平成15年1月3日・初版

まぼろしパンティ外伝・「裏切りの罠!!の巻」第1章/長囲碁・著

【柳生ツトム捕獲】 クライム学園男子学生寮。深夜の2時をまわっても柳生ツトムの部屋の明かりは煌々としていた。 「ふぅ、このくらいにしておくか…」 明日のテストの予習をようやく終えたツトムは、溜息まじりにつぶやくように言った。 “ドンドン!!” 丑三つ時の静寂を破るように、だしぬけにツトムの部屋の戸を手荒にノックする音がした。 柳生はビクっとしてドアの方をを見るが、まさかこの時間に誰も来訪するはずもなく、不意をつかれて声もでなかった。 が、柳生は直感的に背筋に悪寒が走るのを感じた。 柳生がだれかを問う前に、ノックの主はドア越しに低い声で静かに言った。 「巡回見回りだ。柳生ツトム、消灯の時間はとうにすぎておるぞ」 ツトムは机を立って、足早にドアに近寄り内カギを開けた。カギが開く音を合図にしたかのように、廊下側からガタイのよい 3人の仕置き教師がツトムの部屋になだれ込んできた。 「あ、あの先生…明日の古典の予習をしていました。消灯時間を過ぎても、学習してもよいことになっているんじゃありませんか?」 ツトムは先週の全校集会で、今学期の学園の全体偏差値が下がり、時間外学習を奨励すると教頭から聞いたことを説明した。 「教頭先生は放課後学習のことを言われたはずだ。それとも柳生、貴様は勉強のためなら夜更かししてもいいというのか?」 3人の教師のうち、いちばんツトムに近い位置にいた教師がそう言った。 「い、いえ、そんなつもりはありません」 「夜更かしして勉強に励めば、授業中は寝ていいという理屈だな?」 また別の教師がそう因縁をつけた。 「そ、そんなこと言っていません。ただ明日のテストが…」 「まぁよい…学園長がお呼びだ」 …ツトムの言葉をさえぎるように、残る一人が声高に言った。 ツトムの顔から血の気が引いていった。 「そ、そんな…」 特に体の大きい二人の教師に腕を捕まれたツトムは、無抵抗にならざるを得なかった。 底意地の悪い教師に先導され、暗い廊下を引きずられながら、ツトムはそのまま学園長室まで連行された。 -------------------------------------------------------------- 【学園長室】 「柳生、夜更かしはいかんじゃろう」 からかうような学園長の声が響いた。連行されてきたツトムは手足の自由こそあれど、まわりを仕置き教師に囲まれ、 正面の数メートル先にはこの学園の学園長、サタンの足の爪が立っていた。 「学園長、僕はただ…」。 ツトムが、自分は勉強していただけであることを説明しようとしたが、学園長が意外な言葉でさえぎった。 「そんなことは、どうでもよいのじゃ」 ツトムは、学園長のその言葉の意味がとっさにはわからなかった。『じゃぁ、なぜ?』と言おうとした瞬間、 ツトムの表情がこわばって言葉が出なかった。『罠か…』こころの中でそう思った。 学園長が漆黒の闇を写す窓に向かい、ツトムには背を向ける形で言葉を続けた。 「柳生ツトム、さきほどお前の家庭から電話があってな。妹の心臓の具合がよくないようじゃ」 「れ、麗子が?麗子がどうしたんです?」 「妹に心臓の持病があったことは、お前も知っておろう。昨日急に倒れたということらしい」 「…麗子…」 「おまえも知っておると思うが、クライム学園では入学から卒業までの間は帰省はおろか、電話さえも認められない。 むろん、親兄弟の危篤の場合でもだ」 ツトムは立ったままうなだれて、肩を震わせていた。 「じゃが、今回、特別に認めてやろうと思うのだが…」 学園長がそう言うのを聞くと、ツトムは瞬間的に学園長の方へ顔を上げた。 「ほ、本当ですか、ありがとうございます」 ツトムはそう言いながら、畏怖の感情を持っていた学園長に感涙が流れそうになった。 