平成28年7月22日・初版

まぼろしパンティ外伝「悪夢のアウシュビッツ捕縛作戦!拘束の美少女探偵と怪物の陰謀の巻」第5章/永井夢麻呂・著



 クライム学園は夏休みを迎えようとしていた。

 7月も後半にさしかかり日差しも強くなってきた某日、サタンの足の爪と藤寿々美の挙式が
クライム学園講堂で挙行されると学園放送局が朝一番の特別ニュースで報じられた。

 サタンの足の爪に強制的に結婚させられた藤寿々美については周知の事実であったが
寿々美が強要されたものとして生徒は理解し、監禁生活を強要せれている美少女に同情さえしていた。

 しかし、今回のヒロインに対する報道内容は疑惑を抱かせ、生徒から不審や疑念が沸き上がり
悲劇のヒロインから一転、自ら望んでサタンの足の爪を受け入れる淫乱きわまりない女生徒として
生徒から疑われていた。

 なぜなら予定されている結婚式は親同伴で挙行され、本人の同意はもちろん親公認の関係であるという情報が
学園中を駆け巡っていたのである。

 この真相が真実ならば、まぼろしパンティこと寿々美への評価は急落する。

 本当は裸を見せる痴女癖をもった破廉恥な女生徒であったのかと落胆し、今後は軽蔑視するであろう。


 学園長は、まぼろしパンティの正義を否定し、完全敗北させるために最後の一手を打ったのである。

 翌日に挙式会場となる講堂にはクライム放送局のスタッフが入り、舞台設営やカメラ設置等の準備を進めている。

 サタンの足の爪と寿々美の挙式はクライムタウン全域に生中継が予定されていた。

 講堂の中央には真紅のバージンロードが用意され、講堂の舞台へとつながっている。

 舞台上には様々なセットが準備されており、何故かそこに大きなベッドも設置してある。

 全体は中世の教会をイメージしたセットが組まれているが、怪しげな悪魔の紋様もあしらわれており
左端一族のシンボルである爪マークがあちらこちらに配置されている。

 出席者は寿々美の父親の藤警部とサタンの足の爪一族が列席を予定している。


 結婚式前夜19時00分、クライムホテルの一室。

 結婚式を控えた前夜に藤警部夫婦はクライムタウンのホテルへとやってきた。

 直ぐにサタンの足の爪と面談して今後の事を話し合う。

 ホテルの特別室ではサタンの足の爪と藤警部が密談していた。

「藤警部・・・海外での生活はいかがですかな?不自由なことはありませんかな?」

「いやぁ・・・モナコも近いので・・その・・・ギャンブルがやめられなくてね。」

「ほほう!・・・日本では出来ない趣味ですな?」

「いや・・・その・・寿々美を嫁に差し出す代わりにもう少し用立ててもらうことはできぬかね?」

「おいくら程必要ですかな?・・・既に200万は用立てていますが?」

「実は・・2000も負けが込んでしまって・・困っていてね・・」

「この前の10倍じゃないですか・・・警部も懲りない方ですな・・・・」

「いいでしょう!しかし、分かっての通りワシの希望は寿々美さんを我が妻として迎えて尽くしてもらうことじゃ・・・」

「娘さんを説得し、心からワシを愛して尽くすように説得を頼みますよ!」

「わ・・わかっています・・・・」

「ワシは寿々美君を心から愛しており、結婚したいのじゃ・・」

 藤警部は悪びれもせずに娘を売り渡すような行為を平然としていた。

 しかも、この内容もビデオに撮られていることも知らずに多額の現金を要求していた。

 金額は10倍にも増している。

 この後、藤警部の借金は2000万円では足らず、1億円近くであることが発覚することとなるのであった。

「グフフ・・・寿々美が協力してくれるか・・・ワシからも聞いてみねば・・・

「じゃが・・・断れぬ状況となっておるがね・・・」

 サタンの足の爪は厳しい表情で腕組みをして考える様子であるが、心の奥では喜びに沸いていた。

 これで、寿々美の運命は学園長が握ったも同然なのである。

 その日の夜もサタンの足の爪は寿々美を抱いていた。

 結婚式の前夜にしては普通の結婚式ではあり得ないシチュエーションである
不釣り合いな状況での最終調整がベッドルームで行われていた。

 サタンの足の爪が全裸の寿々美の前に待ち構えて命令している。

 既に何か月にも渡り調教されていた寿々美は言われるがままに従う奴隷のように
命令通り身体を見せて裸体を晒している。

「さあ!・・・やってみなさい・・・誓いの儀式じゃ!・・・」

 寿々美は頬を薄紅色に染めて恥じらう。オッパイの頂にツンと張ったピンクの乳首と開脚した股間に指をあてがうが
どうしても自ら人前で自慰はできずにためらっていた。

「どうしたのじゃ寿々美ぃ・・・恥ずかしがっていては式が進行せぬ・・・」

「ワシのために誓いの儀式をするのじゃ・・・・」

「ああぁ・・・学園長様ぁ・・・どうしてもしなきゃダメですか?」

 サタンの足の爪は強く睨み付けて強い口調で命令した。

「馬鹿者!これが式の一番盛り上がるところじゃ!」

「誓いのキスより重要なサタン一族公認の伝統行事じゃ!恥じらいを捨て去り全てワシのものになるという誓いの契りは
かかせぬわい!」

 寿々美は覚悟を決めて、指を動かして体を捩り見悶えながらオナニーをし始める。

 しだいに感極まり、薄っすら汗をかいて肌はピンクになっていった。

 やがて、寿々美は自ら自慰をして割れ目をサタンの足の爪に見せつけて言った。

「サタンの足の爪様ぁ・・・寿々美のここを見て下さい。・・・」


「寿々美は、すべてをサタンの足の爪様に捧げます。どんな恥ずかしい事も耐えてお仕えすることを誓います。」

 頬を薄紅色に染めながら、股を開き割れ目に指をあてがい開いて見せる。

「ふむ・・・予行練習としては上出来じゃ!・・・可愛いポーズじゃぞ!」

 涙目で恥じらう少女に淫らなポーズを強要して楽しんでいる。

「うぅ・・・本当に・・こんなこと大勢の前でするの?」

「こんなことしたら・・・私は・・二度と普通の学生には戻れない・・・・・」

 サタンの足の爪は支配者のように無垢な美少女を蹂躙し、圧倒していた。

「それでよい・・・寿々美君は無事に卒業したかったら、夫となるワシに尽くさねばならんからのう〜・・・
良い子にしておればクライム学園卒業時に解放してやるから安心しなさい!」

