平成15年3月28日・初版 平成15年10月17日・改訂(扉絵を追加)

女宇宙刑事アニー・「たまげた不思議クモ」/WB・著

イラスト:悪の司令官
良く晴れた春の日のことであった。アニーは恒例のパトロールを行っていた。 「こんな天気のいい日は気持ちいいわ。今日も平和だといいけど」 フーマとの戦いの日々を続ける女戦士にもやすらぎを与えるようなのどかな日であった。 アニーは車を市街地から郊外に走らせた。パトロールではあるが、やすらかな陽気にさそわれて、ドライブをしたい気持ちになったのだ。 芝生の広がる公園があり、様々な花が咲いていた。 「まあ、きれいな花。ちょっと休もうかしら」 アニーが車を止めて、公園のベンチで休もうとした時であった。かすかに女の子の声が聞こえた気がした。 「た・・す・・け・・て・・−・・」 「え?どこから?」 アニーは、じっと耳を澄ませた。声は公園の隣にある廃墟のような倉庫の方から聞こえてくるような気がした。 アニーは声のする方に向かって走った。 「助けてー」 倉庫に近づくと女の子の声ははっきりと聞こえてくるようになった。 「やはりあの倉庫の中ね。待っていてね。今、助けに行くから」 倉庫は荒れ果てて、すでに長い間、使われていない様子だ。アニーは壊れた扉を見つけ、倉庫の中に入った。 「助けてー・・・た・す・け・てー」 女の子の声はいよいよはっきりしてきた。 「フーマかも知れないわ。用心しなくちゃ」 アニーは右手にビデオビームガンを持ち、女の子の声のする方へ、用心深くゆっくりと歩いた。女の子の声以外に物音一つしなかった。 「コツ、コツ、コツ、コツ」 アニーの足音だけが倉庫の中に響いた。 「もし、フーマなら、私が来たことに気が付いてどこかで待ち構えているかも」 アニーは一層警戒を強めた。 その時、アニーの目の前に倒れている女の子の姿があった。アニーが駆け寄ろうとすると、どこからともなくフーマの戦闘員が 襲いかかって来た。 「やっぱりフーマの仕業ね。性懲りもなく」 アニーは構えるや、まず最初に前から襲い掛かった戦闘員に右足で戦闘員の延髄にハイキックを見舞った。 ミニスカートが舞い、蹴り上げた太ももの奥にわずかに黄色のパンティが覗いた。 そのキックの反動で背後から襲ってきた戦闘員の腹部に肘打ちをくらわせ、続いて右から襲い掛かった2人の戦闘員に対しては 両足のワンツーとなるハイキックで顎を一撃した。戦闘員はアニーのパンチラを見る前に倒れてしまった。 左から襲ってきた戦闘員には右足の踵で戦闘員の急所をヒットさせた。蝶の様に舞うアニーの動きに、 6人の戦闘員はあっと間に全員ダウンした。 「まったく・・いつものパターンね。弱いくせに」 その後、ワンパターンのようにギャル軍団が襲いかかってきた。アニーは素早い動きで、ギャル1の腹にキックをお見舞いし、 ギャル2の胸にパンチを下し、残りのギャル軍団にビデオビールガンを放つと、ギャル軍団は逃げていった。 「もう大丈夫よ。けがはない?」 アニーが女の子を抱き上げると、女の子の手がスポッと抜けた。 「え!?人形?」 女の子は実はアニーを誘き寄せるためにフーマが作った人形であった。 「フーマの罠?・・あ!?」 アニーが人形から離れようとした瞬間、足下の床がパカッと開いた。 「きゃああ・・・ああああああ」 アニーはなす術もなく、まっさかさまに落ちていった。            ・            ・            ・            ・            ・ 「あう」 落下していったアニーの身体を何かネットのようなものが受け止めた。ネットはアニーの重みと落下の勢いでかなり伸びきったが、 アニーを吸い付けるように上下に激しく揺れた。 「運がよかった。ネットでけがをしなくて済んだわ。でもここはどこかしら、真っ暗だわ。・・」 アニーが落ちたところは暗闇の中で、先ほど落ちた床の地下にある大きな空洞と思われた。空洞にネットが張られていることに 疑問をもった。 「どうしてこんなところにネットが?このネットは何?」 アニーは立ち上がろうとしたが、ネットはかなり粘着質を持っていた。まるでガムテープに吸い付けられているようであった。 簡単には身体がネットからはずせなかった。 「やだ、あまり引っ張るとスカートが破れちゃう」 アニーは服にこびりつくネットを丁寧にはずしていた。ゆっくりと服が破れないようにはずしていると、アニーの目も暗闇に慣れてきた。 そして自分が容易ならざるを得ない事態に追い込まれたことを知った。            ・            ・            ・            ・            ・ 「ふっ、ふっ、ふっ、ふー。まんまと罠に引っ掛りおって。」 別室でへスラー指揮官がモニターを通じて、一連のアニーの動きを見て、満足そうに言った。 「へスラー様。予定通り、女宇宙刑事を地下に陥れました」 アニーとの戦闘を終えて、ギャル軍団が帰ってきて、へスラー指揮官に報告した。 「うむ。ごくろうであった」 へスラー指揮官は作戦がうまくいき、満足そうにギャル軍団に答えた。 「ほほほほ。偽の悲鳴で駆けつけるなんて。間抜けな女宇宙刑事ね」 「こんなにあっさり罠にかかるなんて間抜けね。これで女宇宙刑事アニーも終わりね」 「これからどんなことが待ち受けているとも知らず。おほほほほ」 ギャル軍団もモニターを眺めながら、口々に語った。            ・            ・            ・            ・            ・ アニーは暗闇の中、何かがうごめくのを感じた。 「何?何もの?」 アニーの目に20メートルほど先に3メートル位の生き物がネットの上にいるのが写った。 そしてこのネットが実はクモの巣のようであることもわかった。生き物の身体は黄色と黒の縞模様をしており、 足が8本あるクモのような姿をしている。