平成13年5月4日・初版

被虐の姫戦士 プリンセス・レナ・第2章/ZENK・著

この物語は、プリンセス・レナと蛇神の娘との邪神復活を巡る闘いですが、 目指すのは、レナの残酷な運命の物語(落城・流浪・性奴への転落・祖国再建)です。 初めてのオリジナル・ヒロインで、上手く書けないですが、その点はご容赦下さい。 ---------------------- 前回より ---------------------- ラフレシアの生きた宝石と詠われたレナ姫は、 副将ザクの裏切りでナーガ族の族長ゾキアに父を殺され、 謀反を起こしたムバルに剣をとって戦ったが、 叔父のムバルに捕われ、娘の前で陵辱され自害する母の姿を見る。 レナ姫も、聖剣ガイアの秘密を探る蛇神の娘ナーガによって 性奴の呪いをかけられ捕われる。 仇に犬のように首輪を付けられた姿で牢に入れられたレナ姫に、 いま、ラフレシアの王となった簒奪者ムバルの魔手が迫ろうとしていた。 登場人物: プリンセス・レナ=元ラフレシアの王女 仇討と王国再建を目指して闘う美少女戦士 ムバル王 =レナの叔父で 国を乗取った男 (レナの母の仇) 神官ラル =ムバル王の腹心で狡知で卑劣な催眠術者 将軍ザク =ムバル王の配下の残虐で野心的な歩兵団隊長 ナーガ =ムバルを操り、邪神復活を図る蛇神の娘 ゾキア =ナーガの配下で蛮族の長(レナの父の仇) シード =前国王に忠実な兵士 クルト =シードの仲間 ----------------------------------------- 希望 ----------------------------------------- 牢に捕われているレナの前に神官のマントに身を包んだ1人の男が現れた。 その男は牢の前に進むとレナの無残な姿にはらはらと泪を流し、そっとレナの名前を呼んだ。 男 「レナ様、レナ姫様…」 レナ 「…あなたは?…」 男 「神官のラルでございます…お労しい姿に、このラルの心臓が張り裂けそうにございます」 レナ 「…味方…なのですか?」 男 「今は、簒奪者のムバルにねじ伏せられておりますが、先王への忠誠は消えておりませぬ」 レナ 「で、では、私を助けてくれるのですか?…ここから出してくれるのですか?」 男 「今暫く、お待ち下さい。私の他にも先王に忠実な者は大勢おります。 いずれ機会を待って、必ずお助け申します。それまでは堪え忍んで下さい。」 男の言葉に レナの胸は熱くなり、希望の泪が溢れて流れ出した。 レナ 「あ、ありがとう…父も母も見守ってくれていたのですね…」 男 「あのナーガとて不死身では有りません。ガイアの剣が有れば倒せるのですレナ様」 レナ 「ガイアの剣? でも、私は、それがどこに有るか知らないのです。」 男 「王妃様の兄上、ローレンシア王ならばレナ様の力になれましょう。 ここを脱出したら、ローレンシアに向かうのです。そしてガイアの剣を捜すのです。」 レナ 「ありがとうラル、あなたの言葉で勇気が湧きました、決して希望は捨てません」 男 「そうですレナ様、たとえ辛く苦しくてもそれに耐え、王国を再建して下さい。 それが、私どもの願いです。忠義の者達にとってはレナ様だけが希望でございます。 …怪しまれぬ様、今日はこれで帰りますが必ず助けに…」 レナ 「気を付けて下さいラル…待っています…そして…必ず王国を再建します。」 神官ラルと名乗った男は、レナの手を両手で強く握り締めると、 人目を忍ぶように足音を殺して帰っていた。 ------------------------------------- 牢獄に神官ラルが現れる前に時間は逆のぼる ムバル王の前に呼び出された神官ラルは、恭しく平伏するとムバル王に訊ねた。 