平成15年11月7日・初版 MonkeyBanana2.Com Free Counter

まぼろしパンティ外伝・「裏切りの罠!!の巻」第4章/長囲碁・著

学園長室に極秘に設えられた仕置き部屋。 薄闇に数本の蝋燭の灯がゆれ、妖艶にあたりを照らしている。窓一つないこの部屋に、湿気を帯びた匂いがあたりに漂う。 物音もない静寂のこの空間に、かすかに蝋燭の芯が焦げる音がジジジと聞こえるようである。 壁から生えて出ているような手錠と足錠によって、藤寿々美は全裸のまま、あたかもY字の形となって磔となっていた。 女子校生のその透けるような素肌を、揺れる灯火が橙色に染め、その影も揺れる。もとより学園一の美形と目される寿々美であるが、 しなやかな黒髪に隠れたその顔は、炎の光に揺れて一段と美しく見えた。 三匹の獣に純潔の操を奪われた寿々美は、三人目の相手をしている最中で気を失ったまま、こうして磔となり軽くこうべを垂れて、 いま夢をみていた。 …雲の一つもない青空…少女の寿々美は草原を駆けている。 …幼い頃の寿々美…赤いワンピースにお気に入りの白い帽子。 地平線まで続く緑の絨毯を、少女がはしゃいで駆け、思い出の中の母と戯れている… 「ママ!つかまえた!」 「あら、ママつかまっちゃった…」 「こんどはママがオニだよ…」 「ようし、つかまえちゃうぞ」 「キャ〜!!」 …その人形のような愛くるしい顔に、満面の笑みをほころばせながら駆け出す少女、寿々美… 「待ってぇ…寿々美ちゃん…」 「ママ…こっちよ…」 「ほうら追いついたわよ、寿々美ちゃん」 母親が少女に追いつき、その優しい手を伸ばした。 そして、未だ走って逃げようとする少女の肩に後ろから手がかけられた。しかし、少女寿々美は、かけられた手の感触に そのただならぬものを感じてハッとした。 このとき少女の寿々美の肩に手をかけたのは、母の華奢な手ではなく、指先の鋭く尖った黒く大きな手袋…その手がムンズと 小さな肩をつかむ。 少女寿々美はハッと振り返り、そして青ざめた。 「捕まえたぞ、まぼろしパンティ!!」 少女はその背後に聳えて立つ大男を、恐怖におののくそのつぶらな瞳に認めた。 「サ…サタンの足の爪…!」 鉄仮面の奥から鋭く光る眼光・・・触覚のように蠢く頭部から全身紫のビロードで包まれ、体全体から妖気が漂い、 いたいけな少女を威圧する。 「キャ〜〜〜ッ!!」 夢の中の悲鳴と同時に、磔となっている寿々美はハッと目が覚めた。かすかに意識を戻すと、寿々美は長時間磔となっている己の 両手の痺れを覚えた。 「…ここは?…」 寿々美はゆっくりと目を開けた。炎の揺れるこの薄暗い小部屋の中央に、足枷がついた分娩椅子があるのを認めたとき、 寿々美の悪夢がフラッシュバックのように、その脳裏に蘇った。 …峰が鋭く突き刺さった三角木馬…9つの触手でイカされた拘束椅子での絶頂…サタンの爪による処女喪失…二人目・三人目の男… 「いやぁっ!!」 激しく顔を振って悪夢を振り払おうとするが、頑丈に設えられた手錠は、チャリチャリと鈍い金属音を鳴らすだけで 寿々美に自由を与えない。 体全体の血液が逆流するかのように、寿々美の動悸が激しくなった。 寿々美は本能的に顔を俯き、目を下に向けて、分娩椅子から視線をそらした。深く顎を引いて思わず目をそらした寿々美の視界… それは皮肉にも、無残に疵つけられた己の体であった。 その目線の先には、揉まれ傷ついたオッパイ、その谷間の先に見えるアンダーヘアーには精液が糊のようにこびりつき、 自分の太ももには、幾筋もの血餅の跡が伝っていた。 寿々美は、昨夜の惨劇を思い出したくなくても思い返されて、自然と涙が湧いて出てきた。 一人の女として、レイプにより疵つけられたことも手伝って、涙が潤み、目の前の景色が歪んで見えた。 寿々美の両目から大粒の涙がこぼれたとき、部屋の隅から男のうめきが聞こえた。 「…うぅっ…」 「…誰?…」 今は全裸で磔になっている上、また暴行されることに慄く寿々美は瞬間的にトラウマが蘇り、恐る恐る声の方に目を遣って、 薄暗い中を目を凝らして見た。 三角木馬の向こうに、2畳ほどの広さの牢格子が見え、その中に上半身裸でうずくまるように横たわる男を見出した。 「柳生くん!!」 寿々美はとっさにそう叫んだ。人間電気ヒューズの刑により、髪の一部は焦がされて縮れ、上半身には無数の生傷があるものの、 確かに柳生ツトムであった。しかし彼の名を叫んだ後、寿々美はハッとした。いま磔となっている己の姿は、パンティのマスクも剥がされ、 下のパンティもはいていない一糸纏わぬ紛れもない藤寿々美である。こんな姿を見られては、まぼろしパンティの正体が明かされてしまう。 しかしそれよりも愛情を持つ異性に、己の全てを曝け出している一人の少女として恥じらいを感じないではいられなかった。 柳生の名を叫んだ後、とっさに顔を横にそむけ、彼の目が覚めないことを祈って息を殺した。 「…ううっ…」 寿々美の願いむなしく、柳生は目を覚ました。電気ショックで気を失った彼は、長すぎた気絶から正気を戻し、寝返りを打つように 体を半転させて薄目を開けて周りを確認し始めた。 「…(いやっ)…」 素っ裸のまま磔になっている寿々美は、この彼の動きを見たとき、大きく顔と体をそらして、あられもない自分の姿が柳生の視界に 入らぬように試みた。 寿々美の動きにより、ジャラ…ジャラ…と鎖の音が響く。柳生はその音に気づき、上半身を起こして焦点の定まらぬ視線を この仕置き部屋の四隅に流すように移した。 彼の視界には、自分が入れられている鉄格子越しに、床に散乱されたローターやバイブが…部屋の中央に三角木馬が… そしてさらに目を遣ると分娩椅子がおぼろげに見えた。 そしてついに、その足枷のついた拘束椅子の向こうに、上半身の豊かな胸を曝け出し、下半身さえも一糸まとわずアンダーヘアーを 晒している生身の女が、壁に磔になっているのを柳生は認めてしまった。 柳生はハッと息をのんだ。それは顔は見えなくても、柳生には見覚えのある髪型であった。…あの胸、あの腰のライン…マスクこそ 被っていないが、あれは『まぼろしパンティ』…そしてあの長い黒髪は… 「藤…さん?」 柳生の目が覚めないように願っていた寿々美は、彼に顔を見られぬように大きく上半身をそらしていたが、名前を呼ばれて体が僅かに ビクッと震えた。 「藤…寿々美さん…かい?」 寿々美は、柳生からの二度目の問いかけには動じなかった。柳生は鈍痛の残る全身を起こし、鉄格子に寄りかかるようにして立ち上がり、 鉄格子越しにこの裸の女の正面に立った。 再び全身の血液が逆流するほどの緊張を覚える寿々美。柳生から顔をそむけているが、彼の視線が自分の全裸に刺さっているのを 肌で感じていた。 …万事休す…壁からの手枷足枷で身動きの取れない寿々美はそう観念した。 前髪をたらしたまま、ゆっくりの柳生の方へ顔を向きなおす。柳生は長く垂れる黒髪からこの少女の顔が露になっていくのを、 訝るような表情で見ていた。手足の自由の利かないまま、寿々美が顔をゆっくりと向けていく。それに伴って目鼻立ちがあらわれ、 この女の表情が明らかになっていった… 「…柳生くん…」 ついに寿々美は顔を正面に向け、その涙の潤むつぶらな瞳で柳生と視線を合わせた。 「藤さん!」 柳生は裏返るような声を上げて、寿々美の名を呼んだ。美しい黒髪、端正に通った鼻筋、赤く花びらのような唇…まさに藤寿々美であった。 「ど…どうして?…どうして藤さん…」 柳生はそう言ってハッと言葉を詰まらせた。 「もしかして君が…君がまぼろしパンティ?」 柳生は鉄格子を両手に掴んで、力をこめて握りしめるながら静かに聞いた。 美しい、おわん型の胸をなすがままに晒け、磔の身となっている寿々美は、涙を浮かべて柳生の目を見つめるだけで何も答えなかった。 この沈黙が自分がまぼろしの正体であることを認めていた。 「き…君が…仕置き教師達と戦っていたのか?」 柳生の口調は荒くなって、この頑丈な鉄格子を揺さぶった。 「あぁ…なんてことだ!!…僕は君を欺いたのか!!…あぁっ!!」 激しく鉄格子を揺さぶるが頑丈な造りの格子の前では、柳生自身の体を揺らすだけである。 「僕の所為で、君がこんなことに!!…」 柳生は泣き叫ばんばかりに絶叫した。 「…いいの…いいのよ…」 寿々美の両目から涙が一筋…二筋と流れた。 ”バタン!!” そのとき、この部屋の扉が蹴破られるようにけたたましく開いた。その大きな音はこの小さな部屋中に響き、寿々美も柳生もビクッとして 入り口を見た。 「キャァァッツ!!」 寿々美がその主を認めたとき、全裸で身動きの取れない寿々美が悲鳴をあげた。 「よう、お二人さん…お熱い会話してますねぇ…ククク…」 暗い影の向こうから、シルエットに浮かぶ大男…サタンの足の爪がツカツカと足音を立てて入ってきた。 寿々美の脳裏には昨夜の悪夢が蘇り、体中の血液がまるでこの大男から避けるように逆流を始めた。 寿々美の心臓の鼓動はいきなりマックスとなって激しい動悸に見舞われ、その場で卒倒しそうになるが、 手足を手錠により拘束されているので、身動き一つできないでいた。 恐怖に全身を小刻みに震わせ、そして恐怖に慄き上目使いで学園長を見る寿々美…その視線を跳ね返すように見下ろす学園長の 威圧した眼光が、鎖に繋がれた子羊の如き寿々美を視殺する。 