平成14年6月14日・初版

紅天使フォルティア・「地獄?極楽?恐怖の鬼族ダイエット」・第1章/妄想博士・著 (ヒロイン原案:悪の司令官)

東京郊外の閑静な場所にある(誠望女子大学)国立キャンパスは一般教養課程用の教室を中心とし、 その広大な敷地には各種クラブ活動用の施設も整えられ、勉学以外のキャンパスライフも楽しめる 場所となっている。 理工学部講師の萩原紅子は、お堅い専門課程と暗い研究室がある…目白キャンパスを飛び出し、 副手の永井さくらと体育会見学のため国立キャンパスを訪れていた。 「折角の施設が国立にあるのだからもったいない…紅子ちゃんも何かやったら?」 叔母の萩原敬子教授より体育会入部を勧められてのことだ。 体育会は紅子のように現役学生で無くても入部が可能で、(学生同士の対抗試合に出ることが不可 である以外は…)制限も無く、学生に混じっての練習は自由だし、オープン競技であれば…大学教員として サポートをしてくれるシステムになっている。 そもそも誠望女子大は、ミッション系超お嬢様大学のイメージが先行しているが、「女性は心身と もに強くあるべき」という建学の精神から、体育会活動にも力を入れており、伝統校でもある。 中でもテニス、ゴルフ、馬術等のお嬢様系スポーツでは常にインカレ上位に位置しており、水泳、 アイススケート、陸上等の華麗かつストイックな個人競技に至っては、サポートしているOGや留 学生選手を含めて五輪代表を多数抱えている…もちろんこれは極端な例の話だが…。 もちろん競技志向でなくても、一流のコーチ、近代的な設備、条件に比べて異常な程…低価格な 部費のため、体育会の人気は高く…卒業生による趣味としての参加もかなり見られるのだ。 「私はダイエットのためゴルフ部に入っているのですけど…効果が無くて…、紅子先生は何を やりたいですか?」 案内役のさくらは、ゴルフ部に参加しているが、ダイエット中心の部活に鞍替えを考えている… もちろん紅子には運命共同体となってもらうつもりだった。 しかし、当の紅子が…ダイエットの必要は全く無いし、競技に出るつもりも無い。 紅子にしてみれば、その運動神経からして…すぐに一流コーチの目に留まり、五輪強化選手やら 日本代表にされてしまう可能性があるので、なるべく地味で余暇を楽しむ程度の種目が望ましいのだ。 「さくらさん…気楽に汗がかけて、競技の無い…地味なスポーツないかしら?」 「そんなのあるのかな?。 大学側も競技を重視してますから…あっ、そうそう、女子プロレス 同好会…なんてありますけど…地味では無いけど、ショーだから公式競技はないですよね。 ト レーニングがダイエット効果とストレス解消になって、結構人気があるみたいなのです。  私も興味があるのですけど…紅子先生にはカラーが違いますかね?」 「ダイエットにもなるからいいんじゃない?…何処かしら?」 「えっと、ここですね。 でも、かなり怖そうなので、以前は止めたのですが・・・ えっ、私も一緒に行くのですか? ちょ、ちょっと…引っ張らないで…待って…イヤだ〜!」 「さくらさん…興味あるのでしょう? それに私の案内役じゃないの? (トントン)失礼します!」 プロレス同好会の部室は…中央にリングが置かれただけの殺風景な部屋だった。 「おう! ダイエット希望か? それともレスラー希望か? あっ、お前・・・理工の永井だな? 随分と贅肉がついたな…。」 「あっ〜! そっ、そうだ…中川先輩! おっ、お久しぶりです・・・」 さくらは紅子の体に隠れながら挨拶をした。  文章では判らないので、説明しておくが、ちなみに中川先輩と呼ばれた相手は、男性ではなく・・・ 顔に極悪非道を想像させるフェイスペイントをした…見事にシェイプアップされている大柄な女性である。  さくらは小声で紅子に説明をした。 「だから、嫌な予感が…。 中川先輩は、リングネームはインフェルノ中川・・・ここの女子大生… お嬢様学生なのに極悪非道の魔女軍団のエースなんです。 その格差のお陰で、TVで人気の プロレスラーでもあるのですが、ダイエットの専門家としても有名で、本はベストセラーにも なってます。 