無かったのかしら」 そう言うまごころブラジャーに一言も返すことが出来ない元学園長。 「くそう、こんな筈では無かったんじゃ、こんな筈では」 そう小さな声で言うと、次の瞬間叫び声を挙げ両手を振り回しながらサタンの足の爪は、まごころブラジャーに 突進して行く。 まごころブラジャーは、まるで闘牛をしてるかのようにその突進をあっさりとかわす。 元学園長は打つ手無く何度も何度も同じ突進を繰り返すしかなかった。 まごころブラジャーもかわし続けていくうちに馬鹿らしくなったのだろう最後には 足を引っ掛けてサタンの足の爪を転ばそうとした。 バランスを崩したサタンの足の爪がもがきながら倒れていくその時 サタンの足の爪のもがいた手がまごころブラジャーのマスクの耳の部分を握り締めた。 「しまった!」 まごころブラジャーが声を上げた時にはすでに遅く、倒れ込んだ元学園長の手の中にはまごころブラジャーのマスクが しっかりと握られていた。 惨めに倒れたサタンの足の爪だったが、自分の手に握られている物を知ると、一も二もなく振り向いた。 自分の野望を砕いた者の素顔が見られるのかと思ったからだ。 しかし、そこで彼が見たものは単なる素顔よりも、更に歓迎出来るものだった。 そこには口に手を当て固まってしまった、まぼろしパンティがいた。 もっともまぼろしパンティといっても上半身はブラジャーを着け、下半身はボトムレスという本来の彼女とは正反対とも いえる格好だったが、目元をくり抜いたパンティを被った姿は間違いなくまぼろしパンティその人であった。 けっこう仮面のマスクの下に用心のため被っていたまぼろしパンティのマスク、生徒達に正体がばれずに済んだが サタンの足の爪の前では何の効力もない、このままサタンの足の爪が彼女の正体を告げてしまえば同級生達みんなに 自分のやってきた事がすべてばれてしまう。どうしていいか分からず寿々美は動けなくなってしまった。 「おやおや、まごころブラジャーを一皮剥いたら、まぼろしパンティ君が現れてくるとはどうしたことだ、 すっかり騙されてしまったよ。まぼろし君も意地が悪い。早く言ってくれればいいじゃないか。」 そういうサタンの足の爪にはあっという間に自信と余裕が戻ってきていた。 それもそうだろう、全く手も足もでない謎の覆面美女が、あっという間に正体を握っているまぼろしパンティに 変わってしまったのだから。飛んで火に入る夏の虫も極まれりといったところだ。 「あ、あ …」 満足に声も出せないまごころブラジャーことまぼろしパンティ。そこには怯えの表情すら浮かんでいる。 生徒達には状況が飲み込めていなかった。 まごころブラジャーと名乗る正義の味方の正体が実はまぼろしパンティだと知り驚きはしたが、 それなりに納得できるところもあった。あんなに見事な体を持ち、それをあれ程露にして正義の為に戦える女性が それほどいるとも思えない。 それよりも生徒達の腑に落ちないのは、まぼろしパンティとなった途端にサタンの足の爪との力関係が ひっくり返ってしまったように見える事だった。サタンが急に自信を取り戻したのもおかしいし、 まぼろしパンティがまるで攻撃できず固まってしまっているのも変である。 そのままサタンの足の爪を叩きのめしてしまえばいいではないかと多くの生徒が思った。 「ふふ、生徒諸君も不思議そうな顔をしているようだし教えてやろうか、私とこのまぼろしパンティ君の関係を」 サタンの足の爪のその物言いに教室の中に小さな動揺が走る。まぼろしパンティもなにか言おうとするが声にならない。 「私はな、かつて学園長だった時、このまぼろしパンティ君のパンティの中を拝ませてもらったのだ、 勿論上と下両方とものな」 教室の中を先程とは比べ物にならない衝撃が走る。 まぼろしパンティがその素顔を元学園長に見られていたとはどういう事だという驚きが生徒達の間に広まる。 「成績があまり良くない生徒達に愛の鞭としてお仕置きをしようとしていた所にいつもの様にこのまぼろし君が妨害に 来てな、それまでは寛容に許していたがさすがに腹に据えかねてその時は仕置き教師のみんなに協力してもらい まぼろし君を捕らえた訳だ。