平成13年4月6日・初版 平成16年2月20日・改訂(扉絵を追加)

金髪のアマゾネス・ソフィア戦記・第3章/AtoZ・著

イラスト:悪の司令官
--------------------------------------- ソフィア逆襲編 前編 (パイロン編外伝) --------------------------------------- アモンに敗れ 陵辱されたアマゾネスのソフィアは パイロンへの復讐を誓い 再び アメリカへ戻って来た。 ----------------------------- 返り討ち ----------------------------- 夜の高層ホテルの最上階の壁に 女がいた。 正確には 屋上からのロープに捕まり 壁に張り付いて移動していた。 暗闇の中 女は敏捷な動作で 目的のベランダに 取り付くと、 身軽な動作で テラスに飛び移っていた。 室内からの照明に浮かび上がったその姿から 女の年齢は20代前半に見え ワンダーウーマンと見間違えてもおかしくないコスチュームを着ていた。 真紅のビスチェ・星条旗の星をあしらった青紺のハイレグパンツ くびれた胴 豊満な胸 しなやかな脚 端正な顔立ちは ワンダーウーマンそのままだった。 だが 違っているのは ブルーの瞳とブロンドの髪だった。 ソフィアは 一旦はパラダイスアイランドに帰還したが、 仲間達の冷たい視線に耐えきれず、 自分を陵辱させた パイロンに復讐する為に 戻ってきたのだった。 ソフィアは 島に帰って すぐ 仲間に相談した。 労り・激励の言葉を期待していた ソフィアに 帰って来たのは… 【ここは アマゾネスの島よ 誰も襲って来れないわ】 【アマゾネスが 男達に負ける筈がないわ】 【パイロンが攻めてきても 私達が捕まえてやるわ】 そのように 言われるのは まだ ましな方だった。 中には 同性でいながら ソフィアを平気で傷つける仲間もいた。 【あなたは 男達に負けて遊ばれたと言うけれど 感じていたのでしょう?】 【本当は わざと負けて 自分から求めたのじゃないの?】 【男の味は どうだったの】 ソフィアが 必死で パイロンの恐ろしさを告げ レイプの恐怖を語っても、 それに 耳を貸す者は居なかった。 奈落に突き落とされ そこから這い上がた者を レイプサバイバーと言うが 自分の受けた傷を語らねばならぬ苦痛 それが 理解されず好奇の目で見られる苦痛 レイプされたものは 2度殺される という事実を その時知ってしまった。 【…貴方達は馬鹿よ 深淵を覗き それに睨み返された恐ろしさが解らないの】 2000年の平和を享受してきた者達に、歴史が刻まれる前から闘って来た者達の 残虐性を 理解しろと言う方が無理だった。 誰一人 説得できないと悟ったソフィアの 結論は、 【勝てなくてもいい パイロンと刺し違えても 倒すわ】 そう決意しての 侵入だった。 【パイロンを倒して 自分を取り戻す それしかない…】 だが ソフィア自身、”怪物と闘う者は その過程で自分自身も怪物になっていく” という事に 気が付いていなかった。 仲間達の 屈託の無い明るさ 約束された未来…しかし… それを奪われたソフィアにとっては その全てが 嫉妬を伴った憎悪になっていた。 だが 仲間の甘い認識を馬鹿にしたソフィア自身 パイロンの力を その組織の恐ろしさを 認識していなかった。 【パイロンは 私が倒すわ。 私はアマゾネスよ】 意を決して 窓から侵入したソフィアは、 パイロンのベットルームに向かうと 静かにドアを開け 薄暗い部屋に入った。 ソフィアは 躊躇せず 盛り上がったベッドに アマゾネスの剣を突き立てた。 ザクッと 剣が突き刺さった瞬間 手応えのない感触に 愕然とした。 シーツを払いのけ 手で温もりを探ろうとしたとき 部屋の扉が閉められた。 【馬鹿な女だ モニターも知らなかったのか?】 はっと振り向いたソフィアの前に 全身黒装束の男が3人立っていた。 【ワンダーウーマンでは無いな お前は誰だ?】 【私はソフィア アマゾネスよ パイロンは何処!?】 【我々は ナイト・スネーク パイロン様の親衛隊だ】 【パイロンは何処なの? 答えなさい!】 ファイテングポーズを取りながら、 必死の形相で 男達を睨み付けるソフィアの目には殺気が漲っていた。 【教える気はない 自分で捜せ。 我々を倒した後で な】 そう言うと 男達は各自バラバラに距離を取った。 