これこそフーマが作り出した不思議獣「イトイト」であった。 「ヴオヴオヴオ」 不思議獣は不気味な声を出し、自分の巣にかかった獲物を捕らえようとするように、ゆっくりとアニーに近づいてきた。 「このままじゃまずいわ。足下は粘って安定しないし・・この場所で戦うのは不利だわ。でも・・どうしたら?」 アニーの攻撃の基本は素早い動きである。しかしようやく服をクモの巣から外したとはいえ、揺れ動き安定性もなく、 しかも粘着質なクモの巣の上で、素早い動きができるとは思えなかった。足を一歩動かすにもブーツが脱げそうになるのをこらえ、 アニーは摺り足で不思議獣から離れようとした。 (体重をかけては絶対にだめね。とにかくシャイダーに緊急信号を発信しなきゃ) アニーはシャイダーホンの緊急信号のスイッチを押した。            ・            ・            ・            ・            ・ 「ビーン・・・ビーン・・・」 バビロス号の緊急警報が鳴った。 「アニーからの緊急信号だ。急げ、発進!」 シャイダーがバビロス号でアニー救出に向かった。            ・            ・            ・            ・            ・ 不思議獣はアニーの動きよりもはるかにすばやくクモの巣の上を動くことができた。獲物を狙うようにアニーに近づいてきた。 アニーはシャイダーが救援に来るまでクモのような不思議獣と素手で戦うしかないと覚悟した。 「ビデオビームガンも落としてしまったようだし・・どう戦ったらいいの・・」 アニーは間合いを取りながら、急速に不安を感じながら不思議獣をじっくりと観察した。毛で覆われた8本の足だが、 前の6本の足が手のような働きをし、後ろの2本の足で進んでいるようであった。足に特殊な細工があるのか、粘着質なクモの巣の上でも、 不思議獣は自由に動いた。 (キックは危険ね。身体のバランスが崩れたら一気に攻め込まれるかもしれない。パンチで戦うしかなさそうね) アニーは覚悟を決め、自分の身長の倍近くもあるクモのような不思議獣に対して、戦いの構えをした。 不思議獣もアニーに襲わんと、2本足で立ち上がった。立ち上がると不気味な声を出して同時に2本の前足を素早い動きで アニーに振りかざした。 「ヴオーーーオウオウーーヴオーーオウ」 「うっつ!」 アニーは頭の上あたりで、不思議獣の前足を下から両腕で受け止めた。不思議獣の足は細かったが、 すごい力でアニーを押さえつけようとした。 「ヴオヴオヴオーーーー」 「ううう・・見かけより腕力はあるわ・・・」 不思議獣はアニーと力比べをするように対峙していたが、だんだんとアニーが力負けの状態となった。 「ヴオーーーヴオー―」 「くっつ・・・つ・・・強いわ」 不思議獣の前足がアニーの両腕を押さえつけてきた。アニーの両腕が顔に付くくらいまで下がってきた。 「ヴオヴオヴオーオーーウー」 「ううう・・・い・・いけない。で・・でも・・・ど・・どうしたら・・・?」 足下の安定しないクモの巣の上を両脚でしっかりと踏ん張り、こらえるアニーであったが、腕が痺れる位に重くなってきた。 そしてこらえるアニーをあざ笑うように、不思議獣は中足の4本のうち、後ろの足1本でアニーの堪える足下にのばし、 太ももから黄色のパンティの三角地帯を「すっ」となぞった。 「ヴオ」 「ひゃあ・・・あっつ」 不意を突かれたアニーは思わず声をあげると同時に腕の力を抜いてしまった。 「ヴオヴオオーーーー」 不思議獣はアニーが腕の力を緩めた隙に2本でアニーの腰をはさみ、残りの2本で片足ずつ太ももをがちっと掴んだ。 そして前足でアニーの脇に差し入れた。 「きゃっ!あっ!し・・しまった!動けない」 アニーが叫ぶと同時に、アニーの身体がクモの巣から浮き、完全に不思議獣に抱かれ、持ち上げられた。 「ヴオッヴオッヴオッヴオッ」 「きゃあ・・ああ・いや!・離して・・・・」 アニーは抵抗して身体を揺らしたが、不思議獣の前足がアニーの脇の下から背中に回して、がっちりと握り、アニーを引き寄せた。 アニーの身体は海老反りの状態となった。不思議獣に太ももを抱えられているので、脚はMの字のようになり、股が大きく開いた。 白いブラウスや黄色のパンティが不思議獣の身体を密着された。 「ヴオッオッオッオッーーー」 「やだ!う・・・ううう・・・離しなさい!」 アニーは激しく身体を揺らすが、不思議獣の毛で覆われた足は細いものの、意外に力は強く、びくりともしなかった。 「この・・・えい!」 アニーはパンチを不思議獣に浴びせてみるが、まったく利いた様子がなかった。太ももをしっかりと捕まえられているので、 脚をばたつかせても、膝から下しか動かせず、白いブーツが空しく前後左右に揺れるだけであった。 「ヴオヴオヴオ」 不思議獣がアニーを舐めるように見つめた。 「ク・・クモの化け物なんて・・き・・気持ち悪い・・・」 アニーは不思議獣から顔を反らした。不思議獣の身体は胸部と腹部と臀部に分かれ結合しているところは意外と細かった。 不思議獣の胸部がアニーの胸にあたり、腹部がアニーのミニスカートやパンティに密着した。生暖かい身体の感触がアニーを包んだ。 「ヴオー」 不思議獣が気持ちのよさそうな声を発した。 「こ・・・この・・・けだもの・・・」 アニーは眉をしかめた。 「ヴオヴオヴオヴオ」 不思議獣の臀部から細長い生殖器のようなものが出てきた。生殖器の先端は男性のイチモツと同じ形であったが、 異常に細長く伸びるのであった。生殖器はアニーのふくらはぎから太ももへとすべるように動き、黄色のパンティに狙いをつけて、 パンティの中に挿入していこうとした。 「な・・・何するの!だ・・・だめ・・あ・・・はっ・・・」 アニーは歯を食いしばり、生殖器の生暖かくいやらしい感触に耐えた。気持ち悪さに耐えながらも、 不思議獣を抱くように身体を密着させた。 