平成15年1月17日・初版

リモート・オブ・スーパーフカキョン「戦え恭子!!初めての変身」/AK−3・著

スーパーフカキョンこと、恭子が風下の屋敷にきて数日。彼女のアシスタント役の星野葛男は愛車のカルディナを洗車していた。 そこへ白いドレスシャツにジーパン姿の恭子がやってきた。 「へぇ。葛男くん。いい車に乗っているのね」 「あ、恭子ちゃん…」 葛男は顔を下げたまま、黙々と洗車をしていた。 葛男は、まだ彼女をつくったことがなく、恭子と話すことでさえ、慣れていなかった。 「ねえ、少しは顔を上げて話してよ。なんで、私と話すときは、そんなに素気ないの?」 「え?だ、だってオレ…」 葛男は仕方なしに顔を上げた。彼の顔は真っ赤になっていた。 「やだぁ、葛男くん、照れているの?」 「だ、だって、まだ恭子ちゃんのことが信じられないんだ。両国橋のあの一件以来、恭子ちゃんのことが、頭から離れないんだよ。 いまだって、目の前にいる恭子ちゃんが、スーパーガールだなんて思うと心臓がバクバクするんだ。一目惚れかな?ねぇ恭子チャン」 「なぁに?」 「やっぱり、恭子ちゃんってスーパーガールみたいに弾丸よりも速く走ることができるの?」 「さぁ、どうかしら?でも、できるような気がするわ」 「高いビルもひとっとびで飛び越えられるの?」 「まだ、そんな高いところまでは飛んだことはないけれど、10階建てのマンションなら屋上までジャンプしたことがあるわ」 「じゃあ、スーパーマンみたいに鋼鉄を曲げることも?」 恭子はすこし顔を赤らめて答えた。 「もちろんよ。葛男くん。女の子にそんなこと聞いたら嫌われるわよ」 「う、うん。でも、恭子ちゃんだったら、なんでもできるんじゃなかな?って。俺、恭子ちゃんみたいに、キレイで、やさしくて、 強い女の子が前から憧れだったんだ」 「もう、風下さんから言われているでしょ?捜査に恋愛感情はなし!って」 「でも、オレ、やっぱり恭子ちゃんが好きだ!おれが守ってあげる」 「うふふふ。でも、私が葛男くんを守るんじゃないかな?飛んできたピストルの弾から私を守れるの?私ならピストルや マシンガンの弾だってつかめるわ。でも、その心意気、ありがたく受け取るわ。もしものときは、私を守ってね」 「うん。あ、いけねぇ。タイヤ交換しようと思ったけど、レンチ、家に置いてきた…」 葛男は頭をかいていた。(^^ゞ すると恭子はしゃがみ込んだ。 「これ、外すんでしょ?」 恭子は、葛男の車のタイヤのナットを指でつまみ、外していた。 「はやく、交換するタイヤ、持ってきて」 恭子は片手で車を支え、手招きをしていた。 「あ、さすがスーパーガール」 葛男もいつのまにか、恭子にうちとけていた。 ”プルルルル…” 葛男の携帯が鳴った。 「あ、所長。…はい、わかりました。恭子ちゃん…」 「わかったわ。事件ね。全部聞こえたわ」 「えっ?」 「このピアスを通して聞けば、数キロ先のささやく声でも聞こえるの。聴力増幅装置になっているのよ」 2人は風下のいる部屋に呼び出された。風下は地下の部屋にいた。その部屋の入り口は鉄の扉であった。 「葛男くん。ここね警視のいる部屋って」 そういうと恭子は鉄の扉に手をかけた。 「あ、ちょっと待って!」 ”ガターン” 葛男が声をかける前に恭子は扉を開けていた。扉の開く、いや破壊された音に風下は慌てて後ろを振り向いた。 「お、おい。いきなり入るなよ。な、なんだ恭子ちゃんか…。しかし、この扉を簡単に開けてしまうなんて…」 そこへ葛男が慌てて入ってきた。 「あ〜あ。遅かったか。恭子ちゃんにとっては、こんな鉄の扉も障子みたいなもんなんだな…。ほんとうはこの扉は警視が中から ロックを外さないと開かないはずなんだけどなぁ」 恭子は顔を赤らめ下を向いてた。 「恭子ちゃん、こんどはノックするか、声をかけてね。