神官ラル 「ご用でございますか、王様」 ムバル王 「お前の力を借りたいのだ」 神官ラル 「微力な私めの力など、王様の威光の前には無力でございますが」 背の高い神経質な細い身体をしたこの男は、簒奪者の猜疑心を警戒して 自分をわざと貶める言い方で、ムバルの歓心を買っていた。 ムバル王 「謙遜するな、レナ姫のことじゃ」 神官ラル 「と、申しますと?」 ムバル王 「ワシの意のままにしたい が 自害されても困る。そこでお前の力を借りたい」 ムバルがレナの母を娘の前で陵辱したとき、慙愧から王妃は舌を噛んで自害してしまった。 ムバルにすれば、生娘のレナも仇に犯されれば、同じ事をするのではないかという不安があった。 ラフレシアの宝石と歌われた姫を手に入れ、思うがままその身を抱きしめたい、 だが、死なれては困る、それが今日までムバルがレナに手を出さなかった理由だった。 神官ラル 「それならば、簡単でございます。生きる希望と目的を与えれば良いのです」 ムバル王 「???」 神官ラル 「まず、味方が居ると思わせます。次に助けられる機会があると、 そして 仇を討ち国を再建できると信じさせるのです。」 ムバル王 「仇討ちさせようと言うのか! ワシの命を狙うことに成るのだぞ!」 神官ラル 「所詮は小娘、女一人で何ができましょう。ナーガ様に勝てる筈は有りません」 ムバル王 「ワシの寝首を掻くことも有るだろう! そのときはどうするのじゃ」 ムバルもレナ姫が反抗したところで、自分の身が危うくなるとは思っていなかったが、 この男の狡知が如何ほどのものか聞いておこうと身を乗り出して訊ねた。 神官ラル 「王様の前では縛り上げ、抵抗も反抗も出来ぬように致します。」 ムバル王 「縛り上げたレナを甚振るか、それも面白いかも知れぬな。だが自害せぬと誓えるか」 神官ラル 「希望と目的があれば、人は苦痛に耐えるものでございます。私めにお任せを」 ムバル王 「許す。やって見よ! ワシも人形を抱くのは面白くない。」 若い娘を縛り上げ羞恥に悶えさせるのも面白い…レナの恥辱に悶える姿を想像しながら ムバルは太った腹を突き出し、カエルの様な顔の分厚い唇を歪ませてにやりと笑った。 人を疑う事など知らぬ娘が、世故に長けた者に勝てる筈はなかった。 陰険卑劣な神官ラルに裏切られ、その術中に嵌まったことなど知らず、 レナの顔には、その澄んだ瞳に、希望の光が戻っていた。 レナは、仇を討ち国を再建する、生きる目的を見出した事を神に感謝していた。 だが、純真無垢なレナに悲劇の第2幕が始まろうとしていた。 ----------------------------------------- 殺戮 ----------------------------------------- ラフレシアを逃れた一族の者達 老人・子供・男・女合わせても20名足らずの者達が 祖国から追われ困難な獣道を踏破する疲れた顔で、ルキアの森の中を逃げていた。 誠実・勤勉であった者が追放され、簒奪者に追従する者が権力の座に就き、 前国王に忠実であった者達は、暴君ムバルの腹心のザク将軍によって次々処刑されていった。 長(おさ) 「あと少しだ、この森をでれば隣国クロキアへ出られるぞ、急げ」 先頭の長が振り返り激励し叱咤すると、みんなの足取りが僅かに早まった。 そのとき、鳥の声が止み静寂が訪れた後、木々の擦れ合う、茂みの立ち騒ぐ音がした。 長(おさ) 「ナーガ族だ! 武器を取って輪をつくれ」 人々は手早く荷物を放り出し武器を取った、男はショートソードを女はショートボウを 子供はスリングやナイフを持って構えた。 