部屋の全照明が一斉に 閃光のように輝いた直後 それが消えた。 一瞬の閃光で視力を奪われたソフィアは その場所に屈み込んで息を整えた。 灯かりが消え 漆黒の闇となった部屋で、 ソフィアは全神経を張詰め 気配と音に集中した。 【この男達が警護しているなら…まだパイロンは ホテルの何処かに居る筈だわ。 ここで引けば、次は もっと警戒される…チャンスは今しかないわ】 男達を倒し、パイロンを追う 今のソフィアにはそれしか考えられなかった。 背後で空気が揺らぎ 身構えた瞬間 首筋に針の痛みを感じた。 【痛ぃ! やられた】と感じると同時に 前に飛んだ。 前転から 1回転して 立ち上がった瞬間 ”ふっ” と 意識が遠くなり そのまま 崩れるように 倒れてしまった。 【…駄目…起き上がらないと…】 そう思いながら ソフィアの全身から力が抜けていった。 ソフィアの 消えていく意識に 男達の会話が 遠くで聞こえていた。 【甘いな?… まるで素人だな】 【実戦の経験など無いのだろう】 【どうする? 始末するか …脂肪ばかりで美味いとも思えんが】 【パイロン様が帰国するまで待とう】 【誰に任せる? シークレット・サービスでは 不味いだろう?】 【麗華の部下に預けよう 奴等なら人間の女の扱いは得意だろう】 暗闇の中で 男達は トカゲの様な 分厚い唇を開け 喋っていた。 ----------------------------- 被虐の女戦士 ----------------------------- 捕らえられたソフィアは 全裸で 壁に縛られていた。 両手脚は 壁に食込んだ重い鎖で 大の字に引き裂かれていた。 薄暗い湿った地下室では その恥ずかしい姿を 4人の男達が 舐めるように視姦していた。 【殺せ!】 レイプされた恐怖が 男への恐怖が 逆にソフィアを頑なにしていた。 だが 男達は 勝ち気な女を嬲ることに 一層の刺激を感じていた。 【けだもの! 早く殺しなさい!】 気丈に叫ぶソフィアに 男の1人が近づくと 前から 張りの有る乳房を両手で揉み始めた。 ソフィアは 身を捩り 拳を作って 必死に拘束を解こうとしたが 太い鎖は ビクともしなかった。 【離せ! 触るな!】 乳房を揉まれながら 唯一動かせる首を左右に振って抗議するソフィアに 男達の嘲笑が浴びせられた。 【無駄だぜ アマゾネス。お前の力でも その鎖は切れないぜ】 【じゃじゃ馬には 躾が必要だな】 【くっ! 汚い手で触るな! 殺してやる!】 鎖に縛られ 身を守る術の無いソフィアだが それでも強気で言った。 罵られた男は ソフィアの怒気を含んだ目を見返すと、 両方の乳首の先端だけを掴み 上下左右に振った。 【はぅうっ! くぅっ! うぅっ!】 【汚い手で触るなだと おぅ! もう一度言って見な おら おら おらぁ】 乳首を引っ張られる度に ソフィアの豊満な乳房が ぶるん ぶるん と 振れていた。 【くぅっ!…直ぐに 仲間が助けにくるわ 今なら許して上げるわ 鎖を解きなさい!】 その言葉に 男達は 顔を見あわせると 哄笑した。 【聞いたか 仲間だとよ】 【助けに来るだとよ】 【そうよ! 早く鎖を…あっ】 後を続けようとしたソフィアの声が中断した。 【へっへっへ 鎖がどうかしたのか?】 言葉で嬲りながら 男はソフィアの開かれた股間に 顔を埋めていた。 【あっ! やめ! やめてっ! いっ! いやっ!】 1人が右の乳首を舐めながら もう一方の手で左の乳房を玩んでいた。 もう1人は 太股に爪を立てながら 股間に舌を滑らせていた。 鶏冠の様なクレパスを 分け入って 侵入した 男の舌が、 膣壁を押し分け おぞましく痺れるような感触が ソフィアの下半身を痙攣させた。 【ひっ! いっ いやっ あぅ! はぁぅう!】 苦痛と快楽に 同時に攻められ 逃れられない攻撃に 顔を背け 目を閉じて耐えるソフィア。 その悩ましい姿態を眺めていた2人の男も 立ち上がって ソフィアに迫って行った。 アマゾネスとはいえ まだ若い娘のソフィアには 耐えられない甚振りだった。 【止めてっ! いやっ!】 恥じらう娘の悩ましい姿に 股間を勃起させた 男が言った。 【俺達も助太刀するぜ】 【アマゾネスの力を見せて貰おうか】 X字に固定され 逃げられない姿態を 固くして ソフィアは叫んだ。 【卑怯者! ひぃぃっ!】 と 言いかけたソフィアは 更なるおぞましい攻撃に絶叫した。 いきなり アナルに 唾を付けた指を 突っ込まれたのだ。 