平成15年3月7日・初版

まぼろしパンティ外伝・「裏切りの罠!!の巻」第2章/長囲碁・著

【第二の裏切り】 「さぁ、おとなしくしておれ…」 「だめ、いや、いや、いやぁ、いやぁ、やめて!いやぁぁぁ!!」 サタンの足の爪の卑劣な罠にかかったまぼろしパンティ。その四肢は押さえられ、学園長の脈打つ肉棒の前にまぼろしパンティの 純潔の貞操は風前の灯火であった。 サタンの足の爪の指が再度まぼろしの股間の布に伸びた。その尖った指先が、まぼろしの秘部を隠す布をわずかに横にずらす。 やや湿ったまぼろしの花びらがサタンの足の爪の指の腹に触れ、まぼろしの秘部から染み出だ蜜はいやらしい糸を引いた。 「ククク…、観念せい、まぼろし…」 サタンの足の爪のそそり立つ股間の先が、まぼろしの花びらにあてがわれた。まぼろしは腰を激しく揺らして逃れようとするが、 まぼろしがサタンの足の爪を受け入れざるを得ないのは時間の問題であった。 「くぅぅ…っ!やめてぇ…あぁ…!」 まぼろしパンティの心臓の鼓動が激しくなり、全身が熱くなっていた。 サタンの足の爪がニヤつきながら腰に力を入れたそのとき、 「あぶない、まぼろしパンティ!!」 サタンの足の爪を、目の覚めた柳生ツトムが、両手に手錠をかけられながらも後ろから突き飛ばした。 「どわぁぁっ!!」 学園長は叫びながらもんどりうって先方に飛ばされ、まぼろしの体を飛び越えて壁に激突した。 「こ、小僧!!」 まぼろしの左足を押さえていた仕置き教師がその手を離し、柳生につかみかかった。 ツトムは両手を手錠にかけられている上、サタンの足の爪の手刀を受けた体では到底対抗できるはずもなく、 あえなく仕置き教師に首をつかまれ締め上げられた。 「柳生くん!!」 まぼろしパンティはとっさに事態を把握し、自由になった左足をしなやかにムチのように振るわせて、右足を押さえる仕置き教師の 左側頭部に蹴りを入れた。 「えぃ!!」 ヒュっと空をきるような音と同時に、まぼろしの右足甲が顔面にめり込んだ。 「どわぁ!!」 左こめかみあたりを押さえて仰け反るようにまぼろしの体から離れてうずくまった。まぼろしはこれで両足が自由になる。 すかさず床体操の後ろ回りをする要領でくるっと腰を浮かして後ろ回転するかと思えば、その途中で体をひねって両手を押さえる教師に それぞれ蹴りを入れた。まぼろしの白く見事な太ももが仕置き教師の目の前を舞う。 「うわぁ!」 「うぅっ!」 一瞬のうちに仕置き教師の顔面に蹴りをいれて、まぼろしは自由を手に入れた。ヘッドスプリングに似た動きですっくと立って、 数歩助走してツトムを締め上げる教師の後頭部へカカト蹴りをくらわせる。 「えいっ!!」 まぼろしの流れるような動きは、ツトムを締め上げる教師にさえつけいる隙を与えず、その豊かで美しい胸のふくらみを揺らしながら、 仕置き教師の振り向きざまに左耳うしろにカカトがヒットした。 仕置き教師は「うっ!!」と声を漏らしたまま、締め上げていたツトムの首から力なく両手を離し、その場に倒れこんだ。 「柳生くん!しっかりして!」 首を締められ、咳き込むツトムにかけより、まぼろしはそう声をかけた。 「…まぼろしパンティ…あなたは大丈夫?」 ツトムは自分のノドに手を当てながらまぼろしパンティを見上げながら咳き込むように言った。 「うぅ…」  ツトムに突き飛ばされ、その頭をしたたかに壁に激突した学園長が気を取り戻した。サタンの足の爪はようやくうす目をあけて、 手下の仕置き教師がノビているのを認めると、非常ボタンに手をかけた。 「うぅ…柳生めが…お前ら逃がしはせぬぞ…こやつらを捕らえよ…。」 誰に言うとでもなく、学園長はそう言いながらボタンを押した。 ”ジリリリリ……” この部屋はおろか、全校舎に非常ベルがけたたましく鳴り響いた。 「うぅぅ…」 この音に反応して、いままでノビていた4人の仕置き教師のうち、2名が目をさまし、意識朦朧のなかであたりを確認しだした。 「うぅ、痛えぇ…」 まぼろしパンティとツトムは、仕置き教師が手探りで凶器のこん棒を探っているのを認めると、互いに目配せしてとっさに立ち上がり、 外に出るため鉄の扉に手をかけた。 「ま、待て!! 待てっ、まぼろし!」 サタンの足の爪が床にヒザをついて、まだ足腰立たぬ状態でそう叫んだ。重く閉ざされた鉄の扉には錠はかかっておらず、 まぼろしとツトムの二人の力で、ゆっくりとではあるが扉は開き始めた。