平成15年10月3日・初版 MonkeyBanana2.Com Free Counter

キューティーハニー・異次元編「カメラ取材は三度ハニーを濡らす」第3章/東日新聞 早見・著

光から現れたのは、黄色地に白い水玉をあしらったミニスカワンピース。 なんと当初の目標…如月ハニーが現れたのだ。 「はあはあ、同じ変身ならば、別の姿に…。ここで、薄着の如月ハニーになる必要はないのに…」 如月ハニーはさも悔しげにつぶやいた。 変身してもダメージは残っているようだし、拘束もそのままだ。 ダメージはとにかく、手が自由にならない以上チョーカーのボタンを押すことが出来ない。 つまり気に入らないからといって、自ら変身をやり直すことが出来ないのだ。 「しゃしゃしゃっ、この期に及んで如月ハニーに変わるとは…。今更空中元素固定装置のことは調べる必要もないのだぞ!  まあ、俺様の獲物になるためだけなら、如月ハニーの姿も悪くはないが…」 言葉とは裏腹に一段と気合の入ったカメレオン・ファングは、拘束を調整し如月ハニーを更に不恰好な体勢にした。 ピンと伸びた下半身はそのままで、上半身だけを前屈みにさせていく。天井から吊るされる腕は、羽を閉じた蝶のように、後ろに廻される。 カメレオン・ファングは尻尾と舌を長く伸ばすと振りかぶって、如月ハニーの無防備な背中に打ち当てた。 「ああっ、尻尾と舌が…鞭になって!(ピッシ〜ン!)はっう〜う! はあはあ、コスチュームがズタズタに裂けちゃう! (パッシ〜ン!)うっくう〜う!」 二本の鞭は交互に如月ハニーを襲い、痛めつけると同時にワンピースを引き裂いていく。あっという間にワンピースは、 ミニスカ部分を残しズタズタになった。如月ハニーはブロンドの髪を振り乱しながら、背中の痛みに悶絶している。 「しゃしゃしゃっ、これで上半身はブラジャーだけだぞ!(パッシ〜ン!) そおら、これで右のボインが剥き出しだ!(ピッシ〜ン!) しゃしゃっ、今度は左のボインを見せてみろ!(ピッシ〜ン!)」 ブラの肩紐が次々に千切れ、片方づつ剥き出しになった大きなボインがブルンブルン揺れ動く。 「ううっ、凄い威力…。はあはあ…身体が痺れて動かない…」 ミニスカと純白のパンティーを残し、カメレオン・ファングは鞭打ちを終了した。上半身を責めただけでも、 如月ハニーには十分なほどのダメージを与えている。 臨戦態勢に入っているカメレオン・ファングは、如月ハニーの背後に回り込むと純白のパンティーを舐めるように見つめた。 元々、抜群に脚が長く、丈の短いスカートなのだ。ここまで前かがみになれば、純白のパンティーに包まれた小振りのお尻は もろに顔を出している。 「はあはあ…ああっ、後ろからだと…いやあ〜ん、丸見えっ!」 「ほほう、パンモロがそんなに恥ずかしいのか? 大騒ぎなら、既に丸出しになっているこちらの方が先だとは思うが…」  カメレオン・ファングは丸出しのボインを抱えるように手を廻すと巧妙な攻撃を始めた。 カメレオン・ファングのてのひらは指が二本と三本で前後に分かれている。これで挟み込むようにボインを揉んでいくのだ。 「はっ…止め、止めなさい! んっ、うふっ、はあ〜、んっん〜ん! はあはあ…我慢出来ない!」 鞭打ちのダメージと、中出しレイプの余韻が残っている中での巧妙なボイン揉み。如月ハニーは堪らなくなったのか、 簡単に大きく息を吐いた。 「しゃしゃしゃっ、見事な手応えだ。んっ、大きく吐息を洩らしておって、もう感じているのか?そうか、それならお尻も舐めてやろう!」 カメレオン・ファングの舌と尻尾が器用に動き、純白のパンティーをぺロンとお尻から剥がした。 如月ハニーは足を開いているから、パンティーが拡がって太ももまでしか下ろせない。ただ、そこまで脱がせば、お尻の穴を弄る上で さしたる障害は無いのだ。 ミニスカを少しまくりあげたカメレオン・ファングは、長く伸ばした赤い舌を一直線に突き込んだ。 「あっううう〜う! おっ、お尻の穴がああ〜あっ! んっくう、中から舐められてるう〜うっ!」 