平成15年2月28日・初版 平成15年10月10日・改訂(扉絵を追加)

女宇宙刑事アニー・謎が謎呼ぶムー帝国/WB・著

イラスト:悪の司令官
”ビーン・・・ビーン” バビロス号船内に緊急警報が鳴った。 「シャイダー、魔人山にフーマの反応よ」 「よし、あの山は相当広い。二人で手分けして探そう。アニ−、十分に気をつけて」 「OK!シャイダー」 二人はフーマ撃退に向かった。 愛車のRX-7で魔人山の麓に駆けつけたアニー。反対側からはシャイダーが駆けつけているはずである。 車を降りるや、中腹の見える洞窟からフーマの気配がする。 アニーは用心深く、駆け足でそっと洞窟の入り口に辿り着いた。 「シャイダー、聞こえますか、こちらアニ−」 「どうした、何かわかったか、アニ−」 シャイダーの応答に答えようとした瞬間、フーマの戦闘員が次々に襲いかかってきた。 「フーマ!性懲りもなく、かかってらっしゃい」 アニーは軽やかに繰り出される連続キックで蹴散らした。戦闘員はアニ−の身体を触れさせてさえもらえない。 実力の差は歴然で、瞬く間に6人の戦闘員が倒れた。 「アニ−、どうした!大丈夫か!!」 シャイダーの応答に冷静に答えるアニ−。 「シャイダー、ちょっと戦闘員を蹴散らしただけ。でも用心して。洞窟の中にフーマは間違いなくいるわ」 「わかった。位置を教えてくれ。すぐ駆けつける」 「了解」 応答を終え、アニ−が現在位置をシャイダーに伝えようとした瞬間であった。 急に時空の歪みがあらわれた。不思議時空がアニ−を囲んだのだ。アニ−は時空の歪みの中に身体を吸い込まれていった。 「きゃああああああ・・・・・・・」 「アニ−、どうした!アニ−!!」 不思議時空に吸い込まれるとともに、シャイダーとの交信は途絶えてしまった。 しばらくして不思議時空から吐き出される際、アニ−は地面にたたきつけられた。 「あうっつ」 アニ−は必死で受身を取り、激突のダメージを弱めた。 「こ・・ここはどこかしら?」 一見すると洞窟の中のようであった。アニ−はゆっくりと起き、あたりを見回し、ミニスカートとブラウスについた泥をはらった、 その時であった。 洞窟の影から、突然正面に、へスラー指揮官が立ちはだかってきた。 「ようこそ、女宇宙刑事アニ−。相棒のシャイダーはここまでは来れまい。これまで女と思って甘く見ていたが、もう容赦はせぬ。 フーマに歯向かったことを徹底的に後悔させてやる」 「こんな時空に誘き寄せて卑怯よ。さあ、来なさい。へスラー。希望どおり、お相手するわ!」 両手で戦闘ポーズをして身構えるアニー。これまでもこうしたシチュエーションは十分経験を積んでいる。 アニ−は頭の中で戦闘をすばやくシミュレートした。 (まず、雑魚の戦闘員を蹴散らし、ギャル軍団のロープ攻撃に注意して倒すことね。へスラーは剣を振り回すだけだから、 それほど危険じゃない。もし不思議獣が出てきたらビデオビームガンを放って、その反応で次の手を決めよう。 とにかく私の動きを止められないように気を付けなければ) アニ−が戦闘員との間合いを取って攻撃をしかけようとしたその時であった。 ”シュワ・・・シュワ・・シュワワワワワ” 天井の岩が剥がれてくるようにアニーに向かって、何か「ぬるっ」としたものが落ちてきた。 「え!何?何なの」 黄土色で巨大なナメクジのような物体がアニ−にかぶさり、そこから太さが5cm位の触手が、アニーの首に巻きついてきた。 慌てたアニ−の手からビデオビームガンがこぼれた。 「ふふふ。ばかめ。罠にかかったな。女宇宙刑事アニーよ。せっかくだから教えてやろう。それは、おまえを捕らえるために生み出した 不思議獣「グミグミ」だ。触手でおまえのありとあらゆるところを責めたてるのだ。おまえが倒れるまでグミグミが相手をしてやる。 フーマの恐ろしさをたっぷりと味わうがいい」 へスラー指揮官が高笑いしてアニーを睨みつける。 