二人が力を入れるたび、ギギ〜ッと音がして、 僅かずつその隙間はあいていく。 「もう少しだ…もう一息…」 「もう少しよ、柳生くん…」 「待て、逃げるな!!」 ようやく立ち上がった学園長は、そのおぼつかない足取りで二人の背後に駆け寄り、その尖った爪で二人を取り押さえようとするが、 寸でのところで体ひとつ分開いた鉄の扉の隙間からまぼろしとツトムに逃げられてしまった。 「さぁ、開いたわ」 まぼろしはツトムの手を引き、校舎の方へ走っていった。           ・           ・           ・           ・           ・  いつのまにこれほどの時間がたったのだろう。外は陽は沈み、薄闇になっていた。 仕置き室を抜け出したまぼろしとツトムは、クライム学園の長い廊下を走りつづけていた。 誰もいない夜の校舎に、廊下を走る乾いた音が響く。手錠をかけられ両手の自由がないツトムは走り辛く、 まぼろしパンティに手を引かれて走っていた。全力で逃げるまぼろしの美しい胸は揺れ、ツトムはまぼろしについていくのが 精一杯であった。 「だいじょうぶ?柳生くん」 「はぁ、はぁ…ちょっと、ちょっと休もう…」 ツトムの速度がやや落ち、廊下の途中で立ち止まり、腰からかがめて肩で呼吸をしていた。 「はぁ、はぁ…」 まぼろしも両手を両ヒザに当てて、中腰で呼吸を整えていた。  そのとき、いままで走ってきた廊下の端から、数人の仕置き教師が彼女達を追う声が聞こえた。 「まてぇぃ、まぼろし、どこだ?」 足音から察して数人の教師が武器を持っているのが、チャラチャラと金属音がすることからわかった。 「奴らが来るわ。さぁ、こっちよ」。 呼吸も充分に整わないまま、まぼろしは再びツトムの手をとり、廊下中央にある階段をのぼろうと手を引いた。 「いけない、まぼろしパンティ。上へ行けば袋小路だ。下に行こう」。 「だめっ、下に行けば学園長室よ」 「そうさ、だけど奴らの目を欺くには一番いい場所だろ?しばらくそこで隠れていよう。さぁ、下だ!」 「ちょ、ちょっと!!」  今度は柳生がまぼろしの手を引いて、足早に階段を下りた。まぼろしパンティはツトムに引かれるまま階段を下りていった。 階段を下りきって右に曲がれば学園長室である。ツトムはそっと階段の下り口から廊下を覗き込んだ。 案の定仕置き教師の姿はなく、電灯さえもともされていない。中庭の外灯の光が窓から差し込み、これが唯一の明かりであった。 今、このフロアは物音一つしない。 学園長室の前までしのび足で来た二人は、息を潜めてそっと戸に耳をあててみたが、やはり人の気配はしなかった。 ツトムが部屋のノブをゆっくり回してみた。カチャリと小さな音がして、ドアは開けることができた。ツトムが恐る恐る中を覗いてみるが、 やはり誰もいないようだ。 「さぁ、中に入って。早く…」。 「柳生くん…」。 学園長室に身を隠すことなど、まぼろしパンティも多少の不安はあるものの、他に身を守る術を見出せない今、そうせざるを得なかった。 学園長室の中は薄暗かったが、視界がなかったわけではなかった。 校長室にある特有のニオイと無意味に飾られた賞状や楯などが並んでいる。 二人はソファーの陰に身を潜めようと身を屈めたが、そのとき部屋の外の廊下がにわかに騒がしくなった。 「いたか?」 「いや」 「向こうをさがせ!!」 二人を追う仕置き教師の声がドア越しに響き、おそらく彼らが持っているバットか鎖であろうか、金属がぶつかり合う音と一緒に廊下を 足早に走り去る音が聞こえ、それは遠ざかっていった。 「しばらくここにいましょう…」 まぼろしパンティは小声で柳生にそう言った。 「ここも時間の問題かもな…」 柳生はまぼろしに言うでもなく、独り言のようにつぶやき、物陰にかくれながらあたりを見回した。 「あれ?あんなところにもドアが…」 入ってきたドアとは別のドアが西壁にあるのを柳生はみつけ、そして足音がしないように近づいて、そっと開けてみた。 あけた瞬間、すぅっと冷たい空気が柳生の頬をなでる。そのまま柳生はゆっくりと部屋の中を覗き込んだ。 「あっ!」 柳生はとっさに口をついて叫んだ。 「うっ…これは?」 まぼろしが柳生の後ろに寄って、彼女も覗き込んで絶句した。 二人の前にあるものは、部屋の中央には峰が鋭角に尖った三角木馬、その脇には足首を二重に固定できる分娩椅子、 奥には鉄格子が鈍く光り、別の側面にはビロードのカーテンが一面に張られている。