平成14年5月17日・初版

まぼろしパンティ外伝・「名探偵の逆襲の巻・第2章」/中円寺・著

N県にある進学校、クライム学園。 早朝、まだ誰も登校してきていない時間、クライム学園の敷地内を校舎に向かって歩く4つの影があった。 4つの影は揃いのラガーシャツに揃いのジャージという格好で、どうやらラグビー部の男子部員であるらしい。 クライム学園は進学校ということもありそれ程体育会系の部活動が盛んな訳ではない。 ラグビー部もその例に漏れず部員数7名という弱小の部活であった。 だがその中にあってこの4名は殊勝にも朝練をしようという生徒達である。 といっても、この学園でそこまで部活動に熱心な者は、とても勉強が出来るかまるで出来ないかの2極化の傾向にあるのだが。 そしてこの4人は明らかに後者、勉強の出来ない集団に属していた。 そんな彼らの朝練は、朝練とは名ばかりの早朝に集まってジョギング程度に走った後は下らない事を喋って時間を 潰すといったものなのだった。 こんな朝練でもやるのとやらないのでは学園からの助成金に差が出るので弱小な部活としては仕方無くやっていると いったところである。 喋り飽きた4人は誰もいない校舎でも満喫しようということになり早々と球技場を後にし校舎へと向かっていた。 校舎が見えてきた時、校庭に何か異様な物が立っていることに4人組の内の1人が気付いて声を上げた。 「おい何だ、あれ」 その言葉でほかの3人も校庭の異常に気付く。 遠目に見るその物体は何か現代美術のオブジェのようであった。 「昨日まであんなの無かったよな」 その声に3人も無言で頷く。 4人の足は自然に速まり、急ぐように校庭に足を踏み入れる。 そこで目に入ってきたものを、4人は簡単に受け入れることが出来なかった。 校庭の真ん中に2本の木の柱が地面に刺さるように突き立てられている。 そしてその木の間に繋ぎ止められる形で女性らしき影が浮かぶ。 その女性はX字の形に手足を肩幅より開いた状態で左右の丸太に縛り付けられていた。 「何だよこれ」 1人が信じられないといった声を上げる。 「人形か?」 答えるようにもう1人が口にする。 「よく見ろよ、息してるみたいだぜ」 4人のうちの誰かが言うように、その人形めいた女性の胸や腹は微かに上下していた。 その女性は殆どヌードと言っていいほどに肌を顕わに晒している。 豊かな胸や腹部の透けるような白い肌がこれでもかと4人の目に飛び込んでくる。 下半身を辛うじてパンティが覆っているがそのパンティもサイドは紐のみという極端に面積の小さなハイレグパンティだった。 手足には真っ赤なロンググローブとロングブーツを身に付けており、マネキンのような印象を与えた原因の1つと言える。 頭部にはマスクのようなものを被っており顔の様子は窺えない。 どうやら目を閉じ眠っているようだった。 「見ろよこのおっぱい、でっけえ」 誰かが興奮した様子で口にする。 「大きい上に形も抜群だぜ。こんな乳、エロ本とかでも見たことねえよ」 彼らは学園の周囲に落ちていたエロ本を拾ってきては、部室に集まって鑑賞会のように廻し読んでいる。 そんな彼らにとってみても、目の前のこの繋がれている女性のプロポーションの素晴らしさは圧倒的だった。 大きくて張りのある乳房、その上に可憐にのっている薄桃色の乳首。 乳房の代償かのようにウエストはくびれを描き、パンと張ったヒップへと美しいカーブを描く。 すらりと伸びた手足はほっそりとしてそれでいてむっちりと色気を醸し出している。 滑らかな白い肌は朝日を浴び神々しいほどであった。 4人がその美身に目を奪われて続けている時、1人が傍に立てられていた立て看板に気付いた。 「何だこれ」 その声でようやく他の3人もその立て看板に目を向ける。 その立て看板には毛筆でこう書かれていた 『此の者まぼろしパンティ也、今般右の者風紀良俗を著しく乱した罪にて此処に磔刑に処す』 「難しくてよく分かんないけど、こいつはまぼろしパンティってことか」 「そう言われて見れば、まぼろしパンティの格好だよな」 「なんでまぼろしパンティがこんな目にあってんだよ」 「何か悪い事しちゃったんじゃねえの」 「それか悪い奴に負けちゃって言いたい放題言われてるとかな」 4人が思い思いに自分の意見や疑問を発しているうちに、まぼろしパンティとして断罪されてる女性が目を覚ました。 