私より一期上なのですが、未だに現役学生で・・・ゼミが同じでよく絞られました。」 「おい、永井! 何をゴチャゴチャ話しているのだ? そうだ、昔のよしみで、その身体を絞って やろう。 その贅肉は、夜遊びと甘い物が原因だぞ。 丁度、練習相手がいなくて困っていたとこ ろだ・・・ちょっと来い!」 「いっ、いえ。 そんな…あっ、今日は友達を紹介に・・・そう、こちらは萩原教授の姪の紅子さんです。」 「ほほう! 萩原教授の・・・あのオバサンは、よく観戦に来てくれて、ファンクラブの名誉会員も やってもらっている。 親戚なら大事にしないといけないが…永井と違って、均整のとれた完璧な プロポーション…運動神経が良さそうで、美人だから、レスラーとしてはいいかもしれないが …ダイエットの必要は全くないな!  やっぱり、水ぶくれしている上に、萩原教授に面倒を かけている永井・・・お前だ・・・この激痛が発汗を促し、ダイエットには効果満点…いくぞ三途の川固め ・・・ビフォア・インフェルノ・スペシャル!」 「なっ、なんで・・・ダイエットしたいけど・・・痛い思いしてまで…ギョエ〜!」 ジム内にさくらの絶叫が響き渡った。 女子プロレス同好会のジムを、逃げるように後にしたさくらは、重度のトレーニングで半死半生に なっていた。 「さくらさん…大丈夫? でも、随分すっきりしたみたいだけど…?」 「紅子先生…ひどいです! 私がこんなにボロボロにされているのに…何の苦労もしてないじゃ ないですか? オマケに助けてもくれないし!」 紅子はというと…トレーニングの必要が無いので…苦笑してさくらが痛めつけられるのを見ていただけ …結局、何もしていない。  「だって、中川さんに『ダイエットは不必要!』って…言われちゃったので…。」 「一体、中川先輩はどこ見ているのか…? どう見たって、紅子先生のバストやヒップの プリプリ度からすれば、脂肪がたんまり入っているはずなのに…全く、なんで私ばっかり …あっ〜腹が立つ! もう案内見学は終了! 見捨てた罰として…駅前ホテルのケーキバイキング …ご馳走してもらいますからね…行きますよ!」 「はいはい! でも…ご馳走するのはいいけど…それじゃ、また体重戻っちゃうじゃない?」 「あっ〜、もう! つべこべ言わない! 行くと言ったら、行くのです!」  **************************************************************************************** 「それにしても…さくらさん…食べたわねえ! あれでは店の人も呆れるわ…。」 「まだまだ、あんなものでは…。 今日のところはこれ位で勘弁してあげたのです。 ただ…体重計は乗りたくないなあ〜! 紅子先生…どうしよう?」 「初めに忠告したわよ…! それに、私の専門は物理学で…、栄養学や生体医学では無いからね。」 「癒し系の顔をしている割に、結構…薄情ですね! 自分だって、随分食べてましたけど…あっ!  あの看板!」 さくらが指差した宣伝用の看板には…「鬼のダイエット! 今なら、体験入会無料! 希望者募集中!」と 目立つがセンスの無い文字で書かれてあった。 「紅子先生! ダイエット無料体験ですって…行って見ましょうよ!」 「ふう〜。 もう今度はダイエットなの? それに『鬼の…』と言うのが変な感じがするけど…」 「確かにセンスは悪いかも知れないけど…『鬼の教育』とか『地獄のエアロビ』とか、セミナー や私営ジムでは、よくあるキャッチコピーなんですよ。 何か真実味があるではないですか!」 「ふ〜ん、なるほどね…。 実は甘やかして、大して効果が無かったなんてことにならなければ いいけど…。 ちょ、ちょっと…さくらさん…引っ張らないで…。」 「どうせ無料なんですから…話を聞くだけでも、いいじゃないですか。」 「はいはい、判った。 判りました…お付き合いしますから…。 もう〜、大体あんなにケーキを 食べなきゃいいのに…!」 紅子にしてみれば、ダイエットとケーキバイキングを両立させようとする人間の心の弱さ(?)を 修正していくのも、銀河連邦に課された任務なのだが…こればかりは何時になっても自信が持てない。 