平成14年4月12日・初版

まぼろしパンティ外伝・「謎の女教師の巻・後編」/中円寺・著

N県にある進学校、クライム学園。 この学園に女教師紅谷恵子が赴任して来てから数週間が経とうとしていた。 その美貌と行動力で一躍、恵子は教師の中でも一目置かれる存在となり、生徒からも教師からも大いに人望を集めている。 その恵子が夜の学園を1人、歩いていた。 クライム学園では全ての教師が月に何度か当直をしなければならない決まりになっている。当然、恵子といえども 例外では無かった。 と言っても、恵子はあらゆる格闘技を体得しているので、そこら辺の軟弱な男性教員よりよっぽど強いのだが。 そしてこの夜は恵子の赴任して来てから3度目の当直日であり、今、恵子は誰もいない校舎を巡回中であった。 犯罪発生率が急激に上昇しているとはいっても、毎日毎日事件が起きている訳でも無く、起きるとしても校舎の中で 起きることは稀な為、恵子もそれ程気を張って巡回している訳では無い。 そして、巡回も終わろうかという時、どこからか聞いたことのあるメロディが聞こえてきた。 「な、何」 さすがの恵子も動揺した様子で辺りを見回す。すると今度は声が聞こえてきた。 「自らの本性を隠して生徒や教師をたぶらかし、更には私の正体を暴こうとしようとする卑劣な悪徳教師、紅谷恵子」 「まぼろしパンティね、飛んで火に入る夏の虫よ。さっさと姿を見せなさい」 恵子はまぼろしパンティが現れるのを予想してたかのようで、余裕を取り戻し闇に向かって声を上げる。 突然、恵子の背後に人影が飛び降りてきた。 「このまぼろしパンティが許しはしない!」 そう言って現れた人影はパンティをマスク代わりに被る見間違い様のないスタイルをしており、まぼろしパンティである事は 確かめる迄もなかった。 身に着けてるのはサイドが紐状になっているパンティと真っ赤なロングブーツ、ロンググローブ、それに首に巻いた 赤いネッカチーフだけである。文句のつけようも無い素晴らしい肉体を惜し気も無く晒している姿は、薄暗い廊下にあっても まばゆい程であった。 「そっちから現れてくれるなんて都合が良いわ。この場で貴女の正体を暴かせてもらうわよ」 「そうはいくもんですか。そっちこそ、この学園から出ていってもらうから覚悟なさい」 「出来るものならやってみなさい。でも私は強いわよ」 「問答無用!」 そう言うのと同時に、まぼろしパンティは恵子の側頭部めがけハイキックを放つ。 恵子は辛うじてその蹴りをブロックするが、強烈な衝撃に足元がふらついた。 まぼろしパンティは続けざまに強烈な蹴りを繰り出す。 なんとか恵子がその連続攻撃を防ぎきると、今度は恵子が攻撃に転じた。恵子はパンチでまぼろしパンティのボディや 顔面を狙う。 しかしまぼろしパンティも全ての攻撃を防ぎきった。 暗がりの中一進一退の攻防が続く。 だが次第にまぼろしパンティの攻撃が恵子に当たり始める。 苦しげな様子を見せ、恵子は大きく一歩後退した。 「なかなかやるわね。こんなに強いとは思わなかったわ」 そう言うと恵子はいきなり廊下を逃げ出した。 「あ、待ちなさい」 まぼろしパンティも慌てて恵子の後を追う。 豊かな双乳が押さえるものも無いまま揺れてしまうので走り辛そうではあるが、まぼろしパンティも遅れる事無く 恵子の後を追い掛ける。 恵子は必死に走りなんとか振り切ろうとしている。ひたすら走っているうちに恵子の足は地下に、あの仕置き部屋の方角へと 向かっていた。 「墓穴を掘ったわね、そっちは行き止まりよ」 まぼろしパンティはそう言って、更にスピードを上げる。 まぼろしパンティが仕置き部屋に辿り着くと扉は開け放たれていた。用心して中を覗き込むが明かりはつけられておらず、 暗闇が広がるばかりである。 