「ヴオヴオヴオ―――オンオン」 不思議獣はアニーが密着してきたのに興奮したようであった。しかしアニーには不思議獣の狙いはわかっていた。 隙間が出来ては、生殖器が簡単にアニーのパンティの中に入ってくるのは間違いなかった。 生殖器は執拗にパンティの隙間から潜り込もうとした。 「ヴオン・・ヴオン・・ヴオン・・ヴオン・・」 「い・・いや・・・ちょ・・ちょっと・・や・・やめて」 (冗談じゃないわ。こんなクモの化け物に犯されてたまるものですか) アニーは不思議獣に密着しつつも、腰を動かして、この奇妙な感触から逃れようとした。 アニーが腰を動かすと、アニーの股間と不思議獣の腹部が擦りあった。 「ヴオ!ヴオ!ヴオオ!」 「んんん・・・」 アニーは気色が悪くなるのを必死で我慢した。しかし不思議獣の生殖器はますます執拗にアニーの股間を狙った。 「ヴオンヴオンヴオンヴオン」 「くっつ・・・・んん・・んん・・」 (ああん・・・どうやって・・脱出したらいいの?・こ・このままじゃ・・犯されるのも時間の問題だわ) アニーは周りを眺めた。アニーの目に、クモの巣に引っ掛かっているビデオビームガンが写った。 (あ!ビデオビームガンだわ。あれさえ手に入れば・・・・) アニーが思案する間にも不思議獣の生殖器はアニーのパンティにもぐりこもうとする。やがて秘所から、お尻に狙いを定め、 生殖器が潜り込んできた。お尻は無防備であった。 「ヴオヴオッヴオオオンン」 「あん・・んんん」 お尻の中を生殖器が動き回る感触にアニーは思わず声を発した。生殖器はアニーのアナルに潜り込もうとする。 (ちょ・・ちょっと・・やめて) アニーが腰を振って抵抗した。 「ヴオオッ」 興奮した不思議獣が中足でアニーのパンティを下げようとした。一瞬アニーの腰を抱えているところの締め付けが緩んだ。 アニーは精一杯身体を揺り動かした。 「えい!」 「ヴオオオ」 不思議獣の身体が揺れ、脇の下を抱えていた前足や太ももを抱えていた中足のグリップが弱まった。 「今だ!」 アニーは足をばたつかせ、不思議獣の背中にある赤い突起を強くキックした。 「ヴッヴッヴッヴッヴッウウウ」 すると急に不思議獣が苦しみ出し、アニーを放り出した。 「しめたわ。ビデオビームガンを」 アニーはビデオビームガンが引っ掛かっている場所へ急いだ。不思議獣の弱点もわかった。ビデオビームガンさえ手にすれば、 勝てると考えた。粘るクモの巣に足を取られながら、ビデオビームガンのある位置まであと一歩のところまで来た。 アニーがビデオビームガンに手を伸ばした。その時、背後から「シュッ!」と音がすると、アニーが気が付いたときには 腕や胸の上半身がクモの糸で巻きつかれた。 「えっつ!?何?」 アニーが当惑したときには形成逆転の願いは空しく破れていた。不思議獣はアニーにめがけ、糸を発射したのだ。 アニーは粘る糸に上半身を巻きつけられ、両手が全く使えなくなってしまった。 「ヴオッヴオッヴオッヴオッ」 「ま・・・まずいわ・・・このままじゃ」 不思議獣はアニーを一通り縛ると、糸を引き寄せ始めた。 「くっ!ああん」 アニーは抵抗するが、両腕も利かず、不思議獣に引っ張られるしかなかった。クモの巣の上をアニーがたどたどしい動きで歩き、 不思議獣の目の前まで連れてこられた。 「な・・何をするつもり。こんなことしたら承知しないわよ」 アニーは精一杯の強がりを見せた。 「ヴオッ!ヴオッツ!」 不思議獣はそんなアニーの反応に怒りを見せ、アニーを突き飛ばした。 「きゃあ」 アニーは背中から倒れ、クモの巣に身体が絡まった。 「ああ・これじゃあ・・動けないわ」 「ヴオーーー」 そして不思議獣は更に糸を発射してアニーの上半身がクモの巣から離れないようにしてしまった。 「いや・・」 もはやアニーは倒れたまま、クモの巣から身動きはできず、さながらクモの巣に捕らえられた蝶のようになってしまった。 「ヴオンヴオンヴオンヴオン」 不思議獣はアニーに近づくと、アニーの両脚を捕らえ、股を開こうとした。 「やめなさい!冗談じゃないわ。このけだもの!えい!」 アニーも倒れたままではあるが、脚を捕らえようとする不思議獣めがけキックを繰り出した。 「えい!とお!えい!」 「ヴオンヴオンヴオン」 黄色のパンティがいつもより大きく露出して3発ほどアニーのキックは不思議獣にヒットしたが、 体全体を使って繰り出してはいないキックは普段のアニーのキックよりはるかに威力はなかった。 しかしアニーにはそうして抵抗するしかなかった。 「えい!・・えい・・・・」 こうして4発目のあまり威力のないキックを右足で放ったときであった。 「ヴオオオオン」 「ああ!」 アニーの右の太ももとブーツの甲の部分を怒った不思議獣の2本の足でしっかりと掴まれてしまった。 「くう!放して!」 掴まれた脚を放そうと、左足でキックをした。 「ヴオンヴオン」 しかし今度は左足も不思議獣に掴まれてしまった。 「ヴオ!ヴオ!ヴオン!ヴオン!」 アニーの両足をつかんだ不思議獣は満足そうに肯くと、アニーの両脚を大きく開脚した。 これまでキックの度にチラチラと見えていたパンティが顕わになった。 「ヴオー―ン」 「い・・・いやん」 「ヴオ」 不思議獣は当惑するアニーを後目にアニーの両脚を、がに股に広げると、右足めがけ糸が発射した。 アニーの右足は糸でクモの巣と結ばれ、まったく動けなくなってしまった。 「ああん・・・足が・・・・動かない」 「ヴオ」 続いて、アニーの左足にも糸を発射し、左足も動けなくなってしまった。 「ああ・・う・・動けない・・そ・・そんな・・こんな・・格好で・・や・・・やだ・・・だ・・・だめ」 もはやアニーは上半身と両足をそれぞれクモの巣に固定され、足はぱかっと開いた状態で、まったく動けなくなってしまった。 糸がかかっていないのは、顔とミニスカートから膝までであった。 「ヴオン!!ヴオン!!ヴオン!!ヴオン!!」 