「鬼のダイエットジム」は看板のセンスとは異なり、白を基調とした洗練されたデザインの2階建ての 建物だった。 階段を登り、玄関を入ると、正面に無人の受付があった。 そこには呼び鈴と張り紙があり、「面接を行いますので、チャイムを鳴らして、ジムの中へお入り 下さい」と書かれてあった。 チャイムを鳴らした紅子達はジムの中へ入り、扉をくぐると…近代的な設備が二人の目に飛び込 んで来た。 1m位の段差がある階下には、厚いガラスで其々を水槽のように密封した二つのトレーニングルームが 並んでいる…手前からエアロビスタジオ、そして各種機械の置かれているアスレチックルームである。 これらを周回してランニングコースが走っており、その起点となる区画…今、紅子達の現在位置 …に、大きなタイマーとソファ、パソコンそして丸い台が置いてある。 ソファに座り待っていると、「スタッフオンリー」の扉が開き、ジムの担当者が入って来たのだが …なんと赤鬼だ! (この鬼装束…どう見ても衣装なんかではないわ。 本当の赤鬼…と言うことは、このジムは鬼族の陰謀ね! 狙いは何かしら?) 思わず、身構えた紅子だったが…フォルティアに変身せず…このまま様子を見ることにした。 そんなことを知ってか知らずか…赤鬼は破顔一笑、愛想良く説明を始めた。 「いやいや、驚かせて申し訳ありません。 実は当ジムのインストラクターは全員鬼の格好をして おりますので…。 『鬼のような厳しい指導で地獄のダイエット』がモットーなので、姿形から …と言うことなのです。 さて、今回は入会希望ありがとう。 まずは、ボディスキャンで審査をしますので、そこの丸い台に 乗って下さい。 最新の機械なので、服は着たままで構いません。 これでパスならば…お二人ともチャーミングな方ですから、もちろん無料体験して頂いて構いませんよ。」 「判りました。 では、私から…紅子先生お先に失礼します!」 さくらが丸い台の上に乗ると、天井から探知機のような機械が下りて、さくらの周囲をクルクル回転した。 どうやら、赤鬼の見ているモニターにさくらの身体のラインが映し出される仕組になっているようだ。 「もう少し、背筋を伸ばして…はい。 身長163、バスト85、ウエスト65、ヒップ89、体脂肪率 …ふ〜ん、なるほど…判りました。 問題はウエストですね…無料体験入会OKです。 次にお連れの方、 どうぞ!」 「本当ですか…やったあ! 紅子先生、私はパスしたようですよ。」 「えっ、ええっ…おめでとう!」 (さくらさんったら、そんなに喜んで…。 スキャナーになってるみたいだけど…私は大丈夫かな?) 「お待たせしました…貴方は着痩せするタイプのようですね? とりあえずサイズを測ろう… そちらの台に立って…背筋を伸ばして…。」 天井から探知機のような機械が下りて、紅子の周囲をクルクル回転した。 赤鬼が見ているモニターには…紅子の身体のラインが投影され、各種サイズがスキャンされていく。 「身長169、バスト92、ウエスト58、ヒップ90、体脂肪率…んっ、なんだこのボディスキャンのデータは… 血管とは別にエネルギー伝達の経路があるぞ!」 (やばっ、正体を気付かれたのかしら? でも、さくらさんが見てるから変身出来ない… ここはとぼけるしか…無いようだわ!) 「なっ、何を言っているの…エネルギー経路…訳が判らないわ…?」 「んっ、ああ、ははは…スキャナーの誤動作でした…!最近、調子が悪くて…ついこの間も、誤動作で電気が…!」 (ビリッ!ビリッ!) 「きゃあ! なっ、何するの…痺れるじゃない!」 「いやいや、失礼しました…誤動作でして…はっはっは…とにかく貴方も無料体験入会決定ですね。 おめでとう!」 スキャナーの不備を笑って誤魔化すと、赤鬼は入会手続きを説明した。 「さて、我々は美女の方を更に磨きをかけることしか致しません。 今回は店の宣伝も兼ねてます から、見込みの無い方にはお断りさせて頂いています。 貴方方は審査をパスしましたので、 無料入会出来ます。 ただし、このジムは厳しいですよ…その代り、短期間で完璧なプロポーションを 手に入れることが出来ますがね…いかがなされます? よろしければ、契約書にサインを下さい。」 