「隠れても無駄よ、さっさと出てきなさい」 そう言いながらまぼろしパンティは仕置き部屋の中へと歩を進めた。 その足取りは紅谷恵子に対する怒りに満ちている。 部屋の半ばまで進んだところで、まぼろしパンティの耳に聞き覚えのあるメロディが飛び込んでくる。 「こ、このメロディは!」 暗がりの中で目を凝らすまぼろしパンティに声が聞こえてきた。 「自分の正体をばらされない為に、善良な女教師に暴力を振るおうとする正義の味方の風上にもおけないその態度」 「ま、まさか」 まぼろしパンティに動揺が走る。それは彼女にとって特別な意味を持つメロディであった。 「このけっこう仮面が許さない!」 その声と共に部屋の中にスポットライトのように明かりが灯り、1人の全裸の女性が現れる。 その人こそ、かつてまぼろしパンティの窮地を救ってくれたまぼろしパンティ憧れの人物。 まぼろしパンティに良く似た赤のブーツとグローブ、特徴的な全頭マスクにたなびくマフラー。 まぼろしパンティ以上に肉感的なボディ。 それはまさしく、けっこう仮面であった。 「け、けっこうのお姉様、ど、どうして・・・」 言葉をなくす、まぼろしパンティ。それも仕方の無い事だろう。かつて自分を救ってくれたけっこう仮面が自分に 敵対しようとしているのだから。 「まぼろしパンティ、自分の胸に聞いてみるがいい。思い当たる事があるだろう」 「嘘、お姉様が私にそんな事言う筈が無い・・・」 苦悩するまぼろしパンティは、ある結論に辿り着いた。 (私を助けてくれた時、お姉様は6人いたわ。でも今は1人だけ。ということは・・・) 「分かったわ、あなた偽者ね。お姉様の名を騙ってるのよ」 と言ってまぼろしパンティはけっこう仮面の格好をした人物を睨み付ける 「このけっこう仮面すら疑うとは、やはり貴女にはお仕置きが必要ね」 そう言ってけっこう仮面らしき人物は指を鳴らした。 すると、どこからともなく目の前のけっこう仮面とそっくりな姿をした人物が5人同時に現れる。 同時に仕置き部屋の照明が一斉に点灯した。 「け、けっこうのお姉様が6人、それじゃあやっぱり・・・」 「分かってもらえたかしら、私達が偽者などでは有り得ないことが」 最初に現れたけっこう仮面が口を開く。その自身に満ちた喋り方に疑う余地など見出せなかった。 次々に、その他のけっこう仮面がまぼろしパンティに声をかける。 「貴女には期待していたのにこんな形で裏切られるなんてね」 「頼りになる後輩が出来たと思って、胴上げまでしてあげたけど見込み違いだったわ」 「あの事件の後、犯罪が起きても姿を見せないし」 「見せたと思ったら私利私欲の為なんて」 「正義を守る者としての自覚に欠けてるとしか言い様が無いわね」 次々と言葉がまぼろしパンティに投げ付けられる。そして再び最初に現れたけっこう仮面が言う。 「貴女には私達が罰を与えるわ、心して受けて頂戴」 「ま、待ってお姉様」 「貴女にお姉様なんて呼ばれたくないのよ」 「受けたくないと言うのなら、力づくで受けてもらうまでね」 まぼろしパンティの言い訳には聞く耳を持たず、6人のけっこう仮面は、まぼろしパンティの周りを取り囲む。 「あ、ああ・・・」 周囲を見回すばかりでどうして良いか分からないまぼろしパンティに四方八方から攻撃が飛ぶ。 それは太股を軽く蹴る程度のものだったが、あらゆる方向から放たれる為、防ぎようがなかった。 「ほらほら、少しは抵抗してくれないと愉しみがないわ」 「ひ、卑怯よ6対1なんて。正々堂々、1対1で勝負したらどう」 まぼろしパンティがそう叫ぶ。憧れる人物の変心を信じたくはなかったが、このままでは本当にやられてしまう。 一か八かの賭けだった。 「1対1なら勝てる気、その思い上がりを叩きのめしてあげなくちゃね」 そう言ってけっこう仮面の1人が一歩前に出る。