「わ・・わたしをどうするつもり・・・・」 不思議獣は糸に巻かれ、繭のような状態になったアニーを満足そうに眺めるとゆっくりとアニーに近づいた。 「ヴオーン」 不思議獣はアニーに近づくと、アニーのミニスカートに手をかけ、無造作に中のパンティを下ろした。 表地に比べ少し淡い黄色のパンティの裏地があらわれた。 「ん!!!」 「ヴオヴオヴオオンー」 そして赤く光る目を近づけ、舌でアニーのクリトリスを中心に舐め始めた。 クリトリスだけではなく、アナルから下腹部全体にやさしく舐めた。 アニーの身体はこわばったが、これまで経験したことのないやわらかく包み込むような舐め方であった。 ソフトに、やさしく、女性をくすぐるような感触であった。 「んんんん・・・・」 「ヴオオオン」 「んんんん・・あん・・」 「ヴオヴオ」 5分も続いたであろうか。アニーは心の中では決して感じまいと思っていたが、あまりのもの感触に、つい身体が反応してしまった。 「やだ・・・だめ・・・・んんん・・で・・でも・・感じてしまう・・・」 (クチュ・・クチュ・・・) 不思議獣の執拗な口撃に、アニーの秘所の茂みが濡れ始め、やがて太ももに愛蜜が流れてきた。 頭で考えることと身体の反応のギャップにアニーは苦しんだ。不思議獣はクリトリスを一通り舐めた後は、愛液が流れた筋に沿って、 太ももを舐め始めた。 「ヴオ・・・ヴオ・・・・」 「だめ・・・・だめ・・・」 アニーは身体を動かせないもどかしさを感じた。アニーの秘所が完全に濡れることを待っていたかのように、 不思議獣は8本の足をクモの巣に下ろした。そして仰向けのアニーに覆い被さるようにした。 「ヴオッ」 さらに臀部をクイッと上げ、アニーとの隙間ができると、中足の4本でアニーのミニスカートを抑え、パンティを引き下げた。 「ヴオン・・・ヴオーン」 儀式の準備が完了したように、臀部から生殖器をアニーの秘所めがけ挿入してきた。 「や・・やだ・・・」 先ほどと違ってアニーには生殖器を拒む手段が全くなくなっていた。秘所もグジョグジョに濡れた状態で、 ただ不思議獣の思うがままに身体を弄ばれるしかなかった。アニーは腰を振って抵抗したが、動きは弱々しく、 生殖器がアニーのクリトリスを刺激するのを止められなかった。 「ヴオン?」 「う!」 アニーは歯を食いしばり、小さく声をあげた。なんという屈辱であろうか。クモのような不思議獣に抵抗もできず犯されるなんて。 「や・・やめて」 アニーは腰を振り続けるが、闊達でフーマを蹴散らした女宇宙刑事からは想像も出来ないほど、その動きは弱々しかった。 生殖器は微かな抵抗を続けるアニーにかまわずクリトリスを刺激するのを続けた。 「ヴオン・・・ヴオ・・・ヴオン」 「いやん」 生殖器は強引に膣に入り込んできた。 「んんん・・・んんぐ」 アニーの膣の奥まで挿入するやピストン運動をはじめた。 「ヴオ!ヴオ!ヴオ!ヴオ!ヴオ!ヴオ!ヴオ!ヴオ!」 「やっつ・・・や・だ・・・や・・やめて・だめ・お願い」 「ヴオオオオオオオオオオンンン」 「だめ・・・だめ」 「ヴオオヴオオ・オオオオオオ」 不思議獣は興奮状態となり、身体を痙攣するように10秒ほど揺れた。そしてカクカクと頭を2回振った。 フィニッシュを迎えたのであった。 「あああああああ」 アニーの顎もカクリと振れた。不思議獣は大量の液体をアニーの膣の中に発射した。 「あああ・・あ・・ああああん」 アニーの目に涙が浮かんだ。 「ヴオオ――――――ン・・ンンン」 不思議獣は満足そうに生殖器を縮め、アニーの下げたパンティをもとにもどした。そしていやらしそうな舌でアニーの顔を舐め始めた。 「ヴオン?」 「や!・・・・・き・・気持ち悪い」 アニーが顔を背けた。アニーのほほを一筋の涙が流れた。 (こ・・このまま・・い・・いつまで不思議獣に弄ばれるの?シャイダー・・・助けて)            ・            ・            ・            ・            ・ 「ふふふふ。女宇宙刑事アニーも形無しだな」 モニターを見つめるへスラー指揮官が満足そうに肯いた。 「へスラー様。作戦は大成功ですね。ご覧下さい、アニーのあの痴態!はははっは」 モニターを見つめるギャル1が同調した。 「本当!何もできずに大股開きで不思議獣に犯されるなんて。正義のヒロインもざまあないわね。ほほほ」 同じくギャル2が笑った。 その時であった。 「何だ!あれは?」 へスラー指揮官の声と同時にモニターから「ドカーン」という激しい音とともに空洞の壁が破れ、 シャイダーが素早くアニーに絡まったクモの糸を切り裂き、アニーを救出する画像が流された。 「くそっ!シャイダーだ。もう少しのところで女宇宙刑事を陥れることができたのに!いまいましい」 へスラー指揮官が苦虫を噛むように言った。            ・            ・            ・            ・            ・ 「シャ、シャイダー!」 アニーは目を潤ませながら言った。 「アニー!大丈夫か?」 シャイダーはアニーを縛る糸を素早く切ると、アニーの救出が優先と、不思議獣にはあまり攻撃をしかけず、 アニーを抱きかかえてバビロス号に戻った。 「アニー・・・無事だったのかい?」 「ありがとう。シャイダー」 「不思議獣の攻撃は?」 アニーは一瞬当惑した表情をしたが、 「う・・・・うん。縛られたけど何ともなかったわ。か・・間一髪のところでシャイダーに助けてもらえたわ。ありがとう」 アニーはにこりと微笑んだ。 「そうか。よかった」 「シャイダー。あの不思議獣は臀部の赤い突起が弱点みたいよ。私が軽く蹴っただけで苦しんでいたから」 「そうか。さすがアニーだ。今度出てきたら、一発でやっつけてやる。アニー、もう休んだら?大変だっただろう」 「うん。ありがとうシャイダー。それじゃあ、お言葉に甘えてお先に。シャワーを浴びてから休むわ」 アニーは悪夢を忘れるかのようにシャワーを浴びながら考えた。 (不思議獣に犯されたことは、シャイダーには黙っていよう) アニーはそれから膣に何か異常がないか、指で確認した。 (多分、大丈夫だわ。でもよく洗っておこう) シャワーを浴びてから、アニーは静かに眠った。自分の身体にはまだ異常は感じなかった。            ・            ・            ・            ・            ・ 「アニー、今日はパトロールを休んだらどうかな。昨日は相当疲れただろうから」 「ううん、シャイダー。昨日は不思議獣を倒すことが出来なかったから、また近くあらわれると思うわ。 フーマの野望を打ち砕くためにも、疲れたなんて言ってられないわ」 「そうか。その意気だ。アニー。じゃあ、気をつけて」 アニーは昨日と同じように車でパトロールに出かけた。昨日不思議獣があらわれたところは念入りにパトロールをしなければならない。 アニーは昨日の公園に向かった。車を運転しながら公園に近づいてきた時、アニーは突然、股間がムズムズしてきた。 「あら?おかしいわね」 パンティの中に何か虫のようなものが入っている感触であった。周りに人の気配がないことを確認して、アニーは車を止めた。 「パンティの中に何か入り込んだような感触だけど・・・スカートをめくって確かめるしかないわね」 もう一度周囲に人がいないことを確かめ、ミニスカートをめくった。パンティの中に何かうごめくようなものがあった。 「いやだわ!なに!?これっ」 アニーがパンティの中に手を入れ、捕まえると、クモであった。 「こんなもの・・・どこから入ったのかしら?」 アニーは足下を見たが、クモがいる感じはなかった。車の中を隅々まで確認した。しかし何の反応もなかった。 アニーはブーツでクモを踏み潰した。クモはつぶれ、白い液体を流した。 「地球のクモではないわ。ま・・まさか・・昨日の不思議獣と関係あるのかしら」 アニーはシャイダーに相談したほうがいいと思い、パトロールを中止して戻ることにした。戻る途中、踏み切りがあり、 遮断機が降りていた。アニーは車を止めた。その時であった。 「ううう・・やだ・・さっきと同じ感触だわ」 アニーはすぐさまパンティの中に手を入れてクモを取り出したい気持ちであった。しかし、踏み切りで車の外には人がたくさんいた。 「人の気配がするのにパンティの中を覗くわけにもいかないし・・・・」 アニーは人がいなくなる場所まで我慢することにした。上りの電車が通過した。アニーは「さあ発進!」と思ったが、 残念ながら下りの電車も近づくようであった。 「長い踏み切りね・・あ?・・・いやだわ2匹に増えてる・・・でも・なんだか私の膣の中からあらわれるみたい・まさか!?」 アニーは2匹がうごめくパンティの感触に耐えながらも不安を感じた。まさか自分の膣の中からクモがあらわれるなんて。 そんなことがあるはずがないと思いつつ、昨日、不思議獣に犯されたことが、気持ちを重くした。 「そ・・そんなことあるはずない・・・わ・・・ああん」 アニーは3匹目が膣の中から出てくる感触をはっきりと感じた。アニーに焦りの表情があらわれた。 「ど・・どうしようかしら」 クモはアニーのパンティを這いずり回っている。緊急事態とは言え、さすがに人前でパンティの中をまさぐるわけにもいかない。 ようやく、踏み切りが開いた。アニーは急ぎ人の気配のいないところまで車を走らせた。 車を止め、出るなり、パンティの中にクモを掴もうとした。 「い・痛!」 クモがアニーの秘所のあたりを刺したようであった。針でさされたような痛みを感じた。 「もう・・承知しないわよ」 クモの1匹を捕まえ、足で踏みつぶした。しかしその間に2匹のクモがアニーの両足の太ももに針でさした。 「痛い!」 アニーは2匹のクモを手で払うと、それぞれ踏みつけた。クモからは白い液が流れた。 アニーはクモに刺されたところを確認した。少し赤く腫れていたが、大きな傷にはならないようであった。 「帰ってから治療すればいいわね」 アニーが車に乗り込もうとした時、前方からフーマの戦闘員があらわれてきた。 「しまった。こんなときに・・・。仕方がないわ。昨日のお返しよ」 アニーが戦闘ポーズを取った。戦闘員が次々とあらわれるが、昨日とまったく同じように1人目を左脚のハイキックが顎に命中した。 続いて左脚を下ろし、右足踵で腹部を蹴り飛ばした。3人目手刀で延髄を叩き落した。ここまではいつものアニーであった。 4人目、ハイキックをするとき、いつもの蹴りの鋭さがなくなってきた。 「え!?あ・足が痺れる・・まさか先ほどのクモの毒が?」 左脚でハイキックのつもりが、脚が上がらず、戦闘員の腰に命中した。威力が弱く、いつもは一発で倒れる戦闘員が踏ん張った。 「えい!」 左脚から右脚に代えてハイキックをするつもりだったが、脚は腰の高さにも上がらず、大腿部を蹴った。 「ま・・まずいわ。激しい動きで・・毒の周りが早いわ」 焦る気持ちを出すまいと、痺れの弱いパンチでようやく4人目を倒した。しかし戦闘員はまだ6人いる。 アニーの体内を血液が急速に循環し、それがクモの毒を全身に巡らせた。アニーは5人目を倒そうと戦闘員を睨み、間合いを取るが、 足下がふらついて来た。フーマの戦闘員もアニーの異変に気が付いた。 「ウヒウヒウヒ―――」 戦闘員がいつもと違うアニーを見て、にやっと笑った。 「ウヒヒヒ・・ウヒー」 5人目の戦闘員が襲いかかった。アニーは右足でキックを見舞わせようとするが、弱々しく、その足を戦闘員ががちっと捕まえた。 「ウヒ!ウヒ!」 見ていた戦闘員がどよめいた。 「ああ・・しまった」 足を捕らえられたアニーは左足で振りほどこうとしたが、左脚も痺れて力が入らなかった。 「ウヒヒヒヒウヒー――――――!」 戦闘員は今がチャンスとアニーの右足を両手で抱え、全体重をかけて、アニーを押し倒した。 「きゃああ」 アニーはよろけて後頭部を激しく打った。 「うううう」 アニーは軽い脳震盪を起こし、すぐには動けなかった。 