全身を固くして 尻を閉じようと 手の鎖を引き千切ろうと もがいたが、 今度は 乳首を噛まれて 悲鳴を上げた。 【ひっ! ひぃぃいいいいいいいいいい!】 【どうした アマゾネス 感じているのか?】 【やめてっ いや そこは いやぁぁあああああ】 【尻の穴はバージンだった ようだな ここも調教する必要が有るな】 【いゃぁあああああああああああああ だめ だめよ】 【さっきの威勢はどうした アマゾネス 俺達を殺してやるって言ってたな おらぁ】 【ひっ! ぁっ! はぁぅっ! いっ! いゃぁぁああああああ】 男達は分担を決めて ソフィアを攻めていた。 2人の男が左右から 乳房を責め 指で揉みあげ 歯と舌で乳首を嬲っていた。 1人は 秘唇に舌を入れ 太股に爪を滑らせていた。 1人は 太股に舌を這わせながら 指でアナルを責めていた。 男達に責められながら ソフィアは屈辱で 唇を噛みしめ、 官能に耐えようとしていた。 【くっ! 殺してやるわ。 絶対許さないわ!】 【やってみな 殺して見ろ】 【どうした アマゾネス ボスを倒しに来たのだろう】 【あっ あっ はぁうっ くっ】 【俺達を倒さないと ボスにたどり着けないぜ】 【はぁぅ くぅぅっ くぅっ】 【おら おら どうした 反撃しないのか】 【ひっ くぁぅ うぅっ くぅうっ】 【どうした 俺達を殺して見ろ】 4人の男に 同時に責められるソフィアに 反撃などできる筈がなかった。 ソフィアの息が荒くなり 首から上が真っ赤に上気していた。 男の唾液で べちゃべちゃになった乳首は いきり立った様に固く突起していた。 ネチネチと愛撫されていた秘唇が指で広げられ 男の舌が膣壁を犯すと 愛液は溢れるように流れ出した。 誰かの人差し指と親指が クリトリスを掴み捻った瞬間 甲高い悲鳴と共に 最初の絶頂がソフィアを襲った。 【ひっぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい】 首を がっくりと落とし 全身をぐったり させた ソフィアに、男達は 次の準備を始めた。 【これからが 本番だぞ】 【そうだ お楽しみは これからだぜ】 【あれを持って来る 見張っておけ】 【了解 たっぷり可愛がってやるぜ】 男の1人が部屋を出ていくと 再び男達は ソフィアの周りを取り囲んだ。 【うっ…うぅぅ…】 敏感な股間に熱いものを感じ 意識を取り戻し始めたソフィアに 再び 官能の波が押し寄せた。 【あぅ! くぅぅっ…】 男がクリトリスの周りを 針で嬲っていたのだ、 わざと敏感な部分を避けながら その周りに添って針を滑らせていた。 【気が付いたようだな アマゾネス】 【再開といこうか】 男の1人が乳首を摘まむと 針をその周りに添わせていった。 【くっ! はぁぅっ! くぅぅぅっ…】 手足に力を入れ むず痒い快楽に耐えようと 目を固く閉じ 唇を噛み締めるソフィア、 だが 可愛い唇から 出る喘ぎは 止めようが無かった。 【くっ! いやっ! はぁぅっ!】 ねちねちと 責め上げる男達の攻撃に 脚を突っ張り 拳を握り締めて耐えるようとするソフィア 鎖に縛られていなければ こんな男達等 投げ飛ばしてやれるのに… そんな思いが 被虐に耐える女の羞恥心を かきたてていた。 【へっへっへ どうだ 男が欲しくなって来ただろう?】 【だっ 誰が! あんた達なんか】 【だとよ まだまだ 頑張れるそうだぜ】 ソフィアは 男達に嬲られながら 鳴咽を漏らしながらも 耐えていた。 だが そんな女の抵抗など 男達にとっては 楽しみの1っに過ぎなかった。 無防備な股間を 乳首を 耳を 針と舌で 責め上げられ いつしか ソフィアの声は 啜り泣きに変わっていった。 【ぁ… ぁぁ… いっ… いゃぁ…】 服従を拒もうとしても 官能は押さえられなかった。 クリトリスも乳首も勃起し 秘唇も淫汁を溢れさせていた。 男達の巧みな攻撃に ソフィアの理性も意識も翻弄されていた。 【どうだ…まだ頑張れるか?】 【突っ込んで欲しいか?】 【いっちまえよ 楽になれるぜ】 ----------------------------- 女戦士の敗北 ----------------------------- 男達に嬲られるまま ソフィアの身体が反応していた。 【お… お願い…もう…もう許して…もぅ駄目…】 指が柔肉を割って刺し込まれる度に 仰け反り秘丘を突き出していた。 男がクリトリスを摘み指で捻る度に 切ない声が漏れ、 男が乳首を噛む度に 可愛い悲鳴が漏れた。 