平成14年5月10日・初版

まぼろしパンティ外伝・「名探偵の逆襲の巻・第1章」/中円寺・著

N県にある進学校、クライム学園。 まぼろしパンティとけっこう仮面6姉妹の活躍によりクライム学園から学園長サタンの足の爪が姿を消し、学園には 平和が訪れた。 一般の生徒達は何が起きたのか知らなかっただろう、ただアウシュビッツオペレーションと呼ばれた最悪の仕置き刑が 発動された翌日から学園長及び仕置き教師達は姿を消してしまった。 そして、それまで学園犯罪をほとんど1人で解決していたまぼろしパンティも姿を見せなくなった。  クライム学園に平和が訪れ生徒達の雰囲気はサタンの足の爪が学園長であった頃とは比べものにならないほど 明るくなっている。 笑い声があちらこちらで聞かれるなどということは以前には信じられないことだったが、今ではどのクラスもうるさいほどの 賑わいをみせている。 だがその中にあって藤寿々美にだけは以前の明るさが見られなかった。 かつてははクラスにあって正義感の強い、皆の中心となる花のような存在だったのだが、アウシュビッツオペレーションの後 しばらく欠席が続き、再び登校するようになってからは笑顔を見せることはなくなり談笑の輪に加わることもなかった。 特に男子と口をきくことは皆無と言ってよい。 それまでは3年生になっても欠かさず顔を出していた部活動にも全く顔を見せなくなっていた。 それでも何かが寿々美を突き動かすのだろうか、寿々美は意識せぬままに身体を動かそうとしていた。 人目につかぬように山道をランニングしたり、警察署長である父親から貰った護身術の教則本に書いてある事を 実践してみたり、忌わしい記憶を振払うかのように人知れず汗を流した。 食欲が落ちていたこともあり、食は細くなっている。その所為もあるのだろう寿々美の身体は短期間に大きな変貌を遂げた。 もともとスタイルの良さは文句の付けようがなかったのだが、ここにきて更に大人っぽさが加わってきている。 二の腕や下腿は細く強く引き締まり、ウエスト周りも余分な脂肪が燃焼し大きなくびれが生まれていた。 かたや思春期の女の子らしさも失われた訳ではなく、太腿などは柔らかくムッチリとした充実ぶりを見せ、バストやヒップも 以前にも増してたっぷりと張り出してきている。 成長し切る直前の危うい魅力、果実が熟れる前の甘さと酸っぱさを同時に持ち合わせているような状態、そんな絶妙な バランスを今の寿々美は保っていた。 寿々美の肉体は日々成長を遂げていたが、しっかりと制服に包まれた肢体は、 表面的には目立った変化を浮き上がらせていない。 それでも滲み出てくる色気のようなものは押さえようもなく、男子も女子も様々な方法で寿々美と コンタクトを取ろうとし始めた。 なんとか寿々美に心を開いて欲しいと大勢の生徒が考えている。今の寿々美にはそれ程の魅力が備わっていた。 周囲の生徒達のそういった愛情溢れる態度に触れていくにつれ、寿々美の固く閉ざされていた心も徐々にだが 解きほぐされていく。 挨拶を交わすようになり、笑顔も戻り始め、 次第に以前の寿々美の明るさが戻りつつあった。 寿々美がかつての明るさを取り戻し、学園に完全な形で平和が訪れて数週間が経ったある夜、クライム学園女子寮に1人の 不審な男が訪れた。 父親が学園内の警察を栄転になってから、寿々美は学園の女子寮に入寮している。 それまでは父親と2人で徒歩5分ほどのところにある一軒家で生活していたのだが、さすがに一人暮らしは危険だという 判断から中途ながら寮生活を始めることにしたのだった。 クライム学園女子寮は豪華な作りでセキュリティ設備もしっかりとしている。規律もきちんと定められていたが寿々美に とって厳しいという程のものでは無く、女子同士の中で寿々美は寮生活を楽しんでいた。 そしてその夜、寿々美が自室で勉強をしていると軽くドアがノックされたのだった。 就寝時間も近付きつつある時間であったが、このくらいの時刻に友人達がいきなり訪問してくることは珍しい事ではなかったので 寿々美は無警戒にドアを開けた。 