「ウヒー―!ウヒヒヒヒーーーー」 戦闘員が不気味な声を発してアニーの脚や腕を取り押さえにかかった。いくら女宇宙刑事とは言え、全身が痺れた状態で 戦闘員と戦うのは厳しかった。 「くっ・か・身体が思ったように動かないわ・・・あああ・・そんな・・」 「ウヒヒヒヒー――」 アニーの両腕両足を1本ずつ4人の戦闘員がそれぞれ抑えた。アニーは脳震盪から立ち直ったが、雑魚と思っていた戦闘員に抑えられ、 全く動けない状態であった。 「な・・何をするの・・・いい加減にしないと承知しないわよ・は・離しな・・ああん」 そんなアニーを無視するかのように、戦闘員はアニーの太ももを舐めだし、胸を揉みだした。 「ウヒウヒヒヒ・・」 「んんんん・・や・・・やめなさ・・むむんん」 しかし戦闘員達にとってはこんなチャンスはこれまでなかった。アニーの足を舐めたいと思っても、胸を揉みたいと思っても、 身体にさえほとんど触れず倒されてきたのだから。 「ウヒヒウヒヒウヒヒウヒヒ・・・」 戦闘員は喜び勇み、アニーの股を大きく広げた。黄色のミニスカートをまくると黄色のパンティが全面顕わになった。 「ウヒー――ウヒー――」 戦闘員はアニーの黄色のパンティを眺めると興奮し、そしてパンティを掴み、勢いよく下げた。茂みが顕わになった。 「ウヒウヒー!」 戦闘員の歓声が沸き、みんなでアニーの茂みに注目した。 「ウヒウヒウヒーヒー」 戦闘員がアニーの茂みに指を突っ込み刺激をした。 「や・・やめなさい!」 アニーは両手両足を抑えられたまま、腰を振って抵抗した。 「ウヒウウウヒイイウヒー」 戦闘員がアニーの前に順番に並ぶと、いきなりズボンを脱ぎだした。 「い・・いや・・あなたたち何するの!」 アニーは大声で叫んだが、戦闘員は顔を赤くしながら、勃起してアニーに抱きついてきた。 「ちょ・・ちょっと・・や・やめなさい・・」 アニーの声を無視するように、戦闘員はアニーの秘所に挿入をしようとする。 「じょ・・冗談じゃないわ。こんな雑魚に」 アニーは必死で股を閉じた。戦闘員のイチモツがアニーの股間に擦れた。 「ウオウウヒウヒウヒヒッヒッヒッ」 戦闘員はアニーの股間に擦れただけでイってしまった。アニーの膣には挿入しなかったが、精液がアニーの太ももや ミニスカートに付着した。 (う・・うう・・気持ち悪い・・このままではまずいわ。・・) 戦闘員のルールはイってしまうと交替のようであった。 「ウヒウヒウヒウヒ」 2人目の戦闘員もいきなり挿入してきた。アニーは腰を動かしたり、股を閉じたり抵抗した。 戦闘員のイチモツがアニーのミニスカートや陰毛に触れると 「ウウウヒヒヒ!ウヒ―ッツ!」 と感動し、挿入する前にアニーのブラウスに精液がこびりついた。 (どうやら痺れは毒のようね。歯の中に仕込んである解毒剤が効けばいけど) アニーは、口の中で差し歯となっている奥の歯をはずし、中の解毒剤を飲んだ。大抵の毒には効くはずであったが、 痺れがいつとれるかはわからなかった。 (痺れが取れるまで・・・何とか我慢しないと・) 「ウヒ!ウヒ!ウヒ!」 3人目の戦闘員が襲ってきた。今度は慎重にアニーのクリトリスや小陰唇を指先でいじりだした。 アニーは痺れであまり感じなかったが、それでも膣が少しずつ濡れてくるのが感じた。 (だめ!理性をもって我慢しなくちゃ) アニーは歯を食いしばった。しかし、1本の指が次第に入り口が広くなり、2本、3本と入っていく内に、 下半身がだんだん熱くなっていくのを感じた。戦闘員は入り口が緩んだ膣に向けて慎重にイチモツを挿入した。 「ウヒ?」 「あああん・・・」 アニーはまだ痺れていたと思ったが、挿入されて思わず声を発してしまった。決して気持ちが熱くなるという感じではなかったが、 目の前で挿入されている状態を見て、やるせなさを感じた。しかし自分の身体が徐々に回復していくのも感じた。 ただまだ20%程度の回復であった。解毒剤が効くのをしばらく待たなければならなかったが、そんなことも知らず戦闘員が ピストン運動をし、一時の楽園を味わった。 「ウッヒウッヒ!」 戦闘員が喜び、ピストン運動を早めた。 「あ・・あん・・・うん・」 (もう少しで回復するわ。調子に乗って!もう、おぼえてらっしゃい) 3人目の戦闘員はなかなかテクニシャンであった。アニーに挿入しつつ、両手でアニーの胸をやさしく揉みくだし、 その後手を太ももや膣の周りを愛撫した。 「ウヒ?ウヒヒ?」 「あんんん・・ううんん・・・ああああ・・あん・・・あん・・あああんん」 (いけない!) 声を発するというのは感じているからであり、アニーの回復が近いことを示していたが、ピストン運動とともにアニーの身体も揺れ、 それなりに感じてしまった。 「ウヒッツ!ウヒッツ!ウヒッツ!ウッヒーーー」 (まずいわ・・でも・・もう少しで痺れが完全に取れる・・・) アニーは回復具合を確かめるように、ピストン運動されつつも、腰を左右にねじった。イチモツを入れていた戦闘員が イチモツが抜けまいと必死で堪えた。 「ウウッーヒヒッー」 (もう少し・・・) そこに突然女の笑い声が聞こえた。 「ほほほほほ・・女宇宙刑事アニーが戦闘員に犯されているわ。間抜けな姿ねー」 ギャル1がアニーを見て笑った。 「ほんと、あんなやつらに犯されるなんてお馬鹿さんね!」 ギャル2も同調した。 「くううう・・・ギャル軍団に見られるなんて・・・屈辱だわ」 「ふふふふふ。なんだこの姿は。フーマと対峙した女宇宙刑事もこのざまか」 へスラー指揮官もあらわれ、アニーの痴態をしげしげと見た。 (くっつ。いつもの状態なら、こんなやつら、あっという間に蹴散らすのに) アニーは屈辱に耐え、腰を振った。 「ウヒ――――――――――ヒヒヒ」 戦闘員のイチモツがアニーの膣から抜け、それと同時に噴水のように精液を発射した。アニーの太ももやミニスカートがまた精液で汚れた。 「なんてザマなの。戦闘員の精液にまみれて。