「きゃあぁ!」 自分の置かれている状況を理解するやその女性は悲鳴をあげた。 「あ、起きちゃったみたい」 4人のうちの1人が残念そうに口にした。 「あ、貴方達お願いほどいて、これをほどいて」 まぼろしパンティと書かれている女性は必死に4人に懇願し始める。 この屈辱的な状況を早く脱出したい様子が手に取るように分かった。 4人は顔を見合わせると、1人が口を開く。 「ねえ、あんたここに書いてあるけど本当にまぼろしパンティなの」 そう尋ねられ、女性は口籠ってしまう。 「そ、それは・・・」 「まぼろしパンティって割にあんたパンティ被ってないじゃん」 確かにこのまぼろしパンティであると指摘されている女性が被っているのはパンティではなかった。 パンティのような形はしていたが、それは金属で作られた頑丈そうな仮面である。 頭頂部に2つ髪を出す穴が開いており、眼の部分もまぼろしパンティのマスク同様に開口してあった。 そして顎の下にしっかりと金属製の止め具が装着されていて容易には外れないことを物語っている。                ・                ・                ・                ・                ・ 前夜のクライム学園女子寮、藤寿々美の部屋にて 寿々美の処女を奪った珍太一耕助は持ってきた風呂敷包みを解き、中に納めていたものを取り出した。 それは朦朧とする寿々美の目には鈍い光沢を放つヘルメットの様に映った。 「これは僕がなけなしの金をはたいて作らせた特注品でねえ」 珍太一は得意そうにその物体を抱えて寿々美に見せつけようとする。 「僕が太珍レーダーで得たまぼろしパンティの頭部データーを元に作ってもらったわけだよ」 珍太一は言葉の意味を理解させるかのように薄ら笑いを浮かべ寿々美を覗き込む。 「これが何を意味するか判るかな。つまりこの鉄仮面がぴったりの者こそがまぼろしパンティという事になる訳さ」 「そ、そんな」 「勿論、君のように僕の捜査方法に懐疑的な人々にとっては効力の無い物かもしれないがねえ」 「そ、そうよ。そんな物に証拠能力なんて無いわ」 「まあ、取り敢えず被ってみたまえよ」 そう言って珍太一はその怪しい鉄仮面を2つに割ると寿々美に被せようと近寄って行く。 「いや、やめて、そんな物」 「良いじゃないか、君がまぼろしパンティじゃないのなら被れない訳だし」 「いやあぁ」 寿々美は股間にバイブレーターが突き立てられてる事も忘れて激しく身を捩った。 珍太一はそんな寿々美にはお構いなく鉄仮面を被せていく。 寿々美の艶やかな黒髪を2つに分けると、鉄仮面に開いている穴に通し始める。 それが終わると2つに割った鉄仮面を再び丁寧に合わせていく。 鉄仮面はまるで寿々美の為にあつらえたかのようにぴったりと寿々美の頭部を包み込んだ。 「なんとまあ、ぴったりじゃないか藤寿々美君」 「ち、違う。ぐ、偶然よ」 「これもまた偶然かい、まあ良いけどね」 珍太一は鉄仮面の止め具を1つずつしっかりと止めていく。 「このマスクにはね、鍵が7つ付いていてね、それぞれが特殊な鍵だから僕以外にはまず外せないだろうな」 「や、やめて、外してえぇ!」 「せっかく作ったんだ、被り心地くらい教えてくれ給え」 珍太一は7つの鍵を全て掛け終えると寿々美の正面に立った。 「どうかな、まだ認める気にはならないかな」 「ち、違う、私じゃないわ。早くこれをとって」 「ここまで明白な証拠があるのにまだしらを切るその根性には感服するがね」 珍太一は再び風呂敷包みをまさぐり、得体の知れない物体を取り出す。 それは寿々美の股間に突き立てられているバイブよりはほっそりとした棒状の物体だった。 「やはり君の口から自白を引き出さないと僕としても納得できないからね」 珍太一は手に握った棒状の物体を軽く振る。