紅子の心配をよそに、さくらは自分のサインを済ませると勝手に返答していた。 「もちろん覚悟は出来てます。 ダイエットするためには…いきなりでも、どんなに辛くても構いません。 だから、どんどんしごいて下さい。」 「そうですか…判りました。 ただ、永井さくらさん…ですね? 貴方は普通コースで大丈夫ですよ。 お連れの方…サインを! 萩原紅子さん…ですね、貴方は特別コースになりますけど…」 「えっ、紅子先生が特別コースで私が普通? 逆ではないのですか?」 「いえいえ…我々はプロです。 さくらさん…貴方のダイエットは簡単です…脂肪を落とせば良いのですから… 皆さんと一緒にエアロビからスタートしましょう。 おっ、皆さん出て来ましたね。」 先に審査をパスした女性達が下の入り口からエアロビスタジオにぞろぞろ入っていく。 「さあ、普通コースはもうすぐ時間ですね。 今回はサービスでレオタードもこちらで用意してあ ります。 さくらさんはフィッテイングルームで着替えて下さい。 特別コースの紅子さんは、 もう少しここで待って下さい…ちょっと、ご相談がありますので…」 「いまどき…レオタード! でも無料だし…それでは、紅子先生…先に着替えてますね!」 「えっ、ええ! どうぞ…!」 さくらが出て行くと…数人の邪鬼が現れ、赤鬼から愛想が消え、口調は厳しいものに変わった。  やはり紅子の正体は見破られていたのだ。 「萩原紅子…貴様は普通の人間ではないな…! 先程の電撃は30万ボルト…普通の人間なら、 失神しているはず…もちろん、誤動作と言うのは嘘だ!」 「何を言っているの…私は人間…しかも客よ! なっ、何か変ね…ここはダイエットジムでは無かったの?」 「とぼけるな! 余りに人間離れしたプロポーション…大方、ティアラヒロインの一人だろう? まあ、人間だと言い張るならば…それでもいいだろう。 どうせ、隣の部屋から丸見えだから、 ここでは変身出来ない筈だ! おっと、動くと隣のエアロビスタジオに毒ガスが流れるぞ…。」 その時、フィッテイングルームで着替えたさくらがエアロビスタジオに入室して来て、ガラス越しに、 紅子に手を振っている。 ガラスは厚く、防音を施しているし、エアロビのBGMすら聞こえないから、危険な状況であること をこちらから知らせることは出来ない。 赤鬼は紅子の周りを廻りながら、淫靡な視線を送った。 「ふっふっふ、ここは…鬼のダイエットジム…。 もちろん表向きだけだがな。実は夜盗鬼族の性奴隷養成所… 目的は判るだろう? さっきのサインをした契約書はこうなっていてね…これで萩原紅子は合法的に特別性奴隷に なるのだ。(ビリッ!)」 赤鬼が入会申込書の一枚目を剥がすと…なんと二枚目は奴隷契約書になっていた。 ---------------------------------------------------------- 夜盗鬼族性奴隷契約書 1. 私は、夜盗鬼族の性奴隷として誠心誠意勤めます。 2. 私は、夜盗鬼族のいかなる命令、指示であろうと、絶対に服従致します。 3. 私は、夜盗鬼族による陵辱、暴力を時間、場所を問わず、喜んで受け入れます。 4. 私は、夜盗鬼族に対し、抵抗、逃亡、異議申し立てを一切致しません。 5. 私は、夜盗鬼族の都合により決定、改定、追記される本契約書の有効期限、内容等について も無条件で従います。 6. 私は、夜盗鬼族の都合により金銭売買、交換、贈与等の方法で、第三者に譲渡されることが あります。 もちろん譲渡先でも前項の条件は継続されます。 上記の項目に背くことがあれば、自分と人質の生命は保証されません。   萩原紅子 ---------------------------------------------------------- 「さあ、サインの後ろに認印をしてもらおうか?印鑑は貴様の肉体を使う…簡単だ、しゃがめば後はやってやる。 それとも、お友達の永井さくらを含めた女達をガス中毒にするか? ふっふっふ、どちらかな…?」 