天井からは鎖が数本垂れ下がり、 見上げればいくつもの歯車が重なって、人を吊るすためか、十字架状の磔台が宙に吊るされている。 レンガで造られた壁からは手錠のついた鎖が両手両足の位置に4つ、また床にはマットが敷いてあり、ムチやロウソク、 穂先のやわらかい筆、そしてまぼろし自身もはじめて見るローターやバイブ、電動コケシなど、拷問道具が机の上に散らばっていた。 「学園長室に、こんな仕置き部屋があるなんて・・・」 まぼろしパンティとツトムは部屋の入り口から数歩入って、傍らに置いてあるムチやバイブに手をかけながら、そう呟いた。 「こんなところでも、仕置きがあったなんて…絶対に許さないわ、サタンの足の爪…」 ムチの穂先を握りしめながら、まぼろしの目は怒りに震えた。 だが、その時、部屋の明かりがパッと明るくなり、サタンの足の爪の声が響いた。 「わっはっは!!それはどうかな?まぼろしパンティ…」 「サタンの足の爪!!」 まぼろしパンティはひときわ声をあげてあたりを見回した。すると先ほど二人が入ってきたドアから、さっきまぼろしにノバされた、 ゴツい体格の仕置き教師三人を連れて、サタンの足の爪が笑みを浮かべて入ってきた。 「まぼろしパンティ、ワシの特別室へようこそ。ここがお前の墓場じゃ、覚悟するのじゃ!!ぶわはははっ!!」 「まじめな生徒に因縁をつけ、理不尽な仕置きを繰り返すサタンの足の爪、あなたこそ今日が最後よ!!」 まぼろしパンティはサタンの足の爪に向き直って言い放った。美しい胸が振り返りざまに揺れる。 「ワシに勝てると思うのか?!ん?」 アゴを突き出し、見下す目をしてサタンの足の爪が言った。 「そっちこそ、その程度の人数で勝てると思ってるの?柳生くん、下がって…」 背後の柳生をかばうように左手で彼を抑え、学園長らに飛びかからんと距離を目で測ったそのとき、学園長が言った。 「柳生、ごくろうであった。なかなかの名演技じゃのう…」 一瞬、まぼろしの動きが止まった。 「えっ?」 そして首を振り向かせて柳生を見た。 「……」 柳生は声を発するまでもなく、下を見てうなだれている。 「柳生くん?!」 まぼろしパンティは絶叫に近い声で、彼の名を呼んだ。 「ぶわはははっ!!まだ飲み込めぬか、まぼろしパンティ。ワシが説明してやろう。柳生は貴様をここまでおびき寄せる役目を まっとうしたのじゃ。まだわからぬか?貴様はさっき、この部屋の存在を知らぬと言ったな。そのはずじゃ。 この部屋は貴様を処刑するために最近作ったモノじゃ。いくらお前でも、いきなりここには現れぬと思って、オトリをしかけたんじゃ…。 まんまと引っかかったのう、ま・ぼ・ろ・し…ん?だははははっ!!」 「柳生くん!柳生くん!!!」 まぼろしパンティのあせりが目に如実にあらわれた。 「柳生、おまえはここで解放してやろう。山を下りるまで、学園の公用車で送ってやる。おい、連れて行け」。 学園長は連れ立って入ってきた教師のひとりに目配せすると、その男は無言で軽くうなづき、「来るんだ」とツトムに向かって言った。  ツトムはうなだれたまま一言も発せず、暗い表情のまま静かに歩を進めた。 「…柳生くん…」 まぼろしの脇を通りったとき、まぼろしパンティは絶望に近い声でそう呟いた。  男に促されるまま、ついに柳生は暗い表情のまま一言も発せず、男と一緒に部屋を出た。ドアを閉める音がバンと響きわたり、 その後、特別仕置き室には一瞬の静寂が訪れた。 「さて、まぼろしパンティ、次はおまえじゃが…」 空気を破るようにサタンの足の爪が静かに言った。今、部屋の中央にある三角木馬をはさんで、まぼろしパンティと学園長以下二人の男が 対峙している。柳生に裏切られ、目もうつろになっていたまぼろしパンティが、ハッと我に返った。 「よくも…よくも私の大切な親友を…」。 まぼろしパンティは学園長に対する怒りなのか、柳生の裏切りに対する怒りなのか自分でもわからなかったが、 体が熱くなっているのを感じた。 「絶対に許さない!絶対に…」 サタンの足の爪を睨みつけながらこぶしを握りしめ、両手を上段に構えて戦闘のポーズをとった。 「あなたもつくづくバカね、この期に及んで側近の人数減らして…。私を倒せるものなら倒してごらんなさい!!」 「強がるのもいい加減にせい!」 「こっちから行くわよ!!