「くっつ!こんなもの。振りほどいてやるわ!」 アニ−は首に巻きついてきている触手を剥ぎ取ろうとするが、触手はぬるぬるとした液で包まれており、うまく掴めない。 ようやく剥ぎとっても、アニ−をあざ笑うかのように、別の触手が伸びてきて首に巻きついてくる。 首に気を取られている隙に触手はアニ−の胸や脚にからみ付きついてくる。若い女宇宙刑事には戦った経験のない初めての物体だ。 「う・・・・うっつ・・・う・・くっつ」 それでもアニーは歯を食いしばり、身体に巻きついた触手を懸命に離そうとする。 「ばかめ!これからがグミグミの本当の恐ろしさだ。それ!やれ!!」 へスラーの声と共に、触手がアニーの白いブラウスの隙間に入り、ブラジャー越しに胸を柔らかに刺激しはじめた。 明らかに妙齢の女宇宙刑事の身体を味わい楽しんでいる。 「え!そんな!うっつ・うううう・ああ・・・あん」 アニーの両手は首の巻きつく触手を離すのに精一杯で、息をつくために仕方なく胸は揉まれっ放しになっている。 それを嘲り笑うように触手はさらにブラジャーの中に入り込んできた。豊潤なアニーのDカップの胸を舐めるように揉み下し、 ピンクの乳首はプルプルと揺れるのであった。 「くっつ。あ!いや!や・・やめな・・さい。ああ・・・あん」 アニーが息苦しいのを耐えて、左手でブラジャーの中で己の欲望を好き勝手に発揮し動きまわる触手を引き離そうとする。 しかし胸だけではないとあざ笑うように、別の触手が芳しき香りを求め、黄色のミニスカートに近づいてくる。 触手はアニ−の腰に巻きついた後、ミニスカートを前から後ろからまるで攻撃目標を定めるように触れ、攻撃目標を狙い打つように パンティの秘所に触れだした。 「んんんんん・・・」 右手で首に巻きつく触手をはがそうとし、左手で胸に絡みつく触手を離そうとするとアニ−には、もはや秘所を襲う触手を剥がすすべが なくなってしまった。秘所の触手の動きを止めようと太ももで触手を挟みつけようとしたが、触手は激しく抵抗し、やがてパンティの中に 潜り込み、肌に流れる一筋の汗とともに、淡く流れるうっすらと垂れる蜜を舐めるように、襞状になったクリトリスを愛撫し、 時々奥の小陰唇を刺激する。 「あ・・・あん!ひっい」 思わず喘ぎ声が出てしまうのを必死でこらえるアニ−。 しかし更に追い討ちをかけるように2本の触手が片脚ずつ白いブーツに巻きついてきた。白いブーツは3重にも4重にも がっちり締め付けられ、脚はほとんど動かせなくなってしまった。動きの止まったアニ−を見計らうかのように、 秘所を襲っていた触手が先端から白い液を注入した。 「うううう」 「はははは。どうだ女宇宙刑事アニ−よ。今、おまえに流し込んだのはフーマの開発した宇宙でも有数の強力な媚薬だ。 マウント星人のおまえにも十分に効くはずだ。せいぜい感想を聞かせてくれ。おい戦闘員、これまでおまえらをさんざん痛めつけてきた 女宇宙刑事が悶える姿をしっかりと目に焼き付けておけ」 これまで後ろに控えていた戦闘員たちが前に出てきた。すばやい動きであっという間にパンチやキックが入り、 触れることさえできない女宇宙刑事が、今やグミグミから出てくる5本の触手に完全に動きを封じられている。 1本は首に巻きつき、呼吸を苦しめている。2本目、3本目はそれぞれブーツに巻きつき、動きを止めている。 4本目はブラウスからブラジャーに潜り込み、胸を刺激している。そして5本目はミニスカートからパンティに潜り込み、 媚薬を注入している。 「すげー。アニ−が触手にやられて悶える姿なんて・・。想像でも立っちゃうのに、実物を見られるなんて」 戦闘員たちの股間にピラミッドが建立し、食入るようにアニ−を見つめる。 アニ−はこのままではまずいと、胸の触手を振り払うのを諦め、秘所の触手を引き剥がそうとした。 「まけるな!