おそらく最初に現れたけっこう仮面だろう。 「あなた達は下がって見てて、手は出さないでいいから」 そう言って他のけっこう仮面を下がらせ、まぼろしパンティと1対1で正対する。 「もし貴女が私に勝てたならそのまま解放してあげるわ。勿論私が勝ったら罰を受けてもらうけど」 「その約束守ってもらうわよ」 そう言うとまぼろしパンティは一気に攻撃に出た。速くて重いハイキックを、躊躇なくけっこう仮面に向かって放つ。 憧れの人に対するためらいを見せている場合では無かった。 最初の一撃をけっこう仮面は辛うじてかわす。体勢が崩れているところに次々と、まぼろしパンティの攻撃が襲ってくる。 それでも、けっこう仮面は全ての攻撃を防ぎきった。 2人は間合いを取り対峙する。 「なかなかやるじゃない、パワーもスピードも合格点だわ」 「そんな余裕をいつまで見せてられるかしら、あなたの必殺技は私には効かないのよ」 まぼろしパンティがけっこう仮面を挑発する。自分の実力がけっこう仮面に通じていることを肌で感じた所為もあるだろう。 「必殺技ってこれの事かしら」 そう言ってけっこう仮面はいきなり大股を広げ飛び上がった。 「おっぴろげジャーンプ!」 まぼろしパンティの面前にけっこう仮面の女性自身が飛び込んでくる。その予想外の事態にまぼろしパンティは 声を上げ、目を瞑ってしまった。 辛うじて床に転がってけっこう仮面の攻撃をかわしたが、まぼろしパンティには動揺の色が浮かんでいる。 「どうしたの、効かないんじゃなかったのかしら」 「い、今のは油断しただけよ」 「そう、じゃあこういうのはどうかしら」 そう言ってけっこう仮面がパンチを繰り出してくる。その速さと正確さにまぼろしパンティは防御するだけで精一杯だった。 「隙あり!」 そう言いながらけっこう仮面の左手が、まぼろしパンティが履いているパンティの紐の結び目を掴み、引っ張る。 「あっ!」 まぼろしパンティは慌てて右手でほどけた結び目を押さえた。そうしなければパンティは、あっと言う間に落っこちて しまっただろう。 「ふふ、いい様ね。その格好で私に勝てるかしら」 追い討ちをかけるようにけっこう仮面の攻撃がまぼろしパンティを襲った。それは大した威力では無かったが、 右手と右足を満足に使えない状態ではかわしきれず、ダメージを受けてしまう。 何とかしようとまぼろしパンティは距離をとってパンティの紐を結ぼうとする。しかしけっこう仮面はそれを許さない。 「そうはさせないわよ」 けっこう仮面は、まぼろしパンティの両肩に掴みかかると柔道の大外刈りのようにして投げ飛ばす。 「きゃあぁ」 まぼろしパンティは勢い良く床に叩きつけられてしまった。 「勝負あったようね。じゃあ罰を受けてもらうわよ」 「ま、待って」 苦しげに呻くまぼろしパンティを無視するように、けっこう仮面は残りの5人に合図を送った。 あっという間に5人のけっこう仮面がまぼろしパンティの周りに集まってくる。 けっこう仮面はそれぞれまぼろしパンティの両手足に取り付くと一気に抱え上げ仕置き台の上に載せてしまう。 まぼろしパンティが取らされているポーズはまさにアウシュビッツオペレーションにおいて罠に嵌って取らされてしまった ものと同じポーズだった。 両手両足をしっかりと固定されこれでもかというほどひらかされてしまっている。 「や、やめて、離して」 「駄目よ。貴女にはきっちりと罰を受けてもらわなくちゃ」 「お願い、これからはちゃんと正義の為に頑張るから」 「もう遅いわ、貴女の所為で事件の被害者になった人達の事も考えたらどう」 「そ、そんな」 「貴女が引き蘢ってしまったのには同情するわ。