「学園長に逆らった寿々美君に少しお灸をするだけじゃ・・・・」

「まぼろしパンティより恥ずかしい目にあわさねば示しがつかないからのう〜!」

 前日も寿々美は夜のプライベートレッスンをたっぷりと受けてから深い眠りについた。

 けっして終わらぬ結婚生活の始まりの儀式は明日に迫っていた。


 サタンの足の爪と寿々美の結婚式当日、現在10時00分。

 翌日のクライムタウンは全校生徒や仕置き教師、すべての関係者がクライム学園の講堂に集められて
参列を強要されていた。

 何日も掛けて準備された儀式のステージはサタン一族の親族が来賓として迎えられており
黒装束とマントといった風貌の異様な空気を感じさせる。

 まるで悪魔の儀式を執り行うような空気が漂っている。

 不気味な雰囲気に参列する生徒たちも緊張している。

 来賓の中には藤警部もおり、参列していたが、額に汗が流れオドオドとして落ち着きがない。

 結婚する本人たち以上に緊張している様子が明らかに伺える挙動不審な様子であった。

 やがて定刻となり、サタンの足の爪と藤寿々美の結婚式が始まる。

 厳粛な雰囲気の中、教会のベルが鳴り響き、パイプオルガンによる結婚協奏曲が流されると
重厚な講堂入り口の扉が開いた。

 司会者の学園放送局のアナウンサーはパイプオルガンの演奏が鳴り響く中、式を進行する。

「新郎新婦の入場です!拍手でお迎え下さい!」

 今年の初夏は二人の挙式に相応しい季節である。

 なぜなら、その衣装があまりにも奇抜で会場の来場者は二人の結婚衣装を見ると誰もがザワザワと騒ぎ始めた。

 普通の挙式では考えられぬ新婦衣装は参列者を驚かせた。

 そのセクシーな花嫁衣装は純白のまぼろしパンティのコステュームといった方が分かり易く
スレンダーなボディにボリュームのある乳房が丸見えである恰好は見るものを圧倒した。

 寿々美のウエディングドレス姿はまるで純白の下着を着けただけの裸同然のコスチュームであり
この衣装はサタンの足の爪による強い希望により決定された。

 本人も同意の上で決められた衣装とのアナウンサーからの説明が添えられていたが、実際には寿々美が同意する訳もなく
サタンの足の爪の独断により強制されていただけである。

 花嫁衣裳を肌が露出した究極のセクシーウエディングドレスにすることはありえない選択であり、男のエゴでしかない。

 まぼろしパンティの象徴ともいえるオッパイを見せつけるような衣装は身に着けるだけで
それはお仕置きともいえる恰好であった。

 オッパイを露わにされたビスチェと純白の羽のようなレースタイプのスカートに純白パンティ
それに純白のブーツに純白のグローブを身に着けた姿と素顔ではなくマスクパンティを被った「純白のまぼろしパンティ」の恰好であった。

 サタンの足の爪は堂々と真紅の絨毯を嬉しそうに進み、寿々美は腕をサタンの足の爪に絡ませ恥ずかしそうに寄り添い、歩を進める。

 参列者は、寿々美の表情を窺おうとするが、彼女は素顔ではなく「まぼろしパンティ」のマスクを着けていた。

「皆様御覧下さい!新婦は晴れある挙式での誓いの儀式の為、マスクをしておりますが藤寿々美さんです。
藤寿々美さんは、まぼろしパンティとしても学園長に永遠の愛を誓います。」

「献身的な藤寿々美さんの衣装は学園長の強い希望で特注されており、純白の寿々美さんが
暗黒衣装の左端一族のカラーに染まることが表現されております。」

 二人は真紅の絨毯を進んで舞台へ登ってゆく。
その様子は講堂の左右に配置された巨大スクリーンに映されており、衣装により一層強調された美乳と美尻が美しく輝いていた。

 やがて、祭壇に近づき司祭の前に二人は並んだ。

 司祭は牧師にしては黒装束であり、魔法使いの様な異様な姿である。

 準備されたマイクに向かい儀式の説明をした。

「二人の結婚の儀式を始めるにあたり、障害を取り除くのです!
まぼろしパンティは永年サタンの足の爪様を苦しめた仇敵であり、あってはならない暴挙でした。
・・しかし、改心して服従すればすべて許されるのです!」

「マスクパンティを脱ぎ去り、永遠に従順な乙女として愛を誓ってください!」

「自らマスクを脱ぐ時こそ、まぼろしパンティが敗北を認め服従することを示しているのです!」

「では!寿々美さん・・・どうぞ自らマスクを取り学園長に手渡して下さい!」

 司祭に促されて、寿々美はゆっくり
マスクパンティを自ら脱いでサタンの足の爪に手渡した。

”パサリ”