「ご機嫌いかがかな?まぼろしパンティ…」 学園長は寿々美の正面に立って低い声で呟いた。そしてゆっくりと右手で寿々美の顔を軽く撫ぜ始め、その鋭く尖った指先で やさしく愛撫するかのように、寿々美の顎のあたりの産毛をさすった。 「…あぁ…っ…」 小刻みに震える寿々美…。口元が更に震え、学園長の手を避けるように、寿々美は顔を反らした。 「フン!!」 学園長は鼻で笑うように呟くと、急に動きを速め、いきなり磔となって無抵抗となっている寿々美のオッパイを両手でガッと鷲掴みにした。 「あぁっ!!」 不意に胸をつかまれた寿々美は天を仰いで声をあげた。 「いやっ…はぁっ…やめてぇっ…」 寿々美の両手両足は頑丈に拘束され、唯一動かすことのできる体を反らし、そして左右に激しく動いたが、サタンの掌は寿々美の胸から 離れなかった。 「ククク…もがけもがけ…昨夜の続きを始めるか?ん?犯してくださいって言ってみよ…ホレ…」 学園長の爪がギリリと音をたてるかのように、寿々美の胸の肉にさらに食い込んでいく。 「いやぁっつ!!」 「や、やめろっ!!藤さんを放せっ!!」 サタンの足の爪の背後から、檻の中の柳生の絶叫が響くが、サタンの足の爪はさらに力を入れて揉みしごいた。 「何なのおじさま?…子ネズミも一匹いて?…」。 そのとき、学園長が入ってきたドアからスラリと背の高い女が入ってきた。右手にはムチをもち、左手でムチの穂を握りしめている。 全身を網タイツ仕立てのコスチュームで覆ってはいるが、その豊満な胸だけは臆することなく曝け出されている。 そして、その後ろから続いて不気味な男も一緒に部屋に入ってきた。 サタンの足の爪が目を遣ると、寿々美の両胸を掴んでいた手の力をゆっくりと抜いて、寿々美のその豊かなオッパイから手を離した。 握りつぶされていた寿々美の胸が、弾力あるハリのある胸に戻る。 柳生と寿々美は口を噤み、恐怖に慄く目で、この予期せぬ二人を見た。特に一糸纏わぬ姿で己の全てを曝け出し、 身動きも取れず磔となっている寿々美は、唇をわなわなと震わせ、上目使いでこの女を伺っている。 「この女ね…まぼろしパンティとやらで学園を乱していたのは…」 ムチを持つ女が寿々美の裸体を舐めるように見下して言った。この女は佐丹朱実。サタンの足の爪の姪にあたる。 別名、『乳房の小天狗』といわれ、鮮やかなムチさばきでの拷問を得意とする。 「ウム…このクライム学園の風紀を乱す者じゃ…キツ〜イお仕置きをしてやらんとな」 こう言って、サタンの足の爪が口角に笑みを浮かべた。 「い…いや…もう許して…」 寿々美は、顔を微妙に振りながら蚊細い声でそう訴え、全身恐怖に慄き震えながら、視線を合わせることさえ出来ずうつむいた。 「キシシ…は、はやく…はやく犯っちまおうぜ…キシシ…」 女に続いて後から入ってきた不気味な男が、しゃがれた声でそう言いながら歩を進め、全裸で磔の寿々美の正面に位置をとった。 そして、この男は背を丸めて、体を反らして震える寿々美の顔を覗き込んだ。寿々美の恐怖に乱れる呼吸の中、恐る恐る視線を合わせて 寿々美はこの男の顔をはっきりと認識した。どこかで見覚えのある男… 背丈は小さく、中年太りで異様なほど出た腹。丸くむくれた顔面にはデキモノの跡が無数に残り、不気味な二重アゴとチリチリの 天然パーマ。 …この男こそ本クライム学園の理事長、鬼頭である。理事長との役職はあるものの、その才覚も何もなく、先代から引き継いだ金と権力で、 この学園に顔を利かせていた。朱実は学園長の姪という立場を利用し、この男の財産を目当てに理事長に取り入っていたのだった。 鬼頭も、己のその野獣のような性欲を慰めてくれる女として、彼女の存在を認めていた。 鬼頭の不似合いな丸眼鏡の奥から、焦点の定まらぬ死んだ魚のような目が、全裸の寿々美に視線が刺さる。 「…かわいぃねぇ…キミ…」 寿々美の涙に潤む目と視線が合ったとき、いやらしい語調でそう吐いた。 「いゃ…やめてください…み、見ないで…」 寿々美は、胸はおろかアンダーヘアーもそしてそのワレメも、1本の糸でさえ隠すことのできない状況で、この不気味な男の、 獣に似た性欲を全身で感じていた。と同時に、ひとりのオンナとしての貞操がいま再び崩れ壊されそうな状況に、 寿々美の全身の血液が怒涛のように鼓動した。 「…ウム…サタンが言うように飛び切りの美女…」 そう言うと、美しい寿々美の鼻先にその汚い顔を更に近づけ、ニャッと口角を上げた。タバコのイヤな匂いが寿々美の鼻をつく。 その背後では、サタンの足の爪と朱実が、不気味な笑みをたたえながら事の成り行きを見ている。 視線を合わさぬように顔を反らした寿々美は、唇を震わせて迫り来る恐怖にわなないていた。 鉄格子の中の柳生は、両手で格子を握りしめたまま、ただ呆然と立ち尽くすしかできないでいた。 「サタンの奴…100万円などとふっかけやがったが…まあ上等なほうだな…」 鬼頭は1週間は入浴してないとおぼしき体臭を漂わせながら、恥ずかしい部分さえ曝け出して磔となっている寿々美の全身を 舐めまわすように凝視し、そう呟いた。 この男の背後に立つサタンの足の爪は、フッと鼻で笑って微笑した。 実は昨夜、寿々美の純血を奪った性交を終えたサタンの爪は、早速この理事長に連絡をとり、寿々美のカラダと引き換えに 100万円の学園への寄付を要求したのだった。もちろん学園への寄付とは名ばかりのもので、その全ては学園長の自由裁量となる 用途不明金となる。つまり寿々美は一時的に100万で売られたのである。 「さてと…」 男はそう小さく呟くと、恐怖に震える寿々美の、その小さなアゴを中指の腹ででさすった。顔をそむけて嫌がる寿々美…。 「100万円分楽しませてもらおうか…」 鬼頭はそう言うと、寿々美の顔に尽きたてた中指に力を入れた。 「や、やめろっ!!藤さんに手を触れるなっ!!」 鉄格子の中から柳生が叫ぶ。すると、鬼頭はゆっくりと振り返って、目を見開いて柳生を見た。 「藤…だと?」 鬼頭は目を瞬かせて、再びゆっくり寿々美に向き直り、斜め下から舐めるように、寿々美の美しい顔を凝視した。 寿々美の表情が一瞬強張る…。 「おまえ…藤警部の娘…か?」 目を細めて問う鬼頭の口元には、かすかな微笑を浮かべているように見えた。サタンの足の爪もこの理事長に目配せして、軽く頷いた。 「そうかそうか…」 鬼頭の目が寿々美の運命をからかうかのように笑っている。そして鼻を引きつらせ、憎々しい表情で鬼頭はこう言った。 「おまえの母親も気の毒にのぅ…」。 寿々美はハッとして、刺すような視線で鬼頭の目を見た。 「…(何が…何が『気の毒』なの?…この男…何を知っているの?)…」 幼い頃の記憶しかない母の面影を辿っても、どうしてもこの男とは結びつかない。病死した母親のことをなぜ鬼頭が口にしたのか… 寿々美には不可解であったが、この男が最愛の母親について何か知っているのなら、そのことを知りたいとも思った。 「…ママのこと…どうして?…」 全身丸裸で両手両足を拘束されながら、恐る恐る寿々美が口を開いた。 「…キシシ…知りたいのならば教えてやろう…あの女…余計なことに首を突っ込まなければ死なずに済んだのに…」 アゴを突き出し、眼だけ寿々美を見下ろすような表情で鬼頭は口を開いた。 …寿々美が学園附属の小学2年生の頃、藤一家はクライム学園職員寮に住んでいた。折りしも校内暴力等の社会風潮もあって、 この学園も当時から学園犯罪が多くあったが、藤警部一家の昼夜分たぬ勤務によって、このクライム学園の治安を最低限守っていた。 父親は危険な仕事に就いてはいるものの、明るい家庭に恵まれ、幸せな暮らしをしていた藤一家。 しかしある日、寿々美の母は買い物から寮に帰る途中の森の道で、藪の中から若い女性の悲鳴を聞く。 自転車をとめて、買い物カゴをその場に落として藪の中に分け入っていく寿々美の母…。 『あっ!!』 そこに彼女が目にしたものは、セーラー服のスカートは捲り上げられ、パンティも脱がされて呆然と横たわるクライム学園の 女子生徒であった。上着も乱れ、下着まで土で汚されたこの少女の内モモには血痕があった。 いままさにこの場でレイプされていたという状況に、寿々美の母は居合わせてしまった。 とっさにあたりを見回すが、男の影はない。意識朦朧としている女子生徒を抱き起こし、一言二言声を掛けたとたん、 崩れるように泣き崩れた女子生徒…。寿々美の母は相手は誰かを尋ねるが、少女はただ涙を流すだけで言葉にならない。 寿々美の母はしばらく少女を抱きしめ、胸の中でひとしきり泣かせた。 数十分後、ようやく落ち着いた女生徒に相手は誰かを尋ねた。しばらくは無言であった女生徒だが、「…鬼頭理事長…」と蚊細く答えた。 寿々美の母は、自分が真偽を確かめるから、それまで口外しないように伝えて、女生徒の学生寮まで送っていった。 翌日の朝、夫の藤警部と寿々美をそれぞれ学園へ送り出したあと、寿々美の母は一人学園に向かった。 しかし彼女は、このことを公にしては学園全体のマイナスとなると考え、穏便にすまそうと考えていた。もちろん夫に話せばコトが 大きくなるので話してはおらず、自分の胸三寸に留めておくつもりでいた。 普段は学園にいない鬼頭理事長であったが、偶々この日は学園に出向いており、そのことを知った寿々美の母は、 一途に理事長室に向かった。 