えぃっ!!」 そういうや否や、まぼろしパンティは三角木馬を飛び越えて仕置き教師ひとりの男より高い位置へ宙に舞った。 まぼろしの美乳は揺れ、すらりと美しく白い太ももが交差する。跳んだ瞬間、秘部のあたりのパンティが尻の割れ目に食い込んだ。 宙に舞いながら足を反動させ、勢いをつけて、男のひとりの側頭部へ蹴りを見舞った。まぼろしには確実にヒットした手応えがあったが、 蹴られる瞬間教師も体を微妙にずらしており、たいしたダメージではなかった。しかしそれでも男は床にヒザをついて体勢を崩した。 「て、てめぇ!」 木馬を飛び越えたことにより、学園長側に移ったまぼろしに、もうひとりの教師が襲い掛かる。地面に着地したまぼろしは、 その教師には背中を見せているが、とっさに右足を後ろに突き出し、背面後ろ回し蹴りの格好で飛び掛る教師の股間を激蹴した。 「うっ!!」 蹴られた仕置き教師は、その場で股間を押さえて床にうずくまった。 先に倒された教師もうめき声を上げながら立ち上がろうとした瞬間、まぼろしは至近距離からおっぴろげ状態でふわりと舞って、 左右二つの大腿部で教師の顔を挟み込んだ。教師は目の前に迫ってくる三角状の白い布と、割れ目に食い込んだ、 もはやヒモ状になった秘部を隠すパンティに目をとられ、微動だに出来ないまま見事な太ももに挟まれ、首の骨をコキッとやられた。 「必殺、ふとももシザーズ!!」 まぼろしは得意げにそう言い放った。挟まれた教師は意識が遠のき、後頭部を打つように地面に倒れた。 「次は学園長、あなたよ!」 側近の二人の教師が、いとも簡単に倒され、まぼろしパンティとサタンの足の爪が1対1で対峙する構図となった。 「あわわわわ…、こんなはずじゃ…!!」 部屋の隅に追い詰められたサタンの足の爪が、手当たり次第、回りにある仕置き道具を手にした。 「ヒィヒ〜ッ!!」 サタンの足の爪は角に追い詰められて、座り込んでそう叫んだ。 「男らしく勝負しなさい!!」 まぼろしパンティがそう叫んだ瞬間、この部屋の放送システムのスピーカーから声が聞こえた。 「…学園長、準備が整いました…」 その声は機械音に似た、低く小さな声であった。 「ククク…準備ができおったか…」 学園長の態度が一変した。満面に笑みを浮かべながら立ち上がると、手にしていた拷問道具をまぼろしに投げつけ、 まぼろしの足元に転がった。 「何がおかしいの?学園長、覚悟しなさい。」 トドメの一撃を加えるべく、蹴りの体勢をとった。しかしそのとき学園長は言い放った。 「おいまぼろし、これを見てもそんな口がきけるかのう…」 その瞬間、壁一面にある黒い遮光カーテンがサーッと開いた。そこに見えたものは、一面のガラスに遮られた向こうの部屋で、 上半身裸で両手を縛られ、宙から吊るされた柳生ツトムであった。 柳生は部屋を出たあと、同行した教師に別室でこのような仕打ちを受けていたのだ。 「柳生くん!!」 まぼろしはガラスに駆け寄って、そう叫んだ。 吊るされた柳生の全身に生傷があり、口は布テープで塞がれている。鼻からはうっすらと鼻血がテープを伝い、 美男子の顔にはアザと傷を負わされていた。そればかりではない、手首には金属導線が幾重にも巻かれ、学生ズボンから出る足首にも 金属導線が巻かれていた。 柳生はガラス越しにまぼろしパンティを見つけたが、口が塞がれている上に、吊るされる激痛で一言も発することができなかった。 まぼろしを見る眼が少し潤み、まぼろしパンティに助けを求めている。この宙吊りは学園長とのデキレースではないことを眼で訴え、 まぼろしもそれを感じ取った。 「どうじゃまぼろし…美しい光景じゃ…」 サタンの足の爪はまぼろしの背後に距離を置いて立ち、そう静かに言った。まぼろしはガラスに両手を這わせたまま、柳生の姿を見ていた。 「おぅ、そうじゃった。貴様に伝えることがある。あの金属導線からは高圧電流が流れる仕組みになっておる。 貴様が余計な抵抗をしようものなら、こうなるのじゃ」。 サタンの足の爪はそう言うと、手元にあるツマミ式のコントローラーを軽くひねった。 ジジジジ…っと電気摩擦の音がして、あたりの電球が微妙に暗くなった。同時にガラスの向こうの柳生がしびれたように反り返った。 「…(ううっ)…!!」 ツトムの声にならないうめきが聞こえるようであった。 「このシステムのいいところは、刺激を調節できるところじゃ…」 サタンの足の爪はツマミをやや強へまわしてみた。 