それはクニャクニャと芯が無さげに揺れていた。 「もう少し虐めさせてもらおうかな」 キヒヒと笑いながら珍太一は寿々美の丸出しとなった股間を凝視する。 「な、何をするつもり。これ以上何かしてごらんなさい、絶対に貴方を許さないから」 「許してもらう気なんて毛頭無いよ。これから君のもう1つの処女も頂こうと思ってるんだ」 「な、」 「分からないかな、ここだよここ」 そう言って珍太一は寿々美の腰を引きずり出す。 寿々美の上半身は比較的緩やかに括られていただけなので、寿々美の上半身は仰向けに倒れる形となった。 股間ではアヌスまでもが丸見えとなってしまう。 「きゃあぁぁ」 「おほほ、こっちの穴も可愛らしいじゃないか、皺も殆ど無いぞ」 珍太一はしげしげと菊門を眺めた後、柔らかい手付きで寿々美のアヌスに手を延ばした。 「いやあぁ、触らないで。そんな所触らないでぇ」 「そんな所っていうのは君がウンチを出す、この穴のことかな」 「いやっ、やめてえぇ」 珍太一の指がゆっくりと菊穴の周囲をなぞり、中の粘膜を覗き込むようにくつろげ始める。 「中も綺麗なピンク色だ、ヒヒヒ」 「見ないでえぇ」 珍太一はゆっくりと人指し指を寿々美のアヌスに埋め込んでいく。 「うほっ、きついきつい」 「ひいいィィ」 今迄感じたことの無い異様な感覚が寿々美を襲い、寿々美の口から悲鳴が上がる。 珍太一は人指し指を第2関節迄埋め込むとじわじわと微妙な動きで寿々美を責め始めた。 「あひ、あひいィ」 「こんな感覚味わったことないだろう寿々美君。だが、まだまだ序の口だよ」 珍太一はそう言うと先程出した細い軟質の棒をかざした。 「ま、まさか」 「そのまさかだよ、当然じゃないか」 珍太一は人指し指を引き抜くと、代わりにその軟質棒を寿々美のわずかにほぐれた菊門にあてがった。 「いやあぁぁぁ!」 寿々美の悲鳴の響く中、珍太一の操るアナルバイブが寿々美の直腸を侵していく。 寿々美はその異物感に何度も嫌悪の声を上げた。 「ひい、ひいィィ」 「これで藤寿々美君の前後両方のバージンを頂戴したことになるのかな。だがこれからが本番だよ寿々美君、 白状するなら早い方が良いんじゃないかな」 「くっ、」 寿々美は苦痛に満ちた眼で珍太一を見る。だがまだその眼は敗北してはいなかった。 「素晴らしい精神力だねえ、だからこそ僕も楽しめる訳だから心から感謝するよ」 そう言うと珍太一はアヌスとヴァギナに刺さっている淫棒を両手で掴みリズミカルに出し入れし始めた。 「ひィ、ひョほおォォォ」 今迄以上の快楽電流が寿々美を貫く。もはや苦痛以上に快感が彼女を包み込み始めている。 「どうだい寿々美君、白状したくなったらいつでもどうぞ。早くしないと身体が壊れちゃうかも知れないぞ」 珍太一の操るバイブがより早く、より激しく動きだし、合わせるように寿々美の身体もビクンビクンと跳ね始める。 寿々美は消え入りそうになる意識で必死に耐えていた、なんとか自分の正体を口にしないように。 しかしどんな強い意志の力をもってしてもこの珍太一の快楽責めからは逃れられそうもない。 「あひィ、ひやあァァ」 「ほら言うんだ、まぼろしパンティの正体を」 珍太一の両手から繰り出される攻撃が最高潮に達した時、寿々美は自らの正体を告げる前に悲鳴を上げると共に意識を 失なってしまった。 寿々美の身体があまりの快楽に痙攣し始め意識を失ったことを見て取ると、さすがに珍太一も手を止めた。 「気絶してしまったか。まあいい次の作戦に移るだけだ」 不適に笑うと珍太一は気絶した寿々美を尻目に次なる仕置きの準備に取りかかるのだった。                ・                ・                ・                ・                ・ そして眼を醒ました時、 寿々美は2本の丸太の間に縛られていた 気絶している間に身に付けさせられたまぼろしパンティのコスチュームのままで。 今、まぼろしパンティの格好で吊るされてる寿々美の前に性欲が暴発しそうな4人組の男子学生が立っている。 