頑張れ!不思議獣!!」 戦闘員たちは必死に応援する。アニ−も恥ずかしいなど感じてはいられない。自ら左手をパンティの中に入れ、 秘所に潜り込む触手を引き剥がそうとする。 「女宇宙刑事の自慰みたいだ・・・・・・」 戦闘員のピラミッドはいよいよ高くそびえたった。確かに自慰をしていると言われてもおかしくない姿であった。 しかしアニ−にとっては戦闘員に見せる姿などもはや関係のないことであった。勝利のみが宇宙刑事には必要であるのだ。 「くっつ。くっつ。えい」 激しく触手は動き、粘液ですべり、抵抗した。媚薬が効く中、秘所をまさぐることは大きな賭けであった。 一歩間違えば、媚薬の効果を急激に高め、一気にフーマの前に痴態をさらす危険性もあるのだ。アニ−の脳天には血液が逆流し、 これまで感じたことのない熱き感触が身体を駆け巡った。思わず「イって」しまいそうになるのをこらえる中、 ついにアニ−の左手が触手を捕らえた。アニ−は触手を掴んだ左手を思い切りパンティから引っ張り出した。 「ふううう。」 アニ−は媚薬の注入を免れたことに一息ついた。しかし状態は大きく好転するものではなかった。 「あーーあーー。せっかくあと一歩だったのに」 一気にけりがつくと思っていた戦闘員は落胆の声を出した。その時、 「この程度でほっとするなよ。それグミグミよ。おまえの底力を見せてやれ!」 へスラー指揮官がグミグミに声をかけると同時にグミグミからさらに2本の触手がアニ−の秘所めがけて襲ってきた。 もはやアニ−に2本の触手を剥ぎ取る術はなかった。触手はうっぷんを晴らすかのようにアニ−の秘所を舐めまわし、 激しい量の媚薬を注入するのであった。 アニ−の下半身はもはや限界に近づいていた。しかし、フーマの前で悶えてはいけないと自制する気持ちが逆にアニーを窮地に追いやった。 アニーは体内の血が加速度的に速く流れるのを感じ、身体は熱くなり、動揺した。アニ−の美貌が苦悩に歪んだ。 (あーーーんぐ!うう・・・け・・決して、感じているなんて、フーマになんか悟られてはいけない。ううう) しかしもはや触手が触れただけで、腰をつき脳天をつくような刺激を感じるのであった。それを悟られまいとすればするほど 悶え苦しむアニー。 (キャッ・・や・・・やめて・やだ・あっつ・・・・・ああーーーで・・でも・・悶えた姿なんて・・・・フーマの前では・・ け・・・決して・・見せてはダメ) 苦しめば苦しむほどアニーの全身は敏感になり、より感じやすくなってくる。触手が小陰唇を刺激するたびに、 そのショックで「ひっつ・・うぐ・・」とアニーが腰を軽く浮かす。パンティの秘所は愛液で湿り、やがて美しく鍛えられた太ももに 愛液が一筋に流れる、それが糸を引くように垂れ、地面に染みてゆく。 全身が性感帯のように転じ、ピンクの乳頭はそそり立ち、引き締まった腰と形のよいヒップは力弱く震えた。脚も踏ん張れず、 膝がカタカタと揺れてきた。首を巻きつく触手を引き離す手にも力が入らなくなり、呼吸が苦しくなってきた。目は霞み、 意識が遠ざかっていく。 (シャ・・シャイダー・・・・た・・・助けて・・・・も・・もう・・・だめ) 「うーんよい眺めだ。女宇宙刑事じゃなく、淫乱刑事だな。フーマを苦しめたアニーも形無しだ。それ!悶え苦しめ。」 「ああっつ・ああ・・・・・・あーー」 アニーの声が弱々しくなり、ついに堪え切れず、限界が来た。アニ−の膝が「ガクッ」と崩れおちた。アニ−は意識を失い、 地面に倒れ伏せた。 「ついにくたばったか。ふん。今だ。縛ってしまえ。ふふふ・・これからその体をたっぷりと楽しませてもらうがな。」 へスラー指揮官は「にやっ」と笑った。 「基地につれていけ」 縛られたアニーは、フーマの戦闘員に担がれ連れて行かれた。 どれだけの時が経ったであろうか。 「ううう・・・あっつ・・。は!・・こ・・・ここは・・どこ?」 