でもそれを乗り越えなければならなかった時に貴女は 自分の殻に閉じこもってしまった。貴女の正義の味方としての覚悟が足りなかったとは言えないかしら」 「で、でも」 なんとかけっこう仮面に分かってもらおうと口を開こうとするまぼろしパンティだったが、けっこう仮面に言われた事は もっともであり、核心を突いていたので、何を言えばいいか言葉に詰まるばかりだった。 「諦めなさい、悪いようにはしないから」 そう言ってまぼろしパンティと対決したけっこう仮面がゆっくりと近付いてくる。どうやら、このけっこう仮面が 6人の中でもリーダー格のようだった。 「ふふ、いい格好ね。邪魔っけな物を取っちゃいましょうか」 けっこう仮面の手が、まぼろしパンティが履いているパンティのサイドの紐へと伸びる。 「いや、やめて」 両サイドの紐が同時にほどかれた。パンティは辛うじて落ちずにいるが、吹けば飛んでしまいそうな程の危うさだった。 「じゃあ貴女の恥ずかしい所がどうなってるか見せてもらうわよ」 「ダメぇぇ」 まぼろしパンティの悲鳴が響く中、けっこう仮面がゆっくりとパンティをめくり降ろしていく。 徐々にまぼろしパンティの黒い翳りがあらわになってくる。 「見えてきたわよ、何だか黒いものが」 そして遂にパンティの生地が全てめくり降ろされ、まぼろしパンティの秘部が6人のけっこう仮面の前に晒されてしまった。 「ほうら、おっぴろげちゃったわよ」 「これがまぼろしパンティのアソコなのねぇ」 「綺麗なもんじゃない」 けっこう仮面達は思い思いのことを口にする。 「いやぁ!見ないでぇぇ」 まぼろしパンティは手足をばたつかせ、懸命に見せないようにしようとするが、しっかりと抱え込まれている為、 殆ど動かす事も出来ない。そうする間にリーダー格のけっこう仮面がグローブをはずし小さな袋を取り出してくる。 「叫んでも無駄よ。それじゃあ、お仕置きを始めようかしら」 「お願い、許して」 「駄目だって言ってるでしょう」 そう言ってけっこう仮面は、まぼろしパンティの首筋に手を伸ばす。繊細なタッチでけっこう仮面の指先が まぼろしパンティの肌の上を滑るようになぞっていく。 「や、やめて」 まぼろしパンティは嫌悪の表情を浮かべて顔を背けようとする。 「お肌スベスベね、染み1つないわ」 けっこう仮面の指先はゆっくりと下方へと滑り降りていく。首筋から鎖骨を越え豊かな胸元へと、まぼろしパンティの 反応を確かめるようにしながらけっこう仮面の右手がより敏感な部位を求めていく。 胸の谷間をなぞり、円を描くように豊かな胸の丘を頂を目指して滑らかに登る。 「あぁっ」 まぼろしパンティの口から切ない溜息のようなものが漏れ始める。けっこう仮面の指先が遂に乳房の頂点に辿り着いた。 しかしまだ直接乳輪に触れたりはしない。その周囲をじっくりとじっくりとなぞっていく。 突然けっこう仮面はまぼろしパンティの左乳房を鷲掴みし、強弱をつけて握りしめた。 「格好良いバストじゃない、大きくて形も良いし触り心地も抜群だし」 「さ、触らないで」 「そんなこと言って、気持ち良くなっちゃってるくせに」 「そんな、なってません」 「そうかしら、乳首はすっかり勃ってきてるみたいよ」 けっこう仮面はまぼろしパンティの乳頭をはっきりさせるように握りしめた。確かにに示し出された所は、ふっくらと 勃ち上がってきているように見える。 「ほらこんなになってる」 「う、嘘よ」 「嘘じゃないわよ」 そう言ってけっこう仮面はまぼろしパンティの乳頭に軽く触れた。 「あっ」 まぼろしパンティの身体がビクッと反応する。 「ふふ、敏感ねぇ」 けっこう仮面の指が更に大胆にまぼろしパンティの乳頭を刺激しだす。撫で回すだけでなく指先で摘んだり、 コリコリと捻り始めるとまぼろしパンティはそれまで以上の反応を見せてしまう。 