そしてハレンチな格好で学園の風紀を乱し、教育指導の邪魔ばかりする輩にお仕置きを してやったのだ、パンティを両方脱がせてな。」 サタンの足の爪の勝手な言い草だったが、誰も文句を言うことが出来ない。 「ま、その後ちょっとしたトラブルで私はこの学園を去らなければならなくなってしまったがね」 自嘲気味に笑う元学園長だが、そこには圧倒的優位に立っている者の余裕が感じられる。 「あの時も2度と学園の教育活動の邪魔をしないようにとお仕置きしてやったのに、今日もまた私の教育活動を邪魔しに 来るとはどういうつもりかね、しかも御丁寧に別人のフリまでして。まだお仕置きが足りなかった様だな」 「あ、あ …」 怯えを隠せず立ちすくむまぼろしパンティ、そこには先程までの颯爽とした姿はどこにもなかった。 「他人の名を騙り、教育活動を邪魔しようする者がどうなるか、生徒諸君に教えてやろうではないか。 だが、私も一片の優しさくらいは持ち合わせているつもりだ、まぼろしパンティ、君に選択の自由を与えてやろう」 話が見えていない生徒達とまぼろしパンティを尻目にサタンの足の爪は続ける 「選びたまえ、この場で自らの素顔を晒すか、晒さずにお仕置きを受けるか」 「そ、そんな」 どちらとも呑める要求ではない、しかし元学園長に重大な弱味を握られている事実は変えようもなく、 まぼろしパンティは震えながら立ち尽くす。 「どうした、私は難しい事を言ってるかな、もっと簡単な方がいいのかね。ではこうしよう、そのマスクを脱いで正体を 晒すのがいいか、晒さない方がいいか。どっちだね」 「う・・・」 「なんなら私が選んでやってもいいが、どうするね」 サタンの足の爪の自信に満ちた態度に押され、まぼろしパンティには抗うだけの余裕が無くなってきていた。 なおもサタンの足の爪の追撃は続く 「さあ、これぐらいは答えてもらわないとな。あと5秒だけ猶予をやろう。5、4、3、」 サタンの足の爪の好き勝手なカウントダウンに慌てるまぼろしパンティ。このままだと正体をバラされてしまいかねない。 それだけは藤寿々美として避けなければならないことだった。 元学園長のカウントが1になった時、苦悶の表情を浮かべたまぼろしパンティが声を発した 「正体をバラさないでください」 それは生徒達には聞こえないくらいの小さな、泣きそうな声だった 「あん、聞こえんなあ。被ってるものを脱がされたいのかね、脱がされたくないのかね」 「・・・脱がさないで下さい」 声を震わせながら必死の思いでまぼろしパンティはそれだけを口にした。それはどう見ても敗北宣言に違いなかった。 勝ち誇った様子でサタンの足の爪は言う 「そうかね、まあ私も男だ約束は守ろう、この場で君のマスクを脱がす様な真似はしないことを誓う。 だがその分きっちりとお仕置きを受けてもらおう、まぼろしパンティ君」 「そ、そんな」 教室の中を不穏な空気が満たす。 どうして正義の味方であるまぼろしパンティがお仕置きを受けねばならないのか、生徒達はその理不尽さに怒りを 覚えていたが、誰もそれを口にすることが出来ない。 教室を包む空気に皆呑まれてしまっていた。 かつてまぼろしパンティがサタンの足の爪に敗れていたという事実が生徒達に重くのしかかると同時に これから起こるであろうことに対する不謹慎な好奇心のようなものも生まれつつあった。 「ふふ、ではまず、そのまぼろしパンティらしくない格好をやめてもらおうか」 「ど、どういう」 「分からんかね、そのブラジャーを脱ぎたまえと言ってるんだよ」 「そ、そんな」 「恥ずかしがる事ではないだろう、以前はトップレスで戦っていたんだからな」 「くっ」 元学園長の言うことはその通りであったが、今この同級生達が見つめるなか身に付けている唯一の下着を脱ぐことは とても出来る事ではない。 「なんなら私が脱がしてやってもいいんだが」 そう言ってサタンの足の爪はまぼろしパンティの背後に意地悪く回りこもうとする 「わ、わかりました、脱ぎます」 慌ててまぼろしパンティはそう口にしてしまう。言う通りにしないと何をされるか分からないという恐怖に 包まれつつあった。 ゆっくりと両手を背後に回し、まぼろしパンティがブラジャーのホックを外そうとする。 ”プツン。” ホックを外した途端まぼろしパンティのバストが溢れるように飛び出してくる。 必死に手で押さえるまぼろしパンティ。最近のバストの急成長でサイズの合うブラが無くなってしまっていたのだ。 必然的に寄せて上げる効果を強調した形になっていたのだが、ブラジャーをはずしてもバストの見事な形は崩れもせず、 むしろさらに大きくなったように見えた。 まぼろしパンティはブラジャーを片手で押さえながらもう一方の手で肩紐を下ろしていく。 「ふふ、無駄なことをしているな、まぼろし君」 元学園長の軽口だが、まぼろしパンティにはとても一気に脱ぐことは出来ない。 しっかりとブラジャーを押さえながらゆっくり肩を片方ずつ抜いていく。 両方の肩を抜き終わるとまぼろしパンティはブラジャーを両手で押さえ立ち尽くしてしまった 「ほらどうしたね、早くそのブラジャーを取りたまえ」 まぼろしパンティの恥らう姿を楽しむようにサタンの足の爪は催促をとばす 「あぁ」 羞恥に満ちた声をあげまぼろしパンティはブラジャーを脱いでいく。左手でブラジャーを押さえ右手をブラの中に すべらせる、そして左手もバストを隠すようにしながらゆっくり下ろしていく。両手でバストを隠し終えると同時に セクシーな真っ赤なブラジャーが床にポトリと落ちた。 真っ赤なロングマフラーが胸元に下がっているが、谷間に納まってとても豊かなバストを隠す役には立ちそうもない。 まぼろしパンティの羞恥心に溢れた姿に男子も女子も興奮を隠せなかった。 「ふふふ、ではこれは私が預かっておこう」 そう言うとサタンの足の爪は床に落ちたブラジャーを拾い上げ上着の中にしまいこんでしまった。 「あっ」 唯一の下着を奪われ、動揺するまぼろしパンティに元学園長はさらに迫る 「さあ、何を手で隠してるんだね、いつも通りみんなの前に自慢のバストを披露したまえ」 「うっ」 ためらうまぼろしパンティをさらにサタンは攻め立てる 「君がそういう態度ならこちらも約束を守ってられなくなるが、構わんかね」 「わ、わかりました」 沈んだ声で答えるとまぼろしパンティはゆっくりと両手を下ろしていった。 生徒達からホーッという感嘆の溜息が漏れる。 それ程に素晴らしいバストだった。 垂れる様子など微塵も感じさせず、お椀型のバストが前方へと張り出し、柔らかそうで弾力に満ちていそうな膨らみの 頂きには小さめの綺麗なピンクの乳首が上を向いて乗っている。 大きさも形もまさに理想的。男子は欲情した目で女子も羨望のまなざしで恥じらいを隠せないまぼろしパンティの 芸術品のようなバストを見つめる。 「ああぁ」 生徒達の熱い視線に見つめられ、まぼろしパンティの口から吐息が漏れる。 「ほほう、以前よりかなり大きくなったようだな。誰かに揉んでもらってるのかね」 意地悪く元学園長が尋ねてくる。サタンの足の爪に掴まれて以来このバストに触れた者は誰もいない、 けれどもバストの成長を指摘されるのはとても恥ずかしく、まぼろしパンティはむきになって否定した 「そ、そんなことありません」 「そうかね、だが明らかにサイズが大きくなってるようだな、1カップか2カップはサイズアップしたろう」 元学園長の的確な読みにまぼろしパンティは答えられるはずもなく黙り込んでしまう。まさにサタンの足の爪の言う通り ブラジャーのサイズは1カップから下手したら2カップ大きくなっていた。 否定のない沈黙が肯定と同様の意味を教室の空気にもたらす。 その言葉だけで興奮してしまってる男子生徒もいた。 「さあ、次はその長いマフラーをどけてもらおうか」 「こ、これは」 「なんだね、前はもっと短いマフラーだったではないか。さっさとそのマフラーをどけてその下に隠してるものを 生徒諸君に見せてやりたまえ」 「あぁ」 マフラーの下におそらく何も着けていないのだろうということは、戦闘中に見えていたヒップの様子から生徒達にも 想像がついていた、しかし肝心のところは速すぎる動きとマフラーによって謎に包まれたままであり、生徒達の好奇心を より一層高まらせていた。 「どうした、何か見せられない深い事情でもあるのかね、さっきはあんなにおっぴろげてたじゃないか」 何かを知っているかのようにサタンの足の爪は言い、再びまぼろしパンティに近づいて行く。