平成20年2月22日・初版 MonkeyBanana2.Com Free Counter

忍者キャプター外伝「SOS花忍キャプター3」第2章/覆面作家・著

<敗北!!全ての武器が通用しない相手に花忍はどう戦うのか、、、、>  花忍は信じられなかった。花忍の最大の武器である花ヌンチャクがいとも簡単に引きちぎられ、しかも真っ二つに折られたことを、、、 花忍:「あああああ、、、そんな、、、私の、、私のヌンチャクが、、、、、、はあはあはあ、、」 敗北感に襲われる花忍!!ヌンチャクが折れたのを見た下忍は花忍の左手を押さえていた足をあげて優越感たっぷりに言った、、、 下忍H:「ひゃっははははは、、、こいつ、ヌンチャク折られてやんの!! 花忍:「あううううう、、、(どうすれば、、、、)」 かつてない、焦りが花忍を襲う!!倒れた体制から苦し紛れに花忍は花手裏剣をあびせ、そしてフラフラになりながらも立ち上がった。 花忍:「(お願い、ささって、こいつを倒して!!)花手裏剣!!花手裏剣!!花手裏剣!!はあはあ、、」 ヒューンヒューンヒューン、、、 花忍が必死になって繰り出した花手裏剣はフランケンシュタインへと向かって飛んでいくが、 痛めてしまった右手からの攻撃なのでキレがない、、、 パシパシパシパシパシパシ!!! フランケンシュタインの鋼鉄のような体に、簡単に跳ね返されてしまった。 花忍:「ううう、、、そ、そんな、、、、花手裏剣が、、花手裏剣が、、、、、、きかないなんて、、、」 下忍B:「花忍ちゃん、、、ばかだな、、、、さっきも手裏剣がきなかかったろ?さあ、次はどうするのかな?」 いつの間にか、倒れて苦しんでいた下忍達が起き上がってきていた 下忍C:「花吹雪だってば!!」 下忍B:「花手裏剣だよ!!」 下忍A:「ばか!!もう花忍ちゃんには、そのどっちかしか残ってないよ、、ハハハハハ、、、」 花忍:「ううううう、、、、(私ひとりではやっぱり、到底勝てない、、、下忍達の毒が切れて復活してきている、、、、) ちくしょう、、、もう一度、、、花吹雪!!はあはあはあはあ、、、」 下忍D:「花忍ちゃん、、、もう花吹雪なんてきかないよ!!」 下忍E:「ほう、きれいな花ビラだな。もっと撒いてごらん、、、ヒャハハハハ、、、」 花忍:「くくくく、、、、(どうすれば、いいの?こんな戦い初めてだわ、、、私には、、、、、うううう…もう勝てないわ。 ヌンチャクは壊されたし、手裏剣がきかない怪物に、、、私の武術で倒せるはずがない、、、、でも、でも、、私は負けるわけにはいかないわ! もう手刀やけりでしかないけど、戦うわなきゃ、、ダメ。気持で負けちゃだめ、一太刀でもあの怪物にあびせてやるんだから!!) 黙りなさいよ!!武器が無くても、私の武術で怪物を倒してやる。、、、やあっ!!」 花忍はファイティングポーズをとり、そして最後の武器である「自分の武術」でフランケンシュタインに攻撃を始めた。 花忍:「やあっ、とおっ!とおっ!とおっ!」 バシっバシっバシっ! 花忍は最後の力を振り絞って、フランケンシュタインのボディへ手刀をあびせる。 しかしフランケンシュタインの体の筋肉は大木のように堅牢でダメージを与えるどころか、逆に手刀で攻撃している花忍の手に激痛が襲い、 彼女にさらにダメージを与えている。それはやはり、花忍自身が想像したように空しい抵抗だった。 花忍:「(くっ!!痛いっ、なんて硬い体なの、、、手刀がぜんぜんきいていないわ、、、)とおっ!とおっ!とおっ!はあはあ、、」 ビシ、ビシ、ビシ、、、 フランケンシュタインに通用しないとわかっていながら、必死に手刀で攻撃する花忍、、、手刀をくりだす手には、さらなる激痛が襲っている、、、 花忍:「(くそっ!!なんで倒れないのよ??、、)エイっ!やあっ!とおっ!はあはあ、、」 バンバンバン、、、 花忍の手刀の威力は激減しており、それは手刀といえるほどの、攻撃力はすでに無くなってしまい、普通の女の子が大きな男を叩いている状態である。 