理事長室のソファーで二人は向き合い、寿々美の母は、昨日の出来事を鬼頭理事長に刻々と話した。 次第に聞くうちタバコを持つ手が震える鬼頭…。 始めのうちは暴行を否認していた鬼頭だが、女生徒がその暴行魔が自分であると認識していることと、寿々美の母という第三者が 割って入ってきたこともあり、いつまでも言い逃れは出来ない状況であることを認識しだした。 そして、寿々美の母の『今ここで暴行を認めて謝罪・賠償すれば、公にはしない』の一言で鬼頭はそれを認めた。 しかし、今は他の教師も生徒もいるので、今夜、その生徒を連れて再び理事長室来てくれと鬼頭に言われ、寿々美の母は渋々了解した…。 「…そしたら、あの女、本当に女生徒を連れて夜7時頃に理事長室に来やがってよ…俺も手荒なコトはしたくなかったが… ホントに来られちゃ仕方がないわな…」 寿々美は瞬きもせず、鬼頭の顔をじっと凝視して聞いていた。鬼頭の背後にある鉄格子の中の柳生も固唾を飲んだ。 一呼吸おいたあと、鬼頭はサタンの足の爪を首を傾げて一瞥し、そして磔となっている寿々美に顔をむけ、不気味に笑みを浮かべて こう言った。 「…キシシ…二人とも犯してやったぜ!!」 「そんな!!」 寿々美は悲鳴に近い絶叫の声をあげた。 「あらかじめ侍たせといた護衛の男二人とよ…三人で楽しませてもらったぜ…キシシ…」 「ひ、ひどいっ!!うそ…うそよ…」 寿々美の眼から涙がつたっていく。 「はじめキサマのママは『その娘は放してあげて…私が身代わりになるから』なんてことをぬかしておったが…世の中そんなに甘くは 無いわな…女子生徒はもちろん、お前のママにも何発かぶち込ませてもらったぜ…キシシ…あの女が全裸で俺の腕の中で悶えちゃってよ… キシシ…」 「…や…やめて…やめてぇっ!!……」 涙で真っ赤に潤む寿々美の眼からは、その眼光はいっそう鋭くなり、鬼頭を睨みつける。両手両足は手錠によって繋がれているが、 全身からは怒りの気を立ちこめていた。 「放して…放しなさい!!この手錠を放して!!絶対許せないっ!!」 力任せに手錠を引っ張ってみるが、所詮は華奢な女子校生の寿々美には、鎖を断ち切る力も無く、両手の自由を得るには至らない。 「ヒヒヒッ…いい悶えっぷりだったぜ。お前に似た美人の女でよ…肌もキレイで…それが俺の胸の中で声をあげて…」 「い、いやぁっ!!いやぁっ!!」 寿々美は動きの許されない両手両足をバタつかせて、首を激しく振った。 「そしたらよぉ…」 鬼頭は寿々美の正面に仁王立ちに位置をとって、蔑む視線で寿々美を睨み、話を続けた。 「数日後デキちゃったことが判ったんだとよ…俺の子を孕んじまったってよ」 寿々美の表情が一瞬凍って、動きが止まった。 「お前のきょうだいだぜ…キシシ!」 「いやぁぁっ!!ああぁぁっ!!」 寿々美は絶叫した。涙が頬をつたい、全身が震えた。 警部の妻ゆえに、余計に不貞は許されない立場にいた寿々美の母は、この事実を誰にも打ち明けられずにいた。 そして暴行から数ヶ月たったある日の夕方、体の変化を家族に隠しきれないと悟った寿々美の母は、幼い少女を残したまま… 「…おまえの母親は病死ではない…自殺だ…」 寿々美の表情が一瞬で蒼くなり、眼を見開いて鬼頭をみた。 「う…うそ…」 寿々美は独り言のように呟きながら、首を左右に振った。 「…そんなの…うそよ…」。 「キシシ…信じられるはずもないわな」 寿々美は言葉を失った…柳生も朱実も、そしてサタンの足の爪も無言となり、この部屋は一瞬の静寂となった。 壁から繋がれた手錠に繋がれ、それにもたれかかるようにしながら、はらはらと涙を流し、すすり泣く寿々美…。 鬼頭はその美しい顔に顔を近づけ、憎々しげに小鼻を引きつらせて寿々美の顔を覗き込んだ。 「どうじゃ?…憎いか?俺が憎いか?…ん?…」 「…許さない…絶対…絶対許さない…」 寿々美は嗚咽にかすれる声でそう言うと、上目で鬼頭を睨みつけた。 「…ママの仇、絶対に討つ…」 鬼頭に刺すような眼めで睨みつけながら、独り言をいうように言った。鬼頭は寿々美の眼を睨み返しながら、 裸のまま壁に繋がれた寿々美の肢体を舐めまわすように、寿々美の前をゆっくり左右に移動する。 「ほう…この期に及んでまだ強がるとは…こりゃオシオキのし甲斐があるわい…キシシ…」 ニヤつきながら息を搾り出すように笑う鬼頭の顔が崩れる。 「お前の母も、ちょうどこんなオッパイだったわい…」 鬼頭はそう言うと、頑丈な手錠により自由のきかない無抵抗の寿々美の、そのふくよかな両胸を両手でガシッと鷲掴みにした。 「あぁっ!!いやぁっ!!」 体を激しく揺らし、抵抗する寿々美…手錠の金属音がむなしく響く。 鬼頭は手のひら全体で乳を包み込むようにし、さらに両手の中指で、寿々美の無防備に晒された桜色の乳首を軽く弾く。 「…あぁっ…あぁっ…いやっ…あぁっ!!」 「ウンウン…いいねぇ・・・いいねぇ…」 男は力の緩急を入れて胸を揉みだした。 「どうじゃ?どうじゃ?」 「いやっ…やめて…やめて…」 寿々美はさらに体を左右に揺らして逃れようとするが、この男の爪が寿々美の柔らかい胸に、鷹の爪のように食い込んで離れない。 「や、やめろ!!」 背後で柳生がそう怒鳴るが、この男は聞く様子もなく、ニヤニヤと薄ら笑いを浮かべて更に力を入れて寿々美の乳を潰しにかかる。 「…いたいっ…やめてぇっ…いたぁいっ!!…」 寿々美は胸を掴まれたまま、首を左右に激しく振って絶叫した。 「ん?…いたいか?…いたいか?…」 涙に咽ぶ寿々美の表情を楽しむかのように、この男は満悦の表情で寿々美に聞いた。 「胸が痛いのなら…こっちはどうじゃ?」 そういうと、乳を揉んでいた右手を離し、素早くその手を寿々美の股間へと運んだ。寿々美の若草を掻き分け、股間の僅かな隙間に指を すすめて、穴を穿つように右手をこじ入れていった。右手の人差指と中指が寿々美の秘裂をつたって、寿々美の蕾を探り当てた。 「あぁっ!!」 寿々美の悲鳴がいっそう声高になって響く。 男の左手は胸を掴んだまま、その右手は寿々美のクリトリスをいたぶるように左右に震動を加え始めた。 「い、いやぁっつ!!」 寿々美は磔になりながらも、大きく体を反らした。結果、この男に胸を突き出す形となり、間髪入れず鬼頭は、手から離れた寿々美の 左胸乳首に吸い付いた。 「…ン…ング…ンン…いい…いいねぇ・・・」 チュウチュウといやらしく音を立てながら舐めまくる理事長。左手をいったん胸から放し、そしてさらに勢いをつけて掴みなおした。 「…どうじゃ?…ここか?…ん?…どうじゃ?こっちか?…」 寿々美の股間を探る男の右手が、その触れる位置を変えるかのように、指だけを左右に激しく動かしながら、寿々美のワレメに沿って 移動する。 「…ああぁぁっ!!いやぁぁぁぁっつ!!…」 「あいかわらずエゲツない…」 寿々美の悲鳴を聞きながら、サタンの足の爪はさらに微笑で顔が緩んだ。 「やめろっ!!放せ!!畜生!!ここを開けろっ!!」 鉄格子を激しく揺らしながら、鬼頭の背後で柳生が咆える。 「やかましいっ!!静かにおし!!」 朱実がムチを振りかぶり、鉄格子に振り下ろした。ヒュンと音をたてて振り回されたムチは格子のパイプを握る柳生の手に直接当たり、 革のムチと金属がぶつかる乾いた音がバシィンと響いて、柳生は格子の隅まで弾かれた。 「…柳生く〜ん…あぁ…ああっ…た…助けて…」 鬼頭は、寿々美の股間にこじ入れた右手はそのままに、胸を揉む手を乳から放し、Yの字となって動けない寿々美の細い体を 抱き込むように、彼女の胸の周りに腕をまわした。 「い、いやぁっ!!」 「クククク…あぁ…勃ってきた…勃ってきた…」 この不気味な男はしゃがれた声でそう言うと、磔となっている寿々美の美しい太ももを跨ぐようにし、自分の股間をこすり当てだした。 寿々美の右太ももに、硬い異物があたる。寿々美は体を大きくくねらせて逃れようとするが、またしても手枷足枷は寿々美に自由を 与えない。寿々美は為すがままにされ続けた。 「…で…出る…出ちゃうよォ〜」 奇妙な声をあげるこの理事長の後ろで、サタンの足の爪は微笑しながら、そして朱実は無表情で寿々美の苦悶する表情を見ていた。 「キシシ…挿れるぞ…挿れるぞ…」 不気味な男が鼻息を荒げ、寿々美の秘裂をまさぐる彼の右手を休めることなく、己の左手で自分のズボンのベルトを外し、 ファスナーを下げた。涙に潤み微かに開けた寿々美の視界に、この理事長のイチモツが見えた。 「いやぁっ!!やめて…お願い…もうやめてぇっ!!」 寿々美の絶叫がこの部屋に響くが、既に鬼頭理事長の下半身は、全開したズボンのファスナーから寿々美に突き刺すイチモツが 黒光りしていた。 「さぁて…おとなしく足を開きなさい…」 そう言って寿々美の股を開けようと、両手を寿々美の太ももに手をかけた。 「いやっ!いやっ!!」 寿々美は股間に力を入れて、必死で両足を閉じた。しかも寿々美はもとよりY字に磔になっており、壁と繋がる足錠も 両足そろえて留めてあるので、このままでは物理的に寿々美の股は開かない。鬼頭は、寿々美のアンダーヘアーを右手で掻き撫でながら、 自分のいきり勃つ股間を何とかして寿々美にブチ込もうとしていたが、頭の足りないこの理事長でも、ようやく足錠が邪魔なことに 気が付いた。 