「はーい、誰?」 寿々美はそう言ってドアを開けた瞬間、凍り付いてしまった。 最初は目の前にいる人物を把握することができなかった。寿々美としては当然同級生の女子の誰かがそこにいるものだと 思っていたのに、そこに立っているのは風呂敷包みをぶら下げた汚らしい和装の男性だったのだ。ヨレヨレの帽子を目深に 被っているので表情は窺えない。 誰かが悪戯をしてるのかとも考えたが、それにしても様子がおかしい。 ゴミ捨て場のような異臭を感じ寿々美が口元に手を当てようとするのと同時にその人物の足がドアの中に差し込んだ。 「な、」 寿々美が声を上げる前にその和装の男は帽子を脱ぎはっきりと顔を晒す。 その顔を寿々美はしっかりと憶えていた。 「その節はどうも、お世話になったね」 男はニヤニヤと笑顔を浮かべ濁った声で挨拶らしきものを口にする。 「あ、貴方は・・・」 「思い出してもらえたかな、かつての名探偵、珍太一耕助を」 そこに立っている男は以前まぼろしパンティの正体を突き止める為にサタンの足の爪に雇われやって来た名探偵珍太一耕助に 間違い無かった。 この男の前でまぼろしパンティは敗走を余儀無くされ、藤寿々美としても全校の女子の前で下半身を裸に剥かれるという 恥ずかしめを受けている、忘れようとしても忘れられる顔では無い。 寿々美も一目見た瞬間から分かってはいたのだ。只身体が認めるのを拒んでいた、この男がこの場所に立っている事を。 まぼろしパンティの正体を掴む事に失敗した珍太一は、それ迄の捜査の違法性も取り沙汰され一気に名声を失い、 行方知れずになっていると寿々美は風の噂で聞いていた。 別の噂では逮捕され投獄されたのだという物もある。その男が目の前に立っている事実が寿々美を思考停止に追い込んでいた。 「ど、どうしてここに」 「こんな建物のセキュリティに探知されずに入り込むことなんて容易い事だよ、全国を放浪している僕にしてみればね」 そう言って珍太一は寿々美を見詰める。汚れた顔、まばらに伸びた無精髭、薄い眉毛の下の黄色く濁った眼、酒臭い息、 以前も小汚い外見だったが今はそれとは次元が違う。喋っている内容も一見理性的であるがその中にはある種の狂気が 含まれているようであった。 「ちょっとお邪魔させてもらうよ」 珍太一は寿々美の様子には全く構わず部屋の中に入り込み、ベッドの上に風呂敷包みを投げる。寿々美は動揺の余り あっさりと侵入を許してしまった。 「ほう、勉強中だったのかこれは失礼」 「出てって下さい、この寮は男子禁制です」 「そんな堅い事言うなよ、用事が済んだらすぐ出ていくさ」 「よ、用事って何ですか」 「御覧のように僕はすっかり落ちぶれてしまってね、ここらで名誉挽回といきたいんだよ」 「わ、私には関係が無い事だと思いますけど」 「そんなことは無いだろう、君が一言証言してくれればいいんだ、やっぱり私がまぼろしパンティでしたとね」 「わ、私じゃありません。その件は貴方の捜査ミスでもう決着がついた筈ですけど」 「オイオイ、本気で言ってる訳じゃ無いだろうね。あの時学園長が証拠物品を台無しにしてなければ、まぼろしパンティの 正体が突き止められていたのは間違いなかったんだよ、そしてそれは君だった筈なんだ」 珍太一は自信を持ってそう宣言する。寿々美は僅かに眼を逸らした。 「僕の自慢の太珍レーダーがまぼろしパンティと君が同一人物であると示したんだ、これ以上に信用おけるものは無いだろう」 「そ、その捜査方法が疑わしいって話が出てるらしいじゃないですか」 「そうかもしれないがね、でも君は知っている筈じゃないか僕の捜査の恐ろしさを」 そう言って珍太一はいきなり袴の股間部分をひろげ、先端がパラボラアンテナのようになっている太珍レーダーを 取り出し叫んだ。 「喰らえ、大回転太珍ウェーブ!」 寿々美は悲鳴をあげる間も無く眼を閉じ耳を塞いだ。 