そんなに好きものかしら。ほほほほ」 ギャル3が笑った時であった。 「フーマ!もう許さないわよ!一人残らず、退治するわ。かかってらっしゃい!」 「ウヒー――――」 辛抱を続けたアニー抑えている戦闘員を蹴散らして立ち上がった。もう痺れはほとんど回復していた。 「くそう!あと一息だったのに。それ!おまえ達!かかれ!」 へスラー指揮官が指令すると、戦闘員がアニーを襲いかかった。しかし先ほどまで身体が痺れ、動きが弱々しかったアニーとは 比べものにならないくらい軽快にアニーはキックの嵐であっという間に戦闘員を倒した。 「次はギャル軍団ね。覚悟しなさい」 アニーが構えた。 「精液くさい女にやられてたまるものですか」 ギャル軍団が5人で襲いかかるが、アニーはこれまでの鬱憤を晴らすように、ギャル1に膝蹴り、ギャル2につま先でキックし、 ギャル3を延髄にキックを見舞わせた。 「くそ!こしゃくな・・・女宇宙刑事め」 へスラー指揮官がアニーに剣を振りかざしたが、アニーはさらりと避けて、へスラー指揮官の腹部にキックをした。 「うううう」 へスラー指揮官がうずくまった。 「へスラー指揮官、覚悟しなさい」 アニーが更にうずくまったへスラー指揮官にローキックを見舞わせようとしたときであった。 (しゅるしゅるしゅるしゅる) へスラー指揮官との戦いに集中していたアニーの左手に、不思議獣の発した糸が絡まった。 「しまった・・・・くっつ」 不思議獣はアニーを引っ張ろうとしたが、アニーも両足で踏ん張り、お互い引っ張り合うという膠着状態が続いた。 「ヴオヴオヴオヴオ」 「クモの巣の上と違って、地面の上でなら負けないわよ」 アニーはそういうと、更に力を加えた。 「ヴオッヴオッヴオオッオオ」 不思議獣も負けまいとムキになって引っ張った。アニーは不思議獣がムキになった瞬間、引っ張る力を弱め、 不思議獣の方へ急に駆け出した。 「ヴオン?」 不思議獣はアニーが急に力を抜いたため、一度しりもちをついたが、すぐに立ち上がった。アニーは不思議獣の方へ駆け出すと、 不思議獣の手前で大きくジャンプした。 「とおーーーっ!」 そしてアニーは空中で華麗に回転した。そして不思議獣の背後にさっと着地すると、不思議獣が振り返る前にすばやく弱点である臀部の 赤い突起に向かって、右足に全体重をかけて一回転する勢いを加えた。 アニーの鍛えぬかれたしなやかな右足が舞い、勢いでミニスカートがふわりと漂い、軸足とした左脚とキックの右脚の股間から 黄色いパンティがチラリと覗かせ、清楚で汚れのない白いブーツの甲が、不思議獣の赤い突起を蹴り上げた。 「これで終わりね。覚悟しなさい。アニー―・・・キイッ――ク」 「うぐ・うぐ・・ううううううううう」 しかし予想に反してうずくまっていたのはアニーの方であった。 「そ・・そんな・・・バカな・・確かに・あああん・ううううう・い・・・痛い」 アニーは蹴り上げた右足を抑え、しゃがみこんだ。 「はははは・・・バカな女宇宙刑事だ。以前に見つかった弱点をそのままにしておくようなフーマと思うのか。 不思議獣イトイトの突起は既にダイヤモンドと同じかたさの物質でコーティングしておるわ。おまえはその固い物質を全体重をかけて 蹴り飛ばしたのだ。足の骨が折れても当然だ。」 へスラー指揮官がアニーの窮状を見て高笑いした。 「ううう・ぐぐ・・し・・・しまった」 アニーは右足を抱えうずくまった。骨は確実に折れているようであった。ブーツの中、甲のあたりから鋭い痛みが脳をついた。 「どれ。華麗に飛べない蝶の羽根を抜いてやる」 へスラー指揮官はアニーに近づくと、アニーの傷ついた右足の甲めがけて、思い切り踵で踏んづけた。 「ふん!」 「ぐうううううううううう・・・」 アニーがこらえきれず叫び、身体を左右に揺らした。その反応を楽しむようにへスラー指揮官は続け、足をあげた。 「もう一丁だ。生意気な女宇宙刑事め。ふん!どうだ!」 「ぎ!あう・・・ぐ・・ううううう」 アニーが足を抱えてころげまわった。骨が更に砕けたような痛みであった。へスラー指揮官の踏みつけた踵の薄汚れた痕が 汚れのない白色のブーツに対照的にくっきりと浮かんだ。 「おまえたち、こいつを抑えつけろ」 アニーが痛みに堪えてうずくまっていると、へスラー指揮官がギャル軍に命令した。ギャル軍団が3人がかりで、 アニーを背中から羽交い絞めにしたり、怪我をしていないアニーの左の太ももを抑えたり、ブーツのつま先を抑えたりして言った。 「へスラー様。もう片方の脚を」 「ふふふ。わかっておる」 へスラー指揮官は薄笑いと共に持っている剣を振り上げた。 「蝶の羽根を抜くということはこういうことだ。これで女宇宙刑事も終わりだ」 へスラー指揮官は剣をアニーの左脚のすねにめがけて振り下ろした。 「きゃあああああ!」 (脚が切断される・・・・・・) アニーの顔が恐怖に引き攣った。へスラー指揮官の振り下ろした剣は、アニーのすねに鈍い音をたてた。 「うううううう・・・・・・・・・・」 「ふふふ。安心しろ、みね打ちだ。まあ、多分骨は折れたであろうがな。おまえにはフーマの恐ろしさを味あわせ、 じっくりといたぶってやる。」 そう言うや、左足のすねに対しても、へスラー指揮官は激しく踏みつけた。アニーのすねに鈍い音がした。 「うわあああああぐぐ」 「それ!フーマに逆らった罰だ。愚か者めが。思い知れ!」 そういって2度、3度とアニーのすねを踏みつけたのであった。 「あう!・あうぐっ・く・・・ううう・・・・・・・・・・・」 両足の骨は砕かれ、哀れにも両方の白いブーツはへスラー指揮官の踵の痕が数箇所に残った痛々しかった。ギャル軍団はアニーは 上半身を羽交い絞めにした。痛みに霞む目でへスラー指揮官を見ていた。もはやどうにも動くことができなくなってしまった。 華麗なるハイキックやジャンプを見せていた女宇宙刑事の羽根がもがれた瞬間であった。 「戦闘員ども。もう一度女宇宙刑事を弄んでみろ。さっきのようにはもう復活はしないだろう。 