花忍:「(くっ!手刀がきなかい、、、もう、)もうダメ、、どうすればいいの???、、)はあはあ、、」 フランケンシュタインは不気味に無表情で突っ立ったままである、、、言いようの無い恐怖が花忍を襲ってきた。思わず花忍は後ずさりしてしまう。 それを見たフランケンシュタインは少しづつ、一歩一歩、ゆっくりと花忍へ近づいてくる。花忍という餌食を嬲るかのように、 そしてそのゆっくりと近づいてくる状況がさらに花忍の「焦り」と「敗北感」を増幅させるのであった。後ずさりしかできない花忍!! ドンっ、ついに洞窟の壁際へ追い詰められてしまった花忍。もう彼女には逃げ場がない、、、、 花忍:「うううう、、、(いったい、どうやって戦えばいいの???負けてしまう、、、もう、もう、戦う術がないわ、、、)くくく、、、はあはあ、、」 かつて経験したことのない絶望感が頭をよぎる、、、と、そのとき花忍は危機回避という動物的本能から思わず、 背後の壁を踏み台にしてジャンプしていた。それはスポーツ選手並みの華麗なフォームであり、それを見たフランケンシュタインは 一瞬立ち止まったのである。この刹那を花忍は逃がさなかった。 花忍:「やあ、、これで倒れなさいっ!!」 花忍はジャンプするとともに、その華麗なフォームから、フランケンシュタインの延髄に強力なキックをあびせたのである。 そして、フランケンシュタインの背後に着地した花忍はすばやい動きから、再びジャンプしキックをもう一発叩きつけたのである。 花忍はさらに、側面からは首筋に回し蹴りを素早く連射したのであった。この攻撃には思わずフランケンシュタインもダメージを受けたのである。 西洋怪物:「ぐおっ?」 バターン、、、フランケンシュタインは、再び、倒れたのである。花忍の捨て身の攻撃がフランケンシュタンを倒したのである!! 花忍:「はあはあ、、、やったわ、、、(倒したわ)さあ、次は、あなたたちの番よ!!」 勝利感に浸る花忍は下忍たちに言い放った。これを見た下忍たちが今度は焦りはじめた、、、、花忍が形勢逆転!!と思ったとき、 彼女は再び信じられない光景を、その汚れたバイザーの狭間から見たのである。 西洋怪物:「グウオオオオオオ、、、、、」 フランケンシュタインが再び立ちあがったのである!!呆然とする花忍。スレンダーな体を包む、その泥にまみれた正義のコスチュームの姿は、 今の花忍の置かれた立場を如実に物語っていた。初めての敗北、、、 花忍:「えっ?そ、そんな、、、うううううう、、(私の武術もきかないなんて、、、)はあはあ…。」 花忍の眼前にはフランケンシュタインが立っていた。花忍の明晰な頭脳は、もう戦う術がないことを、判断していた。 再び後ずさりする花忍、、、しかし、ファイティングポーズだけはとっていた。 花忍:「(誰か、誰か、、、お願い!!)助けて、、、私、、、(ううう、、負けて、、しまう、、)はあはあ」 誰も助けに来ない現実を認識しながら、花忍は思わずSOSを口走ってしまった。 フランケンシュタインは、花忍にさらなる敗北感を植えつけるかのように、ついに攻撃をしてきたのである、、、 西洋怪物:「がう!!」 ヒューン、、、、 フランケンシュタインの右パンチが花忍の顔面を襲う!!間一髪のところでそのパンチをよけた花忍。 しかし、フランケンシュタインは今度は左から花忍の華奢なボディの右脇腹へパンチを放った。 花忍:「(あっ、まずい!!)グっ!」 フランケンシュタインの強力なパンチを食らってしまった花忍。今までの訓練でスレンダーながら鍛えてきたボディではあるが、 そのパンチの威力を吸収することはできなかった。かつて経験したことのない激痛を花忍の右脇腹を襲う。 花忍:「うっくくく、、、(痛い、、、なんていうバカ力なの、、、)」 攻撃力が極端に減少してしまった花忍に、フランケンシュタインの次なる一撃が放たれた。