周囲の茂みから屈強な身体に呪文の刺青をした男達が現れた、 包囲陣は、100名近い数で、人々を完全に取り囲んでいた。 ナーガ族は革の防具や粗末な武器しか持っていなかったが、 勇猛さと鍛えられた肉体を持ち、1対1での戦いでは、ラフレシアの正規兵にも負けなかった。 長(おさ) 「く、くそぅ、囲まれている。我々もこれまでか」 長が歯噛みしている前に 大柄のナーガの男が1人前に進み出た。 ナーガの男 「武器を捨て荷物を置いてゆくなら見逃してやろう」 長(おさ)「ほ、本当か!? 見逃してくれるのか?」 ナーガの男 「二度とは言わん。早くしろ」 長は躊躇したが、女子供でこのまま戦っても勝てる望みはなかった。 ナーガの男の言葉にすがるより他に無いと判断すると 一縷の望を男の言葉に託し、全員に武器を捨てる様命令した。 ナーガの男 「行け! 二度とこの森に入るな」 ナーガの男に言われ、長を先頭に肩を寄せ合って脅えながら歩き出す一行 一行がナーガの開けた道を抜けたとき、背後から声がした。 ナーガの男 「やれ! 男は殺せ! 女は犯すのだ」 長(おさ) 「だ、騙したな!」 長の自責と怒りの声にナーガの男は高笑いをすると、 ナーガの男 「嘘に騙されたお前が愚か者だ」 長(おさ) 「く、くそぅ!」 それは一方的な殺戮だった。 絶望感に駆られ 素手でナーガの兵士に向かっていった男達は、 矢で射られ鑓で貫かれ無残に殺され、 非力な老人・子供は 斧の一撃で身体を裂かれた。 そして、若い娘を除き殺戮された後には、陵辱の嵐が待っていた。 身を守る武器を持たず恐怖に脅え声も無い娘達、 華奢な女1人にごつい男達数十人が襲いかかった。 男達は、泣き叫ぶ娘の手や脚を掴んで地面に押し倒すと、 必死で暴れる娘の衣服を引き裂き剥ぎ取る。 肌を露にした娘を数人が押え込み大の字にすると 下半身を剥き出しにした男が次々休む間もなくそそり立つ怒張で股間を貫いていった。 恐怖で目を見開きいやいやをする娘達の泪が枯れ尽きた後、 男達の白濁で濡れた股間に鑓が突きたてられた。 ナーガ族が去った一時間程の後、無残に散乱する屍の地に 二人の男が漸くたどり着いた。 1人はソードをもった精悍なシードと呼ばれる男、 もう1人はショートボウを持った小柄なクルトという男だった。 二人の男は、ラフレシアの追手を巻く囮となっていた為、集団から遅れたのだった。 シード 「こ、これは…」 クルト 「ひ、ひでぇ、なんてことをしやがるんだ」 呆然とその場に立ち尽くしていた男が、妻の姿を認め駆け寄った。 衣服を破られ全裸に近い新妻の傷だらけの遺体を抱き号泣するシード。 その側で 掛ける言葉も無く立ち尽くすクルト。 シード 「く、くっそう! ナーガめこの恨みは忘れんぞ」 ----------------------------------------- 脱獄 ----------------------------------------- 牢獄のレナを神官のラルが助け出していた。 神官ラル 「武器と防具です、このようなモノしか有りませぬが、これで脱出して下さい」 レナ 「ありがとう、あなたの心遣いに感謝します。」 レナは神官のラルに感謝しながら、粗末な防具を装備した。 レザーの胸当てを付け腰にベルトを巻いたレナの姿は、凛々しい女戦士だった。 腰まで伸びたブロンドの髪を肩までの長さに切り、後ろで巻き上げたレナ。 動きやすいよう、プリオを脇口で、フレアスカートを膝から下で切り落としていた。 短いスカートから見える太股はまばゆいほどに白く 肩口から先に伸びる細い二の腕は若い瑞々しさを見せていた。 