がしかし、学園長の次の一言は再度ツトムの顔を硬直させるに充分なほど、ツトムの予想もしない一言であった。 「ただし、お前に協力してもらうことがある。まぼろしパンティを罠にはめるため、おまえがおとりになるのじゃ…」 ツトムは一瞬学園長の顔を見たが、その鋭い眼光に一瞬目を合わせたあと、空を見るようなうつろな眼となって宙を泳いでいた。 「どうじゃ、さっそく明日から、おまえには働いてもらおうかのぅ…」 妹の元へ飛んでいきたい、しかしまぼろしパンティを売るわけにはいかない、そんな葛藤をあざ笑うかのように、 3人の仕置き教師は薄笑いを浮かべ、サタンの足の爪は肩を震わして笑っているのであった。 -------------------------------------------------------------- 【次の日の午前】  朝からどんよりとしたこの日、一日中いまにも雨が降らんばかりの黒い空。五時間目の数学の授業がまもなく終わろうとしていた。 藤寿々美とななめ3つ前の席に座る柳生ツトムは、昨夜のことを繰り返し思い出し、授業に集中できずにいた。 ‘まぼろしパンティを罠にはめるため、学園長に協力しなければならない…’。 ツトムの自責の念が心の中を渦巻いた。 「あ〜、ここで3日前のテスト結果を発表する」。 授業終了の5分前、教壇に立つ数学教師の黒原が教科書を閉じながら話し始めた。 クラスに少しのざわめきが起こる。もともと文系の藤寿々美は数学が得意ではない。とはいっても欠点をとるほど不得手ではない。 週例テストで合格点の90点をとらなければ仕置き教師の餌食になることを考えると、この不合格者発表は緊張する一瞬である。 ‘どうか合格してますように’。 寿々美はそう祈った。数学教師の黒原が静かに続けた。 「今回は総じて、なかなかの出来であったが、たった一人75点という恥知らずな点をとった者がいる。柳生ツトム、おまえだ」 「えっ!?」 と声をあげたのは寿々美であった。当のツトムは身じろぎもせず、自分が名指しされたことさえも気づかぬように見えた。 クラスの生徒からも声にならないどよめきがおこった。それもそのはず、柳生ツトムこそ、理数系の頭を持ち、 欠点など一度もとったことはなく、むしろ必ず首席にいた生徒である。 寿々美は3日前のことを思い出した。 「テストが終わった休み時間、柳生君はまあまあの出来だって言ってたわ。私でも合格したテストになぜ柳生君一人が欠点?怪しいわ…」  そう思う寿々美の目の前で、黒原がツトムの首筋をつかみ、「さぁ仕置き室へ来い」と引っ張って行った。 ツトムも何の無抵抗もせず、無表情のまま廊下へ連れ出され、黒原が教室の戸をバシッとちからまかせに勢いよく閉めた。 教室から遠ざかる二人の足音に、寿々美の顔が強張っていった。 「柳生くん、すぐ助けにいくからね…」 -------------------------------------------------------------- 【地下仕置き室】 クライム学園地下仕置き室。陽の明かりを採る窓ひとつないこの部屋は夏でもうす寒く、裸電球数個の明かりしかない。 「う…うぅ…」。 この薄暗い部屋の中で、ツトムは両手を後ろ手に縛り上げられて、全身をムチで打たれて立つ気力もなく横たわっていた。 顔には、何度も倒れた際にできた無数の生傷が血をためていた。やっとのことでうっすらと目を開けると、二人いる仕置き教師の一人、 黒原が自分の顔を覗き込んでいる。 「まだ耐えれるかな?ん?」 ツトムも何かを声に出そうとするが、「ゆ…ゆるして…」と息に混じっていうのが精一杯であった。 「柳生、仕置き教師の我々にゆるしてと言えた立場か?あ?これでもくらえ!」 