もしかすると元学園長は 先程の戦闘の最中にマフラーの下に隠された秘密を知っているのかもしれなかった。 いきなりサタンの足の爪はまぼろしパンティの赤いロングマフラーを捲り上げ、後方に流しやってしまった。 「キャッ」 慌てて股間を手で押さえるまぼろしパンティ。しかし当然のようにサタンの足の爪はそれを許さない。 「何を隠してるんだね、早く手をどかしたまえ」 「あぁ」 逆らう事など出来るはずもないのにまぼろしパンティは手をどかす事が出来ない。 「さあ」 元学園長の強い口調に怯えたようにゆっくりとまぼろしパンティの手が左右に開いていく 遮る物がなくなり、あらわになったまぼろしパンティの股間を目にし、生徒達からは驚きと興奮の声が漏れてきた。 正義の美少女まぼろしパンティの恥部にはヘアが一本も生えていなかったのである。 まるで幼女の様な無毛の股間に生徒達はとまどいを隠せなかった。 まぼろしパンティが生まれつきのパイパンであるのかそれとも自ら剃り上げているのか、事情が分らないので生徒達には 判断がつかなかったが、見事に成熟したまぼろしパンティの身体とその股間の佇まいのギャップはまぼろしパンティの 尋常ではない態度もあって淫麼なものを感じさせた。 そこにサタンの足の爪が悪意に満ちた言葉をかける 「おや、前に私が見せてもらった時にはここに可愛らしい毛が生えていたのにどうしたのかな」 「あ、あぁ」 答える事が出来ずまぼろしパンティは顔をそむける 「まごころブラジャーとやらになる為に自分で剃ったのかね、それともそういう趣味があるのかな、ふふ」 またしてもサタンの足の爪の言う通り、まごころブラジャーになる為に寿々美は自らの手で大事な所の毛を 剃ってしまっていたのだった それは前日の夜のこと。 噂が真実ならやって来るであろうサタンの足の爪に対抗する策として寿々美が考えついたのが 新たな仮面戦士まごころブラジャーだった。 マスクを自らの手で作り上げ、ようやく完成したまごころブラジャーのコスチュームで姿見の前に立った寿々美は、 その自らの股間の生々しさに赤面して顔を覆ってしまった。 寿々美のアンダーへアはそれほど濃い方ではなかったが、透ける様な白い肌との対比もあり、そこの部分だけが 浮いてしまい目をひくのは避けようがなかった。 (ああ、やはり私はけっこうのお姉様にはまだ追いつけない) そう思い途方に暮れてしまう寿々美。 (そうだ、ここの毛が無かったらこんなに恥ずかしくないかもしれない) 時間が無い事もあって寿々美の思考は自分でも抑えきれない方向に進んでいってしまっていた。 思い込んでしまうとそれが唯一の正解の様に思え、早速寿々美は浴室で自らのヘアを剃り上げた。 無毛となった股間でまごころブラジャーの衣装を身にまとい再び鏡の前に立った寿々美は満足そうに微笑んだ (これなら恥ずかしくない、チラッと見えても肌色の下着を着けてると思うかもしれないし) そうして寿々美は翌日のサタンの足の爪との対決を心待ちにしながら穏やかな眠りについたのだった。 自分ではおかしくないと思ってやったことだったが、こうしてクラス全員の前でサタンの足の爪によって指摘されると、 寿々美は自分のした事がとても恥ずかしい事に思えてしまい顔から火が出そうだった。 同級生の反応も寿々美の心を萎えさせる。 生徒達は元学園長の言葉から、まぼろしパンティが自らアンダーへアを剃り上げたらしいという事実を突き付けられ、 驚きの色を隠せなかった。 勿論まぼろしパンティの勇気や正義感については尊敬の念を抱いているし、その素晴らしい肉体は性別を問わず憧れの 対象となっていたが、いくら正義の為仕方なかったとはいえ自ら下の毛を剃るなどと生徒達の多くは信じられなかった。 そういう思いもあり生徒達のまぼろしパンティを見る目も単に美しい正義のヒロインを見ているというだけでは なくなってきている。 なにか憧れていたものに裏切られたかのような、失望感に似た感情が生徒達の間に生まれつつあった。 「うぅぅ…」 うめき声とともに一番最初にまぼろしパンティに倒された仕置き教師が目を覚ました。 「おう、ようやく目を覚ましたか。