女戦士の露になった細い華奢な手足は、むしろ女らしい色気を醸し出していた。 その姿に、剣を渡したラルでさえ、思わず ごくりと生唾を飲み込み、抱きしめたい誘惑に駆られた。 だが、”今はこの娘に手を出す訳にはいかぬ”と自分を押え込んだ。 どうせ出口で待ち受ける衛兵に取り押さえられ、縛り上げられ、王の前に引き出されるのだ。 楽しみはその時に…と考えたラルは、レナに急ぐよう告げた。 ラル 「私が、衛兵の注意を引きつけます。姫様はその間に裏庭から脱出して下さい。」 レナ 「わかりました。あなたも気を付けて下さいね。」 神官のラルに急かされ レナはラルに別れを告げると地下の階段を上って行った。 その後ろ姿、階段を登るレナの短いスカートから垣間見える純白の下着に 欲情を覚えながら神官のラルは嘯いていた。 ラル 「罠とも知らずに行きおったわ…さてと…この後が楽しみじゃな」 レナを脱獄させ捕らえ 縛り上げ 王の前に引き出す。 レナは決して手引きした者の名前を出さないだろう。 王は自白させようとレナを責める。 拷問で自白させるのが目的ではない、恥じらう乙女を陵辱する罠、 それが、神官のラルとムバル王の陰険な謀略だった。 ----------------------------------------- 階段を昇るレナの姿を見る事ができたなら、ラルは目の保養ができただろう、 レナのレザーの防具から食み出しそうな豊満な胸がゆさゆさと揺れるのを、 その深い谷間が上からはっきり見えていたのだから。 番兵に見つかる危険に どきどきしながら レナが裏庭まで来たとき、 いかつい10人の衛兵がその前を取り囲んだ。 レナ 「し、しまったわ!」 衛兵A 「どうやって牢から出たのか知らんが、もう諦めな」 衛兵B 「逃げられると思ったのか」 衛兵C 「へっへっへ 何処へ行くのだ。それとも俺達に遊んで欲しかったのか」 衛兵D 「さぁ 剣を捨てて大人しくしな」 衛兵E 「大人しく捕まるなら、手荒なことはしないぜ」 じりじりと包囲を狭めながら レナを追い込んで行く衛兵達。 レナは、くっきりとした眉を険しくし、きっと眦(まなじり)を上げ ショートソードを両手で構えると 澄んだブルーの瞳で男達を睨み付けた。 肌も露な衣装にレザーの防具を付け剣を構える美少女。 まるでヒロインファンタジーの世界から抜け出したようなレナの姿は 男達にとっては可憐な女戦士の堪らない色気が漂うエロチックなものだった。 その姿に股間を熱く勃起させ生唾をごくりと飲む兵士。 衛兵F 「へっへっへ 怒った顔も 可愛いぜ」 衛兵G 「ラフレシアの生きた宝石をこの目で見れるとは思わなかったぜ」 衛兵H 「その宝石を抱けるんだ。役得だぜ」 衛兵I 「見ろよあの腰、堪らないぜ」 衛兵J 「へっへっへ 俺の下の剣も立ってきたぜ」 剣を構えていても相手は可憐な少女1人 こっちは10人の猛者。 どう足掻こうと勝負は見えている。 取り囲んで押さえつけ縛り上げれば、後はこっちのモノだ、 衛兵達はその後の楽しみに舌なめずりをし、妄想を膨らませていた。 女一人で10人の兵士を相手に勝てる望みは無かった。 だが、兵士達には、女を相手にする油断がある。 相手は取り押さえるのが目的だ。 一度に来るとすれば、壁を背にしている以上3人だ。 そう判断した レナは剣を大きく振ると前の男に切りかかった。 油断なく男がさっと後退りする。 レナは左の男に向かって横に剣を振った。 レナを捕らえようと前に出ていた左の男が慌てて剣で防ぐ。 レナは長い脚で男の膝を蹴り上げる。 不意を食らって倒れ込む男が、その後ろの兵士達の邪魔になる。 右の男が後ろから組み付く所を 振り向き様切りつける。 ”うわっ”と叫び声をあげ顔から血を吹き上げ仰け反る男。 乙女の意外な抵抗に一瞬怯んだ男達の間を駆け抜けるレナ。 衛兵A 「く、くそうこのアマ」 衛兵B 「に、逃がすな」 我に返った男達は、戦士の本能を取り戻すと、レナを追った。 逃げるレナ。 追う衛兵。 迷路の様な裏庭を逃げ惑うレナ。 勝手知った裏庭を追う衛兵。 肩で息をしながら必死で逃げるレナ。 獲物を追うような声を張り上げ追付く衛兵。 不意を付いて1人に手傷を負わせたとはいえ、相手は鍛えられた兵士だ、 女のレナの足に追付くと、また取り囲んでいた。 さっき迄の好色な目と打って変わった様に男達の目が殺気を帯び、 ぎらぎらした獲物を追う鋭い目になっていた。 レナの乙女の瞳に、野獣のような男への脅えが現れていた。 レナ 「こ、来ないで、来てはいけません!」 そのとき、後ろから威厳を持ったナーガの声が飛んだ。 ナーガ 「何をしておる! ラフレシアの兵士は 女一人捕らえられぬのか!」 その声に 兵士達の目が背後のナーガに釘付けとなった。 ナーガは男達を割ってレナの前に進み出ると レナを蔑みの目で睨み言った。 ナーガ 「どけ! 我(われ)が相手をしてやろう」 父母の仇の出現に、ナーガから受ける威圧にめげず、 剣を持った手はブルブルと、脚はガタガタと震えながらも 新たな闘志を湧き立たせたレナは、目を反らさず、剣を両手で握り締め構え直した。 レナ 「あ、あなたは、父と母の仇です! 容赦はしません。」 ナーガ 「ふふふ…ほほほ…ほっほっほほ」 レナ 「な、何が可笑しいのです!」 レナの挑戦に、ナーガは嘲笑の高笑いで答えると呪文を唱え始めた。 その瞬間、股間が熱くなり全身が性感帯となって淫念がレナを捕らえた。 レナ 「はぅっ! ぅ、くっぅう」 ナーガが呪文を唱えた瞬間、乳首が隆起するように立ち、股間がむず痒く疼き、 剣を持つ手から力が抜け、膝がガクガクと振るえ始めた。 剣の柄で自分の股間を貫きたい、自分の乳首を舌で舐めまわしたい衝動に駆られるレナ。 レナ 「だ、だめ、負けては‥だめ」 腰をもじつかせ恥ずかしい部分が湿り出す疼きに困惑の表情を見せながら、 可愛い唇を噛み締め切れ長の眉根を寄せ、必死で甘美な誘惑に耐えるレナ。 レナ 「ぁ、ぁっ、ぁぁっ」 その小さな唇が振るえ微かに開いた。 剣を持つ手の一つが離れレナのお碗の様な乳房を弄り出した。 震える脚がぴったりと閉じられ太股の付根を擦り始める。 甘く切なく、歯がゆい官能の波に翻弄され、終にレナは剣を落し、 自分の股間に手を這わせていった。 レナ 「ぁ、ぁぁん、ぃ、ぃやぁあん」 自分で自分を押さえられず膝を落し、悶えるレナ。 たわわに実った乳房をアーマーの隙間に手を差し込んで揉みほだくレナ。 太股の付根に隠された肉唇をこすり充血させるレナ。 レナ 「ぁ、ぃ、いゃ、ぁあっ、だ、だめ、あぁんん」 ナーガ 「どうした? お前の仇が目の前にいるのだぞ。我を討つのではなかったのか」 レナ 「ぁ、ぁあん、仇を、仇を討つのです」 レナは必死で官能の渦に巻き込まれまいと理性で感情を押さえようとしたが それは、嵐の上で大波に翻弄される小船のような力も無かった。 乳首のむず痒さに耐えきれず、レザーアーマーを自分から脱ぎ捨てたレナは、 自分の股間に指を這わせると薄い衣の上からクレパスをなぞり始めた。 もう一方の手は右の乳房の先端、敏感な突起を指で摘まみ絞っていた。 ナーガ 「馬鹿な女め。お前は我が呪文の虜。我が前では性奴だということを忘れたのか」 レナ 「く、くぅううっ、だ、だめよ、負けてはだめ」 ナーガ 「くっくっく、どうしたのだ」 レナ 「卑、卑怯です! 