そう言いながら仕置き教師黒原は渾身の力でムチを振るい挙げた。 「まちなさい!!」 他に誰もいないはずの仕置き室に、突如女の声が響く。 「だれだ?!」 黒原と仕置きをしていた教師の不破が叫んだ。 「優秀な生徒に濡れ衣を着せて仕置きを楽しむ教師ども、おまえたち決して許さない」 「ま、まぼろしか?!」 「姿をあらわせ!」 大掛かりな仕置き道具があり、しかも薄明かりの仕置き室では、とっさにまぼろしの影は見つけられなかった。 「どこだ?」ムチを持つ黒原が叫んだ瞬間、「ここよ」とその教師の不破の真上から舞い降りてきた。 まぼろしパンティは地に足がつくととっさに不破の顔面へヒジ打ちを叩き込んだ。瞬間、まぼろしの見事な胸がブルンと揺れる。 「ぐわぁっ」 顔面を押さえて後方に仰け反るように倒れる不破。続けてまぼろしは数歩助走したと思いきや、その美しくすらりと伸びる左太ももが 黒原の目の前に迫った。まぼろしの細くくびれたウエストから上半身が、伸びた左太ももと反対の方向に曲げられ、あたかもコマのように 回転しながら左カカトが半円の弧を描いて黒原の右顔面を捉えた。 「どあぁ!!」 まぼろしの左まわし蹴りをモロに受けた黒原は、手にもっていたムチをその場に落とし、黒原自身もその場に崩れ落ちた。 -------------------------------------------------------------- 【柳生の裏切り】 「柳生くん!」 二人の仕置き教師が完全にノビているのを確認すると、まぼろしパンティは部屋の隅で息も絶え絶えの柳生にかけよって声をかけた。 「柳生くん、大丈夫?」。 まぼろしパンティ自身もヒザをついて、ツトムの縄をほどき、彼を抱き起こそうとした。 そのとき、低く落ち着いた声が聞こえた。 「あいかわらず見事な攻撃だな、まぼろしパンティ…」。 「!!」 まぼろしはとっさに扉の方を見た。仕置き室の分厚い鉄の扉がギギーッという不気味な音を立てて開き始めた。 門の外の光が仕置き室に差し込み、白い光が徐々にまぼろしと柳生を照らしていった。 この薄暗さに目が慣れたまぼろしパンティは手をかざしながら、光の中に立つ人物を確認した。 「サタンの足の爪!!」。 いかにもそこには学園長と、黒原や不破よりはずっと体のがっしりとした仕置き教師が4人、あわせて5人の影があった。 「またお前に邪魔されたようじゃのう…」。 学園長は怒りを押さえるように、静かな口調で言った。手下の一人が分厚い鉄の扉を再び閉め、ガシャーンと重苦しい音が響いた。 「卑怯な!柳生君を罠にかけたわね!!サタンの足の爪!今日こそは許さないから!」 こう言い放つまぼろしパンティは、もう一人の自分、藤寿々美としての感情、つまりひそかに愛情を持っている柳生ツトムに、 いわれなき制裁を加えたことへの怒りの感情が入り混じっていた。壁際にうずくまる柳生をかばうように、まぼろしは柳生に背を向けて 学園長ら5人と対峙した。 まぼろしが学園長をキッと睨み、学園長の手下の4人もまぼろしを睨み返す。しかしまぼろしの眼光は愛する者を守る眼、 いうなれば子を守る母獅子の眼であるのに対し、仕置き教師4人の眼は明らかにケダモノの眼であった。 「罠にかけるだと?フフ、確かに罠にかけて、まんまとはまったよのう。まぼろし、よく聞くが良い。罠にかかったのは柳生ではない。 まぼろしパンティお前自身だ!!」 学園長が次第に声を荒げて言い放ったとたん、いつのまにか立ち上がった柳生の手がまぼろしの白く細い首に伸び、腕をまわして ちょうど裸締めの格好となって締め上げた。 「?!」 一瞬まぼろしパンティは何が起こったのかはわからなかった。しかし、息が苦しくなるにつれ学園長が言った意味がわかってきた。 「…や、柳生君、どうして?…」 苦しくなる呼吸の中で、かすかな声でそう聞いた。