「…(ぐあぁぁぁっ)…!!」 電球の暗さもさらに光を失い、電気摩擦音も大きくなった。それよりもツトムの反り方がさっきと比べて大きく悶えるようになり、 ガラス越しでも、ツトムのうめきははっきりと聞こえた。柳生の細身の華奢な体の、その筋肉が硬直して耐えている。 「柳生くん!!」 まぼろしパンティはガラス越しに叫ぶが、痺れを全身で耐えている柳生には聞こえるはずもなかった。 「や、やめて!!」 まぼろしパンティは絶叫した。 「どうじゃ、まぼろし!」 「彼を放して!」 「それは貴様が身代わりになるという意味か?」 「…」 まぼろしパンティはガラスに両手をつき、微妙に震える柳生の体を心配な目で見たまま、学園長には返事が出来なかった。 「柳生を解放して欲しければ、ワシにひざまずけ!!ワシの靴を舐めい!!まぼろしパンティ、今すぐ!!」 そう言ってサタンの足の爪はいっそうツマミを強にまわした。ジジジという電気摩擦音がパチッ、パチッという音に変わっていた。 「…(ぐわぁぁぁぁぁぁぁ)…!!」 柳生も首を左右に激しく振りながら刺激に耐えていた。ツトムの全身は波を打つように激しく震え、僅かに開いた片目は白目を 剥いているようであった。 まぼろしは高笑いするサタンの足の爪を振り返って睨み、再びガラス越しの刺激に耐える柳生を見返し、眼を閉じうつむきながらガラスを 大きくドンドンと二度叩いた。 「卑怯な…」 「うけけけけ…どうする?まぼろしパンティ…ひゃっひひひ!!」 サタンの足の爪のいやらしい笑い声が響いた。 (卑怯者!!) まぼろしパンティは心の中でそう思ったが、無言のままおもむろに振り向き、数歩進んでサタンの足の爪の前に立った。 サタンの足の爪は電気のツマミを「切」にした。電圧を戻した部屋は若干明かるさを増し、柳生は硬直していた体をガクッとさせた。 「くっ!!」 至近距離まで来て、サタンの足の爪をものすごい形相で睨みつけ、ゆっくりと学園長の足元に身を屈めた。 まぼろしはサタンの足の爪の足元で正座をする格好となり、静かにヒザをついたまま尻を上げ上半身を前に倒し、 サタンの足の爪の先の尖ったブーツに口を近づけた。 「よぅし、イイ子、イイ子じゃ…」 両ヒザを床につけ、また学園長の前で三つ指をついてコウベをたれたまぼろしパンティの口は、サタンの足の爪のエナメルに 不気味に光る靴まであと僅かとなった。柳生の脱力の状態を感じとったまぼろしパンティは一瞬動きを止め、 その状態から僅かに顔を上げて、上目使いでサタンの足の爪を睨むように見た。まぼろしの射るような視線とサタンの足の爪の蔑む目が 交差した。学園長は仁王立ちでまぼろしを見下ろし、口元は笑みを浮かべている。 まぼろしは再度学園長の爪先に目を向け、眉間にしわが寄るほど目を強く瞑り上半身を倒した。学園長は、まぼろしの美しい裸体… 細くくびれたウエスト、背中から腰にかけて美しく引かれた背骨の線、そして白いパンティからはみ出るばかりのムチムチしたヒップ… それらを上から見下ろし、股間が熱くなっていた。まぼろしパンティはゆっくりとその美しい顔を靴に近づけ、 そしてついにその純真の唇を靴にあてた。 屈辱の接吻を強要させられたのも一瞬、ほんの僅かの後にまぼろしは顔を上げた。そのとき、笑みをたたえたサタンの足の爪の表情が 不意に一変した。 「もっとしっかり舐めんか!!」 そう言うと同時に、学園長は左手を伸ばして、眼下のまぼろしパンティの首筋を力いっぱいに鷲掴みした。サタンの足の爪の 鋭く尖った爪が、まぼろしの頚動脈を捕らえている。 「うっ!!」 まぼろしは眉間にしわを寄せ、口が半開きになって声を発した。 学園長は万力のようにまぼろしを締め上げ、左腕の腕力でそのまま、まぼろしを立たせるくらいまで引き上げた。 同時に今度は前から首を締めるように、自身の右手をまわした。 「あぁっ!!」 サタンの足の爪に首の前後を捕らえられ、その爪がまぼろしに食い込んでいった。とっさにまぼろしは学園長の手を解こうと手をかけるが、 その力を解くに力が及ぶわけはない。 「…うぅぅっ…」 「なんじゃその舐め方は!?」 まぼろしパンティは朦朧とする意識の中で、学園長の押し殺したような声を聞いた。 「いまじゃ、ひったてい!!」 学園長がまぼろしを捕らえたままそう叫ぶと、意識を戻していつの間にか立っている二人の仕置き教師が近づき、まぼろしの両手を 力任せに後ろ手に回した。