 黒髪が降りて素顔が現れる。
瞳は潤み泣きそうになっていが、もちろん感激している筈もなく、恥ずかしさからこの場を逃れたい一心からであった。

 司祭は寿々美に近づき、髪を整えて純白レースのベールを髪に付けた。

 サタンの足の爪にマスクパンティを渡す際の寿々美は震えながらお詫びの言葉を添えている。

「二度としません。許して下さい・・・そして私を妻にして・・下さい・・」

 サタンの足の爪はマスクパンティを確認すると観衆に見せるように掲げてから投げ捨てて言い放つ。

「そうか・・そうか・・じゃが、下のパンティを貰わねば安心できぬ・・」

「ワシの妻になりたいか?・・・ならば・・ワシ自ら脱がしてやろう!」

「隠し事が無いように全部見せて皆の前で愛を誓うのじゃ!良いのう〜!」

サタンの足の爪は寿々美の下半身に触れて、パンティの両端を摘んだ。

「えっ!・・・そんあぁ・・それは・・・聞いていません」

「そんあ・・・これ以上恥ずかしいことするなんて・・・いやぁ・・ああぁ・・

「ううぅ・・・こんなに大勢の前でパンティも脱がせてしまうの?」

「そうじゃぞ!隠し事があってはならぬのじゃ!・・・綺麗なアソコを見てもらうがいい!」

 サタンの足の爪はパンティを引き下ろしてゆく。

 太腿を通過して脱がされる場面も中継されている。

 やがて足首までゆくと紐パンティを解いて取り去った。

「ああぁ・・・」

 パンティを持ち上げると観衆に見せつける。そして恥ずかしく辛い命令を下した。

「脚を開いてカメラに見せぬか?昨晩ワシがお手入れをしてやったであろう・・・」

 寿々美の股間にあるべき陰毛は見当たらず、全て剃毛されていた。

足を開いて見せると割れ目が強調されてしまい、パイパンの割れ目が盛り上がっていた。

「あぁ・・・丸見えになっちゃう・・・」

 少し開脚すると、恥じらいは倍増した。

 カメラはローアングルで股間を捉えて離さなず、寿々美の大事な部分が大画面に一斉に映し出された。

 挙式参列者は観客へと変貌し、特に男子は歓喜に沸いてゆく。生徒は口々に感想を言う。

「おお!こんなもの見れるなんて・・・幸せだよ!」

「学園のアイドルで高嶺の花だった寿々美ちゃんのあそこが見れるなんて夢みたいだ!」

「藤さん・・・なんてエッチなの・・・」「あの子ってエロい女の子だったんだ!