正々堂々と…ぁあっ、ぁあん、はぁあんん」 ナーガ 「ほっほっほ、仇の前で悶える淫乱な娘が何を言う。口惜しければ向って来い!」 仇を目の前にしながら股間の疼きを自分で慰め自分を追い込んで行くレナ。 美少女の苦悶の媚態と恥辱に悶える姿に股間を熱くさせる兵士達。 可憐な美少女戦士の堪らない色気が漂うエロチックな姿に 兵士達の開いている方の手は自然に膨らんだズボンへと伸びていった。 レナ 「あ、ああんん、はぁあん、い、いやぁん、ぁあんんっ」 レナの悶えはもう押さえられなかった。 憎い仇の前で嘲笑されながら、野卑な衛兵の前で、乳房を曝け出し、 乳首を立てながら、脚を広げ自分の股間の肉襞を指で広げるレナ。 甘美な疼きに頭はもう何も考えられなくなっていくレナ。 仇討ちどころではなかった、レナは、自分で自分を慰めることしか考えられなくなっていた。 レナ 「ぁあん、はぁあん、ぁ、ぁ、んんっ」 ナーガ 「その剣の柄を突き刺せレナ」 ナーガに命じられるまま、焦点の定まらぬ目が剣を見つめる、 レナの腕が剣に伸び、主(あるじ)の許しが得られたとばかりに手が柄を掴む。 レナは剣の柄を自分の股間に当てると、濡れきった淡いピンクのクレパスに突っ込んだ。 剣の柄がプレパスの肉襞を押し広げ ぶすぶすと音を立て、深々と飲み込まれていった。 そして子宮に達したとき、レナは仰け反って敗北の歓声をあげた。 レナ 「あ、ぁおおおお、おおおおおぅ、い、いやぁああああああああーーーーーーーーー」 レナの股間から処女の証が、鮮血が流れ出していた。 レナは全身を痙攣させ、自分の乳房を掴んだまま 股間に剣を深々と飲み込んで後ろへとぐったりと倒れ込んだ。 憎い仇の前に自虐のさまを晒し横たわるレナを見下しながら、ナーガは兵士に命じた。 天使のようなレナが娼婦もできぬ痴態を曝し悶える様に、 唖然として見とれていた衛兵がナーガの声で我に返った。 ナーガ 「何をしておる! 娘を捕らえよ!」 ナーガによって性奴の呪文をかけられたレナ。 それを解くにはナーガを倒さねばならなかった。 だが、ナーガの前では無力となってしまうレナだった。 ----------------------------------------- 尋問 ----------------------------------------- レナは裸に剥かれ後ろ手に縛られた姿で、簒奪者ムバル王の前に引き出されていた。 上下に3重に掛けられた縄は、レナの豊満な乳房を押し潰しロケットの様に突出させていた。 そして股間の割れ目を通し腰で結ばれた股縄は、レナを、歩くことさえ困難にしていた。 ムバル王 「牢からどうやって逃げ出した? お前に誰が剣と防具を渡した?」 レナ 「…」 ムバル王 「素直に喋れば、痛い目に合わせぬがどうだ?」 レナ 「…」 ムバル王 「何も喋らぬつもりか? ならば、その身体に聞いてみようか」 レナ 「!!」 ムバルが王座から立ち上がったときレナは乙女の直感から、 これから起こる陵辱の予感に身を固くし目を閉じ唇を噛んだ。 ムバルは緊縛されたレナの前に進むと、レナの突出した豊満な乳房の両方の先端を指で摘まんだ。 レナ 「はぅ!!」 敏感な乳首を仇の指で摘ままれ、口惜しさと、おぞましさと、恥ずかしさで 思わず小さく悲鳴を上げるレナ。 ムバルはその敏感な乳首を掴んでコリコリと指先で擦り爪を立てた。 男の指で玩ばれ甘美な疼きに縛られた身体を固くし、息を止め、肩に力を込め胸を引くレナ。 レナ 「は、はぅうっ、う、ううっ、くぅうっ」 ムバル王 「どうしたレナ姫、感じておるのか? ほれ、ほれ、ほうれ」 レナ 「あ、ああっ、はぁぅっ、い、いや、いやです」 抵抗を諦めてはいても、乙女の恥じらいが、 思わず短く小さな悲鳴が、レナの可愛い口から漏れる。 