「チッ!!」 理事長は舌打ちすると、両手を寿々美から離し、身を屈めて足錠を外そうと手を掛けた。それを磔になりながら上から見下ろして察知した 寿々美は、しめたと思った。 「…(このまま両手両足が自由になれば、この3人を倒してこの場から逃げ出せるかもしれない…まずこの気味悪い男を倒すには 訳のないこと…ヒザ蹴りをアゴに見舞ってやれば一発だわ…学園長も股間を一撃すれば動きが止まるはず…問題はあの女…勢いをつけて 高く跳ねて、ムチも威力を失う頭上からの攻撃しかないわ)…」 「…ハァ…ハァ…」 鬼頭は鼻息を荒げながら寿々美の足錠のバックルを外し始めた。カチャッと金属の音がして、左足の足枷が外れた。 寿々美は「いやぁ…」「やめてぇ…」と口では言いながら、鬼頭が残る手錠足錠の開錠するのを待ち、反撃開始のタイミングを狙っていた。 「待ちな!!」 そのとき、朱実がムチを振りかざし、地面に叩きつけて叫んだ。バシッという不意な音に、身を屈めて足枷を外そうとしていた鬼頭も 驚いて、手をとめて朱実の顔を見た。 「つくづく頭の悪い男ね、あんたって。この女はパンティこそ被っていないが、まぼろしパンティよ…」 朱実は寿々美の顔を見ながら、そう言ってゆっくり近づいてきた。そしてキッと鬼頭に向き直って言った。 「うっかり自由の身にしようものなら、あんたなんか3秒でノサれちゃうわ」。 「グブブ…」 鬼頭は、母親に叱られた子供が駄々をこねるような目をしたが、さっと寿々美から身を引いて、朱実の後ろに隠れるように動いた。 「…(しまった!!)…」 右足の足枷だけが外された寿々美は、依然身を拘束されながら、唇をかみしめて朱実の言葉を惜念の表情で聞いた。 「さすがは朱実…で、どうする?」 サタンの足の爪も、寿々美のその怯えきった眼を睨みつけながら朱実に聞いた。 「たやすいことよ!!」 朱実はそう語調を荒げると、再びムチを大きく振りかざした。そして、豊かな乳房剥き出しの上半身を半回転させると、そのムチの先を、 磔となったままの寿々美の左ヒザに照準を合わせて振り下ろした。そして朱実の胸が大きく揺れた瞬間、パシィィンというムチと人肌が あたる乾いた音が響いた。 「いたいぃッ!!」 寿々美の絶叫が、この小さな部屋に響いた。そして間髪入れず、2発目のムチがしなやかに舞い、やはり寿々美の左ヒザに 振り下ろされた。 「ああぁっ!!」 甲高い悲鳴がさらに響く。 「まだまだぁっ!!」 3発4発と朱実の容赦ないムチは続いた。ヒュンと風を切る音とパシィン、ピシッと寿々美の左ヒザを執拗に狙うムチの音が交互に響く。 「いやぁっ!!」… 「きゃぁぁっ!!」… 「あっあぁぁっ!!」… 寿々美は大粒の涙を流しながら、その痛みに耐えていた。 朱実のムチが20発ほど振り下ろされた頃、寿々美の左ヒザには血がにじみ、青く変色しだした。寿々美も左足に力が入らず、 右足に重心を落として片足で立っている状況になった。 「このくらいでいいだろう」 朱実は伸びたムチを巻き取りながら言うと、鬼頭に目配せした。寿々美は完全に左足の機能を失い、ジャンプしての攻撃どころか、 数歩も自力では歩けなくなった。 「よぉっし!!」 朱実の陰に引き下がっていた鬼頭が寿々美に飛びかかっていった。寿々美の背と壁との間に手をこじ入れて胴に手を廻し、 抱きついた格好となると、夢中でその柔らかな両オッパイを舐め始めた。 「ン…ムムッ…ン…ンン…」 鬼頭はズルズルと下品な音をたてて、下を尖らせて乳首を舐めつついた。 「や…やめて…あぁ…ああぁっ!!」 寿々美は胸を反らせて避けようとするが、鬼頭は完全に寿々美の胴に手を廻しているので、どうあがいても避けようのない状態と なっている。鬼頭はまさに、かぶりつくかのように寿々美の乳首に吸い付いた。 「や…柳生くん…柳生く〜ん!!」 「ふ…藤さん!!…畜生!!…放せっ!!」 柳生は格子の間から手を伸ばすが、当然鬼頭の背に届くわけは無い。 鬼頭は次第に重心を落とし、寿々美の尻の周りに手を廻す位置となった。鬼頭の舌は寿々美のデルタゾーンに達していた。 寿々美の股間に正面から顔を埋めるようにして、まるで生き物のように動く舌が寿々美の陰毛の茂みを掻き分けて、寿々美の縦スジを 舌で舐め辿る。 「…あぁっ…ぁ…」 壁の錠から唯一外された寿々美の左足が、必死に鬼頭の侵入を防ぐべく股間を閉じようとするが、朱実のムチ攻撃により力が入らずに、 ただ鬼頭にされるがままに弄ばれた。 鬼頭は寿々美の右太ももをかぶりつくように舐めながら、反対の足の左ヒザ裏を掴み、グイっと持ち上げた。寿々美の両手は高々と 挙げられたまま鎖に繋がれ、右足一本でバランスをとりながら立ち、犬が小用をたすかのように、力が入らぬ左片足を挙げさせられた。 必然、寿々美の陰部が鬼頭の目の前に晒された。 「ンヒョ〜ッ!!」 鬼頭は吸い付く口を寿々美の肌から離し、おちょくるように奇声をあげた。 「…んまぁ…これは見事な…かわいいクリトリス…」 右手で寿々美の左ヒザ裏を持ち上げながら、今度は尻にまわしていた左手中指の腹を寿々美のワレメにあてがって、 ゆっくりとなぞり始めた。寿々美の透き通るような白い肌が、邪悪な男の愛撫により一気に桜色に染まる。 「あぁっ…いやっ…さ…触らないでっ!!」 寿々美の両目から涙が流れる。 「んも〜う我慢できん!!」 鬼頭は再びベルトを外し、ファスナーを下ろすと、一気にズボンも下着も脱いでしまった。そして鬼頭は、残る右足の錠を外そうと 寿々美の足元に屈むと、首だけ振り返って朱実の表情を伺った。朱実は鬼頭の眼を見ながら軽く頷き、『反撃できぬほど足を攻めたので、 もう外してもよい』と目配せした。鬼頭はその視線の意味を受け取ると、顔を嬉々としてほころばせ、素早く右足錠を外した。 「…キシシ…いよいよヤらせてもらおうかな…ん?…」 鬼頭は満面の表情で寿々美に向き合い、しゃがれた声で言った。対照的に寿々美は涙を流したまま、顔を横に反らし、唇をかみしめて 一言も発せないでいた。 「…しっかりとご奉仕するのだぞ…」 鬼頭の背後から、サタンの足の爪のが寿々美に近寄り、寿々美の両手錠を外しながら言った。パチンパチンと音がして、寿々美の両手錠が 外れ、寿々美の四肢は自由になった。が、長時間磔になっていた体の疲れか、身を守ろうとする女の本能か、寿々美はその場でドサリと 音を立てて前のめりに倒れこんでしまった。 「いいザマじゃのう…まぼろしパンティ…」 サタンの足の爪は、身を守るように体を丸める寿々美を上から見下ろして呟いた。鬼頭もニヤリと笑い顔を歪ませる。 「ふ、藤さん!!」 格子の中から柳生が叫ぶ。その声に反応して、寿々美が横たわったまま、顔を柳生の方へ向けた。 「…や…柳生くん…たすけて…柳生くん…」 意識が朦朧となりながら、寿々美は涙を溜めて、その潤んだ瞳で柳生を見た。 「さて…と…」 横たわる寿々美の足元にまわった鬼頭は、体をかがめて、素早い動きで寿々美の両足首を掴んだ。そして力を入れなおして寿々美の股を 思い切り開かせた。横たわっていた寿々美の体は強引に仰向けにさせられ、寿々美の胸が揺れる。足をひろげられて、股間が露わとなった 寿々美は、とっさに両手で自分の秘部を隠した。 「いやぁっ!!」 すると鬼頭は、寿々美に更にじり寄って、力の入らぬ寿々美の左足を自分の右肩にかけ、寿々美の形のいい両方のオッパイを掴んで、 前のめりに体を突き出した。とたん寿々美の体はねじれ、左半身が傾き尻が浮いた。間髪いれず鬼頭が、醜く腫れた己の顔を 泣きじゃくる寿々美の顔に近づける。そして裸の寿々美と体を密着させたまま、鬼頭の唇は寿々美の唇に照準を合わせ、顔を突き出した。 鬼頭の獣のような鼻息が、寿々美の柔肌をいやらしくなめる。 「…い…いやぁっ!!…いやっ!!いやぁぁっ!!…」 寿々美は、自分の股間を隠す両手のうち左手を離し、鬼頭の首から胸のあたりにその手をかけて、鬼頭の執拗なキスの切迫を 突き放そうとしていた。しかし体の弱りきった女子校生の左手一本の力では、性欲に満ちた中年男の全身の力に勝ることはできない。 鬼頭は寿々美の左手の支えを全身の力で押し切ると、寿々美の顔にその醜い顔を更に近づけ、大きく舌を出してその白い首筋を アゴの先まで舐め伝わせた。肌が密着し、秘部を隠し覆う寿々美の右手甲に、鬼頭の固くなった股間のイチモツがあたる。 「…うぅ…ぁ…」 寿々美は全身を揺らせて鬼頭を拒絶するが、鬼頭はその抵抗を楽しむかのように寿々美に重くのしかかり、寿々美が避ける方へ その醜い顔を寄せていく。そして鬼頭が美しく瑞々しい寿々美の肌を、まるで寄生虫が柔肌を蝕むかのように舐めつくす。 「…い…いやぁっ!!…いやっ!!やめてぇっ!!…」 「フォッフォッ…まだ元気じゃのう…まだ楽しませてくれるわい…」 サタンの足の爪が、絡み合う二人の頭部脇に立ち、自らも身をかがめて、寿々美の両手に手を掛けた。そして鬼頭を近づけさせまいと つっぱり棒の役目をしていた寿々美の左手首をムンズとつかみ、次に寿々美の秘裂を隠している右手の肘を掴んで、サタンの足の爪は ゆっくりと力を入れて引いた。万力のような学園長の力は、寿々美の抵抗空しく、寿々美の手がゆっくりと離れていく。 「いやっ!!いやっ!!やめてっ!!」 