 結婚の儀式は続く、司祭は歓喜に沸く観客の盛り上がりを後押しするように誓いのキスを促した。

「それでは二人の永遠の愛を誓っていただきましょう!」

 サタンの足の爪が覆いかぶさると吸い付くようにディープキスをする。

 寿々美は口を蹂躙されるかのように舐めまわされていた。

「んぐっ・・・くぅん・・・」

「フハハハ・・・キスの後は誓いの儀式をしようかのう〜!」

「永遠に愛を誓うポーズをあのベッドでとってもらおうか?」

「もちろん・・・今着ている衣装も全て脱いで生まれたままの姿でするのじゃ!」

 クライム学園講堂の照明が一斉に消えて舞台がライトに照らされ浮き上がって見える。

 クライム学園講堂の舞台上には真っ白で大きな円形ベッドが準備され、
周囲からスポットライトにより照らされている。

 司会者の会場説明とアナウンスが流れた。

「新婦はお色直しの為、一時退席します。誘導していただくのは父親である藤警部です!」

 藤警部が寿々美の手を取り、舞台裏へと誘導した。

「ご・ゴメンなぁ・・・寿々美・・」

「学園長に2,200万ほど用立ててもらってな・・・お前の為なら何とかしてくれるそうだ・・・
このままギャンブルや不正がばれたらワシら親子は終わりだ・・・」

「頼むから・・・このまま学園長にすべてを委ねてくれ・・・」

「サタンの足の爪は大金持ちじゃし・・・悪い話じゃない・・・」

 寿々美は足を止めて藤警部を睨み小声で話す。

「なんでパパは私を売るような真似をしたの・・・信じていたのに・・」

「正義はどうなるの・・・まぼろしパンティはもう二度と活躍できないし・・・それに・・」

「私・・・ここを逃げても二度とお嫁に行けないわ・・・」

 裸同然の娘の姿をあらためて見ると自分の情けなさが身に染みる。

 うつむき落ち込むが現実的にはどうにもならなかった。

「学園長は負債の1億円ほどの権利を持ち、今後もワシら親子を脅すはずじゃ・・・」

「寿々美が逆らっていうことを聞かない場合は寿々美のヌード写真や犯した内容を撮影し保存しているらしい。
もし、学園長の命令に従わねば、全て裏社会へデータを売られた上に
寿々美も行方不明者として海外へ売ることを考えているらしいぞ・・・」