アニーは自分がグミグミに襲われた後、気を失ったことを思い出した。そして今の自分が絶望的な状態であることを知った。 それぞれの手、脚が鎖で四方から繋がられた状態で、大の字になってベッドの上に寝かせられているのであった。 思わず愛液を垂れ流したパンティに手をかけようとしたが、手はわずかに動かすことができるだけであった。 「フーマに囚われてしまったようだわ。ここは・・・どこかしら。シャイダーに連絡はできるかしら?」 顔を横向けると、自分が牢屋に入っているのがわかった。戦闘員の一人が牢の外で見張りをしている。薄明かりはあるものの、 あたりは静寂であった。 「それにしてもいやらしい不思議獣だったわ。まだ、股間がうずく。でも、最後の一線まではいかなかったようね。」 アニーは正気に戻り、事態を掴もうとした。黄色いパンティは愛液でまだ濡れていたが、それ以上のことはされていないことに、 ほっと安堵の息をした。しかしこれから自分がどんな運命になるか、まったくわからなかった。 「何とか脱出する方法はないかしら」 アニーは無駄と知りつつ、必死に脚を振ったりした。アニ−が目を覚ましたことに気が付いた見張りが、へスラー指揮官に伝えに行った。 「おお!ついにお目覚めか!淫乱女刑事さん。先ほどのショーは楽しませてもらったぞ!戦闘員も大喜びだったようだ。」 「う・・そ・それは」 へスラー指揮官の声に、アニーに先ほどの悪夢がよみがえった。気丈なアニ−でも何も言えなくなり、へスラー指揮官から目をそらせた。 「なに、心配せんでもよい。おまえをただ殺しはしない。おまえを殺しても銀河警察は後任の宇宙刑事を呼ぶから、 また我々フーマと戦いが続くだけだからな。まあ、おれは戦闘指揮官だからおまえをすぐに殺してもかまわないが、フビライ様や 神官ポーは少し考えが違うようだ。おまえを謎のムー帝国を呼び起こす生贄にするようだ」 「ムー帝国を呼び起こす生贄?」 「我がフーマの伝説では、フーマに反目する若く美しき女戦士を生け捕りにし、海の神に生贄としてささげると、空に青白い光が輝き、 海中から帝国の大地が現れるというものがある。俺はあまり興味はないが、ポーが帝国こそがフーマの地球征服に絶対に必要だと 固執しているので、おまえを生贄にするのをフビライ様も了解したものさ。おまえは海の神に捧げられるが、生きることになるか 死ぬことになるかはおれにもわからん。しかしそれまでは命の保証はしてやる。どうだありがたいと思え。」 しばらく生き延びれば必ず脱出のチャンスがあるはずとアニ−は少し安堵した。 「私がいなくてもシャイダーが必ずフーマを倒すわ」 「威勢のいい言葉だな。しかしそんな台詞は自由な身体の時に吐くものだ。両手両脚を縛られて、おまえに何かできるか?ん?アニ−よ。」 (シャーダーはきっと助けにきてくれるわ。そのためにもここの位置を知らせないと) アニ−は左手に装着しているシャイダーホンがフーマによって外されているのに気が付いていた。しかし、ブーツの中に忍ばせている 予備のシャイダーホンで何とか自分の位置をシャイダーに知らせることが出来ないかと思案した。 「まあ、そういうことだが、指揮官の俺としてこのまま『はい、そうですか』と指をくわえて見ているのも腹の虫が収まらない。」 へスラー指揮官はそう言って牢獄の中に入ってきた。 「え!?」 当惑する表情のアニ−をあざ笑うようにへスラー指揮官は近づいてきた。 「アニ−。おまえは殺してやりたいくらい美しい。海の神の生贄となる前に、その美しさをおれも味わせてもらうぞ」 へスラー指揮官はベッドに寝かしつけられているアニ−に寄り添ってきた。そしてアニ−の首筋に顔を近づけ、髪の毛の匂いを嗅いだ。 「ふふふ。いい匂いだ。若く美しい女の香りだ。ここのところ、ギャル軍団としかしてなくて、いささか食傷気味でな」 「なんですって!だれがあなたなんかと!」 