柳生は半泣きになりながら「…ごめん…ごめんなさい…」と彼女の首にまわした 腕の力を緩めることなく顔をそむけてささやいた。 「いまじゃ、押さえろ!!」 学園長が機を見て4人の手下に合図した。柳生に裏切られて怯んだ上、首を締められ自由を奪われた小娘一人に、 体の大きな4人が一斉に襲いかかった。 「いっ、いや!」 「おとなしくしやがれ!!」 はじめに一人がまぼろしの両足を取って尻を床につかせ、あらかじめ打ち合わせでもしていたかのように、 4人それぞれがまぼろしパンティの四肢をひとつずつ床に押さえた。もとより屈強な男が、小娘の手なり足なり1本を 全体重をかけて押さえている。いくら百戦錬磨のまぼろしパンティといえど、一拷も動くことはできなかった。 「は、放して!放しなさい!」。 なんとか脱出を試みるが、体を「大」の字に押さえつけられ、唯一まぼろしが自身で動かすことができる腰の部分だけが むなしく動くのみだ。 「柳生、よくやった」。 学園長がやはり自責の念に立ち尽くす柳生ツトムに寄っていった。 「あぁ…柳生くん…助けて…」 床に押さえつけられたまぼろしパンティが呟くように言った。もちろんツトムにも聞こえてはいたが、眼は閉じて顔をそらし、 ツトムはまぼろしに背を向けるように立っていた。ツトムはまぼろしを裏切るという一線を超えてしまったことを後悔したが、 これで妹の元へ行けると思うと、少し晴れた気分になった。いや自分でそう納得させていたのかもしれない。 「約束とおり褒美をやろう。さぁ、両手を出すがよい」。 ツトムは眼を閉じたまま言われるままに両手を前に出した。 「バカめ!」 サタンの足の爪はそういうや否や、ツトムの両手にすばやく手錠をかけた。 「!!学園長!!どういうことですか?」。 両手に触れる冷たい感触にが、ツトムの期待を一気に崩した。 「見ての通りじゃ、お前はもう少し寝ておれ!」。 サタンの足の爪はツトムの首筋に手刀を落とし、ツトムは気を失って崩れ落ちた。 「柳生くん!!」。 床にはりつけ状態になり、絶体絶命の体勢でもまぼろしはそう叫んだ。 「人のことを心配する余裕などあるのか?まぼろし…」。 サタンの足の爪はまぼろしパンティの横に立ち、見下げて言った。その眼は胸からへそ、そしてまぼろしのデルタ地帯へと 視線を移していった。 全身が透けるような白い肌、ハリがあって横たわった格好でも形がよい胸、その谷間からへそへとつながる腹筋の筋、 そのウエストは美しくくびれ、わずかな布でかくされた三角地帯。 あらためて見るまぼろしの肢体に、学園長も男として興奮を隠せなかった。 むろん手足を押さえつけている教師はまぼろしの息遣いと、微力でもがく美少女を、その力にさからうように押さえつけている感覚が、 よけいに性欲を刺激した。 「やめて、放して、あぁ…」。 男に熱い視線を受け、まぼろしは顔を横にそむけるのが精一杯であった。 学園長が横たわるまぼろしをまたぎ、腰をかがめて顔を近づけた。まぼろしにはサタンの足の爪の嫌な息使いが伝わった。 「まぼろし…いっしょに楽しい思いをしようかのう…」 「いやっ、いやだ…いや!!」 「騒ぐなら騒ぐがよい、ほれ!」。 サタンの足の爪は寝ているまぼろしの上から、その美しい乳を鷲づかみにした。 「あっ、あぁぁ…」。 単に掴むだけではなく、胸を掴んだまま体を起すかのように上に引き上げたりした。サタンの足の爪の尖った指先がまぼろしの美しい肌に 食い込む。 「どうじゃ?ん?」 サタンの足の爪の掌はより力を入れて、まぼろしの形のいい胸をもみくだす。 「い、いや…」 「これはどうかな?」。 サタンの足の爪はそういいながら、グッと力を入れて、たわわな胸をつかみなおした。サタンの足の爪の手の甲には、 渾身の力をこめたため血管が浮き出て、その指の間から、まぼろしの胸の肉がこぼれるようにはみ出した。 