寿々美は力を入れながらも顔を左右に激しく振った。寿々美の豊かな胸が鬼頭の目の前でユサユサと揺れる。 「…おとなしくせい…」 サタンの足の爪は更に力を入れて、こじ開けるかのように寿々美の両手を上げさせ、床に押さえつけられた。寿々美は仰向けになったまま バンザイをさせられる格好となり、その美しい胸が突き出され、同時に寿々美の秘部も無防備に晒された。 「ああぁっ!!」 寿々美の一段と大きな声で悲鳴をあげた。寿々美の両手が外されたことを確認すると、鬼頭は寿々美の股間に手をまわし、寿々美の蕾を いじり始めた。 「…剥くぞ!!剥くぞ!!…」  鬼頭は2本の指で陰核を挟むようにしながら激しく手を振るわせた。 「いやぁぁぁぁっつ!!」 激しく体を揺さぶり、寿々美は脱出を試みるが、サタンの足の爪に両手を床に押さえられ、血のにじむ左足は鬼頭の方にかけられて 動くことはできない。唯一動かせる右足は鬼頭に跨がれるような格好で体重をかけられ動かせなかった。しかし、体を激しく揺らすうち、 鬼頭の体が浮き、次第に右足の動かせる幅が広くなっていった。 のたうちまわる寿々美の下半身は、サタンの足の爪によりそのワレメを隠すものもない。鬼頭にはピンクの秘穴が妖しく動いているように 見えた。 「…お…おとなしく…し…しやがれ!!…」 鬼頭の性欲は限界に近づいており、寿々美の胸から左手を離し、自分の肉棒の根元を握り、ついに寿々美の陰唇にあてがった。 「…や!!やめてっ!!…」 寿々美に己の肉棒を挿入しようと、鬼頭が体勢を立て直した瞬間、鬼頭と寿々美の体の密着が解け、その空間が寿々美の右足を 自由にさせた。そして床に仰向けにさせられながら、右足を大きく屈めると、カカトは鬼頭の顎の近くの位置となった。 「えぃっ!!」 寿々美は、右足の全ての余力を使って、のしかかる鬼頭の顔面を蹴り上げた。顎を突き上げてたまま飛ぶように宙を舞う鬼頭。 「どあぁぁっ!!」 「きゃぁっ!!」 蹴り飛ばされた鬼頭は、その背後でコトを見ていた朱実にぶつかるように吹っ飛び、朱実は鬼頭に押しつぶされて二人は倒れ、 朱実は鬼頭の下敷きになった。 「むおっ?」 「えいっ!!」 寿々美の両手を床に押さえつけていたサタンの足の爪は、一瞬事態を理解できずにいた。寿々美は鬼頭を蹴り上げると、次の瞬間、 寿々美は体を丸めて、自分の手を押さえつける学園長の脳天に蹴りを見舞った。 「ウギャッツ!!」 サタンの足の爪は、脳天を押さえて床にのたうちまわった。 ようやく三人から解放された寿々美。昨晩からの度重なるレイプと鬼頭の執拗な責めに耐えた寿々美は体力を使い果たし、 学園長の脳天を蹴ったあとも動けずにいた。 「藤さん!!」 柳生が鉄格子の間から手を伸ばした。寿々美との距離は3メートル。当然手は届きはしないが、寿々美は潤む視界に、 柳生の差し伸べる手を認めた。 「…柳生くん…」 寿々美は腹ばいになりながらゆっくりと柳生に近づこうとしていた。彼女には柳生しか見えていなかった。絶体絶命の暗闇の中で、 唯一頼みの一筋は柳生の差し伸べる手のみであったのだ。自分の脇には、悪の三人がうめき声をあげながらのたうちまわっている。 寿々美には今、柳生の手に触れたいという一心であった。そして足を破壊され、立つこともままならない寿々美は、両腕で床を這い、 残される全身の力を振り絞り、渾身の体でゆっくり匍匐を始めた。 「…藤さん…はやく…」 柳生が精一杯、必死に手を差し伸べる。 「…や…柳生くん…うっ!!…」 寿々美は時折襲われる左足の激しい痛みに耐えながら、両手と右足をゆっくり動かして、柳生に腹ばいになりながら擦り寄っていく。 柳生は鉄格子の中で監禁の状態であるが…しかし寿々美は柳生の手を取るだけで救われるような気がしていた…鉄格子越しでもいい… 彼の腕に抱かれて傷を癒して欲しい…そんな思いが寿々美の脳裏をよぎる。 「…藤さん…もう少し…さぁ…」 柳生が格子の間から手を伸ばして、小声で言った。 「…い…いたい…」 素っ裸の寿々美の肌が地面に擦れる。それは僅かな動きでも破壊された左足には激痛の痛みが走る。時折寿々美自身も横たわりながら 手を伸ばし、柳生との距離を縮めていった。 「…ほ…ほら…あと少しだ…藤さん…」 肩まで格子に挟むようにして、中から手を突き出す柳生。 「…や…柳生…くん…」 寿々美も精一杯手を伸ばし、這いながら伸ばす寿々美の指先が、柳生の指先まであと数センチとなった。 「…ウ…ンン…」 そのとき、蹴上げられ脳震盪でノびた鬼頭の下敷きになっていた朱実が意識をとりもどした。朱実はハッと正気に戻ると、 互いに手を差し伸べる寿々美と柳生をその目に認めた。鬼頭の下敷きとなりながら、とっさにムチを振りかぶり、そして寿々美の足首に 向かって横たわりながら振り降ろした。 「まてっ!!」 ムチはシュルルと音を立て、バシッと寿々美の足首にからみつく。朱実は寿々美の足に絡みついたムチを、両手で手繰り寄せるようにして グイッと引っ張り、あと数センチとなっていた寿々美と柳生の距離を一気に引き離した。 「あぁぁっ!! 柳生くん!!」 「藤さんっ!!」 「おぃっ!!目を覚ませ!!」 朱実は気を無くした鬼頭を払いのけてヒザから立ち上がり、鬼頭に向かって声を挙げた。鬼頭も意識を取り戻したらしく、 無言で上半身を上げてうっすらと目を開いた。サタンの足の爪も脳天に手を遣りながらも中腰で立ち上がった。  柳生との距離を引き裂かれた寿々美は、足首に朱実のムチを絡ませたまま、なお柳生に近づこうと腹ばいになって手で体を 引きずらせていた。 「…柳生くん…たすけて…たすけて…」 うわごとのような呟きを繰り返しながら、幾度となく柳生に手を伸ばす寿々美。しかしその足には朱実のムチで引っ張られ、 数センチも柳生には近づいてはいない。 「…この小娘…洒落たことしてくれるわ!!」 右手でムチの柄を、左手でたゆませたムチの腹を握り、寿々美の足に絡みつくムチをピンと張らせて、朱実は腹ばいとなっている寿々美の 後ろ姿を睨みつけた。 「コノ野郎!!」 鬼頭が立ち上がって、寿々美に飛びついていった。そして、うつ伏せの状態の寿々美の背に跨ぐようにして腰を落とした。 鬼頭の尻は寿々美の腰のあたりに重くのしかかる。すかさず鬼頭の両手のひらを、床と寿々美の胸との間に滑らせるようにもぐりこませ、 そしてうつ伏せの寿々美の両乳を掴む。 「…ぁ…あぁ…」 寿々美は微かな悲鳴をあげた。 「何しやがるテメェ!!」 寿々美の後頭部付近から、鬼頭が怒号をあげる。そして、寿々美のオッパイを掴んだまま、鬼頭はそのまま自分の体勢を後ろに反らした。 必然、寿々美の体も両胸を掴まれたままエビぞる形となった。 「どうだぁ!!オッパイ・キャメルクラッチ!!」 「いやぁぁぁっ!!」 寿々美の瞳が、さらに涙で潤む。鬼頭は胸を掴んだまま体勢を倒すのみでなく、寿々美の乳を握るその手のひらを微妙に指の力を 加減しながら、揉みしだいていた。寿々美の体は見事に反り返り、この拷問部屋の天井が、その涙で潤む視界に映る。 「や…やめろっ!!」 寿々美の正面の柳生が鉄格子の中から叫ぶ。 「あぁっ…いやぁっ!!」 僅かに右足をバタつかせるが、寿々美はバックから乳を掴まれ、そして揉まれながら体を反らさせられた。 「…キシシ…どうじゃ?おとなしくするか?ん?」 鬼頭は寿々美の乳を掴みながら、背後から己の顔を寿々美の耳の近くまで近寄せ、小さく聞いた。 「あぁ…あ…あ…」 オッパイキャメルクラッチの痛みはさほど無かったが、寿々美は胸を無抵抗に揉まれる屈辱と、柳生に正面から見られる恥辱で まともに返事はできない。 「…許して…もう…許して…」 寿々美は涙を流しながら、独り言のように言った。 鬼頭はゆっくりと寿々美の乳から手を離し、再び寿々美をうつ伏せに寝かすとそのまま立ち上がり、横たわる寿々美の右脇に立って 嘲笑いながら寿々美を見下した。 その寿々美を挟んだ反対側に朱実とサタンの足の爪も立ち、うつ伏せになってすすり泣く寿々美を、三人が取り囲むようにして 見下している。 「…ふ…藤さん…」 格子の中から差し伸べていた手を力なく引っ込めながら、柳生が小さな声を発した。柳生にも寿々美のすすり泣く声が聞こえていた。 寿々美を見下す朱実が、右手のムチを持ち直し、柳生に向き直った。 「おじさま…この娘のお仕置き…この坊やにも協力してもらいましょうよ…」 朱実は学園長に目配せすると、学園長は軽く頷いた。柳生はうつろな目からハッと我を取り戻し、朱実を怯える目で見た。 「…ほう…それは面白い…」 朱実の真意を眼で察知すると、サタンの足の爪も口元に微笑をたたえながら柳生に視線を遣った。そしてもう一度、裸のまま うつ伏せですすり泣く寿々美に視線を移すと、数歩歩いて寿々美の頭部付近左側に位置をとった。するとおもむろに腰をかがめて、 寿々美の頭部に顔を近づけ、憎々しく話し掛けた。 「藤寿々美…ならば好きな男に抱かれるのはどうじゃ?」 そう言うや否や、サタンの足の爪の左手が寿々美の首を鷲掴みにして床に押し付けた。 「…痛っ!!…」 学園長の鋭い爪が寿々美の頚動脈を捕らえ、うつ伏せの寿々美は捕らわれた獲物のようにもがくことしかできずにいた。 「朱実、柳生を出せ!!」 学園長がそう叫ぶと、朱実はあらためて柳生の檻の前に向き直り、ムチを振りかざして格子の錠に鋭く振り下ろした。 