「既に、けっこう6姉妹は売られたそうだ・・・・次を欲しがっていて、寿々美の写真を見せたら是非ほしいと言ったそうだ・・・」

「海外の有力な権力者らしいが・・・民主主義国家ではなくテロリストが大勢いるところみたいだが・・・」

「そんなことになったら日常生活もままならない場所で奴隷生活があるだけだ・・・」

「ここは我慢して数年耐えてくれないか?」

 寿々美は聞きながら我慢できずにポロポロと涙を流した。

 やがて、逃れられない現実を受け入れ、決心し仕方なく説得に応じた。

「だからって・・・娘の身体を提供するなんて・・・ひどい・・か」

 暫くは泣いていたが、逃れられない目の前の現実が待ち構えていた。

 司会者が寿々美の登場をアナウンスした。

「もうすぐ新婦の寿々美さんが、父親の藤警部に介添えされ新郎の学園長に引き継がれます。
登場までしばらくお待ち下さい」

 舞台裏ではスタッフにより寿々美が身に着けていた衣装を剥ぎ取っていった。

「でも・・・もう後戻りは出来ない・・・パパの為にも我慢するしかないのかしら・・・」

 次にスタッフは寿々美の首に首輪と鎖を取り付け、藤警部に手渡す。

 お色直しの衣装は全裸に首に枷に鎖を付けた奴隷の様な恰好であった。

「うう・・寿々美ぃ・・・なんて女らしい体になりおって・・・」

「なんという色っぽい娘・・・イヤ・・何という親思いの娘なんじゃ・・・」

 スタッフに促され、寿々美は泣きながら藤警部に手を取られ舞台上のベッドへと向かった。

 ベッドの中央では、サタンの足の爪が仁王立ちで待ち構えていた。

 寿々美はまるでペットのように鎖を藤警部からサタンの足の爪に生まれたままの全裸で手渡され引き継がれた。

 ベッド上でサタンの足の爪が、これからの儀式を観衆に説明する。

「これはサタン一族の誓いの儀式である。新婦が誓いの言葉と愛を表現するのじゃ!」

「さあ寿々美ぃ・・やってみせなさい!」

 寿々美は前夜に練習させられたとおりに自慰行為とサタンの足の爪を求める言葉を言って感極まり男達を喜ばせる。

 舞台から見える正面に向かい足を開きオナニーをする。

「あぁ・・は・恥ずかしいけど・・寿々美の全てを見てください・・・」

「こうすると・・はぁ・・はぁ・・き・気持ち・・い・いぃ・・の」

「寿々美はサタンの足の爪様のものです・・・だから・・見てください寿々美のすべてを・・・・」

 観衆と参列者は、寿々美の淫らな姿に落胆して少女の本心を疑い始めた。

「やっぱり、ただのエッチな女の子なんだ!藤さんは学園中を騙していたんだ!
まぼろしパンティなんて正義の為に戦っていたわけじゃないんだ!」

 サタンの足の爪の目論見通りに事は進んだ。

 かつて、唯一の希望だった、まぼろしパンティは生徒たちの支持を失い没落していった。

「さあ!・・寿々美。仕上げじゃ・・・可愛い声でたっぷり喘ぐがいいぞ・・・」

 ベッドの上で寿々美のバックに回り込むと後ろから抱きしめて、持ち上げて座位で座るサタンの足の爪の
反り立った肉棒めがけて割れ目をあてがうとゆっくりと降ろした。