スレンダーな花忍の右肩をめがけて、 パンチを振り下ろしてきたのである。 花忍:「(危ない、避けないと、)」 と咄嗟に逃避行動をとる花忍だったが、今までの激闘と右脇腹の激痛が彼女から瞬発力を奪っていた。 ボカっ! その鈍い音とともに、思わず花忍はその場にうずくまってしまった。 花忍:「キャっ!痛いっ!!ぐっ、くくくくく、、、」 思わず花忍は右肩を押さえて、その場にうずくまってしまった。必死に立ち上がろうとする花忍。 だが、右肩にうけた激痛はスレンダーな彼女の全身を蝕み、立ち上がる力を花忍から奪っている。 花忍:「(ぐぐぐ、、肩が、、肩が、、痛い、、、なんていうパンチの、、、うううう、早く逃げないと、、、、   やられてしまうわ、、、、)」 西洋怪物:「フン!!」 ドカッ!! フランケンシュタインの右足がうずくまっている花忍のボディを蹴った、、、花忍は数メートル飛ばされてしまった。 花忍:「ゲホっ!」 バチャっ!!バチャバチャバチャ、、、 泥まみれになる花忍、彼女の正義のピンクのコスチュームはもうドロドロで ところどころ破けてしまっている、、、その汚れは、花忍の敗北を表現している。 しかし、花忍は、フランケンシュタインとの戦いで勝てる見込みがないことを悟りながらも、持ち前の正義感と負けん気で激痛をこらえ、 何とか立ち上がり、再びファイティングポーズをとった。しかし、花忍の戦闘能力は限りなくゼロに近づいており、 すこしづつ、風魔恥辱が目指していた、花忍を「戦闘スーツを着用しているだけのコスプレ状態」に近づきつつあった。 花忍:「はあはあはあはあ、、、くくく、、、えいっ!!やあっ!!」 バシバシバシ、、、 花忍は、敗北的な状況を受け入れることができず、無駄だとわかっていながら、フランケンシュタインへ手刀をくりだす。 が、花忍はその気持ちとは裏腹に、もうフラフラである。 花忍:「とううっ!!はあっ!!(くそっ、、もう一度倒れてっ、、、倒れてっ!!)」 ビシッ、花忍は残っている力を振り絞ってフランケンシュタインへ回し蹴りをあびせた。 しかし、フランケンシュタインは、さっきと同じように突っ立ていた。 花忍:「ああああ、、、」 絶望感が花忍を襲っていた。 下忍C:「ほう、花忍ちゃん、今のパンチやキックは何かな?こいつにはマッサージのようで気持ちよかったと思うよ、、、、 ぜんぜん痛くないよ、、、、、ハハハハハ」 下忍F:「ほら、、、フランケンシュタインを倒せないなら」、俺を倒してごらん、俺らを倒しに来たんだろ。花忍ちゃん」 花忍:「(ま、、、負ける、、、)はあはあ、、」 肩で息をしている、、、、花忍は少しずつ間合いを詰めてくるフランケンシュタインに対し、猛烈な焦りと敗北感を感じていた。 少しづつ、後ずさりをする、花忍。 花忍:「ううううう(攻撃できない、、、、)私は、私は、、、、正義の花忍よっ。あんたたちなんかに、負けるわけにはいかないの!!」 花忍はパニック寸前の焦りの中で必死に叫び、ファイティングポーズをとっていた。 が、花忍は、その強がったコトバとは逆にまったくなす術がないのある。そのコトバは、逆に下忍たちを喜ばせただけであり、 彼らは改めて優越感に浸っている。 下忍B:「おや、さっきの元気が戻ってきたようだね?でも、花忍ちゃんの攻撃はもうおしまいかな、じゃ、こっちからいくぞ、、、ははははは、、、」、 下忍E:「さあ、さあ、さあ、、、、どうする?もう花忍ちゃんは、この怪物の攻撃が受け止められないよねえ、、、フフフフフ、、、」 花忍:「はあはあ、、うるさい!!こいつの攻撃なんか、もう私には通用しないわ!!さあ、かかって来なさいよ!! あんたたちなんかに、花忍は負けない!!」 花忍は必死に強がった。泥まみれの正義のピンクのコスチューム、そして、肩で息をしている花忍、、、もう勝負は誰の眼にもあきらかである。 