この大回転太珍ウェーブという技がどういう原理なのかは分からなかったが、視覚と聴覚の両方の作用によって意識を 失わされてしまうのではないかと以前の戦闘の経験から寿々美は予想していた。それ故寿々美は必死で両方を遮断した。 どれ位そうしていただろうか、下半身に違和感を感じて寿々美はうっすらと眼を開けた。 ぼやける視界の先に珍太一は立っていない。 背後に怪しい気配を感じ振り向くと、珍太一がスカートを捲りあげニヤニヤとその中を覗き込んでいる。 「普段は大人しいパンティをはいてるじゃないか」 「キャアァァ」 寿々美は悲鳴をあげスカートを必死に押さえた。 その下りきった両手を、珍太一はあっという間にひとまとめにして手錠をかけてしまう。手錠といってもプラスティック製の オモチャであったが、後ろ手にかけられたそれは寿々美の両手の自由を奪うには充分だった。 「はずしなさい!どういうつもり」 「僕はね、この学園でまぼろしパンティと柳生とか言う男子にしかさっきの技は見せて無いんだよ。なのにどうして君が 知ってるんだろうねえ」 「そ、それは・・・」 「柳生君にでも聞いていたのかな」 「そ、そうよ彼に教えてもらってたのよ」 「それにしては適確すぎる対処だったがねえ」 「こんな事をして只で済むと思ってるの、大声を出せばすぐにみんなやって来るんだから」 「それは困るな、仕方ないから今度こそ本当に受けてもらおうか」 そう言うと珍太一は再び自慢の太珍レーダーを握りしめ寿々美に向けた。 「大回転太珍ウエーブ!」 そう叫ぶと寿々美の眼前で珍太一の必殺技が放たれた。 腕の自由が奪われていて耳を塞ぐことが出来ない寿々美はきつく眼を瞑り意識を保とうとしたが、聴覚だけでも充分な効果が あるらしく、抵抗空しく寿々美の意識は次第に遠くなっていった。 気を失った寿々美は後ろ手に拘束されたまま椅子に縛り付けられた。 椅子は勉強机と揃いの物だが、肘掛けの付いた作りのしっかりした物である。その肘掛けの上に脚を乗せるようにして 寿々美は固定されていた。 オモチャの手錠をかけられた手は背もたれの後ろに廻されこちらもロープで固定されている。 上半身は特に縛られてはいなかったが下半身の固定と後ろ手の手錠によって寿々美の身体の自由はすっかり奪われていた。 今はまだ着衣に乱れはなく、ゆったりとした綿のシャツと膝丈のプリーツスカートという部屋着のままである。 ストッキングなどを穿いていないまぶしいばかりの生脚にロープが食い込み痛々しい。 長い睫毛に縁取られた目蓋はしっかりと閉じられたまま未だ開く様子は無い。 無理な姿勢の所為だろうか眉毛が苦しげにしかめられている。 眉毛の上にきちんと切り揃えられた前髪や、肩まで真直ぐに垂れている艶のある豊かな黒髪から洗いたてのシャンプーの 清潔な香りが漂ってくる。 その香りを楽しむかのように珍太一は大きく息を吸い込み満足げに吐き出す。片手には持参したのであろう缶ビールが 握られていた。 一仕事終えたかのようなリラックスしたムードを醸し出しているが、その目は血走り異常な光を放ってている。 この後に控えてる仕事が彼を昂らせているようだった。 やがて寿々美は悪夢にうなされるようにくぐもった声をあげ始める。 眉間に深い皺が寄り額に汗が浮かび出した。 唸るような声を上げ首を振りだす。 睫毛が震えだし、遂にその目蓋が開かれた。 くっきりとした二重瞼の下の大きな瞳は状況が理解出来ていないらしく中空を彷徨う。 その黒く澄んだ瞳の焦点が目の前の男に合った時、小さな悲鳴が上がった。 その悲鳴を嬉しそうな顔で聞きながら珍太一は腰を上げ、寿々美の顔を覗き込む。 「お目覚めだね、藤寿々美君」 「ち、珍太一さん、何の真似ですか」 「君がまぼろしパンティである事を認めてくれれば話は早いんだがなあ」 「違うって言ってるでしょう、早くほどきなさい」 「これでも僕は探偵の端くれだからね、きちんとした証拠を探そうと思うんだよ」 酒臭い息を寿々美の顔に吹きかけながら一方的に珍太一は話をして、部屋の中を漁り始める。 