「こっちもね」 更にけっこう仮面はまぼろしパンティの右乳房の乳頭にも指を伸ばし、左右同時に刺激を加える。 「あぅ」 堪らずまぼろしパンティが声を上げる。けっこう仮面の右手はそれだけでは満足しないかのように、下へ下へと 滑り降り始めた。 左手でまぼろしパンティの右の乳頭を刺激しながら右手は脇腹や臍の周囲を優しく撫で降りる。 まぼろしパンティの反応も微妙ではあるけれども確実に高まっていく。 そして、とうとうけっこう仮面の指先がまぼろしパンティの草叢に辿り着いた。 けっこう仮面の指が櫛で梳くかのように柔らかにまぼろしパンティの陰毛を撫でる。 「全然縮れてないのね、貴女のヘアって。量も多くないし、意外と幼い感じだわ」 「いやあぁ」 まぼろしパンティが羞恥の声を上げる。同性とはいえ今は敵である者に、本来見せるはずの無い所をまじまじと見詰められ、 品評を加えられるなどとは信じられないような屈辱であった。 「大丈夫よ、しっかり綺麗に撮ってあげてるから」 と言う声にまぼろしパンティが視線を向けると、そこにはカメラを構えたもう1人のけっこう仮面が立っていた。 いつから写真を撮られていたのかは分からない。それほどまでに周囲の事が目に入っていなかった。 「やめて、撮らないで!撮っては駄目ぇ」 「もう遅いわよ、一杯撮らせてもらっちゃったもの、貴女の恥ずかしいオマ☆コ」 カメラを構えたけっこう仮面が卑猥な言葉を口にする。 「いやあぁ」 叫ぶまぼろしパンティの瞳には涙が浮かび始めてきていた。 「いいじゃないこんなに可愛らしいんですもの。じゃあ、もっと見せてもらうおうかしら」 けっこう仮面の指は更に下へ、聖なる裂け目の回りをなぞり始めた。小刻みに振動を与えるようにしながら、ゆっくりと 上下動を繰り返す。 秘唇を何往復もしたけっこう仮面の指は、ゆっくりとその割れ目を広げ始めた。 「ああぁぁ」 小さく拡げられた割れ目の中はじんわりと潤みを帯び始めている。 「あら、ちょっと湿ってるみたいだわ」 そう言ってけっこう仮面は湿り始めた浅瀬をいじり始める。 「あうぅ」 まぼろしパンティの口から漏れるのは嫌がっているばかりの声ではない。いままで感じたことの無い快感が彼女を 包み込みつつあった。 けっこう仮面の指の動きに合わせるように淫らな音が響き始める。指の動きはその範囲を次第に拡大してきている。 そして、とうとうその指先が、まぼろしパンティの最も敏感な部分に辿り着いてしまった。 けっこう仮面は触れてるか触れてないかのデリケートなタッチで、まぼろしパンティのクリトリスを刺激する。 「あふぅぅう」 まぼろしパンティの声が一際大きく高くなった。体全体も跳ねるような反応を見せる。 「やっぱりここが一番気持ち良いみたいね」 けっこう仮面は全てを了解したような様子で両手を使い、で様々な愛撫を加えていく。クリトリスへの刺激も強く 細かくなっている。 まぼろしパンティも昂りを押さえられなくなってきているようで、淫らな声が次々上がりだす。 その秘唇は先程とは比べ物にならない程に潤んできており、いまにも滴り落ちそうであった。 「かなり濡れてきちゃったわ、本当感じやすいわねえ。これならもういいかしら」 そう言ってけっこう仮面の愛撫が一旦おさまった。 けっこう仮面は、まぼろしパンティから離れると小袋から棒状の物を取り出す。 まぼろしパンティは荒くなった呼吸を必死で整えようとしながら、けっこう仮面が取り出した物に目を凝らした。 「これが何か判るかしら」 と言ってけっこう仮面は取り出した物をまぼろしパンティの眼前にかざす。 「そ、それは・・・」 「何となくは判るでしょう。これはね男の人のおチンチンを模して作られた物よ、バイブレーターって言ってね」 けっこう仮面がスイッチのような物を入れるとそのバイブレーターが音を立ててうねりだした。 