平成14年11月8日・初版

女宇宙刑事アニー・「恥辱のショータイム」第13章/ぴ〜・著

アニーはその後、部屋の隅にうずくまったままだった。 (おしっこをする姿まで見られてしまった・・・) 女であるアニーにとっては最も屈辱的な痴態をさらけ出してしまった。いくら泣いても涙が止まらない。 脱出しよう、逃げ出そうといったポジティブな思考は影を潜め、自分の晒した痴態に対する後悔でいっぱいだった。 (もう・・いや・・・)。 (もう・・・宇宙刑事なんか・・・できない) (帰ったら・・・ひっそりと一人で暮らしたい・・・) 時折とおる戦闘員は異口同音にアニーをからかってから通り過ぎる。 「おや、オナニーしてないんだ。まぁ、あれほどすれば満足だろ?」 「おい、小便たれアニー」 「おまえのお○んこはきれいだったぞ」 声をかけられるたびに、アニーはどんどん落ち込んでいった。 (イヤ。言わないで・・・) (こんな・・・こんなところにいたくない・・・) (誰か・・・助けて・・・) 数時間後、ヘスラーが姿をあらわした。 「だいぶ参っているようだな、アニー」 「・・・」 「フン。返事をする気力も無いか。まあいい。聞くだけ聞け。おまえに最後のチャンスをやろう。おまえの得意な模擬戦闘だ。 そこで無事逃げ出せたらおまえを解放してやるぞ。どうだ、やってみるか?」 (・・・解放・・・) アニーはその一言に反応した。 (もしかしたら・・・帰れる?) (これで駄目なら・・・賭けてみる価値はあるわ) 「や、やります」 ヘスラーは満足そうに笑った。 「よし。では来てもらおうか・・・」 ***つづく