バシッという大きな音が響き、錠が壊されて床に落ちた。朱実が素早く格子を開けて、その入り口から再度ムチを振りかざし、 まるで猛獣使いのように床にムチを振り下ろした。 「さぁ出ておいで、坊や」 朱実は上半身が大きくはだけたメッシュのカタビラを震わせ、豊かな胸を突き出して叫んだ。柳生はムチの音に慄き、 朱実とは対角線上のコーナー追い詰められるように飛びのいた。 「や…やめろ…やめてくれ…」 柳生は全身を震わせながら、いま目の前に対峙する朱実を恐怖の表情で見た。格子の外では、鬼頭がなにやら手に持って、 柳生が追い詰められて背もたれている鉄格子へにじり寄っていた。そして柳生の背後に格子越しにその位置を取った。 「おとなしく出ねぇと、痛ぇ目にあうぜ…キシシ…」 鬼頭はニヤつきながらそう言うと、手にもっていたスタンガンを上半身裸の柳生の背に押し付けて、そしてトリガーを引いた。 「うあぁぁぁぁっつ!!」 この小さな部屋に柳生の絶叫が響く。人間電気ヒューズを受けたせいでとりわけ電気ショックに過敏になっている柳生は、 トラウマが一瞬にして脳裏に走りPTSDの症状を起こした。もんどりうって上半身をくねらせながら、弾かれる柳生。 朱実はその瞬間、ムチを振りかざし柳生の首に巻きつけた。ビシッと乾いた音がして、柳生の首にムチが絡みつく。 朱実はピンとムチを漲らせて柳生を引き寄せるとその背後にまわり、女としては太い腕が柳生の首を締める。 「…く…苦しい…」 朱実の二の腕に手を掛けながら、柳生は悶絶していた。 「手を焼かせるな!!」 朱実は曝け出したその胸を柳生の首筋に押し付け、柳生を引きずるようにして檻から出た。サタンの足の爪は、うつ伏せの寿々美の首筋に 爪を立てて鷲掴みにしたまま、朱実と柳生が檻から出るのを待っていた。 「…さぁ、次は貴様じゃ…」 サタンの足の爪は寿々美に向かってそう言うと、右手を寿々美の股間から手を差し入れ、床と寿々美の間に手をもぐり込ませた。 そして、寿々美の陰毛を掌全体でむしるように掴んだ。 「よしっ、ケツを上げて足を開けぃ!!」 学園長は声高に叫ぶと、陰毛を掴んだ左手を力まかせに上に引っ張り上げた。 「痛ぁぁっつ!!いやぁぁっつ!!」 寿々美の尻は、サタンの足の爪にアンダーヘアーを掴まれて無理矢理に尻を持ち上げさせられた。 いま寿々美は学園長に首根っこを掴まれ、左頬と両手を床に着けたまま立てひざをさせられ、サタンの足の爪に陰毛を掴まれながら その足は正三角形に開かされていた。 「ひょ〜っ…丸見えだぜ!」 曝け出された寿々美の秘裂の正面に立って、鬼頭は刺すような視線をしながら言った。 朱実は柳生の首を腕で締め、引きずりながら鬼頭と同じ位置に立つ。 「うぅっ…放せっ…」 ノドを締められ、かすれた声で柳生が唸る。 「ほらっ、よく見な!!お前の愛しい寿々美ちゃんのマンコだよっ!!」 一糸まとわぬ寿々美の尻が、その秘唇さえも隠されることなく柳生の目の前に突き出されている。 「…い…いや…見ないで…見ないで…柳生くん…」 寿々美はサタンの足の爪に背後から首根っこを掴まれ微動だにできずにいたが、自分の陰部を柳生に見られているという恥じらいが全身を 無意識に動かし、学園長の邪悪な爪から逃れようと体が僅かに動く。しかしそれは蟻地獄のように、動けば動くほどその鋭い爪は寿々美の 頚動脈に深く食い込んでいく。寿々美の罠にかかった小動物のような目から、陵辱の大粒の涙が床に伝う。 「替われっ!!」 朱実に強い語調で言われた鬼頭は、柳生の首に自分の手を廻し、力いれて締めだした。朱実は鬼頭とその位置を替わると、柳生の正面で ヒザをつくように体勢を崩し、手早に柳生のベルトを外した。朱実は手馴れたように柳生のズボンのファスナーを一気に降ろすと、 彼のズボンの両腰に手を掛け、下着もろともヒザまでずり下げた。朱実の目の前に、少年のまだ初々しいイチモツが姿を現した。 「…あ〜ら、かわいいオチンチン…」 朱実はてのひらで柳生の袋を弄んだ。 「…あぁっ…やめろ…」 鬼頭に首に手をまわされ、自由を失いながらも抵抗を試みた。 「…うふふ…こんなことされたことないでしょ?…」 朱実は人差指と中指の二本をつかい、柳生の性器をいじり始めた。まだ青さの残る少年のソレは、柳生の意思とは裏腹に みるみる固くなり始め、天に向けて勃ちはじめた。 「…あぁ…は、離せ…」 朱実の二本の指は尺取虫がその長さを測るように柳生の肉棒を這う。女の華奢な指が柳生の股間を冷たく刺激する。柳生の顔は次第に 上気しだした。 「…かわいい子ねぇ…」 朱実はその手をゆっくりと離し、柳生の股間付近に顔を近づける。 「…じゃ…これはどうかしら?」 そういうな否や、朱実は口を半開きにして柳生の肉棒を咥えはじめた。はじめは先の部分を恰もアイスキャンデーを舐める子供のように、 舌先を尖らせて舐め突付く。そして息を吸いながら、彼の男根をそのノドの奥まで受け入れて、肉棒の根元まで飲み込んだ。 朱実は、柳生の全てを口に含んでなお、海綿体の隆起をたしかめるように口の中で舌を絶妙に動かした。 「…ぁ…ぁ…ぁ…」 初めて体験する未知の感触に、いつしか柳生は声にならない声を発していた。朱実は口の中の柳生自身が一層固くなっていくのを 舌で感じ取った。そしておもむろに口から吐き出すと、柳生の首に手を廻す鬼頭に眼で合図をした。 「オラッ!!」 朱実の合図を察知した鬼頭は、ヒザを勢いよく柳生のヒザ裏につき立てて蹴り上げ、柳生のバランスを崩させた。 柳生は首を締められたまま下半身はカン勃ちになりながらヒザ立ち状態にさせられた。その結果、寿々美の大きく開いた陰唇と、 柳生のいきり勃つ肉棒が一直線上に並んだ。 「それでは、愛のドッキングの儀式じゃ!!」 サタンの足の爪が一際声を大きくした。 「いやっ!!やめてぇっ!!」 「やめろっ!!放せっ!!やめろっ!!」 二人の悲鳴も空しく、首に手をまわして柳生を締める鬼頭は、一層力をこめて柳生を前に押し出そうとする。サタンの足の爪も 寿々美の恥毛を掴んだまま更に力を入れて寿々美の尻を持ち上げ、柳生の肉棒の先に位置を合わせようとする。寿々美も力を入れて 抵抗しようとするが、学園長の体全身に力が入り、首に立てられた爪が更に寿々美を締め付ける。 「うぅむ、スペースシャトルのドッキングより難しいぜ…キシシ…」 鬼頭は朱実に目配せすると、朱実はうつ伏せで尻を突き出す寿々美の脇に腰をかがめ、柳生の肉棒を掴んだ。そして寿々美の秘穴へソレを 引っ張るように力を入れて誘導する。 「うわぁぁぁっ!!やめろっ!!やめてくれっ!!」 「あぁぁっつ…柳生くん!!…柳生くん!!…」 寿々美は学園長に首を掴まれたまま一揮も動けないまま絶叫する。鬼頭はじわりと力をこめて柳生の体を前に押す。朱実はその柳生の 若いペニスを手繰るように引く。柳生の意思とは正反対に、少年の肉棒は寿々美の下の唇に吸い込まれるように挿し込まれていった。 「あぁっ…ぁ…ぁ…や…柳生…柳生くん…」 柳生の、まだ青さの残るような肉棒が寿々美の秘穴へ…まるで底なし沼に足を取られたかのようにゆっくり沈むように挿入されていく。 股間に走る異物感が寿々美の内側に侵入してくる。寿々美は痛みと恥辱の涙を浮かべ、昨日のレイプが脳裏にフラッシュバックした。 柳生のペニスの半分が寿々美に刺さったとき、柳生の肩越しに上から覗き込むようにしてみていた鬼頭が、その醜い顔にせせら笑いを 浮かべ、自分の右足をまげて柳生の腰を膝蹴りのように突付き始めた。 …ドン…ドン…と突き動かされる柳生の体が、まるで釘を打つかのように柳生の肉棒が寿々美に刺さっていった。 「うっ…はぁっ…あぁ…」 寿々美の声にならない吐息が、鬼頭ら獣となった男達の性欲を更に刺激する。寿々美の脇にヒザをついている朱実が、 寿々美の柔肌に爪の背をあてがい、滑らせるように撫で始めた。繊細で微妙なその感触は寿々美の性感帯を適度に刺激する。 「…彼も頑張ってんだから…あんたも感じてやりなよ…」 朱実は寿々美の背中から腋へ、そして重力逆らわず弛む水風船のような乳房にまで爪の背を滑らせた。 「…あぁっ…いやぁ…ぁん…」 「…くっ…や…やめろ…」 柳生は顔をしかめ、全身を揺さぶらせて鬼頭の手を振り解こうとするが、鬼頭は次第に鼻息を荒くして興奮の度を強め、それと比例して 柳生の首に廻した手に力を入れた。 「キシシ…さっさとイキやがれ!!」 鬼頭が堰を切ったように叫ぶと、柳生の腰を思い切りヒザで蹴り上げた。あっ!と柳生が声を上げ、上半身を大きく反らした。 必然柳生の腰は寿々美を突き上げる格好となり、寿々美の陰穴は彼の陰茎を根元まで咥えこんだ。 「あぁぁッ!!」 その瞳から幾筋の涙が伝う寿々美は一瞬大きな声を出し、苦悶の表情が固まった。すかさず朱実が寿々美の腰の両側を両手で掴み、 力任せに前後に動かさせた。寿々美の腰を無理矢理ピストン運動をさせるような動きに呼応し、柳生の背後の鬼頭もタイミングを 合わせて柳生の背をヒザで小突きはじめる。 「…や…やめろ…」 声をかすらせてうめく柳生。それを楽しむように小突く鬼頭。 「…いやぁっ…あぁ…ぁぁ…」 よがるような声の寿々美、そして突き出された寿々美の腰をコントロールしている朱実。