血走った眼でまぼろしパンティの見事な肉体を隅々迄舐めるように見詰めていた。 「あんたがまぼろしパンティかどうかは俺達にとっちゃどうでも良いんだ」 4人組の1人が熱い視線を送りながら喋り出す。 「要はあんたは他人に言えないようなことをして捕まっちまい、その結果張り付けにされたってわけだよな」 他の3人も意思疎通がとれてるかのように黙って頷いている。 「そしてあんたをこんな目に合わせた奴が望んでるのは、こういう事なんだろ」 そう言うや否や喋っていた男子生徒がまぼろしパンティの左乳房にむしゃぶりついた。 「きゃあぁぁぁぁ!」 突然の出来事にまぼろしパンティの口から悲鳴が上がる。 「うおぉ、すげえ、柔らかくてマシュマロみてえだよこのおっぱい」 感無量といった面持ちでたっぷりとしたバストを揉みしだく男子生徒。 出遅れてなるものかと他の者達もまぼろしパンティの身体に群がっていく。 右の乳房にも早速飢えた獣のように1人の男子が取り付いた。 こちらも充分にバストを揉み込むと、いきなり可愛らしいピンク色の乳首に吸いつき始める。 まるで赤子のようにチュウチュウと勢い良く吸っている。 「いやあぁ、何するの、やめてえぇ」 まぼろしパンティは必死に身体をよじって逃れようとするががっちりと固定されていて逃れようがない。 その見事な身体を飢えた男子にいいようにいじられるしかなかった。 両方のバストを占領されてしまった残りの2人の男子生徒の標的は当然のように下半身に向けられた。 セクシーなハイレグパンティを凝視しながら上半身を受け持つ2人に声を掛ける。 「おい、後で交代しろよ。俺達はこっちを頂くからな」 そう言うともう1人と目配せをしてまぼろしパンティのサイド紐に取り付いた。 「いやあぁ、駄目えぇ!」 バストの同時愛撫を受け息も絶え絶えのまぼろしパンティが下半身の異変に気付き更なる声を上げる。 「いくぞ、せえの!」 まぼろしパンティの叫びなど全く気にせず2人は同時にサイドの紐をほどいた。 2人は紐を両手にしっかりと握りしめている。 「まだ手を放すなよ、じっくりいくんだからな」 「分かってるって」 2人はまるで打ち合わせでもしていたかのように息がぴったりだった。 ゆっくりゆっくり正面部分の布地だけをずり下ろしていく。 「いやあぁぁ」 「おお、マン毛が見えてきたぞ」 じわじわと下がりゆく布地の上端から柔らかな繊毛が顔を覗かせ始めていた。 バスト担当の2人も手は放さないながらも視線だけをまぼろしパンティの股間に集める。 4人の視線が集中する中、まぼろしパンティのヘアの生えっぷりが朝日のもと露わになっていく。 縮れの少ない薄い陰毛が4人の目に飛び込んでくる。 遂にパンティが全て捲り下ろされ、まぼろしパンティの股間の全てが明らかになった時、4人の口から驚愕の声が 飛び出した。 まぼろしパンティの陰裂には男性噐を模した白いバイブレーターが突き刺さっていたのである。 「おい、なんだこりゃあ」 声を上げた男子生徒がそのバイブの根元を掴みゆっくりと引き出していく。 愛液に濡れた模造男性器が4人の前に露わになる。 「こんなもんずっと喰わえこんでたのかよ、変態だな」 「これバイブレーターだろエロ本で見たことあるよ、すげえ」 「こうやられると気持ち良いんだろ」 バイブをにぎった男子がゆっくりと出し入れし始める。 「ああぁ、やめてえぇ」 「やめてぇとか言ってよ、グッショリじゃねえか。知ってんだぜ、女が股濡らすのは気持ち良い印だってな」 「ち、違う・・・」 「何が違うんだよ、この変態女」 男子生徒の抽送が激しくなる。 「あひいィィ」 まぼろしパンティの声もそれにつれどんどんあられも無いものになっていく。 パンティの紐をほどいた男子の1人がヒップに回り込んだところ更なる発見をした。 「おい。この女、ケツの穴にも何か喰わえこんでるぞ!」 その声に全員が一時手を放し、まぼろしパンティのヒップを覗き込みに来る。 その清らかな菊門からアナルバイブが少しだけ顔を覗かせていた。 「マジで変態だよこの女」 「ケツの穴もかよ、すげえ」 「ケツの穴も気持ち良いのかな」 1人が疑問を投げかける。