如月ハニーは絶叫しながら、小振りのお尻をプルルンと震わせた。早くも浮き上がっている玉のような汗が周囲に飛び散った。 「しゃしゃしゃっ、盛り上がるのはこれからだぞ、如月ハニー!」 お尻の穴から戻した舌を口の中で改めて舐めながら、カメレオン・ファングは総攻撃の態勢に入った。 思えば、カメレオン・ファングは全身に幾つもの責め具を持っているようなものだ。 カメレオン・ファングはニヤリと笑うと、そのままバックからのしかかるように如月ハニーに襲い掛かった。 左右別々に動く眼が如月ハニーの恥ずかしい部分を全て視姦しながら、目標を割り振っていく。 それに従い次々にカメレオン・ファングの武器が投入されていくのだ。 後ろ足は太ももにつかまりながらの触感を楽しんでいる。 「ああっ、いやっ、いやあ〜ん! 太ももから…はっ、離れなさい!」 先程と同じように、前足の掌でボインを挟むように揉んでいく。 「うっはあ、ボインが揉まれて…あっはあ〜ん! だめっ…息が漏れちゃう!」 そして自由に動く尻尾がお尻の穴に侵入していく。 「ああっ、お尻に…うふっ! ううっ、動くっ…中で動くっ! ああっ、いやあ〜ん!」 舌が伸び、如月ハニーの唇を割る。中で舌と舌を絡ませていくのだ。 「えっ、赤い舌…んっ、んっん〜ん! んっくう〜、レロレロ…んっん〜ん!」 すぐに如月ハニーは頬を紅潮させ、肌に汗を吹き出していく。 肉体の昂ぶりを察知したカメレオン・ファングは、ついに恐怖の最終兵器…そそり立った肉棒を如月ハニーに突きたてた。 (ズブ・ズブ・ズブッ!) 如月ハニーはかっと目を見開き、絶え絶えに大きな吐息を洩らした。 「んふっ! ん〜んっ、んふっ! んっは、入ったあ〜あ! うっはああ〜あ、奥を突いてくるっ! んんっん!」 肉棒を挿入したカメレオン・ファングは、感触を確かめるようにじっくりと腰を動かしていく。 そのたびに丈の足りないミニスカが、降伏を示す白旗のようにヒラヒラと揺れる。 降伏を受け入れる意思など、まるで持っていないカメレオン・ファングは、ニヤリと笑い更に力強く腰を押し付けていく。 どうすることも出来ない如月ハニーは、がっちりと肉棒を受け止めたまま、荒く息を吐くだけだ。 「んっふっ、んっふっ! んっん〜んっ! あっ〜! あっ〜! 突くう〜! んっくうう〜うっ!」 カメレオン・ファングの全身を使った責めは、如月ハニーをあっという間に追い込んでいく。 太ももは紅潮したまま汗でテカテカ光り、乳首はビンビンに立っている。 お尻の穴はヒクヒク痙攣し、股間からは白っぽい愛液をダラダラ溢れさせている。 満足そうに頷いたカメレオン・ファングは舌をクルクルッと素早く戻すと、如月ハニーへ最終勧告を出した。 「しゃしゃしゃっ、グイグイと締め上げてくるな! よかろう、そろそろとどめを刺してやるか!  俺様の子種を思い切り味わいながら昇天するが良い! いくぞ…如月ハニー! んっ、しゃあ〜!」 カメレオン・ファングは如月ハニーのお尻をグイッと引きつけると、肉棒を更に深く突き刺し、身体全体をブルッと震わせた。 同時に、如月ハニーからは濃厚な陽炎が立ち昇ったように見えた。 無数に送り込まれて来るカメレオン・ファングの分身達。熱い彼らを受け入れるためには、如月ハニーも燃え上がらなければ ならなかったのだ。 「うっはあ〜あ、熱いっ、熱いものがドクドク中へっ! いやあ、いやああ〜ん、逝くっ! 中に出されたのにい〜いっ! ああっ、いっやあ〜ん、逝っくうう〜ううっ!」 今まで抵抗出来なかったことが嘘のように、如月ハニーは激しく叫び、激しく肉体を揺さぶった。 剥き出しになったボインはブルンブルンと激しく揺れ、小振りのお尻はクネクネと前後左右にのた打ち回る。 あれだけがっちりはまっていたはずのカメレオン・ファングの肉棒さえ振り切って、如月ハニーは踊るように痙攣したのだ。 そして、ピンと伸びていた脚を折ると、そのままがっくりと跪(ひざまず)いた。 股間からダラダラと白い液を垂らし、瞳は憑かれたように虚空を睨んでいたが…両手を挙げ、跪いた姿勢は、まさに神への忠誠を 誓おうとしている姿だった。 