 肉棒は割れ目をしっかりと受け止め二人は結合して一体となる。

 座位のサタンの足の爪に後背位の姿勢の寿々美が座る姿勢は寿々美のオッパイと股間は丸見えである。

 サタンの足の爪の一物が突き刺さる状況もすべてリアルに見えている。

 会場に設置されたカメラは撮影し、大型モニターは克明に映し出していた。

 ゆっくりと腰を突き上げピストン運動が始まった。

「ああぁん!・・あうぅん・・・ああぁ〜!!」

 オッパイは揺れ上下に弾み、ブルブルと波を打つように躍動する。

「グワハハ・・・これは儀式じゃ!誓いの交わりというサタン一族の伝統の儀式じゃ!」

「イヤらしい目で見てはイカンぞ!参列者諸君!」

 寿々美は呼吸が荒くなり、髪を振り乱して仰け反り感じている。

「はぁ・・はうぅ!・・・ひん・・ひぃ・・イイのぉ!」

「い・・・いいのぉ・・もうダメっ!学園長さまぁ〜!」

「ちょうだいっ!もっと激しく突いて下さい!」

「そこぉ!・・・ご主人様ぁ!寿々美の敏感なところに押し付けてぇ!」

 サタンの足の爪は体位を入れ換え、寿々美の四つん這いにするとバックから激しく突いた。

「ああぁん!・・見ないでぇ!いっちゃう!・・いやぁ・・みないでぇ!」

 寿々美の美尻を掴み、時折ピストン運動を緩めて反応を楽しむ。

 寿々美は四つん這いで乳房を揺らして涙を流しながら感じている。

「うおぉぉ〜!イクぞ!」

「寿々美ぃ〜!気持ちよいか?いいなら気持ちイイと言わぬか?」

「これからお世話になるご主人様への命令は絶対じゃ!」

 寿々美は前のめりに突っ伏して歓喜している。

「あぁ!・・・ご主人様ぁ〜!い・いいですぅ・・・きもち・・イイ・・

サタンの足の爪が大きく恫喝して最後のひと突きをすると、寿々美は助けを求めるように右手を前方に伸ばして
果ててしまった。

 結婚式に参列した生徒とクライムタウンで生中継を見た観衆は寿々美の痴態を目の当たりにして
正義のヒロインであった「美少女探偵まぼろしパンティ」が変貌した様子にショックをうけるとともにサタンの足の爪の
強大な力に恐れをなし暗黒のスパルタ教育への恐怖で支配されていった。

「これで、まぼろしパンティは完全に終わりじゃ!そして、藤寿々美はワシの命令に従うサタン一族の女として生きることとなるのじゃ!」

 サタンの足の爪は高らかに宣言して、肉棒を抜き去り、手を上げて喜びを表現している。

 寿々美は倒れこみ、肩でやっと息をしていた。

 今や学園長の妻となった寿々美はすべてを受け入れる覚悟を決めて従順に従うしかなかった。


 やがて、儀式が終わり結婚式を終えた二人は別邸へ向かった。

 今晩はサタンの足の爪と寿々美の初夜である。

 性欲旺盛のサタンの足の爪は結婚式だけでは飽き足らず、最高潮に達した興奮を爆発させるために初夜をたっぷり楽しむつもりである。

 寿々美は性欲を満たす最高級の獲物である。

 藤寿々美は生徒にも親にも裏切られてすべてをサタンの足の爪に支配され、肉体も精神も委ねる生活を送り
性奴として洗脳されてゆくのであった。


***つづく?