そして、ピストン運動が数十回繰り返された頃… 柳生の体がにわかに背を反るように硬直した。 「…ふ…藤さん…」 その切羽詰まった声を朦朧とした意識の中で聞いた寿々美は、柳生の限界が近いことを無意識に察した。 「ダ…ダメ…柳生くん…いやぁっ!!…」 寿々美が絶叫する。それでも鬼頭と朱実は、容赦なくこの男女の腰をコントロールする。柳生の顔が次第に上気する。 「…ああっつ!!…」 しばらく声を発しなかった柳生が快楽の咆哮をあげ、鬼頭を振り払おうとする力を急に弱らせた。 柳生の全ての血液が股間に集中したかのように、彼の肉棒は寿々美の胎内で脈うち、血管が隆起し、そしてついに柳生は同級生の膣の中で 射精した。 動きが止まる柳生と寿々美…。寿々美は眉を寄せたまま、表情が固まった。   ハァ…ハァ…と、時折唾液を飲み込みながら、柳生が息を切らす。鬼頭は柳生が寿々美の中で果てたことを悟ると、 首に廻した手をゆっくりと解き、その柳生の首根っこを背後からつかんで、二人を引き剥がすかのように柳生の体を倒した。 柳生は無言の床に這わされたまま首をうなだれ、眼を閉じて肩で大きく呼吸した。彼の肉棒の先からは白い粘液が床に一滴、 糸を引いて落ちた。寿々美はサタンの足の爪に動きを封じられ、尻を突き出したまま柳生が床に倒れる音を聞いた。 「柳生…」 寿々美の首筋を掴んで床に押し付けていたサタンの足の爪が重く口を開いた。 「…柳生…貴様、藤寿々美とヤりおったな…本校の学生らしからぬ不純性異性行為じゃ…」 柳生は息を荒げたまま目を見開いて、恐怖にわななく眼差しで学園長をみた。 「校則を守れぬ者はどうなるか、貴様も知っておろうのぅ…」 「……」 柳生の顔が急に青ざめ、怯える眼を震わせながら、学園長のその鋭い眼を上目で見た。そしてサタンの足の爪は寿々美の首から手を解き、 おもむろに立ち上がって柳生を指差して叫んだ。 「不純性異性行為現行犯で、柳生をクライム刑務所へ送致せよ!!」 「…そ、そんな!!…」 柳生の顔から急に血の気が引いて、彼は言葉をなくした。 …クライム刑務所…それはクライム学園生徒にとって地獄行きを意味する。学校の風紀を乱し学生の勉学を妨げる者はもちろん、 仕置き教師に反発する者など、学園長の裁量で送致が決定される。ここに送致された者は、通常のクラスから引き離されて、 陽のあたらない独房で24時間監禁され、卒業まで誰とも面会は許されない。 光も音もない暗黒の世界で、どんなに精神が強い者でも1週間で気が触れて変になる。強制的に3年閉じ込められるが、 ほとんどがその段階で人格を失い、廃人同様となるという。 「…柳生…そりゃオメデトウ…キシシ…」 ショックのあまり目の前がかすんで見える柳生に、鬼頭が嫌味な口調で話し掛けた。 柳生は横たわりながら遠くを見つめるような表情をし、そのままうなだれた。 「さぁ、おいでっ!!」 背後にいた朱実がムチを舞わせ、ヒュンと音をたてて柳生の首にムチを回した。彼の首にムチの穂が巻きつけられると同時に、 朱実はムチを引いてピンと張らせ、そしてそのまま引きずるように柳生を手繰り寄せる。 「…は…放せっ…」 力なく苦し紛れに柳生が声を発する。しかし朱実の腕力に引き込まれるように、柳生はほぼ無抵抗のまま朱実の傍らにまで 引きずられてきた。 「…ひどい…彼を放して…私…何でもしますから…」 床にうつ伏せとなっていた寿々美が上半身を起こし、小さく声を上げて柳生をかばおうとする。 「学園長であるワシの命令は絶対じゃ!!」 サタンの足の爪は寿々美の脇に歩を進め、鋭い目で見下ろした。寿々美は床に這いながら、顔だけを学園長に向けて その眼光に耐えていた。 「…キシシ…この学園では学園長が絶対の力を握っとる。しかし、理事長の俺が何とかしてやらんでもないぞ…」 鬼頭がサタンの足の爪とは反対側の寿々美の脇に腰を屈ませた。 「柳生を助けたいか?ん?」 寿々美が鬼頭の方へ、その潤んだ瞳の美しい顔を向けなおした。 「…」 寿々美の潤んだ瞳が上目使いとなって鬼頭の鋭い視線と合った。その眼光に慄く寿々美は言葉を発せられない。 「どうじゃ?コイツを助けたいのか?あ?」 「…本当に…本当に…彼を見逃して…くれますか…」 鬼頭の眼光から、その華奢な体で精一杯耐えているような蚊細い声で、寿々美は俯きながら言った。 「キシシシ…どうであれ、今のお前には選択の余地はなかろう・・・」 鬼頭の問いには無言であったが、寿々美のその目は助けを乞うていた。 「そうか…助けて欲しいんなら、悪いようにはせんぞ…」 鬼頭は屈んだ体勢からすっと立ち上がり、そしてうつ伏せに横たわる寿々美の正面に尻をつくように座り、おもむろに足を広げた。 既に下半身を曝け出している鬼頭の股間が、天を突くように脈打ちながら聳え立つ。 「…さ、ナメてみよ…」 不気味な含め笑いをする鬼頭が、自分の股間を寿々美の口元へ突き出した。とっさに口を噤み、眉間にしわを寄せて顔を反らす寿々美。 「おや?そんなことをしていては彼氏は助からんぞ…いいのかなぁ?…」 「…そんな…」 寿々美の心は葛藤していた。寿々美はしばらく目を閉じ、顔を反らしていた。 「ならば朱実、奴を連れて行け」 サタンの足の爪が憎々しく言い放つ。 「待って!!」 「ふ…藤さん!!」 朱実のムチに捕らわれた柳生が小さな声をこぼす。 寿々美が鬼頭の股間に這い寄ると、寿々美はそのつぶらな瞳をまるで物乞いをするように上目使いで鬼頭を見た。 鬼頭は、ニヤリと口角を上げた。寿々美は鬼頭から視線を落とし、男の股間を凝視した。そして意を決したように目を堅く閉じた。 数秒ののち…ためらいながら軽く舌を出し、鬼頭の股間に立つ肉棒へと顔をゆっくりと近づける。そして鬼頭の不潔極まりない肉棒の、 その根元にピンクの唇を軽く接吻させ、肉棒の裏スジを舌を尖らせて舐め這わせた。 「…おぉっ…イイぞぉ…んんっ…」 鬼頭が恍惚の表情を見せる。寿々美は今まで経験したことのない感触を舌に感じながら、更に鬼頭の亀頭部分にさしかかると、 やはり尖らせた舌の先でその段差を確かめるように伝わせた。微妙に震える寿々美の舌の先が、却って鬼頭の刺激を増大させる。 鬼頭の股間に聳え立つイチモツは、次第に一層隆起し、心臓の鼓動にあわせてヒクヒクし始めた。 「…んん…なかなかの…テクニックじゃ…」 寿々美は舌の先で、肉棒の裏スジをゆっくり往復させる。 「藤さん!!やめろっ!!」 柳生が朱実につかまれながら叫んだ。 「うるさいわっ!」 朱実のムチを持つ手に力が入り、ピンとムチを張られて柳生の息が止まる。 「…藤寿々美…なかなかイイ舌使いだが…」 そう言いながら鬼頭の眼がカッと見開き、眉を吊り上げて表情が瞬時に強張った。 「…ワシはこの程度じゃ満足せんのじゃ!!」 語気を荒げてそう言い放つと、鬼頭の股間に顔を寄せて肉棒を舐めている状態の寿々美の頭を、鬼頭は両手でムンズと掴み、 そして強引に股間を押し付けてソレを彼女の口に含ませた。小さな口に極太のイチモツがこじ入れられ、寿々美のノドの奥まで 鬼頭の肉棒が侵入した。とっさに目を見開いて全身の力で鬼頭の力から逃れようとする寿々美だが、その腕の力に及ぶこともなく、 寿々美の純真の唇は鬼頭の男根の根元まで含まされている。 「…ン…ンン…」 寿々美が声にならない悲鳴をあげる。しかし鬼頭は寿々美の顔を力づくで自分の股間にさらに押し付け、寿々美の端正に通った鼻筋を 鬼頭の脂肪腹に埋もらせた。 「…歯ぁ立てんじゃねぇぞ…キシシ…」 鬼頭は寿々美の頭を両手で鷲掴みにし、自分の肉棒を寿々美の口でシゴかせるようにその頭を上下に揺さぶらせた。 寿々美はそれを拒むように両手を床について顔を離そうとするが、鬼頭の強引な力に翻弄されて彼のイチモツを根元まで咥えている。 寿々美の目からは涙が溢れ、口の中の異物を受け入れざるを得なかった。 「舌の先でチロチロ舐められるのも悪くはないが…やはり舌全体でカワイがってくれや…なぁ…寿々美ちゃん…」 「…ン…ンン…」 「ちゃんと舌を使えっ!!」 寿々美は嗚咽に咽び、激しく揺らされながら、鬼頭に言われた通りに肉棒を咥えたまま舌を這わせた。 彼女の口の中をゴツゴツとした肉棒が激しく往復し、寿々美の舌がソレを包む。 「…ンン…ン…ン…」 寿々美の頭が揺らされ、寿々美のオッパイも妖しく揺れる。それを薄目で見た鬼頭の興奮はさらに増して、この男の股間に一層血液が 集まった。寿々美の口の中で鬼頭のイチモツは更に硬度を増し、一回り大きくなる。 「(…ハァ…ハァ…)」 ピストン運動が数分にわたった頃、鬼頭の息遣いが妖しくなり始めた。そして髪を振り乱しながら鬼頭のイチモツを口でシゴく寿々美の 動きが、一段速くなった。鬼頭の男根のドクドクとした脈が、寿々美の舌先に伝わる。 「(…ハァ…ハァ…)」 「…ンン…ン…ン…」 鬼頭の息遣いと寿々美の嗚咽が交互し、そしてついに寿々美の頭を掴む鬼頭の動きが止まった。 「あっ…あぁぁっつ!!」 寿々美は両頬に涙を伝わせ男の肉棒を咥えながら、鬼頭にあわせて寿々美の動きも止まった。腰を床につけ足を広げたまま、 脱力し卒倒するように後ろに仰向く鬼頭…意識朦朧の寿々美は咥えた肉棒が次第に萎んでいくのを感覚で察すると、 自分の口を肉棒からゆっくりと抜いた。