ムバル王 「な、なんと、もう濡れているではないか」 今気付いたように、わざと声を高くして、レナを甚振るムバル。 レナは憎い仇に、国を奪った簒奪者の乳首を責められながら、 薄い恥毛に覆われた鶏冠の形をしたクレパスを湿らせていた。 憎い男に愛撫され股間を濡らしてしまう恥ずかしさに打ち震えるレナ。 全身を屈辱と羞恥で染め、愁いを含んだ瞳を固く閉じ泪を零すレナ。 母を陵辱し自害させた男に嬲られる口惜しさに震えるレナ。 ムバル王 「そうだ…レナ…お前にチャンスをやろう」 ムバル王は ふと 思い付いた様にレナに言った。 ムバル王 「ワシを満足させられたら 逃げた罪を不問にしてやろう。どうだな レナ?」 意味が分からず 澄んだおおきな瞳で ムバルを見上げるレナ。 レナ 「???」 ムバル王 「舐めろ」 ムバルはズボンを降ろすと その怒張をレナの前に突き出した。 レナ 「ひっ!」 それはレナの小さな口を裂いてしまう程の巨大なモノだった。 その大きく醜悪な肉塊に息を呑み、顔を背け固く目を閉じるレナ。 ムバル王 「どうした、目を開けぬのか それなら別の口を使おうか」 ムバルの言葉に慌てて目を開けるレナ。 目の前に突き出されたムバルの男根。 子供の腕程もありそうなグロテスクな肉塊に、 脅える目で ムバルを見つめ いやいやと首を振るレナ。 ムバル王 「嫌ならば、お前のアソコに突っ込むまでだ。 どうするのだレナ」 ムバルの脅迫に口をパクパクさせ いやいやと首を振るレナ。 ムバル王 「筒を噛ませてやれ!」 ムバルは兵士に命じレナの口に丸い穴の空いた口枷をさせ、 縛られ脅える乙女の姿にいやがうえにもそそり立つ巨根を見せ付けるムバル。 口枷をされ仇の一物をかみ切る事も、自分の舌を噛む事もできなくなったレナ。 耐えるのよ、あなたには仇を討たねば成らない使命があるの 耐えるのよレナ 必死で自分に言い聞かせるレナ。 ムバル王 「いくぞ!」 レナ 「ん、んんぐぅ!!」 レナの前に立つとその頭を両手で掴み一気に押し込むムバル。 レナの口に牡の肉塊が捻じ込まれる。 ムバル王 「おら おら しっかり咥えろ」 レナ 「ん、んんっ、んぅんん」 異臭とおぞましさと嫌悪から身震いするレナ。 腰を突き入れ喉の奥まで異物に犯されむせ返るレナ。 レナ 「んぐぅ、んぐぐぐぐふっ」 ムバル王 「おら、おら、何をしておる。舌を使え!」 ムバルの肉棒を 父を殺し国を奪った簒奪者の肉棒を 母を犯し自害させた男の肉棒を 両手を縛られた不自由な姿勢で 必死に舐めるレナ。 口惜しさと恥ずかしさに鳴咽するレナ。 頭を前後に揺さ振られファラチオを強制されるレナ。 ムバル王 「そうだ、もっとだ!」 レナ 「ん、んんっ、んぅんん、 ん、 んん、んぅっ」 憎い男の肉棒を舐めながら、股縄に股間を濡らせながら鳴咽するレナ。 ムバルはレナの光沢のあるブロンドの後ろ髪を手で鷲掴みすると レナの頭を揺すって前後させた。 ムバルが揺するたび、レナのたわわな胸が、ぷるんぷるん と上下に動く。 口枷を嵌められ、後ろ手に縛られ、正座させられているレナには、 涙を流し鳴咽することでしか抵抗の意思を示すことは出来なかった。 ムバル王 「う、うぅぅっ、そ、そうだ、だ、だすぞ」 レナの口の中に簒奪者の、仇の、おぞましい白濁した液が噴射された。 おぞましい液体を口に流し込まれ、むせ返るレナ。 ムバルがこれからだと意気込んだとき、兵がそっと耳打ちした。 それを聞いたムバルは「チッ!」と舌打ちするとレナを牢に戻せと命じた。 