そのうちの一人がガチャリと手錠をかけ、まぼろしの美しい胸は無防備にさらされた。 「あっ!!」 と声を出すのが精一杯のまぼろしパンティは、サタンの足の爪に締め上げられる首締めに耐えていたが、両手の自由を奪われ本能的に 重心を落として座り込もうと腰を引いた。 「そうはさせんぞ!!」 「おとなしくしやがれ!!」 二人の仕置き教師がまぼろしの両サイドに回りこみ、腰を引いたまぼろしの腰と太ももを左右同時につかみ、 まぼろしの体を彼らの肩の上まで持ち上げた。まぼろしはサタンの足の爪の首締めは外されたものの、仕置き教師の肩の上で大きく足を Vの字に開かされた。ちょうどプロレスの技で言うツープラトンのアトミックドロップを喰らう直前の状態である。 「いやぁっ!!放してぇ!!」 まぼろしパンティは、空中で大きくVの字に開いたおのれの股間の向こうに、鋭く峰が尖る三角木馬が見を見た。 まぼろしはとっさに彼らの肩の上で体を揺らし、脱出を試みるが、もとより剛力の教師の力に足と腰を固定され、 また担ぎ上げられて体勢が不安定な上に、両手の自由を奪われバランスをとることができず、ただ、頭を激しく左右に振るのみであった。 「いくぜっ!」 「そらよっ!」 二人の仕置き教師は、まぼろしパンティを肩に担いだまま、足を開かせたまま、木馬の脇に位置を取った。 まぼろしの見事に開いたV字ゾーンを、その木馬の鋭く尖った峰に落とそうとしていた。 「いやぁっ…やめてぇっ…いやぁっっっ!!」 「覚悟しやがれ!」まぼろしの絶叫が響くが、仕置き教師はその声を無視して、少々荒っぽく、まぼろしパンティを叩きつけるように 木馬の峰に座らせた。 「い、いたっ…あぁぁぁっ!!いやぁっっっ!あぁぁぁっ!!」 まぼろしは初めて体験する激痛を下半身に感じていた。絶叫する口を半開きにし、苦悶の表情のまま天を仰いでいる。 両腕を後ろ手に縛られつつも激しく体を揺らし、木馬から降りようとするも、背後にまわっている教師の一人がまぼろしの髪と マフラーを掴んで彼女に自由を与えない。 「い…いたい…あぁ…」 「どうじゃまぼろし…木馬の味はどうじゃ…」 まぼろしパンティの正面に立つサタンの足の爪が憎らしげに問うた。まぼろしは痛みに耐えるのに精一杯で答える余裕はなかった。 まぼろしパンティは少しでも痛みを和らげようと、本能的に上半身を前に倒した。木馬の峰にうつぶせになるようなこの体勢では まぼろしの秘部は木馬の峰を離れ、その部分への痛みは若干は和らいだものの、今度は若草の茂る恥丘に峰が突き刺さっていた。 「…うっっっ…」 まぼろしは痛さと悔しさで目に涙を浮かべていた。 「その体勢じゃ、学園長が楽しめんだろう!」 まぼろしの髪を掴んで体勢をコントロールしていた教師がそう叫んで、髪を引っ張った。 「…あぁっ…」 引かれた髪に引き上げられるように、まぼろしの体は再び木馬の峰に垂直になるように、体勢を起されてしまった。 天を仰ぎ眉間に力を入れ、歯を食いしばるような表情で痛みに耐えるまぼろし…。 「…痛いか…?どうじゃまぼろし…」 学園長がその美しい顔に近づけながら、ささやくように言った。 「…」 「なかなかネを上げんようじゃのう…、これでどうじゃ!」 そういうや否や、苦悶に耐えるまぼろしの胸をガッと両手で鷲掴みにした。 木馬に乗せられ、しかも後ろ手に縛られているまぼろしは、されるがままに胸を揉まれた。 「イヒヒ…やわらかいのう…やわらかいのう…ウヒヒ…」 「あぁっ…や、やめて…」 サタンの足の爪の尖った爪がまぼろしの美しい肌に食い込む。その人差し指と中指の間の付け根から、 まぼろしの乳首が苦しそうに出ている。 「キヒヒヒッ!!どうじゃ、どうじゃ!!これでもか?ん?」 「あぁっ…放して、放してくだ…」 まぼろしの意識は遠のき、股間は次第に感覚を失っていった。 「しぶとい奴じゃ…おい、次のアノ手じゃ」 学園長は仕置き教師に目配せをした。 「へい」 教師たちはニヤリと口元を動かして返事をし、一人はまぼろしの髪から手を離した。仕置き教師の二人はそれぞれ木馬の両サイドに立ち、 そのまま床に木馬の脇へ寝そべった。力なくダラリと下がるまぼろしの両足の真下に彼らの胸が来るような位置である。 「さてまぼろし、貴様の我慢がいつまで続くかのぅ…観念するなら今のうちじゃが…」 サタンの足の爪はまぼろしの見事な胸をモミながらそう言った。 