「やめて、人を呼びますよ」 「そんな事をするならまた太珍ウェーブを喰らわせるしかないなあ」 ニタニタと笑いながら珍太一は洋服箪笥を探っていく。 寿々美は言葉に詰まり、為す術無く珍太一を見ていた。 「こんな派手なパンティは校則違反じゃないのかね」 珍太一は下着の入ってる段を漁りながら彩りの派手な下着をかざす。 「やめて、そんな所見ないで」 寿々美は焦りを浮かべ声を上げるが珍太一は構わず奥まで手を伸ばしていく。 「おやぁ、これは何だろうねえ」 珍太一がそう言って取り出したのは、2つの穴がくり抜かれたパンティだった。 それは紛れも無く、まぼろしパンティのマスクである。珍太一は嬉しそうにそのパンティを寿々美に見せつける。 「そ、それは・・・」 「どうやらまぼろしパンティのマスクのようだがねえ」 「違います、そんなんじゃありません」 「ほお」 珍太一は納得した訳でも無いようだがあっさり引き下がり、箪笥の奥の探索を再開した。 「おや、今度は何かな」 そう言って珍太一は小型の衣装ケースの様な箱を見つけだし引っ張り出してくる。 寿々美は目を瞑り珍太一には判らない程度に天を仰ぐ。勿論寿々美にはその箱がどういう物なのか分かっていた。 珍太一は恭しくその衣装ケースの蓋を開く。 「ほほう、こんな物が出てきたよ」 わざとらしい口調で珍太一は言い、中に納められている物を取り出した。 その手には赤いロングブーツとロンググローブが握られている。 「これもまぼろしパンティの身に着けてる物に見えるがどういう事なんだろうねえ、藤寿々美君」 「そ、それは・・・」 「まさか、まぼろしパンティに憧れて1人秘かに真似していたとか言う気じゃあるまいね」 「そ、そうよ、その通りよ、彼女の真似の為なの」 「そんな言い草が通用すると思ってるかい。で、君はやはり、まぼろしパンティである事を認める気は無いと」 「人違いだって何度も言ってるでしょう。早くほどきなさい」 「ここまで明白な証拠があるのに諦めが悪いなあ。それじゃあ仕方無い最後の手段といこうか」 「な、何する気よ」 「決まってるじゃないか」 珍太一はヒヒヒと笑いながら寿々美に近付いてくる。 「何。近付かないで」 椅子に縛られて動けない寿々美の背後に珍太一が周りこんだ。 その手には厚手の手拭いが握られている。それを使って手早く珍太一は寿々美に目隠しをしてしまう。 「何よこれ、外して。外してよ」 「まあまあ、騒ぎなさんな」 珍太一は下卑た笑みで寿々美のシャツのボタンに指をかける。 意外にも滑らかな手付きで珍太一はボタンを外していく、上から1つ1つゆっくりと。 寿々美にもその行為は見えないながらもはっきりと伝わっている。寿々美は必死に暴れてなんとか逃れようとした。 しかし満足に身体を動かせないので珍太一にとって大した障害とはならない。 珍太一の指が胸元に辿り着き更に下へ下へと進んでいく。 ボタンを外している間、珍太一は他の所には触れようとしない。極めて理性的に振る舞っている。 僅かな衣擦れと寿々美の小さな悲鳴だけが室内を満たしていた。 「やめて、変な事しないで」 「ちょっと地味なんじゃないか、このブラジャー」 「み、見ないで」 珍太一はシャツの全てのボタンを外しきり大きく寛げると、寿々美の白いコットンブラに包まれた胸元をじっとりと眺める。 その視線は目隠しをされている寿々美にも痛い程分かり更に激しく身体をくねらせた。 「次はこっちだよ」 そう言って珍太一は寿々美のスカートを捲り上げた。飾り気のない純白のパンティがあらわになる。 「きゃあぁぁ」 「良い格好だよ寿々美君。でもまだまだ足りないなあ」 珍太一は机の上からハサミを見つけ出し手に取った。 目隠しをしている寿々美の顔の前にかざし空気を切る。 「やめて、こんな事して何になるのよ」 聞こえてくる音から寿々美にも珍太一が何をする気なのかは察しがつく。珍太一は答えずにキヒヒと笑いながら腹の上に わだかまっているスカートに手をかけた。 金属が布地を切っていく音が寿々美の耳に届く。 珍太一の手がどんどんスカート切り裂いていく。 