それを確かめるように発見した生徒ががアナルバイブを出し入れする。 「どうなんだよ、気持ち良いのかよ」 「あひ、あひいィィ」 余りの刺激と屈辱の為寿々美は口をきく事ができない。 「こうやってやられるのが快感なんだぜこの女」 「遠慮せずにやっていいってことだな」 「そういうこと」 4人は勝手に結論付けると再び各々の持ち場に戻り、思うがままにまぼろしパンティを嬲りだす。 同時に4ケ所を攻撃されると処女を失ったばかりの寿々美は耐えきれずにはしたない声を上げてしまう。 「ひほぉぉ、やめてえぇぇ」 左のバストを愛撫しまくっていた男子が思い付いたように口にする。 「お前どんな顔してんだよ、見せてくれよ」 そう言うと鉄仮面に手を掛ける。 「ひっ、」 まぼろしパンティの口から一瞬嬌声が止み恐怖に満ちた悲鳴が漏れる。 「何だよこれ、すっげえ頑丈じゃねえか」 必死に外そうとするが鉄仮面は全く外れる様子が無い。 「ちきしょう外れねえや。なあそっちと替わってくれよ」 あきらめた男子生徒は股間に陣取ってる男子に声をかけた。 「ええ、もうかよ」 「いいじゃん、またすぐ替わるから」 「しょうがねえなあ。ま、いっか。俺もおっぱい吸いたいし」 軽口を叩き合いながら男子生徒達はポジションをチェンジする。 4人は玩具を与えられた子供のようにまぼろしパンティの肉体に夢中になっていた。 股間のバイブを手にした男子はエロ本から得た知識を確かめるかのように、じっくりと、まぼろしパンティの女陰を 観察していく。 「すげえ、マン汁垂れ流しじゃねえか。えっと、ここが膣孔だろ。で、ここが 小陰唇。そしてここがクリトリスっと」 そう言って男子生徒はまぼろしパンティのクリトリスを軽く摘んだ。 「あひゃあぁぁぁ」 途端にまぼろしパンティが今迄以上に声を上げる。 「へへ、ここが女の1番の性感帯ってのはほんとみたいだな、ほれほれ」 調子に乗って男子生徒はクリトリスを更にいじり、その度にまぼろしパンティは悲鳴にも似た声を上げる。 「だ、駄目えぇぇ」 その声に刺激されたかのように右のバストを揉んでいた男子生徒がジャージを引き下げ屹立したペニスを取り出した。 「も、もうたまんねえ」 そう叫ぶとペニスをまぼろしパンティの太腿にすりつけはじめる。 「うほお、気持ち良いいい!」 「お、俺も」 残りの3人も勢い良くジャージを下げると天を向くペニスを取り出した。 ある者は自らの手でしごきながら、またある者はまぼろしパンティの身体になすりつけるようにして快楽を貪っていく。 そうしながらも、まぼろしパンティの身体を責める事を止める事は無い。より強く責める手に力がこもっていった。 左右のバストは強弱をつけて揉みまくられ、前後のバイブも時に同時に時には交互に出し入れされる。 責めが激しさを増してゆく程にまぼろしパンティの声もどんどんあられもなく高まっていく。 その声に導かれるかのように4人もあっという間に高みに昇っていった。 「もう駄目だああぁ!」 誰かのその声が合図だったかのように4人は殆ど同時に精液を放出した。 まぼろしパンティの口からもとどめを刺されたかのような声が上がる。 その豊かなバストにも、ヒップにも、アンダーヘアにもたっぷりと生暖かい白濁液が撒き散らされた。 4人の男子生徒はとてつも無い快感に呆然とその場にしゃがみ込む、満ち足りた表情を浮かべたまま。 どれ位そうしていただろうか、校門から聞こえてくる華やかな声で4人は我に返った。 見ると女生徒の集団がお喋りしながら登校してくるのが分かる。 「や、やべえ!」 4人は慌ててジャージを引き上げると、一目散に校舎の方へと駆け出した。 「畜生、まだまだ足りねえよ」 そんな愚痴を叫びながら4人組は校舎に飛び込んでいく。 登校してきた女生徒達はそんな4人の男子生徒の後ろ姿を訝しみながらも、晒しものになっているまぼろしパンティに 釘付けになっていた。 「きゃぁ、何これ、すごーい裸じゃん」 「ねえ、この人まぼろしパンティだって。ここに書いてある」 「本物?