「手足を縛られて自由が利かないのに、気丈なことを言っても無駄だ。 まあよい、このままではほとんど動けないであろうから俺もつまらん。少し自由にさせてやろう」 へスラー指揮官はそう言って、アニ−の両足の鎖を解いた。両手は鎖に縛られているが、脚は動かすことができるようになった。 アニ−が脚を少し動かして感触を確かめている瞬間、突然横からへスラー指揮官が抱きついてきた。 「はあ!はあ!アニー、おまえと何度戦ったが、こうしておまえを襲うことができたらと、常々考えていたのだ。おまえの身体は絶品だ。 確かに殺してしまうのは本当に惜しい。」 へスラー指揮官は背後からアニーの胸を激しく揉み解し、パンティに手を入れた。 「おまえのコスチュームも最高だ。その戦いに明け暮れた中で汗を吸ったベストとブラウス。男をくすぶるミニスカートとパンティ。 そして戦闘員に何度となく蹴りを入れた白いブーツ。その姿で強姦してやる。これまで貴様らにやられた不思議獣や戦闘員に 報いるためにもな」 そう言うや否や、アニ−の口にキスをした。 「んぐんぐ!んぐっつ!!いや」 アニ−は口を必死で離そうとするが、へスラー指揮官は体を密着させてくる。そして腰を突きつけ、アニ−の内股に右脚を入れてきた。 アニ−は脚をくねらせ抵抗するがむなしく、やがてへスラー指揮官はアニ−の両脚の間に身体を入れてきた。 そして、そのまま正上位の状態でアニ−のミニスカートの上から下腹部をこすりつけるのであった。 「やだ!やめて!あっつああつう・・ううううう」 いくら女宇宙刑事とはいえ両手が使えなくては、鍛え上げられたへスラー指揮官の身体に抵抗しようとしても、どうしようもない。 へスラー指揮官は右手でアニ−の股間をまさぐり、左手でアニ−の胸を白いブラウス越しに揉み、更に右手で黄色のパンティの上から 秘所を刺激するのであった。 アニ−には身体をくねらせ抵抗するしか、もはや手段はなかった。へスラー指揮官はさらにミニスカートをめくり、パンティを下した。 「やっつ!やめて!!」 「うるさい!」 へスラー指揮官はついに挿入をはじめた。 「ああ!ああああ・・あんあんあん・・・・」 必死に腰を振り、挿入を止めようとするアニーであったが、両手の自由が利かない体ではどうすることもできなかった。 「そうだ。その反応だ。ギャル軍団にはないこの反応を待っていたのだ」 アニ−も経験がないわけではないが、邪悪な敵の指揮官の襲われるというのは屈辱以外の何ものでもなかった。 へスラー指揮官の両手がアニ−の腰を持ち上げ、下半身を浮かされた格好で、へスラー指揮官の腰とアニ−の腰が合わさった。 へスラー指揮官のピストン運動に合わせて身体を揺らされるアニ−。ピストン運動と共に、へスラー指揮官のイチモツがアニ−の膣の中に 挿入されていくのが五感で感じた。アニ−は歯を食いしばるが、強姦されたと思うと目に涙が流れた。 頭の中にシャイダーの顔が浮かんでは消えた。 (シャイダー・・・ごめんなさい・・・) それから何分間であろうか、へスラー指揮官のピストン運動は続いた。 「お・・お願い・・・中には出さないで・・・」 懇願するアニ−を見て、へスラー指揮官はにやりと笑った。 「おれがそんなに早いと思っているのか」 そういうや、へスラー指揮官は69の状態となり、アニ−の股間に顔をうずめ、秘所の匂いを嗅ぎだした。 「ここの匂いはギャル軍団と変わらないな。正義も悪も関係ないか」 へスラー指揮官は高笑いするが、アニ−は声も出せない。へスラー指揮官はアニ−のクリトリスを丁寧に舐め始めた。 「あ・・んんん」 続いてアニ−のももをゆっくりと舐めた。 「いや・・・・やめて」 「まだだ。まだまだ。次はおまえの脚の匂いをかがせてもらうぞ!へへへへ」 へスラー指揮官はアニーの左脚からのブーツを脱ぎとった。 「おお!これが女宇宙刑事のブーツの匂いか。