肌に傷をつけないよう丁寧にハサミが動き、とうとう寿々美のスカートは完全に切り裂かれた。 只の布きれとなったスカートを珍太一は放り捨てる。 上半身のシャツは裏返されるようにして手錠の辺りに垂れ下がッている。 寿々美が身に着けているのはブラジャーとパンティだけとなってしまった。 「もう一声欲しいとこだねえ」 健康美に満ちた寿々美の下着姿を十分堪能した後、珍太一は再び動き出す。 珍太一の汚れた手がいきなり寿々美のブラジャーに包まれた胸を掴んだ。 寿々美の口から押し殺した悲鳴が漏れる。 珍太一は掴んだ手でブラの上から柔やわと揉みこんでいく。 「良い手触りだよ寿々美君」 「やめて、この変態」 「さて、邪魔な物はどけてしまわないとな」 そう言って珍太一はブラジャーの谷間部分にハサミを差し入れる。 「何をするの!」 「まぼろしパンティはこんな物着けてないからね」 ハサミがブラジャーの生地を両断した。 ブラは左右に跳ね開き、寿々美の裸の胸が飛び出してくる。 「いやあ」 張りのあるお椀型のバストが大きく揺れる。その先端には薄いピンク色の乳頭が可憐にのっている。 「うほほ、素晴らしい。素晴らしいぞお」 美味しそうな果実の様な2つの膨らみは白い肌の下にうっすらと青い静脈を浮かび上がらせている。 珍太一は涎を垂らさんばかりに目を輝かせ舌舐めずりした。 「おやあ、おかしいなあ。まぼろしパンティよりもおっぱいが大きいみたいだぞ」 「だ、だから別人だって言ってるでしょう」 「いいや、まだ分からないな」 珍太一の手が寿々美のパンティのサイド部分を軽く摘んで弾く。 「いよいよこれを切っちゃおうか」 「どうして、まぼろしパンティかどうか知りたいだけなら、必要無いでしょう」 「知ってるだろう寿々美君、僕はまぼろしパンティの下のパンティを脱がせた事があるんだよ。そしてその中身も すっかり見せてもらったんだ。比較すれば君がまぼろしパンティかどうか分かりそうなもんじゃないか」 「そ、そんな、見ただけで分かる訳ないでしょう」 「僕は名探偵だよ、1回見たものかどうかぐらいわかるさ」 そう言って珍太一はハサミの刃をパンティ生地の下に通す 「いや、やめてえ」 ハサミが閉じた瞬間、ゴムの入ったパンティのサイド部分が弾ける様に前後に縮む。 続けざまに珍太一は逆サイドにもハサミを入れ、寿々美の腰回りからゴムによる締め付け感が無くなってしまった。 いまや純白のコットンパンティは辛うじて寿々美の股間に乗っているだけになっている。 「あ、ああ」 「さあ、見せてもらおうかな」 「駄目よ、見ては駄目」 「ここまできてそう言う訳にもいかないだろう」 珍太一は笑いながらパンティの切断面を掴みゆっくり引き降ろしていく。 「いやあぁ、駄目え」 寿々美の声も空しく、パンティはすっかり捲り下ろされてしまい寿々美の秘部が珍太一の前に隠す物無く晒された。 「うほほ、なんと美しいオマ☆コだ、綺麗なピンク色じゃないか」 「駄目えぇ、見ないでぇ」 「いや、じっくり見て検証しないとなあ、ヒヒヒ」 「いやあァァ」 縮れの少ない薄いヘアを撫でるように珍太一が手を伸ばす。 「可愛らしいヘアじゃないか、まっすぐだし量も少ないし。そういやまぼろしパンティもこんなだったなあ」 「う、嘘よ」 「本当さ、この辺もこんな感じで色付いて無くてね」 そう言って珍太一は大陰唇の周りを指でなぞる。 「毛を剃ったら小学生でも通用するんじゃないかと思ったもんだよ」 「やめて、触らないで」 「こんな素晴らしいオマ☆コの持ち主が他にこの学園にいると言うのかい、藤寿々美君」 「そ、そうよ、私じゃないわ。早くほどいて」 「いやいや君の強情振りには頭が下がるよ。こうなったら無理矢理にでも言わせるしかないかなあ」 「な、何する気よ、目隠しを取りなさい」 「いやあ、もう少ししていてもらわないと」 珍太一はそう言いながら寿々美に近付いていく。 「な、何」 寿々美が不安に負け声をあげるとすぐに、珍太一のザラついた舌が寿々美の首筋を舐めた。 