再び、如月ハニーは天に届かんばかりの絶叫をした。 「あふうっ! はあはあ…ああっ、ハアニイ〜フラッシュ!」 昇天をし、神の僕となった如月ハニーの願いはすぐに聞き遂げられた。 自由を奪っていた手の拘束がいきなり解け、チョーカーのハートマークがギラリと輝いた。如月ハニーが光りに包まれる。 そして、光りの中から現れたのは、 「果たしてその実体は…肉欲の戦士、マテリアル・ハニーさ!」 肌にテカテカ光るオイルを塗っただけ。何一つ恥ずかしい部分を隠していない生まれたままの姿。 まさに一個の肉の塊となったマテリアル・ハニーが瞳だけをギラギラ輝かせてそこにいた。 「物欲しげな瞳、フェロモンをプンプン匂わせる肉体…まさに名前通りだな、マテリアル・ハニー!  しかし、あれだけくれてやったのに、まだ欲しがるとは…ふっふっふ、如月博士もとんでもないアンドロイドを作ったものだ!」 「肉棒の威力ではなく、博士のせいにするのか? しゃしゃしゃっ、貴様こそとんでもない奴だ! それよりどうだビデオ・コブラ、 望み通りマテリアル・ハニーの相手をしてやろうではないか。俺様ならばいつでも準備万端整っているぞ!」 ビデオ・コブラとカメレオン・ファングはうなずきあうと、勝者の余裕からかゆっくりと近づいていく。 折角変身したものの、マテリアル・ハニーはとても反撃出来る雰囲気ではない。 深いダメージが残っているのか、がっくりと跪いたまま動くことが出来ないでいたし、肩で息もしている。 瞳だけはギラギラと輝いているが、その輝きとて不屈の闘志を秘めた挑戦的なものではなく、媚びるような、 何か淫らな期待をしているような輝きなのだ。 マテリアル・ハニーを蔑むように見下ろしたビデオ・コブラは、まるで御主人様のような口調で命令を出した。 「ふっふっふ、逃げようともしないとは…それとも観念したのかな? さあて、まずはもう一度元気にしてもらおうか!」 若干のインターバルを経ているものの、消耗は回復し切っていない。ビデオ・コブラはまだ萎えている肉棒を マテリアル・ハニーに突き出した。 「はあはあ…はっ、はい…」 信じられないことに、マテリアル・ハニーはためらいもせず肉棒を手に取ると丹念にしごき始めた。それだけでは無い。 マテリアル・ハニーはもう片方の手を伸ばすと、たった今自分を昇天させたばかりのカメレオン・ファングの肉棒まで握り締めた。 何度も変身させられ、何度も昇天させられた影響で、完全にコブラ・ファングの虜と化してしまったのだろうか。 「しゃしゃしゃっ、随分と積極的ではないか。よかろう、ご褒美をくれてやろう、マテリアル・ハニー!」 すかさずカメレオン・ファングがダメ押しとばかりに、尻尾をマテリアル・ハニーの股間に送り込んだ。 「はあはあ…あっ、くううっ! うっううう〜うっ!」 跪いた肉体をグラグラ揺らしながら、マテリアル・ハニーは野獣のような悲鳴をあげた。だが、両手の肉棒だけは しっかりつかんだまま離さない。ただひたすらにしごいていく。 「ふっふっふ、今度は代わる代わるに咥えるのだ、マテリアル・ハニー! その上目遣いに大口を開けて咥える表情… しっかり録画してやるぞ! むっ、くううっ…そっ、そうだ、その調子だ!」 ビデオ・コブラのカメラが釘付けになった。マテリアル・ハニーの飾らない本性が永遠の記録として録画されている。 「しゃしゃしゃっ、俺様の肉棒もしっかり頬張るのだ、マテリアル・ハニー! しゃっ、むむうっ…こっ、これは堪らん!  よしよし、ご褒美にもっと動かしてやろう」 カメレオン・ファングの尻尾が細かく震え、マテリアル・ハニーの股間を刺激していく。マテリアル・ハニーは肉棒を頬張ったまま 心底うれしそうに唸ると、大きくお尻を左右に振った。 記念撮影とご褒美に釣られ、マテリアル・ハニーの手と唇はより丹念により力強く動いていく。 おかげで二本の肉棒も立派に成長し、最盛期を迎えている。 「ふっふっふ、さすがはマテリアル・ハニー、見事な指と唇…だ。ううっ、いかん…もう限界だ。残念ながら挿入してやる暇はない。 