「ホラ、こんな風に動いたりするの」 けっこう仮面は楽しそうにバイブレーターを左右に振る。 「ねえ、貴女、処女なんでしょ」 唐突にけっこう仮面がまぼろしパンティに尋ねる。 「・・・・・・」 まぼろしパンティは頬を染め俯いて黙り込んでしまう。それは正に的確な指摘であったのだ。 「隠そうとしなくても良いわよ、見れば判るんだから」 けっこう仮面は微笑むような表情を目元に浮かべ、まぼろしパンティに諭す。 「それでね、今からこのバイブで貴女の処女を頂こうという訳」 「そ、そんな」 「仕方ないわよね、正義を裏切ったんだもの」 けっこう仮面はバイブレーターをゆっくりとまぼろしパンティの身体に這わせながら下へと向かわせる。 「いやぁ、許してぇ」 「大丈夫よ。痛いのは最初だけだから」 バイブレーターは遂にまぼろしパンティの秘密の花園に狙いを定めた。 「いやっ、いやあぁ」 まぼろしパンティはイヤイヤをするように首を振り必死に哀願するが、その思いは届くことはない。 「いくわよ」 けっこう仮面はバイブレーターを、潤んでほころんだまぼろしパンティの秘部にあてがった。 そしてじわりじわりと奥へと進ませていく。 「やっぱりきついわね」 けっこう仮面はそう言いながらも手を止めようとせず、ゆっくりゆっくりとバイブを押し込もうとする。 「ひいぃ、痛い、痛いィ」 まぼろしパンティの悲痛な叫びが地下室に響くが、けっこう仮面が操るバイブは止まることはない。 「あ、破れたみたい」 カメラを構えたけっこう仮面がそう言ってシャッターを押す。 レンズの先のまぼろしパンティの秘所からは処女喪失を告げる鮮血が滴りだしていた。 「本当だ。正義の味方、まぼろしパンティの決定的瞬間ね」 「バッチリ撮ってるからまかせといて」 「ふふ。泣いちゃってるわ、この娘」 6人のけっこう仮面は口々に好きなことを言いながら、処女を失ったばかりのまぼろしパンティの花園を じっくり観察している。 「きひいぃィ、痛い、お願い抜いて、それを抜いてぇ」 まぼろしパンティは痛みに耐えかねたように泣いて懇願したが、リーダー格のけっこう仮面は更にバイブレーターを 進めようとする。 「まだよ、もっと深く喰わえ込まなくっちゃ」 「ひいぃぃィィ」 まぼろしパンティの涙はマスクパンティの目の周囲もぐっしょりと濡らしている。 バイブレーターがこれ以上は進まないというくらい深く突き込まれ、ようやく進行が止まった。 「ここまでみたいね」 けっこう仮面の手がバイブから離れる。6人のけっこう仮面がまぼろしパンティを見詰めていた。 「どう、まぼろしパンティ。これが正義を遂行しようとする者に必要な痛みなのよ」 けっこう仮面がダメージを推し量るかのように、まぼろしパンティを覗き込む。 「貴女がこのまま正義の味方を廃業すると言うのなら、明日から私達がこの学園を守ってあげるけど、どうする」 「だ、誰があなた達なんかに。クライム学園を守るのは私よ」 「そうそう、その意気よ」 「見てなさい、今度は私があなた達の正体を暴いてやるから」 「ふふ、そうこなくっちゃね。藤寿々美ちゃん」 「えっ!」 突然、本名で呼ばれとまどう、まぼろしパンティ。けっこう仮面の手がまぼろしパンティのマスクにかかり、 ゆっくり捲り上げていく。 「だ、駄目ぇぇ」 それまで気丈に振る舞っていたまぼろしパンティだったが、秘部にバイブレーターを喰わえ込まされたまま カメラの前で素顔を暴かれるのは堪らなかった。 あっという間にマスクパンティが奪われてしまい、泣き腫らした素顔の藤寿々美が現れる。 「今度はまぼろしパンティとしてじゃなくて藤寿々美として撮ってもらいなさい」 けっこう仮面の手が寿々美の顔をカメラの方に向けさせる。 