丁度いい、これからお仕置きの時間だ、もう一人も起こして早く手伝え」 サタンの足の爪が機嫌良くそう言うと、起きたばかりの仕置き教師は全裸で立たされているまぼろしパンティを見て目を 丸くした。 「これは一体…」 「ぼうっとしてないでとっとと動け」 「は、はい」 訳のわからぬまま仕置き教師は笑顔を浮かべ気絶しているもう一人を起こした。 手下が起きてきたのを見届けサタンの足の爪は本格的なお仕置きの開始を告げる。 「さあ、まぼろし君覚悟はいいかな」 そう言って元学園長は手下2人に指示を出す。2人の仕置き教師はまぼろしパンティの横に立つと、そのすらりと伸びた 腕を一本ずつしっかりと抱え込んだ。 「な、何を」 慌てるまぼろしパンティしかしその抵抗は弱々しい。 「君がお仕置きを受けやすいように彼等に手伝ってもらうのだよ文句あるまい、君はお仕置きを受けて当然のことを したわけだしな」 「そんな」 抗うまぼろしパンティだったが、両腕をとられ十字架に張り付けられたようなポーズをとらされている姿は明らかに 敗北者であり今まさに堕ちようとしている雌奴隷であった。 「では始めようか」 そう言いサタンの足の爪はまぼろしパンティの背後に回り込むといきなりその豊かなバストを鷲掴みにする。 「きゃあー」 ひと際高いまぼろしパンティの悲鳴が上がる。 「ホッホ、素晴らしい揉み心地じゃないか、柔らかくって張りがあって、こりゃたまらん」 嬉しそうな声を出して揉みまくるサタンの足の爪の手の中で揉まれるままに形を変えるまぼろしパンティのバスト、 それを仕置き教師も生徒達もじっとりとした目で見つめている。 散々揉みまくった後サタンの足の爪は、どこからともなく生徒達には見慣れない物を取り出した。 それはうずらの卵を少し伸ばしたような形の物からコードが伸びていてその先には四角い箱が付いているピンクの 物体だった。 「これが何か判るかな、諸君には少し難しいか。これはなピンクローターと言うものでな、このスイッチを入れると」 とサタンの足の爪は四角い箱についているスイッチの様なものをいれた、するとコードの先の卵形がジーという音を 立てて微かに振動し始めたのが生徒達にもわかった。 「さあ、これをまぼろし君に当てるとどうなるのかな」 そう言って元学園長はピンクローターの先端をまぼろしパンティの脇腹辺りに接触させる 「あぁ」 悲鳴がまぼろしパンティの口から漏れる 「ふうむ、まぼろし君はここが気持ち良いのかな」 「気持ち良くなんかありません」 気丈にも抵抗をみせるまぼろしパンティだったがサタンの足の爪はさらに嵩にかかって攻め立てる。 「ほうそうかね、ではここはどうかな」 などと言ってあちらこちらにピンクローターを当てていき、その度にまぼろしパンティは様々な反応を見せる。 その反応を確かめながらサタンの足の爪は次々別の場所にローターを当てていく。 「あ、あっ」 漏れ出るまぼろしパンティの声は次第に大きく艶を含んだものになっていく、それをサタンの足の爪は見逃さない 「どうしたね、気持ち良くなってきたようじゃないか」 「ち、違います」 「ほうそうかね。生徒諸君、君達に教えておいてやろう。女性はな、性的に興奮してくると乳頭が起ち上がってくるのだ。 どういうことかと言うと」 と言ってサタンの足の爪はまぼろしパンティの右の乳房を握りしめその先端を強調させる。 「見たまえ先が尖ってきてるだろう、これが気持ち良くなっている証拠なのだよ」 「そ、そんなことありません」 「まだそんなことを言うのかね」 そう言うと元学園長は勃っている乳首にピンクローターを押し当てた。 「きゃあぁ」 「どうだね、これでも気持ち良くないと言い張る気かな、ほれほれ」 「き、気持ち良くなんてありません」 弱々しく答えるまぼろしパンティ。生徒達から見てもその否定には無理があるように見えるほどまぼろしパンティの態度は 快楽に蝕まれているようだった。 「困ったもんだな、素直にならないとお仕置きは終わらないぞ。じゃあ更にいこうか、おい」 むしろ喜んでるような口調でサタンの足の爪は2人の仕置き教師に命令を出す。 2人の仕置き教師は黙って頷くと、まぼろしパンティを抱え上げ教卓の上に座らせた。 