「こんな契約やサイン…いえっ、毒ガスはやめて…人間に手を出さないで…判った! 認めるわ …しゃがめばいいの? ああっ、何を…いやん…いやらしい真似は…やめなさい!」 邪鬼はしゃがんだ紅子のパンティを脱がし、ヴァギナに朱液を塗り、契約書を押し付けた。 こうしてサインの後ろには大き目のキスマーク…ならぬ紅いヴァギナマークがくっきり印された。 「その正義感…人質を見捨てないところが、やはり、人間ではないな…。 ふっふっふ、このマン拓をもって 契約完了だな萩原紅子…貴様を超A級の性奴隷として育てる…特別調教コースを始めよう。」 たちまち、紅子は邪鬼達により全裸にされると、特別製のレオタードを着せられた。 レオタードは通常よりも薄い生地、透明色なので、乳首やヘアーははっきり透けて見えている。 「よしよし、これで準備は出来たな…。 メニューはマシントレーニングからだ。 さあ、トレーニングルームに行くぞ! ふっふっふ、パンティは俺様が預かっておこう。」 赤鬼はパンティの匂いを嗅ぎながら、マシントレーニング室へ紅子を連れて行った。  常にさくらからは見えるはず…紅子はガラス越しにさくらに目で訴えようとするが…エアロビに 夢中のさくら達には、紅子の身に起こっていることなど…全く気付くはずがない。 「さて、まずは下半身からだ! これは、太ももを鍛えるマシン…やったことがあるだろう? これは特別仕様だが…ふっふっふ。」 紅子がやるのは「レッグエクステンション」と呼ばれる、シートに座り、膝から下の足の 屈折により重りを持ち上げるマシンだ。 マシン自体は普通のものだが、特別なのはシート…なんと人間椅子になっていて、シートの中央に 穴が空いている。  赤鬼がシートに入り、その穴から直立した赤い肉棒を突き出した。 邪鬼達は紅子を抱え上げ、レオタードの股間の生地をずらすと、肉棒の上からゆっくりとシートに 座らせた。 「ああっ…やめて!(ズブッズブッ!)うっ、はああ〜、いやあ〜!」 「ふっふっふ、俺の肉棒と貴様のヴァギナがベルト替わり…しっかり締めないと抜けてしまうぞ。  さあ、早くトレーニングを始めろ! そうら、一回…二回…ペースが遅いと人質に毒ガスだぞ!」 フォルティアに変身出来ない…戦闘エネルギーが使えない紅子は、体力的に並みの人間とあまり 変わらない。 しかも、紅子が重りを持ち上げる度、お尻に重心が掛かるので、肉棒がより深く挿入されていくの だ…マシントレーニングはハードなものになった。 「うっ、うう〜うっ! はあはあ…ああ〜あっ、いやん、擦れてる。 はっ、うう〜ん! はあ はあ…ああん、腰がずれると…うう〜ん! はあはあ…動いてる…ああん…もう駄目えっ!」 紅子の性的感度は一般の20歳の女性(銀河連邦のミスで地球年齢は25歳になっているが…)とほぼ同じ、 ただ、完成された肉体と、研ぎ澄まされた感覚、それにどんな状態でも平常心を保てる度胸と 集中力があるから、犯されながらでも、肉体的には…圧倒的に感じ易いのだ。 「まだまだ、休むな! 後、十回だ…終われば、ご褒美に水分を補給させてやろう。 人質を忘 れて、手を抜くと…! そうだ…後9回…8回…7回…。 ううっ、いい気持ちだ…後、3回…2 回…ラストだ…よおし、水分補給だ…下の口に精液を飲ませてやるぞ…ふんっ!(ドピュ!)」 「はあはあ…うう〜ん…はあはあ…ああっ、熱いシャワーが…私の中に…駄目えっ! いやあ〜ん! ああん、妊娠しちゃう! はあはあ…このままだと…はあはあ…もっと犯されちゃう…」 急激なトレーニングと赤鬼の中出しにより、紅子は息絶え絶えにされてしまった。 「ふっふっふ、性奴隷…紅子! この程度のトレーニングで、随分と息遣いが荒いな。  まだまだ、頑張らないといけないぞ…今度は上半身を鍛えるから、あちらのマットにうつ伏せになれ!  今度は邪鬼1号が調教するが、よし、エアロビスタジオからよく見えるように犯してやろう!」 邪鬼に支えられた紅子は、エアロビスタジオの仕切りのガラスまで運ばれ、マットにうつ伏せに倒れこんだ。 (このままじゃ…みんなも性奴隷にされちゃう…。 なんとかして、伝えないと…! ああっ!) 