「きゃあぁ、何?!」 「いやいや、良い香りじゃないか寿々美君。お風呂上がりかな」 そう言って珍太一は寿々美の身体を舐め廻していく。寿々美の肌が唾液でベタベタになる。 「やめて、気持ち悪い事しないで」 「最初は気持ち悪くても、段々これが気持ち良くなっていくんだよ」 「なるもんですか、やめないと人を呼ぶわよ」 「呼ぶならもっと早いほうが良かったのに。今呼んだら君が恥ずかしい思いをするだけだぜ」 「くっ・・・」 寿々美は今、全裸なのだ。このまま助けに人が来たらこの姿を晒さねばならない。そして床にはまぼろしパンティの衣装が 転がっている。観る者が観ればどういう事なのか分かってしまうだろう。そうした噂はあっと言う間に学園中に 広まってしまうに違いない。 「そうそう大人しくしときなって。人を呼んだって僕はさっさと窓から逃げちゃうしね」 珍太一は再び寿々美の肌を舐め廻し始める。舌先は首筋から肩、二の腕と胸の間の腋の下辺りへと下がってくる。 「ひっ」 寿々美をくすぐったいような気持ち悪いような体験した事の無い感覚が貫き、思わず声が漏れてしまう。 珍太一の舌は胸元と二の腕を行ったり来たりする。じっくりじっくりと進むその舌は今まで寿々美が意識していなかったような ポイントまで攻め立て、寿々美の知覚を鋭敏に変えていく。 「くすぐったいかい寿々美君。次第にその場所が全て気持ち良くなっていくからね、楽しみにしてるといいさ」 「ならないわよ。馬鹿な真似をさっさとやめなさい」 「君がまぼろしパンティだという事を証言してくれればとっとと撤退するんだけどなあ」 「違うって言ってるでしょう。いい加減に諦めなさい」 「結論はもう少し僕なりの調査をしてからじゃないと」 珍太一の舌が乳房の周囲をなぞるように回りだす。寿々美の反応が益々過敏になり、そこが寿々美の弱点であることが あらわになってしまう。 「い、いやっ」 「まだまだ」 顔を寿々美の肌に近付けたまま珍太一が語りかける。その舌が次第に寿々美の左乳房の中心へと昇っていく。 「だ、駄目」 寿々美自身敏感な部分がどこなのかある程度は分かっている。だがこのままその部位を舐め上げられてしまったら 自分がどうなってしまうのか想像できなかった。 珍太一の舌先は頂点付近へじわじわと近付き、じらすように乳暈の周囲をなぞり続ける。 その微妙な感覚に寿々美は身をよじらせ苦しげな表情になる。 ついに珍太一の舌先が乳輪内部に乗り上げ、あと少しで乳頭に触れるという所を舐め上げだす。 「ひっ」 寿々美はまるで何かに恐怖するかのような声を上げる。 そしてとうとう珍太一の舌が寿々美の乳頭のその先端を突いた。 「あひぃっ」 寿々美の身体がびくりと跳ね上がる。寿々美の心拍数は上昇し肌も上気し始めていた。 「敏感だねえ寿々美君、気持ち良いならそう言っていいんだよ」 「そ、そんな事・・・」 「嫌なら言わなくていいけどね」 珍太一は突然に寿々美の左の乳首を口に含んだ。 「あぁっ」 堪らず寿々美は声を上げてしまう。 珍太一の舌は口の中で寿々美の乳頭を連打するかのように左右に弾いたり、上下に舐め上げ、時々掃除機のように 吸い上げたりもした。 「い、いやあぁぁ」 寿々美の声が今まで以上に高まっていく。 珍太一が寿々美の乳首から口を離す。寿々美の息は荒く乱れてしまっていた。 「どうだね、かなり気持ち良いんじゃ無いかね」 「うく・・・」 呼吸の乱れもあって寿々美は答える事が出来ない。 そんな寿々美を相手にする気も無いように珍太一の舌先は下へ下へと進み出す。 乳房の山を下り、肋骨を丁寧に舐め、脇腹、更にその下へと。 「いやぁ、駄目ぇ」 すっかり感覚の敏感になってしまった寿々美の肌はその全ての刺激に過剰なまでの反応をみせてしまう。 珍太一の舌の辿り着く先がどこなのか寿々美にも当然推測出来ていた。しかしそうなってしまった時、寿々美自身が どうなってしまうのかは全く想像の範囲外である。 「美味しいよ寿々美君の身体は。