なんでまぼろしパンティが」 「知らないけど、何かすごいね」 女生徒達は目を輝かせてこの異常な見せ物を観察している。 同性同志とはいえ、こんなにも立派な、そしてこんなにも淫らな裸は見た事が無い。 頬を染め、お互い目配せをし合いながらしっかりとまぼろしパンティを見詰めている。 「ねえ、この白いのってさあ」 誰かがまぼろしパンティの身体に塗り掛けられた男子生徒の精液に気が付いた。 残りの女生徒も言いたい事をすぐに了解したように頷く。 「アレ、だよね」 「さっき逃げてった奴らかな」 「きっとそうだよ。うわ、気持ち悪い」 「何か変な匂いするよね」 そう言ってまぼろしパンティを哀れむような眼で眺める。 「眠ってるのかな」 あまりの快感で失神してしまったまぼろしパンティの顔を覗き込みながら女生徒が言った。 そしてその女生徒がまぼろしパンティの足下に落ちている物体に気が付いた。 「なあに、これ!」 それは抜け落ちたバイブレーターだった。まぼろしパンティの淫液でぐっしょり濡れてしまっている。 バイブの周囲も股間から垂れてくる淫液で黒い染みのようになってしまっていた。 「これって、アレだよね」 「アレでしょ」 「アソコに入れられてたのかな」 「やだあ、エッチぃ」 少女達は恥じらいながらも興味津々で囁きあう。 そうこうする内、ぐったりとしていたまぼろしパンティが目を醒ました。 今度は女生徒という事もあり悲鳴を上げる迄には至らず、恥じらいながらも声を掛けた。 「あ、貴女達お願い、これを外して」 そう言われた女生徒達は戸惑いを浮かべる。 「でも・・・」 「お願い、助けて」 まぼろしパンティは必死に頼み込むが少女達の反応は鈍い。 「だって、ねえ」 そう言って手を出そうとはしない。 「何で貴女はこんな目に合ってるんですか」 少女達の1人が尋ねる。 「そ、それは・・・」 「貴女、本当にまぼろしパンティなんですか」 「う・・・」 まぼろしパンティは口籠る。今この状態では真実を口にするのは憚られた。 「なんか怪しいんですよねえ、犯罪の匂いもするし」 「先生が来てからのほうが良いんじゃない」 「そんな!」 まぼろしパンティが慌てたように叫ぶ。 「それにあんまり私達貴女に触りたくないんですよね、なんか変な液ついてて」 そう言って少女達は残酷に笑った。 「それにしても素敵な身体してますよねえ、こんな身体だったらみんなに見てもらいたいんじゃないですか」 「そんなこと・・・」 少女達はじっくりまぼろしパンティを観察しようと、周囲を廻りだす。 「見て、お尻の穴にも!」 そう言って誰かがアナルバイブを目ざとく見つけた。 「やだあ、やっぱり変態なんじゃないですか」 女生徒達は軽蔑するかのようにまぼろしパンティを覗き込む。 「違う!違うの」 必死に叫ぶまぼろしパンティだがもはや女生徒達は聞く耳を持たない。 そんなやりとりが交わされてる間にとうとう生徒達が続々と登校してくる時間になってしまった。 「あ、みんな来たみたい」 「いやあ、お願い、外してえぇ」 まぼろしパンティは涙を浮かべ頼み込むが誰も応えようとしない。 登校してきた生徒達は一様に驚きまぼろしパンティの周りを囲み始める。 その輪はどんどん大きくなっていく。 生徒達は互いに囁き合う。 「これ、まぼろしパンティなんだって」 「何か悪い事したらしいよ」 「すっげえ、まっ裸だよ」 「ねえ、アレってアレだよねえ」 興味津々な生徒達は熱い視線をまぼろしパンティに浴びせ続ける。 まぼろしパンティは囁くような声で助けを求めるが誰にも届いていない。 「・・・助けて」 騒ぎを聞き付け漸く教師が駆け付けてきた。 「なんだこりゃあ。おいお前ら、どけどけ。さっさと教室へ行け」 男性教師は喚きながら生徒達を引き離す。 慌ててまぼろしパンティのいましめを解くと男性教師は自分の上着を掛けてやる。 男性教師はそのすばらしい肉体に興奮を隠せなかったが、生徒達の手前冷静を装い、取り敢えず保健室へと運んだ。 生徒達は、すごかったねなどと言いながら少し残念そうに教室へと向かうのだった。 そしてそんな様子を嬉しそうに眺める汚れた和装の男が校舎の影に立っていた。 ***つづく