「い、痛い…ああぁっ!!」。 まぼろしは顔を左右に激しく振りながら涙を流す。  サタンの足の爪は両足を押さえつける一人に目配せした。 「よし、足をあげよ」。 サタンの足の爪はまぼろしパンティの胸から手を離すと、まぼろしをまたぐ体勢から、今度は彼女の足元に移動した。 同時に両足を押さえていた仕置き教師が、互いに目で合図をして、横たわるまぼろしの両足を、その頭の方へ力づくで寄せ挙げた。 まぼろしは両足を激しく動かして足の自由を得ようとするが、足首とひざ付近をそれぞれつかまれた状態では男の手からは離れることは できなかった。 「おとなしくしやがれ」 「やだ!やだ!…」 「力を抜け!!」。 両足を押さえつける二人の仕置き教師に激しく言われ、まぼろしもやや観念した様子ではあったが、 全身に力をいれて逃れようとしている。 「そらよっと」。 まぼろしの左足を持つひときわ大きい仕置き教師が力任せにまぼろしの左足をまぼろしの頭のほうへ引き上げた。 勢い、下半身全体が上半身の方へもっていかれた。いわゆる「まんぐり返し」の状態である。 「あぁ…や、やめて…」。 まぼろしの目は涙に潤み、学園長や仕置き教師を直視できない。この状態では、力をいれて逃れようにも力が入らない。 両足を持つ教師が片手で足首をもち、もう一方の手で、背を丸めて尻を上に向けているまぼろしの腰を支えるようにして 体勢を崩さないようにしている。 「あぁ…」。 まぼろしの顔には大粒の涙が流れた。 サタンの足の爪は、尻を突き出すように反り返ったまぼろしを見下すように、その視線は未だ脱がされていないパンティに刺さっていた。 「いいザマじゃのう、まぼろし…」 薄く純白のパンティを、とがった指の爪先でなでながら、とくにまぼろしの秘穴の部分を布の上を何度も行き来させていた。 「あ…あぁ…」。 学園長の爪の背が、触れるか触れないかというくらいに秘部を隠すだけの布の上を這う。 数回さすったころであろうか、「あっ!!」という刹那の声と同時に、まぼろしの体が‘ビクッ’と動いた。 「感じておるのか?まぼろし…おまえの弱点はここか?ん?どうじゃ?」。 まぼろしの操を守る薄い布の上から、秘裂をなでるような指使いでサタンの足の爪はそうつぶやいた。 「あぁ…や、やめて…」。 指の腹を這わせることから、サタンの足の爪はその尖った爪で、まぼろし股間をつつき始めた。 「ほう、なかなかのニク付きのようじゃな…」。 まぼろしの秘部の弾力と感触を楽しむかのように、時に強く、ときにゆっくり奥まで押してみた。 「いやぁぁぁ、や、やめてぇぇ!!」 「布の上からではよくわからんのう」。 学園長は無防備となったまぼろしの股間を唯一隠すパンティの、その足の付け根の部分から指を入れた。 「あぁぁ…いやぁぁ!!」。 激しく腰を振って逃れようとするが4人の仕置き教師に体勢を固められ、学園長の手を振り払うまでには至らない。 「なかなかのさわり心地じゃ、このあたりはどうかのぅ、ん?」。 そう言いながらまぼろしの秘蕾を指で小刻みに振るわせた。まぼろしの体は再度‘ビクッ’とした。 「あ…あ…あ…あ…」。 まぼろしの目には大粒の涙があふれ、流れる。いまだ剥ぎ取られていないマスク越しではあるが、まぼろしは眉間にしわを寄せて、 屈辱と快楽に耐えているのがわかった。 「どうやらココが一番弱いようじゃ…。体が一番反応しておるぞ、まぼろし…」 学園長はそう言いながら、もう片手の指もパンティの脇から入れ、‘手探り’ならぬ‘指さぐり’の状態で まぼろしの秘部をいじくっていた。 手や足は押さえつけられているが、手の二の腕は小刻みに震え、足も小さな痙攣を起しているようであった。 逃れようと腰をジタバタしていたが、その動きが弱まってきた。 