毎回、扉を壊されたら、修理代が…。 で、今回の捜査なんだけど、ちょっと厄介だぞ。東体大の潜入捜査だ」 風下の話を聞いていた恭子の顔には笑みが浮かんでいた。 「東体大って、私の学校じゃないですか。それじゃあ、また学校に戻れるの?」 「いや、残念だけど、休学のままだ。それにまだ、正式に休学届を出していなかったね。 休学届を出しながら、事務所を探ってきてほしいんだ。そのさきのことは、あとで指示をする。 あ、くれぐれも学生に秘密を話したらダメだぞ」 「わ、わかりました。葛男くん、いっしょに行ってよ」 「え?おれも?…っていうか、捜査のときはイヤでもついて行くよ。で、でも、な、なんかデートに行くみたいだな」 「もう、捜査に恋愛感情は禁止!でしょ」 「しょうがないな。で、大学までは何で行く?」 「そうね。葛男くんのカルディナで、行こうか」 恭子と葛男はカルディナに乗り込んだ。 カルディナは四ツ目通りから京葉道路を左折した。 「恭子ちゃん、東体大って江戸川の土手のところだよね?」 「え?あ、そ、そうだっけ?いつも電車で行っていたから、よくわからないわ。でも鉄橋を渡るときに校舎が見えるから そうじゃないかな?」 「なんか、危なっかしいなぁ。だいじょうぶ?」 葛男のカルディナは江戸川を渡り左折した。 「あ、ここよ」 カルディナを駐車場に入れ車を降りた2人。 「えーっと、事務局はこっちだったわね。あ、あったわ」 恭子は事務局の窓口に行った。 「すみませ〜ん」 恭子が声をかけると職員が顔を向けた。恰幅のいい紳士である。 「お、深沢さん。だいぶ元気になったみたいだね。その隣は彼氏かい?」 「い、いえ。まだリハビリが…。あのう、休学届を正式に出しに来たんですけれど…」 「あ、そうか…。でも、残念だね。きみみたいな子が休学だなんて。さすがのスーパーウーマンも車には勝てなかったわけだ」 2人の後ろから葛男が声をかける。 「あのう、ちょっとお話を…」 葛男はそういうと、身分証明書を見せた。 「あ、そういうわけね。話は聞いていますよ。ここじゃ、なんだから奥へどうぞ」 葛男と恭子は事務局の奥の部屋へ招かれた。 「あのう、私、こういうものですが…」 紳士は葛男の名刺を渡した。 「おもしろ模型クラブ、東武電車を走らせる会…。代表、河合美津之。ん?」 「あ、すみません。プライベートの名刺だった。こっちです」 河合は大学の名刺を葛男に渡した。葛男はプライベートの名刺をしげしげと見ていた。 「あれ?模型をやっているんですか?それなら、佐倉さんていう方ご存知で…」 「あぁ、彼ね。きのうも上野で飲んでいましたよ。あとフリーカメラマンの綿辺さんとか…」 「へぇ、そうなんですか。それで、捜査の件なんですが…」 「えぇ、話は大筋で聞いているとは思いますが、『今月中にテロ壊滅用の極秘プロジェクトの資料を頂く』と書かれた脅迫状が 昨日、届いたんですよ」 「テロ壊滅用の極秘プロジェクトって、Mr.Pee の『毒キノコ』作戦か…」 すると恭子が話しに割って入った。 「今月中って、あと2日しかないわよ」 「恭子ちゃん、ちょっとまってよ、河合さんの話、終わっていないぞ。で、その資料って、どこにあるんですか?」 「たしか、このキャンパスの奥にある防空壕の跡地ですけれど…」 「防空壕ですか?まだ、こんなところに残っているんだ…」 葛男は疑い深げに河合の顔をのぞき込んだ。 「いやだなぁ、星野さん。オレを疑っているの?深沢さんは知っているよね?星野さん、ここは戦時中、鉄道連隊の基地になっていて、 重要な場所だったんですよ。そこで重要書類は防空壕の奥を倉庫代わりにして保管をしているんです。もっとも頑丈な扉を付けて厳重に 保管をしていますが」 「そうなんですか。恭子ちゃん、そこ、知ってる?」 小柄な葛男は恭子を見上げて聞いた。 