途端、寿々美の口端から白い精液が、細く一筋垂れ流れ、そのあと堰を切ったように 大量の白い粘液が口からこぼれ出た。 「…ご苦労であったな、まぼろしパンティ…」 始終を見ていたサタンの足の爪が、うつ伏せで横たわる寿々美の頭部付近にツカツカと歩み、見下ろして言った。 「…それでは改めて処分を言い渡そう…」 サタンの足の爪は朱実に捕らわれたままの柳生に向き直った。そして柳生を鋭い爪で指差して、叫び放った。 「柳生ツトムをクライム刑務所へ送致せよ!!」 「そんな!!」 寿々美は朦朧とした意識の中、またしてもこの二人に謀られたと思ったが、既に立ち上がる気力も体力も尽き果てていた。 やや目を開けて、学園長の目を見るのが精一杯であった。 「やめろっ!!」 柳生が首に巻かれたムチを解くべく体を揺らすが、頑丈に閉められた朱実のムチは緩むことはなかった。 「この女生徒をこれからもワシらのオモチャにしていくのに、貴様は邪魔じゃ」 苦しむ柳生の顔に、サタンの足の爪の無表情な顔が寄せられ、鋭い眼光が柳生に突き刺さった。未だやや上気した顔の鬼頭が、 柳生をせせら笑いながら立ち上がった。 「おとなしく服役するんだな!!」 サタンの足の爪が、苦しみそして怯える柳生を睨んで叫んだ。その後、サタンの足の爪は朱実に首を軽く傾けて合図を送ると、 朱実はニヤリと微笑を浮かべ、首のムチの上から更に首を締めるように腕をまわし、動けぬ柳生をこの部屋から連れ出そうと出口付近まで 力ずくで連行した。 「…藤さん…」 最後の力を振り絞り、寿々美の名を呼ぶ柳生…。 「…や…柳生くん…」 寿々美もかすれた声で彼の名を呼び、涙の伝わるその美しい顔を柳生の方へ向けた。 「…藤…さん…」 「…柳生くん…」 柳生と寿々美は一瞬視線が合ったような気がしたが、しかしそれも朱実が強引に柳生を外に出そうとする力に引き裂かれた。 ついに力尽きた柳生は朱実に背後から押されるようにして、この部屋のドアの外へ突き出された。 柳生を捕らえる朱実が蹴って戸を閉める。 バシーンという音と共に、ついに柳生は寿々美の視界から消えた。 「柳生く〜ん!!いやぁっっつ!!」 彼が消えたドアの方へ、床に横たわりながら手を伸ばして叫ぶ寿々美。それを蔑むかのような視線で、鬼頭とサタンの足の爪は 見下ろしていた。獣の男二人と、力尽きて全裸で横たわる寿々美…この部屋は、さながら1匹の仔兎を獲物と定める猛獣2匹が 放たれた檻の様相である。 「…さて…と。…お楽しみ第2弾といこうかのう…まぼろしパンティ…」 トランスしているかのようなサタンの足の爪の眼が、ほの暗い明かりの中で不気味に光った。寿々美はハッと身の危険を察知し、 体を起こして二人を見上げる。逆光の光の中に、2人の大きな影だけが視界に入る。 「…おとなしくしてた方が痛くないぜ…キシシ…」 にわかに鼻息を荒げた鬼頭も、暗闇の中で表情を強張らす。 「いやぁぁぁっつ!!」 寿々美は本能的に貞操の危機を察すると悲鳴をあげた。寿々美の絶叫が合図であったかのように、サタンの足の爪と鬼頭の2匹の獣が、 全裸で無抵抗の寿々美に飛びかっていった。鬼頭は寿々美の正面から重く圧し掛かるように体を乗せ、 寿々美が本能的に堅く閉じた両脚を、万力でこじ開けるようにして割って開かせ、自らの体を入れた。 そして、押し倒された寿々美の華奢な両腕を荒々しく掴んで大きく広げさせると、無防備になった寿々美の胸に顔を埋めた。 寿々美の柔らかなその谷間を、柔らかさを確かめるように邪悪な舌が這いずり回る。寿々美の脇にまわったサタンの足の爪は、 悶える寿々美の両ヒザ裏を鋭い爪のある掌で掴むと、無理矢理に両脚を広げさせ、寿々美の股をM字に広げた。 するとちょうどその秘部の正面に鬼頭のイチモツが位置する格好となった。早くも性欲が回復し、すでにイキリ勃っている鬼頭の股間が、 寿々美の恥丘にゴツゴツと接触し、寿々美は鬼頭の熱く固いモノを感じていた。 「いやっ…やめてぇ…いやぁっ!!」 「(…ハァ…ハァ…)」 鬼頭は、寿々美の両胸を揉み砕き、そして両乳首を舐めまわし、別の生命体と化したその尖らせた舌の先は、ヘソにつながる腹筋の筋を 辿ってアンダーヘアーの生え際まで到達した。サタンの足の爪によりM字に開かされた寿々美の股間…その中央にある青春の秘蕾は、 何の遮るものさえなく鬼頭に凝視された。 「…藤寿々美…丸見えじゃ…キシシ…」 「いや〜っ!!見ないでぇっ!!」 サタンの足の爪は寿々美のヒザ裏から彼女の両足首へと手を持ち直し、そして思い切り股を裂かせた。寿々美の股間はM字からVの字へ 形が変わる。 「お〜っ!!こりゃ美しいオマンコじゃわい!!」 そう言いながら鬼頭は包茎の皮を剥きなおした。 「今度は下の口で咥えてもらうぜ…キシシ…」 鬼頭は寿々美の陰唇に自らのペニスの照準を合わせると、恰も動物の交尾を連想させるような動きで一気に寿々美を突き上げた。 「い!…いやぁっ!!」 「ホレ…動くな…どうじゃ?ホレ…」 鬼頭は寿々美に突き刺した己の肉棒を、この女の膣内を探索させるかのように腰使いを上下左右と激しく動かし、 そしてさらに間髪入れずに一撃突き込む。 「痛いィィっ!!」 寿々美が苦悶の表情で体をのけ反らす。すると、鬼頭の太く野蛮なグローブのような両掌が寿々美の両胸のオッパイを無造作に掴む。 そして、親指と人差し指で寿々美の乳首をつまむと、力をいれて潰しにかかる。 「いたい…やめてっ…いやっ…やめてぇっ!!」 触れれば崩れるような柔らかな胸を揉みまくる。寿々美が鬼頭のその手を払いのけようとすると、 鬼頭の肉棒は寿々美に突き刺さったまま、さらにズシンと鬼頭の腰が一撃を加える。 「ああぁっ!!」 眉間にしわを寄せて痛がり、悶え、そしてヨガる寿々美…何度となくそれが繰り返された。既に体力を使い果たし、なおかつ学園長に 足首をがっしりと掴まれ力任せにVの字に両脚を開かされていては、寿々美は為すがままにされるより他はなかった。 二匹の獣の、うら若き女生徒を責め続ける地獄のような陵辱は数十分続いた。しかし寿々美には何時間にも感じられる。 …早く時間だけが過ぎればいい…寿々美は止め処なく流れる涙をこぼしながら、ただ時間が過ぎるのをまった。 しかし寿々美の子宮をも貫通するが如き鬼頭の性戯は、永遠に続くとさえ思われた。 寿々美の意識がだんだん遠のいていった。…男に圧し掛かられて、全身を揺らされ、男たちにその美しい肉体を弄ばれ…寿々美の膣は ほとんど感覚がなくなっていった…子宮にビリビリ痺れる痛みが走る…幾度となく全開に開かされた寿々美の股関節も感覚がない… 涙で咽ぶ以外に声も出なくなってしまった…。 「ヴォ〜っ!!」 気色の悪い野太い声を上げながら、寿々美に突き刺さった鬼頭の肉棒は一回り大きくなってさらに膣口を広げ、寿々美の子宮の中を のたうちまわる。そして鬼頭の動きが鈍くなって、一瞬白目を剥いた。…鬼頭が寿々美の胎内で昇天した…続いて寿々美の足首を 解き放ったサタンの足の爪が、ビロードの紫のマントを捲し上げて、閉じる力さえ残っていない寿々美の開脚された正面に位置をとった。 「…もぅ…やめて…」 寿々美のわななく泣き声をかき消すかのように、サタンの足の爪がサカリのついた犬のように寿々美に荒々しく覆い圧し掛かる。 その鋭く光る爪が寿々美の髪をすいて、サタンは女の匂いを嗅いだ。その右手は寿々美の股間に伸び、股に手を突っ込んで女の割れ目を 尻から前へ指を振るわせながら辿った。 「ああぁっ!!」 途中タテに割れた花びらを軽く摘むようにして確かめると、二本の指でその秘められた蕾を大きく裂いて開かせ、爪の先で軽く弾く。 女のもっとも敏感な部分を責められる寿々美はよがるような声を発することしかできない。 四肢は自由になるものの、すでに抵抗する力の残っていない寿々美は、サタンの足の爪のいいように舐めまわされ、 そして突かれまくられた。 助けは誰も来ない…朦朧とする意識の中で、寿々美は時間の感覚さえ覚えず、激しく揺らされながら、涙で潤む視界の先にぼんやりと 天井を眺めることしかできないでいた。寿々美の柔らかな胸に学園長の爪が立てられる…細くくびれた寿々美のウエストを サタンの足の爪が両手で掴み、そして女の腰を浮かせるように体を持ち上げながら、一突き…二突き… 死んだ魚の目を持つ狂った獣のように…サタンは本能の侭に腰を動かした。 寿々美はブリッジするように脳天のみを床につかせ、下半身の痛みに耐えながら…次第に意識が遠ざかっていった… 終わることのない陵辱…寿々美はついに、サタンの腕に抱かれながら、眠るように意識を失った。 なおも続く学園長の怒涛の性欲に、寿々美の裸体は激しく揺らされ、突かれ、吸われ、そして犯された。 なすがままに弄ばれる寿々美の美しい肢体を、邪悪な爪が鷲掴みにし、サタンの足の爪は天を仰ぐように背を反らし奇声を発する。 同時に、寿々美の秘穴につきささる、その逞しすぎるほどの男根が不規則な脈をうって、寿々美の胎内に白い粘液が注入された。 脱力し、肩で呼吸するサタンの足の爪…一呼吸おいて寿々美から下半身を抜き、捲し上げたマントを整え終えたちょうどその頃、 クライム学園の講堂には、その中央に金網が張りめぐらされた特設リングが設置され、ステージには仕置き道具が運び込まれていた。 全ては明日の緊急全校集会の準備として進められていたのであった。 ***つづく