その代り、このまま顔面にぶちまけて綺麗になった表情を余さず録画してやろう!」 「しゃしゃしゃっ、俺様も限界を感じたところだ、ビデオ・コブラ! 俺様も顔面射精につき合わせてもらうぞ!  んっ…なんだ、マテリアル・ハニー、そのもの欲しげな表情は…この期に及んでまたおねだりか? 仕方が無い。 ご褒美に…潮を吹かせてやるから、楽しみにしているのだ!」 ビデオ・コブラとカメレオン・ファングは、間で一心不乱に作業をしているマテリアル・ハニーを挟むように、 固くなった肉棒を突き出した。 「ふんっ!(ドピュ!)」 「ふぬっ!(ドピュ!)」 野太い声とともに、大量の白濁液が二方向からマテリアル・ハニーの顔面を汚してゆく。 ギラギラ輝いていた瞳も、荒く息をしていた鼻がたちまち塞がれていく。 パクパクと動く唇とベロベロと回転する真っ赤な舌が、少しでも多くの白濁液を取り入れるべく忙しく働いている。 もちろんそれだけで処理の出来る量ではない。マテリアル・ハニーは肉棒を握ったまま両肘でボインを寄せると、 ダラダラとあごから滴る白濁液を谷間に溜め込んだ。 「ふっふっふ、案外沢山出たぞ! 見ろ、この精液まみれのマテリアル・ハニーの姿…なんという、はしたなさだ!  んっ、まだ握ったまま…ううっ、まだしごいている!」 「しゃしゃっ、この欲張り娘! 中と外にこれだけ浴びたくせに、まだ欲しいというのか…しかし、堪らん指使いだ…」 精液まみれのマテリアル・ハニー。両手の動きだけは止まらない。ご褒美として与えられた尻尾で、バイブのように股間を責められ、 すっかり盛り上がっているのだろうか。 「はあはあ…いやあ〜ん! ああっ〜! ああっ、出るっ! 逝ったら出ちゃう! あっくうう〜」 更なる顔面射精への期待なのか、それともマテリアル・ハニー自身のことなのか。とにかくマテリアル・ハニーはぐっと身体を反らしながら 大きく口を開いた。 と、そのとき…表情を淫らに歪めながら、ビデオ・コブラが声を出した。 「ふっふっふ、茶色に変色して…もう限界なのか、カメレオン・ファング?」 「しゃしゃしゃっ、俺様のことより貴様こそ…。余り励むと身体に悪いぞ、ビデオ・コブラ!そうら、錆まで浮いて来ているではないか!」 互いの身体の変調を指摘し合ったビデオ・コブラとカメレオン・ファングだったが、その言葉もすぐにマテリアル・ハニーの絶叫で 打ち消された。 「うっくうう〜! 潮吹きしながら…逝っくうう〜うっ! ああっ、いっやあああ〜ん…逝っくううう〜うっ!(ビッ、ビシュ!) はっ、くううっ、ハニイ〜イッ、フィニッシュウッ! あっ、う〜!(ビュッシュシュ!)」 ハニーフラッシュではなく、ハニーフィニッシュ。 マテリアル・ハニーは股間から大量の潮を垂れ流しながら、終焉を宣言したのだ。 跪いた姿勢のままで、両手で肉棒を握り締めながら、精液まみれの肉体を震わせて果てたのだ。 追い討ちをかけるように、大きく膨らんだ肉棒からまたしても白濁液が噴射された。 ただ、三発目ともなると、さすがに先程のような濃厚さはない。 薄く水っぽい白濁液は、マテリアル・ハニーの瞳や鼻にこびり付き始めている古い液を洗い流していく。 (幾らかは晴れていく…) 白く濁った視界の中でマテリアル・ハニーは見ることが出来るのだろうか? 酸化し茶色の砂山と化したコブラ・ファングの姿を…。 そして確信出来るだろうか? 絶体絶命のピンチを切り抜け、逆転、それも完璧な勝利を掴んだことを…。 そうだったのだ。ビデオ・コブラとカメレオン・ファングは顔面射精を浴びせると同時に、声をあげる間さえなく、 あっという間に酸化し果てたのだった。 ハニーフィニッシュは自らの終焉ではなく、コブラ・ファングの終焉を意味していたのだ。 マテリアル・ハニーは跪いたまま前のめりに倒れた。 意識は遠く天空に旅立ったわけだが、戦いに勝った今、疲れ切った肉体を休めるためにはそれも一つの方法だ。 肉を切らせて骨を断つ。いや、肉を弄ばせて命を絶つ。 一発逆転を演出した指技と唇技は偶然だったのか、作戦だったのか…マテリアル・ハニー本人しか知る由もない。 