「な、なにを」 「決まってるだろう、君には更なるお仕置きを受けてもらうはねばならん。さあ広げてやれ」 サタンの足の爪の声を受け、仕置き教師達はまぼろしパンティの脚を抱え左右に開こうと力を入れる。 「い、いやあ、やめて」 まぼろしパンティは必死に声を上げ抵抗しようと力を入れるが、快楽責めの所為もあってか、力が入りきらず 徐々に見せてはいけない谷間が生徒達に晒されようとしていた。 「さあ、無駄な抵抗はやめたまえ」 「いやあぁ!」 抵抗虚しくまぼろしパンティの脚はこれ以上開かないと思えるほどに開かされてしまった。 生徒達の間からは感嘆の声や興奮の声、驚きの悲鳴など様々な感情が漏れ聞こえてくる。 男子は初めて見る異性の性器に、女子も同性とはいえはっきりとは見る機会の無い、しかも無毛の局部に視線は 釘付けだった。 「ほっほ、こりゃまたおっぴろげたな。可愛らしい綺麗なおマ☆コじゃないか」 「いやあぁぁ!見ないでえぇ」 叫ぶまぼろしパンティ、その瞳にはうっすらと涙が浮かんでいる。 「見ないでもなにもこんなにおっぴろげられてはなあ。おや、少し花びらがほころんでるではないか」 元学園長の言う通りまぼろしパンティの秘部は湿り気を帯び、本来ならピッタリと閉じている筈の唇はほころびを見せ 中の薄いピンク色を覗かせてしまっていた。 「しかもなんだか湿っているではないか、ほれ」 そう言ってサタンの足の爪はまぼろしパンティの恥部を指でいじくり始める。すると汁気を含んだクチュクチュという音が 教室の中に響き渡っていく。 「やめてえぇぇ」 「やめてというが君のここがこうなってるのがいかんのではないか」 更に刺激を与え続けるサタンの足の爪、まぼろしパンティの口からは羞恥を含んだ喘ぎにも似た声が漏れてくる。 「生徒諸君にもよく見てもらおうか」 サタンの足の爪の指がまぼろしパンティの大陰唇にかかり左右に大きく広げられると、中に隠されていたピンクの粘膜が 生徒達の視線に晒された。 「いやあぁぁ」 まぼろしパンティの嫌がる声に聞く耳をもたず、サタンの足の爪は更なる仕置きを与えようとする 「さあ、お仕置きの続きだ」 再びサタンの足の爪の指先にはピンクローターが握られ、そのターゲットは大きく開かれたまぼろしパンティの股間に 絞られる。 ピンクローターは大陰唇をなぞり、小陰唇を刺激していく。 「あ、あぁっ」 「どうだね、気持ち良いだろうが」 「・・・」 「黙り込まれても困るな。では諸君にとっておきの事を教えてやろう。女性の肉体で最も敏感な部分についてだ。 それがここだ」 そう言い元学園長が指し示すのは開かれている秘裂の上端、ふっくらと膨らんだ部分だった。 「ここがクリトリスと呼ばれる部分でな、ここをこう刺激すると」 サタンの足の爪のピンクローターが陰核に押し付けられるとまぼろしパンティの口からは今まで聞かれなかったような 大きな嬌声が飛び出した。 「ひあぁぅ!」 「ほっほっほ、更に皮を剥いてやるとな」 サタンの足の爪の指先がまぼろしパンティのクリトリスの包皮をクルリと剥き下ろし、敏感になったその部位に 更なる振動を加える。 「あぁ、あひゃぅ」 「このように、大いなる快楽に包み込まれるわけだ。どうだね、まぼろし君さすがに気持ち良いだろうが」 「あっ、あっ、あおぁぁ」 「しっかり答えたまえ、答えん限りやめてやらんぞ」 「・・・き、気持ちいいです」 「ふふ、とうとう認めたな。生徒諸君もよく見ておきたまえまぼろしパンティの本当の姿を」 「も、もう許して・・・」 「はっはっは、まだまだこれからが本番ではないか」 「そんな・・・」 愕然とするまぼろしパンティを尻目にサタンの足の爪は再び剥き出しのクリトリスにピンクローターを押し当て 微妙な振動を加える。 「ひやあぁぁぁぅ、だめぇぇぇ!」 はしたないほどの声を上げるとまぼろしパンティは全身を強ばらせ一気に脱力してしまった 「おやおや気持ち良すぎたようだな。今日の所はこの位にしといてやるか」 そう言ってサタンの足の爪と仕置き教師は教室から、ぐったり気を失っているまぼろしパンティを残し、 あっさりと立ち去った。 残された男子生徒達が性欲を抑えきれず、まぼろしパンティに襲いかかる姿を想像し、邪悪な笑みを浮かべながら…。 ***完