下忍A:「花忍ちゃん、そんなに強がりを言っちゃって、、、じゃあ、ご要望どおり、こちらから攻撃をさせていただきましょうか、、、 まあ、この怪物じゃなくて、俺たちが相手をしてあげるね、花忍ちゃん!」 花忍:「(下忍が10人もいる、、、私ひとりでどう戦えばいいの?ヌンチャクや手裏剣は無いし、花吹雪はきかない、、、 そして、もう私には、、、、力がない、、、はあはあ、、、、あの怪物はおろかこいつら下忍にも勝てない、、、)あっ!!、」 その瞬間、いっせいに下忍たちが花忍にとびかかってきた。最後の力を振り絞って、花忍は左右から来た下忍に手刀を浴びせ倒し、 横から来た下忍にはケリをいれ退ける。背後からの下忍に対して花忍は、手刀を浴びせた返り技でヒジ撃ちをくらわせる。 花忍はセオリーどおりの攻撃で一瞬に5人もの下忍を倒したがそれまでだった。実践経験が豊富な下忍は、花忍の視界にワザと死角を作っていたのである。 花忍の疲労困憊した頭脳そして身体能力は、もう限界であり、死角からくる敵を察知する「勝負勘」は働かなかった。 花忍はついに、死角に入った左右の背後からの下忍に後頭部に一撃を受けてしまうとともに、ボディを掴まれてしまったのであった。 花忍「うっ、しまった、、はあはあはあ、、、」 ビシビシ、、ビシビシ、、、、 花忍はボディを掴んでいる下忍にヒジ撃ちを浴びせ必死にふりほどこうとしていた。花忍と下忍は倒れて、ゴロゴロ転がる。 ピンク色をした正義のコスチュームはさらに泥水が付着し、バイザーも泥だらけで、戦闘の激しさを物語っている。 しかし、花忍は仰向けに組み伏せられ、両手首をつかまれそうになった。が、ベルトのバックルから目潰しを取り出し、下忍へ浴びせて退けた。 そして、フラフラと、立ちあがったが、その瞬間、最初に手刀を浴びせて気絶していた2人の下忍が再び襲ってきた。 とっさに手刀とケリを出したが、花忍には、もう敵を撃退する力は残っていなかった、、万策尽きる花忍!!1人の下忍に両手を掴まれ、 もう一人の下忍にはケリを出した反対側の、ブーツを履いている左足をつかまれてしまった花忍は不恰好にも、ひっくり返されてしまった。 しかも、花忍のスレンダーな体は仰向けに倒されて、両手両足を2人の下忍がおさえにかかったのである。 危うし!!花忍!!下忍たちに押さえ込まれたら、花忍には、もう振りほどくことができない。 花忍:「キャア!!」 必死に足をばたつかせる花忍。押さえつける下忍。その光景を回りで残りの下忍たちが笑いながらみている、、、 かつて味わったことのない屈辱と女性としての本能的な恐怖が花忍を襲う。 功を焦った下忍が思わず、花忍の正義のコスチュームの上から「ビーナスの丘」を触ろうと足を押さえていた両手を離したのである。 この時、必死にバタつかせていた花忍の足が、下忍の顔面にヒットしたのである。 下忍B:「ウギャッ」 花忍のケリを受けて、思わず顔を押さえ、ひっくり返る下忍。それを見たもうひとりの下忍は、花忍の足を押さえつけようとして、 掴んでいた両手をはなしてしまった。その瞬間、花忍は手裏剣をベルトのバックルから素早く取り出して、 足を掴もうとしていた下忍の延髄に差し込んだのである。バッタリと倒れこむ下忍。そして花忍は素早く、顔を押さえている下忍の延髄にも 手裏剣を差し込んだ。 2人の下忍を倒して、つかの間の勝利感を味わう花忍。しかし、この光景を見ていた下忍たちが仰向けに倒れたままの花忍に向かってきた。 花忍は立ち上がれず、その場をゴロゴロと体を転がり逃げるが、あっというまに、下忍たちに囲まれてしまった。 花忍のピンクの正義のコスチュームは一部が破れてしまい、インナーが露出してしまっている。 花忍:「(ううう、、、やっぱり勝てないわ。どうやって、、もう戦う方法がないわ、、、)はあはあ、、」 下忍たちに組みふせられそうになったその瞬間、花忍は最後の手裏剣を前の下忍たちに浴びせそのうちの2人は手裏剣をまともに顔面にくらって、 その場で絶命した。