胸を詰まらせ泣き崩れるレナの耳にムバルの非情な言葉が聞こえた。 ムバル王 「今日はこれで許してやろう、だが、明日も取り調べをするぞ」 慌ててズボンを持ち上げながら未練がましくレナを見送るムバル。 レナが部屋から引き出されたのと入れ違いに、ナーガと神官ラルが現れた。 ムバル王 「ナーガ様、ガイアの剣はいま捜しております。今暫しの猶予を…」 言いかけたムバルを手で制したナーガは、黒いフードから剣を取り出すと 王座に座るムバルの足元に放り投げた。 ムバル王 「こ、これは?」 ナーガ 「それがガイアの剣じゃ」 ムバルは慌ててその剣を拾うと、手に握り締め普通の剣と何処が違うのかと 探るような目で じーと見つめた。 だが、剣の柄に女の局部の血糊を認めた以外 なんの違いも見出せなかった。 ムバル王 「こ、これがガイアの剣!? どこでこれを?」 ナーガ 「祭壇の奥の壁に埋め込まれていた。だがその剣には力がない。なぜじゃ」 なぜと言われても、ムバルには質問の意味が理解できなかった。 剣を握り締めたまま呆然とするムバルに、 愚か者を相手にすることに痺れを切らせたナーガが苛立ちを隠さず話を続けた。 ナーガ 「ガイアの剣にレナの処女の血を吸わせてみた。だが何の変化もない。なぜじゃ」 牢獄のレナに神官のラルが手渡した剣こそ、伝説のガイアの剣だった。 ナーガはガイアの剣を見付けたとき、その剣から微かな波動を感じたが 邪神を倒せる程の力を感じることは出来なかった。 伝承からガイアの剣に処女の血を捧げる必要があると知っていたナーガは、 王族であるレナにそれを持たせ呪文で操りその処女を破らせた が 結果は同じだった。 ナーガはただ呆然と立ち尽くすムバルから剣を奪うと、 神官のラルにガイアの剣を手渡し、それを調べよと命じて去って行った。 残されたムバル王の前に神官ラルが立っていた。 神官のラルは簒奪者のご機嫌を伺うように話題を変えて訊ねた。 神官ラル 「レナ姫は如何でございました 王様?」 ムバル王 「自害せぬかと心配したが…杞憂だったようだな。 だがいきなり責めては 楽しみが少ないからな。 今日は口だけにしておいたわい」 神官ラル 「後で牢獄に行き、レナ姫を慰めておきます」 ムバル王 「ありもせぬ希望を信じ込ませるのか。お前も残酷な奴だ」 神官ラル 「これも全て王への忠誠でございます。王の楽しみは臣下の喜びでございます。」 ムバル王 「レナをどう慰めるのだ?」 神官ラル 「屈辱に耐えた事を誉め、ローレンシアから援軍が来ると思わせましょう」 ムバル王 「ローレンシア?。王妃の兄が援軍をよこすと思うのか?」 ラフレシアから遠く離れたレンの高原・ゲノクの谷を越えたライン湖の東の国 ローレンシアは母の生まれた国で、自害した母の兄が国王となっていた。 婚礼によって同盟国となったラフレシアとローレンシアだが、 先代の王の死去の後は同盟は自然消滅していた。 神官ラル 「援軍など戯言です。ナーガと同盟したムバル王を敵に回す愚かな者はおりません」 神官のラルはあくまでも簒奪者の機嫌を損なわぬように話を持っていった。 王は、特に王座を奪った簒奪者は、猜疑心の固まりのようなモノだ、 少しでも意に添わぬ者には苛烈な処置を取ると心得ているラルだった。 ムバル王 「お前に任せよう。レナは嬲り甲斐がある。もっと楽しませてもらおう」 神官ラル 「ところで、ガイアの剣の事ですが…」 ムバル王 「秘密がわかったのか?」 神官ラル 「やはりレナ姫以外には知る者は居らぬと思います」 ムバル王 「早くせねばナーガの怒りがワシに向かうとも限らん。なんとしても聞出せ!」 ---------------------- ***つづく