んん。おお!なかなか」 へスラー指揮官はアニーのブーツの匂いまで嗅ぐのであった。アニーは恥ずかしさで顔を伏せた。 しかしすぐさま、宇宙刑事としての思考を働かせた。 (右のブーツにはシャーダーホンの予備が入っているわ。へスラー指揮官が右足のブーツを脱がせた時がチャンスかもしれない。 へスラー指揮官がブーツを脱がせた途端、その足でブーツを蹴ればブーツに入っているスイッチが作動するかもしれないわ。 それにはへスラー指揮官に念入りにブーツを調べられる前に蹴らなきゃ) 少ないチャンスであったが、アニーはへスラー指揮官が右足のブーツを脱がせる瞬間を待った。そして挑発した。 「やめて!おねがい!やめて。ブーツの匂いをかがれるなんて女性として恥ずかしいわ」 アニーは恥らうように嘆願するとへスラー指揮官は思ったとおり調子に乗ってきた。 「何を言うか。貴様はおれに意見など言う立場にないのだ。ほら、もう片方の足のブーツもよこせ」 そう言ってアニーの右足から、乱雑にブーツを脱がせた。その瞬間であった。 「えい!」 アニーがブーツのスイッチを蹴ると共に、勢いあまってへスラー指揮官の下腹部に命中した。 「貴様!許せん」 へスラー指揮官は従順になりつつあった獲物が反抗したことに逆上した。へスラー指揮官の手がアニーの両足を「ガシッ」と掴んで、 再び鎖を繋げた。そしておもむろにベッドの下のスイッチを押した。「ういいいいん」という音と共に、鎖が引っ張られ、 アニ−の両脚はみるみる開き、ついに180度以上になるくらいに開いた。 「きゃ!あっつ!いた・・・痛い」 「まだまだ抵抗する元気はあるようだな。許せん!」 アニーの股関節はぎしぎしと音をたて、両脚がちぎれそうになった。 「うっつ・・ううう・・・・ああ。やめて!お願い!言うことを聞くから・・・」 必死にこられるアニーであったが、脚の付け根が痺れてきた。 「俺様に逆らうとどうなるか思い知らせてやる」 へスラー指揮官はそういって開脚したアニ−の股を鞭で殴りだした。 「痛い!あっつ!!あん」 アニ−は激痛に身を捩じらせながら、シャイダーに自分の現在の位置が伝わっていることを祈った。 「何をしているのですか。へスラー指揮官」 へスラー指揮官が逆上してアニ−を殴っているところを神官ポーが通りかかった。 「その女は大切な生贄ですよ。万一、死んだりしたら、どう責任を取るつもりですか。へスラー指揮官?」 へスラー指揮官は神官ポーを忌々しく睨みながら、言い訳をした。 「殺しはしない。少し調教していただけだ」 「生贄の儀式がまもなく始まります。フビライ様も楽しみにされています。さあ、女宇宙刑事を連れてきてください」 「わかっている。ふん」 へスラー指揮官は戦闘員に、アニ−を生贄の儀式の場に連れてくるよう命じた。アニ−は相変わらず手足を鎖で縛られたまま、 ベッドで運ばれたので、脱出するスキは生まれなかった。アニ−が連れて来られたのは大海原に面した岩場であった。 そこには、高さ5m直径10mくらいの透明な半球型のドームがあった。アニ−はそのドームの中に運ばれた。 (ここがフーマの言う生贄の場かしら?シャイダーが気づくといいけど。でも一体何が始まるのかしら。) アニ−があたりを見回している内に、戦闘員はアニ−をそのままにしてドームから出て行った。 やがて天井に備え付けられているスピーカーから神官ポーの声が聞こえた。 「アニ−。聞くがよい。これから神聖なるフーマ帝国誕生の儀式をはじめます。まもなくこのドームの中に海の神が現れます。 生贄のあなたをどうするかは海の神次第です。海の神はあなたのパワーを糧にしてフーマ帝国を海中から呼び起こします。 あなたは全力で海の神と戯れてください。ほほほほほ。」 そう言うと、神官ポーはリモコンのスイッチを押した。するとアニ−を縛っていた両手両足の鎖が解け、ドームの中だが、 とりあえずアニ−は自由になった。 