その隙に花忍は体制を立て直し、本能的にファイティングポーズをとっていたが、花忍の武器である花吹雪は敵にきかず、 花手裏剣は使い果たしてしまった。そして、花ヌンチャクはフランケンシュタインに真っ二つに折られてしまっている。 花忍:「はあはあ、、、(あと6人、半分以上いる、、、そして、あの怪物が、、、もう、、、ダメだわ、、、素手では、、、ううう、、、負ける、、、)」 再び、花忍を襲う敗北感!花忍のボロボロになった正義のコスチュームがそれを象徴していた。 下忍H:「おやおや、、、花忍ちゃん、、さっきからずっと肩で息をして、、、苦戦してるねえ、、、いつもなら、俺たちをすぐに倒してるくせに、、、 あらまあ、花忍ちゃんピンクのコスチュームが汚れちゃって、、、、洗ってあげようか?ハハハハハ」 花忍:「うるさい!!お前たちなんかに負けるものか!!、もうすぐ、あいつらと同じように倒してやるっ!!はあはあ、、」 下忍C:「ほお、、、花忍ちゃんはこんなに息も絶え絶えなのにねえ、、威勢のいいお嬢さんだね。 でも花忍ちゃん、、武器もないのに、、、どうやって戦うのかな?ウフフフフ、、、」 花忍:「武器なんかなくても、あんたたちには負けないわ!!」 と、その瞬間、再びフランケンシュタインが花忍へ攻撃をはじめたのである。 西洋怪物:「うが!!」 フランケンシュタインは、花忍へパンチを浴びせてきた。しかし、花忍は両手でガードしたものの、その威力はすさまじく、 彼女は吹き飛ばされたしまった。 ドサっ!! 致命傷は避けたが、花忍は無残にも、地面に転がっていた。 花忍:「ぎゃっ、、、、痛い!!」 花忍はもう起き上がる力も残っていないのだが、必死に立ち上がった。そして、動物的な本能的から、泥だらけの正義のコスチューム姿で ファイティングポーズをとり、フランケンシュタインへ攻撃を試みたのである。 花忍:「やあっ!とおっ!はっ!はあはあはあ、、」 しかし、花忍の攻撃力は激減しており、今までの戦いで彼女の体にはいまだかつて、経験したことのないダメージを受けていた。 また、体力も限界に近い状態である。花忍は気力を振り絞って、手刀やケリで攻撃したが、全くフランケンシュタインにダメージを与えることが できないのであった。 花忍:「はあはあ、、やあっ!!とうっ!!」 そしてついに、花忍が恐れていたことがおこってしまった。フランケンシュタインが攻撃に転じてきたのである。 西洋怪物:「フンガ!!」 フランケンシュタインはその大きな右手で華奢な花忍の首を掴み、片手で持ち上げたのである。 花忍:「きゃあっ!!く、、く、、く、くくく、、、」 スレンダーな花忍は、フランケンシュタインに軽々と持ち上げられてしまった。首を掴まれ、その苦しさのあまり、両足をバタバタさせている花忍。 その姿が花忍とフランケンシュタインとの明らかな実力の差を示していた。 花忍:「く、、く、、苦しい、、、い、、、息が、、、できない、、、うう、、、」 花忍はその細い両方の腕で、必死にフランケンシュタインの右手を叩いていたが、もう、頭の中がクラクラしてきた、、、失神寸前の状態であった。 花忍は特訓で経験した締め技の苦しさを思い出していた。 花忍:「う、、う、、う、、ダメ、、、意識が、、、遠のいていく、、、」 花忍の細い両手がダラリと下がり、バタバタさせていた両足の動きがとまった。花忍はついに気絶してしまった。 それを見たフランケンシュタインは無造作に右手を離した。 ドサっ。 気絶した花忍のスレンダーな体がフランケンシュタインの足元に横たわっていた、、、、 ついに、悪の強力な力の前に花忍は屈してしまった。無残にも地面に横たわっている花忍。 その正義のコスチュームは泥まみれで汚れており、花忍の奮闘を物語っていたが、それは彼女の敗北も如実に表していた…。 ***つづく