頭が白濁し官能に身を悶える姿からは アマゾネスの面影は消えていた。 だが 男達は 絶頂寸前になると 攻撃を止め 波が引くと また執拗に甚振り始めた。 男達の手管に 官能の波に翻弄され ソフィアは泣き出していた。 1度落とされた身体は 男達の攻撃に脆かった 【もぅ…もう…ダメ…許し…て…】 こんな男達に 哀願しなければならない自分が 情けなかった。 だが もう限界だった。 自分の意志では もう身体の疼きを 止める事は できなかった。 愛撫が 責めが 中断される度に じれったい思いに身を焦がしていった。 【お願い…もう…もう駄目なの…意地悪しないで…】 ねちねちと責め上げられ 翻弄されるままだった女が、 自分から腰を振り 甘える声でねだる姿は 1匹の雌だった。 【お…お願い…○しい…○しいの…お願い】 虚ろな目で 口を少し開け 腰を突き出した ソフィアに 男達は 満足していた。 【何が欲しい?】 【はっきり 言って見な】 【俺達に 何をして欲しいんだ】 【お願い…○しいの…○れて…○しいの…】 【だとよ】 【誰から 始める?】 【俺は後ろのバージンを戴くぜ】 【俺が一番だ プロのテクニックを見せてやるぜ】 男は ゆっくりと 腰のベルトを緩めると ズボンを降ろし、 そそり立った男根を ソフィアに近づけて行った。 抵抗する意志を喪失したソフィアの秘唇に、 腰を密着させた 男の怒張が ゆっくりと 入っていった。 【ぁっ! ぁっ! ぁっ!】 ソフィアの 短い喘ぎが 続いていた。 男に 子宮まで貫かれたと 思ったとき、肉棒は激しく動き始めた。 男に貫かれる度に 豊満な胸が ゆさゆさ と 揺れていた。 【ひっ… ひぃいいい! はぁああっ! あぁぁ…】 ゆっくりと深々と 早く浅く その繰り返しだけで ソフィアは 激しいオルガスムに身体を硬直させ 再び 失神してしまった。 【けっ! もうイキやがったぜ】 【おらぁ 1人で 勝手に イクな!】 ブロンドの長い髪を強請られ 彫刻の様な精緻な顔を平手で張られても ソフィアは可憐な唇を閉じ 気絶したままだった。 【くっそう! おい水を汲んでこい!】 【待てよ! 焦るな 時間は タップリあるんだ】 【ボスが帰るのは 3日後と聞いたぜ あと3日は 遊べるぜ】 【後は どうするんだ?】 【知るか? アソコを串刺しにでも するのだろう】 【勿体ないぜ こんな 良い女を殺すなんて】 【3日間でも 楽しめれば いいさ】 【もう 俺達が あそこで 串刺しにしてやったぜ】 【そう言えば 死ぬ 死ぬって 叫んでいたな】 顔を見合わせ 笑いながら喋る 男達の会話も聞こえず ソフィアは鎖に繋がれたまま 肉の喜びに 捕らえられていた。 初めて男にレイプされ 貫かれたとき 痛みだけが有った。 だが 2度目に犯されたとき ソフィアは 明らかに 官能の渦に飲まれていた。 【おい! 麗華様から連絡が入っているぞ 来い】 男達が 部屋を出ていった後 、ソフィアは官能の余韻を持て余しながら 自分に言い聞かせていた。 【早く…早く逃げるのよ…ソフィアしっかりして…】 ----------------------------- 緊急連絡 ----------------------------- パイロンと麗華は ヒポライトを追って モナコに来ていた。 既にヒポライトが モナコから逃げ出した事は予測していたが そこを基点に 追跡を再開したのだった。 パイロンが ナイト・スネークを残したのは アモンの報告から アマゾネスの反撃を予想していたからだった。 追跡者は アマゾネスの女王ヒポライトの軌跡を追っていた。 モナコから 船でギリシャへ そこから 更にトルコへ そして アララトに絞り込まれていった。 【パイロン様に 緊急連絡? 内容は?… パイロン様を狙って アマゾネスがホテルに侵入した? …それで…そう 捕らえたの…それで 何人来たの? …1人? たったの1人なの…だったら 処分しなさい。 パイロン様に報告する程の内容では無いでしょう!】 麗華は ぶっきらぼうに電話を切ると ソファに戻り 真紅のチャイナドレスの深いスリットを割って 太股まで露にした格好で 脚を組み 読みかけの雑誌に目を落としたが、 【…アマゾネス…実験に 使えるかもしれないわ…】 そう呟くと 口元に怪しい笑みを浮かべ 目を輝かせた。 ---------後編 女戦士調教に続く---------------