おまえらがフーマに忠誠をつくしたボーナスみたいなものだ。ははっははー」 へスラー指揮官がそういうと戦闘員がアニーの身体めがけて集まりだした。 「ウヒウヒウヒウヒ!」 「ウヒヒ」 「ばかもの!順番だ」 アニーを羽交い絞めにしたギャル1が戦闘員に命令する。戦闘員は従順にもアニーの前に列をなした。一 人目の戦闘員がアニーの白いブラウスを破った。 「ウヒー――」 「何するの!」 アニーが気丈に歯向かったと同時にギャル2がアニーの右足を蹴った。 「うぐ・・うう・・」 「おまえには生意気な口を利く権利はないのだ。おとなしく戦闘員の好きにされるのだ。これがフーマの恐ろしさだ。わかったか。 今度口を利いたらこんなものでは済まさないからな」 ギャル2が傷ついたアニーに向かって言った。 アニーのブラウスを破った戦闘員が、手馴れた手つきでブラジャーもはずした。活発な動きからはイメージできないようなアニーの やわらかで大きめの、すこし上向きに張っていて形の良いバストがあらわれた。戦闘員は満足そうにアニーのバストを揉みだした。 「ウヒウヒ?」 「んん」 アニーは歯を食いしばって堪えた。 「時間だ。次」 ギャル3の声に次の戦闘員の順番になった。次の戦闘員はハサミを持ってきていた。 「な・・なにするの」 アニーの声を無視するように、戦闘員はアニーの股間にハサミを入れた。 「ウヒ」 「ジョキ」 ハサミがアニーの黄色のパンティを切る音がした。 「ウヒウヒウヒ」 戦闘員は丁寧にアニーからパンティを脱がせると、パンティを握り締めながら、アニーのクリトリスを舐め出した。 「ウヒウヒウヒウヒヒヒヒ」 「うううう・・・げ・・下賎な・」 アニーは顔を背けた。もう何も言えなかった。じっと耐えるしかなかった。 「時間だ。次」 次の戦闘員は前の戦闘員からハサミを譲り受けた。そしてアニーのミニスカートや破れたブラウス、ベストを切り剥いだ。 アニーはブーツを以外に一切身にまとわぬ姿になってしまった。 「ウヒ!ウヒ!ウヒ!」 戦闘員は満足そうに言った。 「ああ」 戦闘員はさらにアニーの陰毛を切りはじめた。 「そ・・そこまで・・・するの?」 アニーはもはや抵抗することをあきらめた。陰毛が切り取られ、秘所が丸出しの姿で、戦闘員は挿入した。 (苦しく、厳しい訓練を行って宇宙刑事になって、悪を滅ぼそうとしていたのに・それなのに・なぜ?・・・) アニーは戦闘員に身体を弄ばれる自分の姿がひどくなさけないものに思え、力が抜けていくのを感じた。 両足は依然として、声に出せないほどの痛みがある。アニーが抵抗することを諦めたのを見て、戦闘員はだんだん調子に乗ってきた。 「ウッヒ!ウッヒ!ウッヒ!ウッヒ!」 (も・・・もう・・どうにでも・・して・・・) 「時間だ。次」というギャル3の声を何回聞いたであろうか。その間、アニーは胸を揉まれたり、イチモツを入れられたり、 精液を飲まされたりと、戦闘員のオナペットのように弄ばれた。戦闘員もアニーに対して思う存分やることができて大満足であった。 その時である。 ”ドカー――――ン” 爆音と共に戦闘員の足下に火花が散った。 アニーを救出するためにシャイダーがあらわれたのだ。 「アニー・・大丈夫か」 「シャ・・シャイダー」 シャイダーはアニーの状態を見るや、事情を察した。一刻の猶予もなく、アニーを抱いて危険な地帯から去った。 「くそ!もう少しのところだったのに。ふんまあ良いわ。不思議獣イトイトも健在だし、それにな・・フフフ」 へスラー指揮官が不気味な笑いを発して去っていった。            ・            ・            ・            ・            ・ 「アニー・・・・痛むかい?」 シャイダーはアニーを抱き、リカバリールームの体傷治癒ボックスに連れて行った。体傷治癒ボックスであれば、特殊な光線で、 アニーの両足の傷も半日で治るはずであった。 「アニー・・・どうだい?」 「ありがとう。光線を浴びていると、痛みがずいぶん和らぐわ。でもどうして私の場所がわかったの?」 「アニーの車をバビロス号の信号で追ってみると全然動いていないとわかったんだ。何かあるといけないと思って・・」 「そうだったの。あのままやられていたらと思うと・・・ぞっとするわ」 「そんなにひどいことを?」 「う・・うん・・・・・・・・・・」 アニーは下を向いて言葉が出なかった。 「そんなに落ち込むなよアニー。まずはしっかり身体を治すことだよ」 「ありがとうシャイダー。今は身体を治して、また戦うわ」 「おい、そんなに無理するなよ。まずはゆっくり休んで」 「うん」 アニーはそれから半日ほど眠った。疲れが相当たまっていたのか熟睡している間に体傷治癒ボックスで脚もすっかり治ったようであった。 アニーはシャワーを浴びてから、自分の寝室に入った。そして鏡をベッドの前に持ってきて、鏡の前に自分の股を広げた。 「まさかと思うけど・・まだ膣の中にいるのかしら」 アニーは膣の中を調べようとしたが、口は固く閉じていた。 「奥まで調べるには仕方ないわね」 アニーはゼリー状の乳液を持ってくると、鏡を見ながら、乳液を指にぬって自慰をはじめた。 「う・・・・ううん・・・ああ・・・ん」 アニーは指で周辺の襞を確認するようになぞった。膣の中が濡れてきた。アニーは指を奥まで挿入してクモがいないか確認した。 (膣の中にはもういないようね) それからティッシュで拭き取ると、安心してそのまま眠りについた。 アニーは眠りつづけた。歴戦の疲れをいやすように。 しかしアニーは知る由もなかった。膣の中に入った不思議獣の卵はとても小さいが、卵から孵った幼虫は、 女性の愛液を飲むと最も育つことを。 アニーの股間に膣の中から2匹のクモがあらわれた。愛液に濡れながらアニーの太ももを這いずりだした。 「んんんん」 アニーは寝返りを打ったが眠り続けた。 クモが再びあらわれたことも知らずに…。 ***完