朦朧とした意識で人質救出を考えていた紅子だったが、人の事を心配している余裕は無かった。  紅子はうつ伏せのまま、邪鬼1号に両足を抱え上げられ、両腕で体重を支える形にされた。 「さて、腕立て伏せをやるぞ…。 ただ、俺の肉棒を挿入されながらだが…そうら、股間をめくって…ふんっ! (ズブリ!) よし、このまま少し方向転換をして、エアロビ中の皆さんに、トレーニングしている表情を 見せてやるのだ…顔を上げろ。 誰も犯されてるとは思わないだろ う?」 「ああっ、また入れられて…今度はみんなの前で…犯されてる! あううっ、入ってる…うっあ〜あ!  はあはあ、さくらさん…がニコニコしながら…危ないの…早く逃げてえ〜ん!手を振っている場合では… あっは〜ん、うああっ、こすれてるう〜うっ!」 厚いガラスに阻まれ、音が届かない…。 外から見れば…レイプもトレーニングも苦悶の表情を浮かべる上では変わらないのだ。 つまり、誰も…これが紅子の公開レイプ…だとは思っていない。 紅子の股間にしっかりと合体した邪鬼1号は、肉棒をより深く入れようとピストンをしながら、 本来の仕事…腕立て伏せを命じた。 「ほうら、腕立てをやるのだ…声を出して数を数えろ! そらそら、リズムを取ってやる…子宮を突かれたら、 腕を伸ばせ! 奴隷契約を忘れるな…しかし、気持ちがいいな、この締めは…!」 「あっ、ふう〜う! はあはあ、はい、判りました…始めます。 ああん、イ〜チ、(ズン)あふん、 ニ〜イ…(ズン)いいん! 力が…ううん…入らない! サ〜ン、(ズン)うっふん! (ズン・ズン…) あっ、うう〜あ! ひいい〜い! だめえ〜中に出したら…(ドピュ!)あっ、ひい〜いん…!」 耐え切れなくなった邪鬼1号は、まだ3回しか腕立てをしていない紅子の中にいきなり射精をしてしまった。 溢れ出た精液が、汗と共に太ももを伝っている…そう感じたのもつかのま、次の肉棒が同じようにズブリと 入って来た…邪鬼2号のものだ。 それでも…もちろん奴隷の紅子は腕立てを続けなければならない。 「あひい〜い…次があっ! はあはあ、ヨ〜ン、(ズンズン)あっあ〜あ! ゴ〜オ、(ズンズン) うああ〜あ…今度は2回づつう〜! ロ〜ク、(ズンズン)うあ〜あ! はあはあ、そんなに突かれたら… 腕がガクガクしちゃう!」 「くうっ、この締まり具合…こいつはたまらん! 後、3回だ…早く…もっと早くしろ…このままでは10回 終わらぬ内に…俺が限界になってしまう…ううっ、もう出そうだ…早く…!」 「ナア〜ナ、(ズンズンズン)あう〜う! ハ〜チ、(ズンズン)いや〜ん! キュ〜うっ、ううん!  (ズンズン…)うは〜あ、だめえ〜! (ドピュ!)ジュ〜ううん、んっ、ああ〜また中にい〜!」 細い腕を震わせながら、自分の身体を持ち上げたかけたとき、紅子の中に大量の精子がぶちまけられた。 わずか、10回の間に二発の中出しを浴びた紅子は、力なく崩れ、マットにつっ伏してしまった。  少しでも多くの酸素を吸いたい…仰向けになった紅子の涙で濡れた瞳には、ぼんやりと天窓から 空が映った。 (もう、夕暮れ…曇っていて…今夜は月が出ないの? そうだ…月の女神様…お願い! 助けて! 人質を取られ性奴隷にされた私には…ああっ、もう…どうすることも出来ない…) エアロビスタジオのさくら達からは…トレーニングでバテているように見えるだけ…知らないとは言え、 人前で犯され、中出しされた紅子は、恥辱と無力感を味わいながら、絶望の余り…気が遠くなっていった。 失神した性奴隷紅子は…ツンと勃起した乳首はもちろん…溢れた精子で白く汚された陰毛の一本 一本まではっきり判るほど…全裸のように透けたレオタード姿をライトに照らし出されていた。 汗まみれの肉体がガクガクッと大きく痙攣する度に、小山のような二つの乳房がブルブル震えている。 あたかも、究極のメインディシュ用の素材…性液がたっぷりかかった巨乳奴隷の活け作り…が食卓に 並べられたかのようだった。 満腹の鬼族達に更なる食欲を湧かせ、今まで以上の幸福感を与えてくれる最高の素材を目の前にして、 次はどんな料理にしようかと、果てしなきフルコースの次なるメニューを考察していた。 ***つづく