「…うっ…」 まぼろしは学園長の声は聞こえていた。しかし股間の痛みで天を仰いだまま返事はできなかった。 「そうか、まだ強情をはるつもりじゃな、よかろう。」 そういうと、サタンの足の爪は床に寝そべる教師にコクリと首を縦に振り、合図を送った。 「いくぜ、まぼろし!!」 教師の一人がそう叫ぶと、二人の教師は同時にまぼろしの足首を掴み、引っ張った。 「いやぁぁぁぁぁぁっ!!」 今まぼろしの格好は、鋭く尖った三角木馬にまたがり、その足首は床に寝そべる教師二人に左右それぞれにぶら下がるように引っ張られ、 胸は学園長のされるがまま揉みしごかれている。木馬の尖った剣先は、まぼろしの秘密のクレヴァスに突き刺さるように食い込み、 まぼろしの両目からは幾筋もの涙が流れ落ちている。 「やめてぇ……い、いたい……あぁ……はなして……や、やめて…」 まぼろしの股間に、いままで体験したことのない激痛が走る。 「ワシに服従するか?」 「いやぁぁぁっ!!はなしてっ!!」 まぼろしは、この学園の悪の化身である憎むべきサタンの足の爪に忠誠を誓うことなど絶対にできないことを心に思った。 学園長の問いが発せられるたび、まぼろしは答えをそらすように絶叫するが、そのたびごとに仕置き教師は力を入れて引っ張るのであった。 「…あああぁぁぁぁぁっ…」 足を引きながら教師の一人が憎々しげにまぼろしに向かって叫んだ。 「あんまり頑張ると、大事なところから血がでるぞ…いつもとは違う血がな…わははっ!!」 「…ぁぁっ…」 歯を食いしばり、眉間を寄せて耐えるまぼろしパンティ…。 「うけけけけっ!!ここらでトドメとするかのう…」 声を押し殺して痛みに耐えるまぼろしの目の前で、サタンの足の爪は勝ち誇る表情でまぼろしを睨んだ。そしてまぼろしの位置からでは 見えなかったが、木馬の正面にあるスイッチに手をかけた。 「まぼろし、このスイッチを入れるとどうなるかな?」 二人の教師に足首を引かれ、既に股間の感覚が麻痺しだしたまぼろしパンティの両目がかすかに開いた。 「や、やめて…!!」 そう叫ぶのがやっとであった。 「バカモノ、おそいわ!!」 学園長はそう返して、パチリとスイッチを入れた。とたん、まぼろしのまたがる木馬が小刻みに上下に運動しだした。 それはメリーゴーランドのようにゆっくりではない。道路工事でアスファルトを押し固めるために使われるスタンパーのごとく、 1秒間に30回程度弾む。この秘密の仕置き部屋にドドドドド…と電動木馬の音が響く。 「いやぁぁぁっ!!…あああああぁぁぁぁぁぁっ!!」 まぼろしの小さな尻は僅かに跳ね上げられ、重力により(足は引っ張られているので落下以上の負荷を受けながら) 落とされる まぼろしの秘貝に木馬の切先が突き刺さり、また跳ね上げられて突き刺さる…。まぼろしは絶叫しながら意識が遠ざかっていく。 「やめてぇ、やめてっ!!あぁぁっ、おろしてっ!!…あぁ…」 「まぼろし!!」 サタンの足の爪は、まぼろしの胸から右手を離し、苦悶に歪むまぼろしの顔に手を近づけ、その小さなアゴをつかんで叫んだ。 「まぼろし、最後じゃ!ワシに忠誠を誓え!ワシの下僕となるのじゃ!!」 「…くぅっっ…」 まぼろしが耐えたのは数十秒であったかもしれないが、まぼろしには数分間に感じた。 電動木馬に激しく揺さぶられ、痛みに耐えるまぼろしは口を半開きにしたまま、ついにまぼろしパンティは痛みに耐え切れず、 力なくこうべを垂れた。ガクッとした上半身は両手を後ろ手に縛られたままサタンの足の爪に寄り添うようにもたれかかった。 「そうか、とうとう観念しよったか、まぼろし!!」 「…(ぁぁぁ)…」 小刻みに上下に揺すられ、被っているパンティマスクには幾筋もの涙の跡がつたっていた。 「…お、降ろしてください…」 まぼろしはサタンの足の爪へ懇願するように小声で言った。 「ご主人様と言え!!」 「…ご、ご主人様、降ろしてください…」 「ククク…ふわっはっはっは!!」 サタンの足の爪はスイッチを切りにしながら高笑いした。下から足を引いていた仕置き教師もニヤつきながら立ち上がって、 こうべを垂れて木馬に乗せられているまぼろしの脇に立った。 「さて、これからが本番じゃ…抵抗すると再び木馬の刑じゃからな、よいな、まぼろし!!」 そういうと、脇に立っていた仕置き教師の二人が再びまぼろしを担ぎ上げた。