さあ、そろそろ大事なとこに着いちゃうぞ」 「だ、駄目ぇ」 再びじらすように珍太一は寿々美の太腿から腿の付け根辺りを丁寧に舐め始める。 「あ、あぁ」 耐え切れないかのような寿々美の声が部屋の中に響いた。 その間も珍太一の舌は何度も何度も敏感なラインをなぞり続ける。 そしていきなり珍太一が寿々美の陰毛をくわえた。 味わうようにゆっくり珍太一の顔が前後する。 「なんとも言えない味がするよ寿々美君」 薄い陰毛に顔を埋めながら珍太一が喋る。その息遣いすら寿々美の敏感な所を刺激した。 「い、いやあぁ」 「さあ、お待ちかねの場所に到着だ」 珍太一の舌先が陰毛をかき分け奥へと進む。唾液が恥毛の間を流れ出す。 「やめてえぇ」 唾液の流れを辿るかのように珍太一の舌はきわどい部分へと近付き、ついに恥裂の上端を捉えた。 そのままゆっくりと蔭裂をなぞっていき、それと共に寿々美の声は大きくなっていく。 「あ、ああぁ、駄目え」 「ひひ、何だろうねえこの味は」 ぴったりと閉じた秘裂が唾液に塗れた舌に舐め廻される。 唾液にまみれた花唇は唾液だけではない液体を分泌し始め、ほんのりと花びらがほころびだしている。 珍太一は口を付けたままヒヒヒと笑い、何度も何度も舐め廻した。 蔭裂の外側を舐め廻していた舌がついにその内部へと侵入し始める。 花唇の内側の縁をなぞりながらざらついた舌がゆっくりと上下する。 「いやあぁ」 寿々美は激しく首を振り嫌悪感をあらわにするが、秘裂の潤みは止めようも無く激しさを増していく。 とうとう珍太一の舌先は恐れていたポイントを捉えた。 尖った舌先は寿々美の最も敏感な部分、クリトリスを舐め上げる。 「あひいぃ」 寿々美の声が一層大きく高くなった。 舌先は適確に陰核を刺激し続ける。時折尖った舌がキツツキのようにクリトリスを突いた。その度に寿々美の身体は 敏感に反応してしまう。 「どうだい寿々美君、気持ち良いだろう、きひひひ」 珍太一はピッタリと口を秘唇に押し当て内側に舌を差し込みスクリューのように回転させる。 回転をとめるや否や今度は外気と共に蔭裂内部を吸い上げた。ブボボボといやらしい音が響き渡る。 「だ、駄目えぇ」 あまりの刺激に寿々美の意識はもはや朦朧とし始めてきている。 珍太一は一気に陰核をも吸い上げた。 「ひゃあぁぁう」 寿々美が一際大きな声を上げると、退くように珍太一は口を離した。 寿々美の秘所は愛液と珍太一の唾液とでぐっしょりと濡れてしまっている。 珍太一は寿々美の状態を確かめるかのようにじっくりと観察している。 寿々美は猛烈な快楽攻撃が止まった事にも気付かないほどに息を切らしてしまっていた。 「寿々美君どうだね、まぼろしパンティだと告白したくなったかね」 「あ、うぅ・・・」 「この状態では無理かな。こうなったらもっときつい一撃を喰らわせてあげないとな」 そう言って珍太一は新たな動きを見せる。 持ってきた風呂敷包みに手を突っ込み何やら棒状の物を取り出すと、寿々美の目隠しを外す為に近付いた。 汚れた手で丁寧に目隠しの布を解いていく。 寿々美の閉じた視界が明るくなる。 ゆっくりと眼瞼をあけた寿々美の目の中にニタニタと笑う珍太一が飛び込んできた。その手には怪しげな棒状の物体が 握られている。 「良い乱れっぷりだよ寿々美君。さてここで問題だ、これが何か判るかな」 珍太一の右手に握られている物が寿々美の眼前に掲げられる。 「そ、それは・・・」 「保健の時間に習わなかったかな。これは男性のペニスそっくりに作られていてね」 「ぺ、ペニス・・・」 「分かっているだろう、おチンチンだよ。君の大好きなチンポさ」 「な、何を」 「冗談だよ冗談。だって寿々美君は処女だものなあ」 「ど、どうしてよ」 「見るだけじゃ無く味見までさせてもらったからねえ、この名探偵にとっては証拠が充分過ぎるくらいだよ。 結論として君は間違い無く処女だね、違うかい」 「あ・・・」 「まただんまりかな。となると確かめる方法は1つしか無い訳だが」 珍太一は右手に握っている偽ペニスをひらひらと振る。 