「さあ海の神よ!いざ、若き女戦士をささげよう」 神官ポーがそう言って海の方に一礼すると、ドームの中に白煙が発生し、「海の神」が現れた。アニ−は「きゃあ」と思わず叫んだ。 海の神というのはアニ−が屈辱的にやられた不思議獣グミグミだったのだ。 (でもこの間はいきなりだったからわからなかったけど、不思議獣にもどこか弱点はあるはずだわ) アニ−は間合いをとりながら、不思議獣を様々な角度から観察した。触手は相変わらず気味の悪い動きをしているが、 その触手の密集している付け根に、口みたいなものがついているのを発見した。 (あの口みたいなものが弱点だったらいいけど・・・でも、やって見るしかないわね。このままでは勝ち目はないわ。 まずはあの口に一撃を加えて様子をみよう。うまくいけば連続攻撃ね) アニ−は意を決して、大きくジャンプし、空中で一回転すると、触手を蹴散らすように、すべての勢いを集めて不思議獣の口めがけて 右足でキックした。 「えい!」 しかし、結果はアニ−の期待を裏切るものであった。キックを入れて少し離れて様子を見るつもりであったのに、実際には、 グミグミの口がアニ−のブーツを噛んだまま離さないのだ。アニ−の身体はグミグミから離れず、空中に静止した状態になった。 焦ったアニ−は左足でグミグミの口のあたりに何回か蹴りを入れた。さすがにグミグミも口を緩めたので、アニ−は何とか 逃れることができた。 (口も弱点じゃない・・・・どうすればいいの?) グミグミから離れて再び間合い取るアニ−は、噛まれた右足に違和感を感じた。 「きゃあ!あ・・うそ!ブ・・・・ブーツが溶けてる」 皮製の右足のブーツが半分溶けかかって、足のつま先が見えているのだ。噛まれた足首のところもほとんど溶けていて、 中の生足が見えている。グミグミは口に皮製のブーツさえ一瞬で溶かしていく力を持った消化液を含んでいるようであった。 (い・・一体どうやって戦ったらいいの?) 途方にくれるアニ−を尻目に、グミグミの口から消化液がアニ−に発射された。 「あぶない」 間一髪のところで、アニ−は避けたが、グミグミの口からは連続して消化液が発射された。逃げ惑うアニ−であったが、 ついにアニ−の胸間に命中した。 「あああああああ・・・」 消化液が命中した部分の20センチ四方のわたり、黄色のベストとブラウス、ブラジャーが溶け出し、ふくよかな胸があらわれた。 しかし、何故か皮膚だけには効果がないようであった。動揺する間もなく、次の消化液がアニ−の下腹部に命中した。 「おおおおおお」 ドームの外から眺めていた戦闘員がどよめいた。彼らの期待通り、20センチ四方にわたり、アニ−のミニスカートとパンティが 溶かされ出した。そこからアニ−の秘所の茂みを垣間見ることができた。 「どうやらグミグミは女宇宙刑事を全裸にするつもりですね。殺してしまうのなら、もっと消化液の濃度を高めて、 肉体ごと溶かしてしまうでしょうに」 神官ポーが満足そうに戦いを眺めた。その横でへスラー指揮官が不満そうに立っている。 グミグミの攻撃はとどまることもなく、アニ−のコスチュームは半分以上溶かされてきた。もはや全裸にされるのは時間の問題であった。 「はあ・・はあ・・はあ」 アニ−はただ逃げ惑うしかすべがなかった。シャイダーが助けに来るまで時間を稼ぐ、それに賭けるしかなかった。 (シャイダーはきっとくる。シャイダー・・・シャイダー・・・来て!) その時、東の空に青い光が輝いた。 「おかしいですね。フーマの伝説ではもう少し後のはずですか」 訝しい表情をする神官ポーの横で、へスラー指揮官が確信を持って言った。 「ポーよ。何を言っている。あれはシャイダーだ。俺が相手をしてやる」 へスラー指揮官が戦闘員を従えて、応戦体制についた。青い光はへスラー指揮官の言う通り、アニ−の緊急発信信号を受けて駆けつけた シャイダーであった。