ただ、汗と精子で汚れたマテリアル・ハニーの肉体は自らの叡智を誇るように何度も何度もビクビクと痙攣していた。 ******************************************** 「いい加減にしろ!」 …いや、記者として感情移入は好ましいことではなかったはずだ。こういう時こそ冷静にならなければならない… とりあえず落ち着いて記事を書いていこう。 さて、以上のように、今回もハニーの辛勝…散々弄ばれた上での逆転勝利となったわけだ。 しかも展開が、どこかの大衆紙の企画「あの美女…俺ならこう責める」みたいになって来ている。 毛草の妄想が大半とはいえ、まったく嘆かわしいことだ。 もっとも、ハニーのピンチもこれが最後になるのなら、多少の我慢は仕方ないことなのかも知れないが…。 えっ、なぜハニーのピンチが最後になるのかって? だってそうだろう。文中でも見られるように、ハニーはコブラ・ファングの弱点、コントローラーの副作用に気付いたわけだ。 聡明なハニーのこと、次回の戦いに備えて、今までとは別の方法でコントローラーの暴走を誘発する方法を考えているだろう。 ハニーが、戦いの序盤で自らの意志で風俗嬢やストリッパーに変われば、コブラ・ファングは今回のようにコントローラーを暴発して、 自滅してくれると思うのだが、さすがにそんな変身は、愛の戦士としての彼女のプライドが許さないだろう。 まっ、真相は一通目の手紙からこんなところだったのだろう。 ピンチを微塵も感じさせないハニーの圧倒的な強さに、毛草は脚色の必要性を感じたのだろうが、度が過ぎるのは良いことではない。 今回の展開で、毛草の妄想もついにボロが出てしまったというわけだ。 そういうわけで、今まで読者の諸君には散々苦い思いをさせてしまったが、もう心配は要らない。 次回からは圧倒的な強さでコブラ・ファングを粉砕していくハニーの姿をお伝え出来ると思う。是非、楽しみにしていて欲しい。 ところで、毛草の妄想で思い出したが、今回の手紙には一枚の映画のチケットが同封されていた。 (ちなみに異次元は30年ほど先の近未来が舞台だから、チケットは2004年のものだ。) どこで手に入れたのかは知らないが、これが飛んだお笑い草…「キューティー・ハニー実写版」の一般劇場公開映画のチケットなのだ。 どういうつもりかは知らないが、ここでも毛草は墓穴を掘っている。 そもそもキューティー・ハニー実写版など出来るはずがないからだ。 出来るはずのない理由は幾つかある…。 第一に、キューティー・ハニーを演じる女優やアイドルには、時の勢いとある程度の知名度が必要だ。 ポルノ女優というわけにはいかないだろう。人気があるのにわざわざ素肌を晒す女優やアイドルがいるとは俺には思えない。 第二に、幾ら30年後とはいえ、ハニーのように若くて、足が長くて、巨乳で、セクシーで、尚且つ日本人の女性が存在するのだろうか? 外人がキューティー・ハニーを演じても面白くもなんともない。 第三に、ポルノ映画ならともかく、一般映画で全裸にならなければいけないハニーフラッシュを映すことが不可能だろう。 随分と開放的になった1970年代の今でさえ、PTAの苦情でTV再放映が出来ないほど、ハニーフラッシュは刺激的なのだ。 これでは今までの手紙の内容が、すべて「毛草の妄想」であることを証明するために、チケットを送って来たようなものだ。 「毛草の妄想」も窮まれり…と言ったところだろう。 まあ、実現するはずもない夢を30年待つのも悪くはない。 21世紀に暮らし、事の顛末を知っている読者諸君は「無駄なことを…」と思うだろうが、一応このチケットはとっておくことにしよう。 意味のないことを書いてしまった。そろそろ紙面も残り少ない。 今回も俺の記事にお付き合い頂き感謝している。 それから俺宛の数々の掲示板書き込みに心からお礼を申し上げたい。 本当にありがとう。 そして今後とも、指摘・催促・感想等どんなことでも構わない…書き込みのほどをよろしく頼むぜ。 それでは次の手紙が着いたとき…またお会いしよう。 ***完