「その前にまぼろしパンティの正体について教えてくれれば、そんな無粋な事はしないんだけどなあ」 「くっ、」 寿々美は口を真一文字に結び黙り込んでしまった。自身の処女が風前の灯火という状況だったが、それでも自らの口から まぼろしパンティであると告げる訳にはいかない。 「言う気無し、か。その方が楽しめるっていうもんだがね」 珍太一は右手のペニス形の物体を舐め上げキヒヒと笑う。 「これはバイブレータ−って言ってね、スイッチを入れるとこんな風に動くんだよ」 そう言う珍太一の手の中でバイブレータ−と呼ばれた物は生きているかのように複雑な動きを見せた。 寿々美の顔が更に強ばる。一旦珍太一はバイブレーターのスイッチを切る。 「僕のチンチンはこの通りだからね、こいつに代わりをしてもらおうと思うんだ」 珍太一は寿々美の身体の中心線に沿ってバイブレーターを降ろしていく。 寿々美の恥丘や恥裂は淫らなまでにぐっしょりと濡れてしまっている、その場所を目指しててバイブレーターは進む。 バイブの先端が寿々美の柔らかな草叢の中に埋もれていく。 「あ、ああ」 口をしっかり閉じ耐えようとしていた寿々美が思わず声を漏らしてしまう。 「さあ覚悟はいいかな」 「や、やめて」 「駄目駄目、もう遅いよ。この儀式が終わってから再び告白を受け付けようかな」 珍太一の握るバイブの先端は花唇にゆっくりとめり込んでいく。 「い、いやあぁ」 耐え切れず寿々美は声を上げる。 珍太一が膣前庭辺りでバイブレーターを浅く動かすと、水っぽい音が上がった。 バイブの回転半径はある一点を中心に徐々に小さくなっていく。 その一点の上でとうとうバイブは動きを止める。 珍太一はその一点の奥にバイブをゆっくり押し込んでいく。 その一点こそが寿々美の処女穴、膣孔であった。 「ひ、ひいぃ」 寿々美は痛みと悲しみから上げたく無い叫びを上げてしまう。 そのきつさにバイブはなかなか先へ進まない。 「キツキツだねえ寿々美君、こうでなくっちゃ。さあ、いよいよいくよ」 珍太一の腕に力が入り、バイブレーターが奥へと突き込まれた。 「あひいぃぃぃ」 寿々美は歯を噛み締め痛みに耐えながら叫びを上げる。 バイブはゆっくりと奥へと進む。 寿々美の穢れ無き股間に純潔の終わりを告げる一筋の鮮血が流れ落ちた。 「ほっほっほ、藤寿々美処女喪失の瞬間だ。みんなに教えてあげないとなあ」 「い、いやあぁぁ、痛いぃぃ」 珍太一はバイブレータ−を徐々に大きく動かし始める。 「あぅ、う、動かさないでぇ」 「はっはっは、これが大人への階段だよ寿々美君」 寿々美の血と愛液にまみれた蜜壺を珍太一の操るバイブレーターが前後する。 「あおうぅぅ」 「さらにスイッチを入れてみると」 珍太一の親指が動き寿々美の中で更なる振動が始まると、寿々美の悲鳴も益々大きくなった。 珍太一は震えるバイブをグリグリとまだきつい膣内で動かす。 「駄目ええぇ」 寿々美の顔は涙で濡れそぼり、凛とした強さは影を潜め、はかなげな弱々しさが浮かんでいる。 珍太一は笑いながら恨みをはらすべく繰り返し繰り返し寿々美にバイブレーターを挿入していく。 「良い表情じゃないか。泣き顔も可愛いよ、寿々美君」 「ひゃあぁぉぉ」 「どうだい少し気持ち良くなってきただろう」 「あふぉおぉぉぉ」 「教えてくれる気になったかな、まぼろしパンティの正体」 「ひ、く・・・」 寿々美は懸命に声を上げまいと耐える。 「そうだろうねぇ、ここ迄きちゃったら言えないよなあ。心配しないで良いよ、こうなる事も予想して君にはもっと 面白い体験をしてもらおうと思って準備してきたから」 そう言って珍太一は激しく動かしていていた手を止め、バイブレーターから手を離した。 電源の入ったままのバイブが寿々美の蜜壺に突き刺さっている。 珍太一は持参した風呂敷包みをほどき、その中身をゆっくり取り出す。 意識が飛ぶ寸前の寿々美には珍太一が何をしようとしているのか全く分からない。 珍太一の復讐の第2章が幕を開けようとしていた。 ***つづく