「いやあぁ、撮らないで、お願い撮らないでぇぇ」 「これぐらいで狼狽していたら、立派な正義の味方になれないわよ」 「いやあぁぁぁ」 なんとか顔を背けようとする寿々美だがけっこう仮面達はそれを許さず、真っ赤なネッカチーフを首に巻き、 ロングブーツとロンググローブをはめた藤寿々美の処女喪失を告げる写真がフィルムに定着されていく。 「も、もう許してえぇ」 寿々美は懸命に許しを乞う。けっこう仮面達はお互い顔を見合わせると小さく頷きあった。 「寿々美ちゃん、私達は貴女に痛みだけを押し付けるつもりはないのよ」 リーダー格のけっこう仮面が優しい声でそう告げる。寿々美は突然の事に頭が付いてゆかず、虚を突かれたようになった。 「もっと違う世界も見せてあげる」 そう言うとけっこう仮面達は一斉に寿々美に取り付く。 腕を抱えている者は片手で抱えたまま、もう一方で腋や乳房を愛撫し始め、脚を抱える者は片手で抱えたまま太股や ヒップを愛撫し始める。 リーダー格のけっこう仮面は秘部に刺さったままのバイブのスイッチを入れた。 その淫靡なる光景をカメラを構えたけっこう仮面が余す所なく写真に収めていく。 「ひあァぅぅ」 寿々美を今迄以上の快感が襲う。どんなに強い精神力の持ち主であっても5ケ所同時に性感帯を刺激されては 耐えきれぬものではない。 しかも寿々美はほんの少し前迄処女だったのである、このけっこう仮面による快楽地獄に抗えるはずもなかった。 寿々美の快楽を告げる声はどんどん大きくなっていく。 けっこう仮面達はその声を楽しんでるかのように様々な場所を刺激し続ける。 バイブを握るけっこう仮面が動き続けるそのバイブをゆっくりと前後に動かし始めた。 「あぁぅ、動かさないでぇ」 寿々美が朦朧とする中訴えるがバイブの動きは逆に大きくなっていく。 「ほうら、段々気持ち良くなっていくでしょう」 バイブレーターを抽送しながらけっこう仮面が囁く。寿々美は否定も肯定もできずにあられもない声をあげてしまう。 けっこう仮面はバイブを動かしながらもう一方の手で寿々美の陰核に手を伸ばす。片手の指で器用に包皮を剥きあげられ 直接的な刺激が寿々美を襲った。 「ひぁおぉォォ」 寿々美の声が信じられない程大きくなる。もはや正気を保つのも難しい程の乱れようであった。 「気持ち良いんでしょう、いいのよいくら声を出しても」 「も、もうダメぇ、おかしくなっちゃうぅ」 寿々美は殆ど無意識の中、夢中で叫ぶ。 けっこう仮面達も盛り上がりを見せ愛撫もどんどん過激になっていく。 「それがイクって感覚よ、頭の中が真っ白になっちゃうの。ホラ言ってごらんなさい、イクって」 けっこう仮面の攻めはこれでもかと言う程高まり、それに呼応するがごとく寿々美の声も今迄以上に昂っていった。 「ひ、ひいぃぃィィ」 「ほらイクんでしょう寿々美、イっちゃいなさい」 「あひぃィィ、イっちゃう、イっちゃうぅぅゥ!」 寿々美の身体が硬直しガクガクと痙攣し始める。 「ホホ、イったわね寿々美ちゃん」 けっこう仮面達はとどめをさすかのように更なる愛撫を一斉に加えた。 「ひおぉぅゥゥ」 寿々美の身体が緊張から一気に脱力してしまう。ぐったりとする寿々美に尚もけっこう仮面達は愛撫を続ける。 全ての動きが止まり部屋の中に静寂が訪れる。寿々美の顔にもけっこう仮面達の顔のも満足そうな表情が浮かんでいた。 「これで終わりじゃないわよ寿々美ちゃん、夜は長いんだから」 けっこう仮面達はそう言って艶然と微笑む。 その夜、地下の仕置き部屋からは悲鳴とも喜びともつかない幾つもの声が響き続けていた。 その数日後からクライム学園にまぼろしパンティが華麗な復活を遂げ、クライム学園には平和が訪れたという。 ***完