「い、いや…、い、いや…」 「感じておるようじゃのぅ、まぼろし」 「あぁ…、あぁ…、あぁん…」。 もはや手足を押さえつける役目などいらないほど、まぼろしはサタンの足の爪に体を預けきっていた。 ときおり「あ…あ…」と吐息を漏らすように、まぼろしの美しい裸体が‘ピクッ’‘ピクッ’と反応した。 まだ、誰も触れたことのないまぼろしの秘蕾が、サタンの足の爪の指が無造作にいじられてゆく。 まぼろしは苦悶の表情を浮かべ、「やめて」とつぶやくように言うが、その蕾は次第に濡れていった。 「おまえも、女としての悦びを知ったらどうじゃ」。 そういうとサタンの足の爪の指の動きはより激しくなった。 「や、やめて…やめて…ください…、あぁ…やめて…」。 まぼろしは全身が熱くなっているのを感じた。 ‘いく…いっちゃうかも…’ まぼろしは心の中でそう思ったが、声にはださなかった。 「…あぁっ…」。 まぼろしはひときわ大きな声を上げた。『あ』とも『だ』とも区別がつかないような、 また声とも吐息とも区別がつかないような声であった。 とたん、まぼろしの体が硬直し、胸をそらすように仰け反った。突き出していた尻もいつのまにか腰が床につき、 まぼろし自身の脳天の部分が床につき、上半身が胸を突き出す形で反っている。 下半身側にいたサタンの足の爪の目の前に、まぼろしの美しい無防備に胸が突き出された。 目の前にまぼろしの美しいオッパイが突き出され、サタンの足の爪はとっさに左手を股間から離し、その胸を鷲づかみにした。 そしてその乳首に口を近づけ、舐めはじめた。ふっくらとしてハリのある胸の丘の、その頂点にある乳頭を、サタンの足の爪は舌を立てて 転がした。はじめは飛びついてむさぼるように、しかしその後は尖らせた舌を左右に動かしていった。 「あぁ…あぁ…、い、いや…」 まぼろしの薄桜色の乳首が、サタンの足の爪の舌で弾かれるたび、まぼろしは違った反応をみせた。 まぼろしは両手両足を押さえられているが、それでもなんとか左の乳首が責められれば肩を上げて左胸を隠すように体をひねるが、 サタンの足の爪は今度は突き出された右胸に舌を移行するのであった。 「お願い…お願いですから…あぁ…やめて…やめてくださ…あぁ…」 言葉にならないところが、かえってサタンの足の爪の男の欲情を駆り立てた。 「うまい…うまいのぅ…やはり、若い肌は…うまい…」 「…ぁぁぁぁ…、…、…」 まぼろしは次第に声にならない吐息を吐いていた。 どれくらい学園長の舌の折檻があったのだろう、まぼろしの意識が遠のきかけたとき、サタンの足の爪はまぼろしから体を離しながら 立とうとしていた。 「さて、そろそろ本番にいこうかのぅ…」 「いや、やめて…」 「さて、上のマスクと下のマスクを、どちらを先にぬがそうかのぅ」 手足の自由のないまぼろしを上から見下ろして、サタンの足の爪は自分のスカート状になった衣服を捲り上げながら言った。 既にサタンの足の爪の股間は完全にいきり勃っている。 「いやだ!!放して、いやぁ!!」 意識朦朧の中、うつろな目でまぼろしは初めて見る男性器に、本能的に声を上げた。サタンの足の爪の股間には別生命体が宿るように 異様なほど脈をうち、天を向いている。 「さぁ、おとなしくしておれ…」 まぼろしの股間には薄い布でできたパンティが穿かれているが、この巨棒の前には無意味に見えた。 学園長は両膝をついて、まぼろしの股間に擦り寄っていった。 「だめ、いや、いや、いやぁ、いやぁ、やめて!いやぁぁぁ!!」 なんとか逃れようとするが、屈強な4人の仕置き教師は、まぼろしに四肢の自由を与えなかった。まぼろしの腰が激しく揺れるが、 学園長にとってみれば、それはなやましく動いているように見えた。 もはや、まぼろしパンティの純潔の貞操は風前の灯火であった。 ***つづく