シャイダーは一気にドームのところまで来た。 「アニ−、今助けるからな」 ドームの外でシャイダーが言うなり、ドームに向かってビデオビームガンを放った。 「ビデオビームガン!」 しかし、シャイダーやアニ−の期待も空しく、フーマ特製のドームはびくともしなかった。 「レーザーブレード!とお!」 シャイダーの奮戦を無視するかのように、ドームの中でグミグミはアニ−の服を溶かすのに専念している。 「ばかめ。そんなに簡単にこのドームが壊れてたまるか。おまえはこの俺があいてしてやる」 へスラー指揮官がシャイダーの背後から刀を振り下ろした。 「うおおおおおお」 シャイダーはドームを壊すのに集中していたため、背後からの攻撃をまともに受け、背中から火花が発した。 「おろかものめが。儀式の邪魔をしおって。不思議時空、発生!」 遠くでフビライの声が聞こえると、シャイダーはへスラー指揮官と共に不思議時空の中に消えていった。 「さあ邪魔者はいなくなりました。儀式をつづけましょう」 神官ポーが冷静に促した。 「シャ・・・シャイダー・・・ああああ」 アニ−は頼みのシャイダーもどうすることが出来なかったことで絶望的な気持ちになった。もうドームの中で逃げ惑う力もなくなった。 動きの止まったアニ−のぼろぼろの服をグミグミの触手がはがしていく。 「シャ・・・・シャイダー・・・・」 アニ−は放心状態でその場に立ちつくした。敗北感で前を隠すなどという羞恥心もなくなった。アニ−は布一枚もまとわぬ全裸となった。 グミグミが満足そうに全裸となったアニ−を抱きよせた。触手から白い媚薬が出して、アニ−のありとあらゆるところを攻めつけていた。 しかしアニ−には不思議と何も感じなかった。ただ絶望感だけに支配されていた。 「さあ、生贄の儀式は終わりました。聖なる光よ、輝け!」 神官ポーが海に向かって叫ぶと、プラズマのような光が2度、3度輝いた。 「おお!まさしく伝説通りだ・・・」 戦闘員たちがお互いに驚きあう。彼らも実は半信半疑でこの儀式を眺めていたのだ。 神官ポーは海に向かってさらに祈りを続ける。祈りが終わる瞬間巨大な地響きがした。 「これです。聖なる大地よ。現れたまえ!」 アニ−も目をこらすと、はるかかなたで海が盛り上がっていくのが見えた。海中から大地が現れてくるようであった。 それと同時に海の上を大きな白い線がこちらに来るのが見えた。白い線は急激にスピードを上げてきた。 「あれは?津波?」 アニ−が津波の存在を確認するやいなや津波はアニ−がいる岩盤を襲ってきた。津波の高さは30メートルのも達しているようであった。 津波は神官ポーや戦闘員、そしてアニ−のいるドームも飲み込んだ。津波の破壊力はすさまじく、アニ−閉じ込められていたドームも 破壊された。海中で身体が何度も回転し、大量の海水を飲みアニ−は気を失った。 どのくらい時間が経過したであろうか。アニ−は砂浜に打ち上げられた。全裸であったため身体が浮いて、 結果的には幸いしたのかもしれない。意識を取り戻し、砂の感触を確かめるアニ−に、人影が近づいてきた。シャイダーであった。 「シャイダー!本当にシャイダー?無事だったの?」 「ああ。不思議時空に引き寄せられたけど、へスラー指揮官を振り払って戻ってきたのさ。そうしたら、津波が襲っていて 何も残っていないんだ。相当大きな地震だったようだ。でもよかった。ずいぶん探したよ。アニ−」 「シャイダー・・・・」 「ほら、服を着て」 「あ・・ありがとう」 「ひどい目にあったね。アニ−。もう大丈夫だ。フーマや不思議獣も津波に流されたみたいさ」 「シャイダー」 「え!どうしたんだ?アニ−??」 アニ−はシャイダーに抱きつき、激しくキスをした。 辛酸を舐め、苦難に耐える女宇宙刑事の目から恋人に甘える女性の目に変わったのであった。 ***完