ちょうど小さい子が小便をさせられるよう体勢のように、 まぼろしのヒザの裏を持たれて、両足はM字に開かされて木馬から持ち上げられた。 まぼろしは、ようやく木馬から降ろされたが痛みと屈辱で涙がとめどなく流れていた。 「次は、あれじゃ!」 サタンの足の爪の号令一下、担ぎ上げられたまぼろしパンティは、床に足を着くことさえ許されず、今度は革錠付の分娩椅子に座らされた。 もちろん両足を開かされ、足首部分には赤いブーツの上から二重に、両膝にも革錠を締められた。 両手は後ろ手に手錠をかけられたまま、まぼろしパンティはなすすべなくパンティの白いデルタを男たちに晒していた。 さきほどまでの電動木馬に激しく揺らされていたせいで、まぼろしの秘部を覆う白い布のパンティが尻から割れ目に沿って食い込んでいた。 「…うぅぅっ…放してください…」 泣き声となったまぼろしパンティが、か細い声で懇願したが、学園長を含む男たちは聞く訳がない。無抵抗とならざるを得ないまぼろしは、 心臓の鼓動が激しくなっていた。全身にドクドクと血液が流れるのがわかる。 「まずは下のパンティからじゃな…」 サタンの足の爪の低い声が聞こえた。 「あぁっ!!やめてぇ!!」 腰を浮かして逃れようとするまぼろしパンティ。激しく体を動かして逃れようとするが、分娩椅子がキッ、キッと音を立てるだけで 頑丈に足を固定している革錠が緩むことはなかった。 「一気にいきますか?」 サタンの足の爪の後ろから覗き込んでいた仕置き教師が尋ねた。 「いやっ!…いやっ!!」 仕置き教師の問いに答える間もなく、サタンの足の爪はまぼろしの右足付け根付近を通る幅の細いパンティライン(ヒモ)をパチンと ハサミで切り離した。 「一気か、じっくりか、まぼろし…貴様はどっちがよい?」 まぼろしの恥毛を隠す三角の布は、ヒモを切り離されたことによりその一端の張りを失い、僅かに秘毛がはだけて見えた。 「あぁっ、やめてください…」 身動きがとれず、顔を横にそむけることしか出来ないまぼろしパンティが小声で言った。 「どちらがよいかと聞いておるのじゃ!!…」 そう怒鳴ると、今度は残る左足付け根のパンティラインをハサミで切り離した。 「…いやぁ!!…」 まぼろしは体を大きく反らした。美しい胸がブルッと揺れ、胸の谷間からへそへと伝わる腹筋の筋が大きくよじれた。 もはや小さく縮まった白い布はパンティとしての役割は果たしていなかった。切り裂かれたパンティは、まぼろしの割れ目に挟まれて かろうじて股間に乗ってはいるものの、女子校生の秘毛と、未だ誰にも汚されていない初々しい秘貝を、汚らわしい男たちから僅かに 隠すだけのものであった。 (あ…あっ…) まぼろしパンティは両目から大粒の涙を流し、下唇を噛んで屈辱から耐えていた。 「許してください…学園長…や、めてくださ…」 まぼろしが言葉を言い終わらないうち、サタンの足の爪が言い放った。 「学園長ではない!ご主人様と言えっ!!」 そう叫ぶと同時に、無抵抗となった『まぼろし自身』を唯一隠す小さな布切れを一気に剥ぎ取った。 ついに、まぼろしの無垢のピンクの花びらが男たちの前に晒された。 「うぉぉっ!!スゲェ!!」 「いやぁぁぁっ!!」 まぼろしは絶叫して嫌がった。どうにもならないとわかってはいるものの、まぼろしは本能的に腰を浮かせ、体をよじり、 椅子から逃れようとするが頑丈に固定されたヒザと足首だけはなんともならず、M字に開かされた股間は無防備に晒けだされたままである。 「いやぁっ!!見ないで!!いやぁっ!!」 まぼろしの美しい秘部は、電動木馬のシゴキにより赤みを帯びているものの、その純真さは一目でわかるほどであった。 毛並みのよい恥丘、ピンクの亀裂、その中央付近にはまだ熟れる前の青い果実のような秘穴、そして朝露を帯びた花開く前の青春の蕾…。 「さすが…さすが、まぼろしパンティ…。ボディも極上なら…ココも極上…」 サタンの足の爪はその尖った指先で、まぼろしの美しく光るクリトリスを小さく円を描くように触れながらそう言った。 「あぁっ…あぁっ…あぁっ…」 まぼろしは泣きじゃくりながらその恥辱に耐えていた。 「では、上のパンティをはずしてもらおうかのぅ…こんな名器をもつ者は誰じゃ?」 左手の人差し指でまぼろしの秘豆をいじりながら、サタンの足の爪の右手は、その秘密を暴くべく、無情にもまぼろしのマスクに 手が伸びていった。 ***つづく