「うん、知っているわ。じゃあ、行きましょうか?」 恭子は葛男の腕を引き駆け出した。 「ま、まって恭子ちゃん、腕がちぎれちゃう!」 「うふふ。ごめん」 こんどは恭子は葛男を抱え上げ走りだした。 「ちょ、ちょっとまってよ。おれ恥ずかしい」 葛男を抱えた恭子は防空壕の前に立っていた。 「葛男くん、ここよ」 「恭子ちゃん、もう、降ろしてよ。誰かくるよ」 葛男は顔を真っ赤にしていた。恭子は扉のドアノブを握った。 「あれ?扉が開いているわ」 「とりあえず、中に入ってみる?」 「まって、私、いやな予感がするわ。葛男くんは外にいて。そして、私と交信をして。例のPCで」 「うん、わかった。PCが起動したら、捜査開始だ」 葛男は恭子と別れ、車の中へ待機することにした。 葛男はPCを起動させた。 「こちら葛男。恭子ちゃん、聞こえる?」 「聞こえるわ。私の画像はOKかしら?」 「うん、感度良好だよ」 ”ガタン!” そのとき、防空壕の扉が突然閉まった。大きな音に恭子は振り向いた。 「だれ?」 葛男は恭子の目に映る男の顔を風下に転送した。       ・       ・       ・ 風下は葛男から送られた男の顔を見て声を上げた。 「こ、こいつは…」 葛男のPCからは風下の絶叫する声が出ていた。 「警視、この男、知っているんですか?」 「こ、こいつは昔、佐倉の助手をやっていた大原太一だ…」 「…ってことは恭子ちゃんの秘密を?」 「いや、そこまではわからないはずだ。やつはこの計画を立ち上げる前にやめたはずだが…」      ・      ・      ・ 「キャーッ!」 葛男と風下がやりとりをしていると、PCから恭子の悲鳴が飛び込んできた。 「ど、どうした?」 「大原が防空壕の中に入ってきて扉を…。それに大原の後ろに河合さんと他にも男が数人いるの」 葛男と恭子が交信をしている最中に1人の男が大原の前に出てきた。 「ねぇ、パワー見せちゃってもいい?」 「いや、河合さんがいる。ちょっと、待て」 男は恭子の身体中をなめるように見回していた。 「へっへっへ。河合さん、想像していたより、いい女ですねぇ。これなら、いい値段で取引できますよ」 「ちょっと、いい値段って…」 恭子は河合の顔を睨みつけた。 「ほら、怒った顔も、かわいいだろ?ただ、この女、力だけは並みの男以上だから、気をつけろよ。 それに格闘技の心得もあるから、ヘタをすると怪我するからな」 「へっ、たかが女だろ」 男は恭子に襲い掛かった。 「ちょっと、なにするの!」 恭子は男から身をかわしながら、胸倉をつかみ、もちあげていた。 「ちょっと、私が女だからって、甘く見ないでヨ!」 恭子はそう言いながらも、葛男と交信をしていた。 「ちょっと、私、どうすればいいの?」 恭子は男を投げ飛ばした。 男は壁にたたきつけられ、気を失った。 「だから言っただろう?おい、この女を縛り上げろ!」 河合の後ろからプロレスラーのような大男がでてきた。男たちは恭子に襲い掛かった。 「もう、まだなの?」 「うん、まって。警視、変身を承認して貰えますか?」 「よし、変身を承認する!」 「恭子ちゃん、許可が出た。準備はいいか?」 葛男がPCの「S」マークのアイコンをクリックした。 恭子はPCから発せられた普通の人には聞こえない超音波のパルスを聞き取ると、キーワードを叫んだ。 「エナジーアップ!」 その瞬間、恭子の身体が閃光に包まれ、白いドレスシャツにジーパン姿だった彼女が胸にFの文字とハートマークがデザインされた 青いレオタードに赤いミニスカートとマント、赤いグローブとブーツ姿となり、髪の毛も漆黒から赤茶色に変身した。 そう、彼女は深沢恭子からスーパーフカキョンに変身したのである。 この間、わずか10分の1秒である。 スーパーフカキョンに変身をした恭子は、大男たちをあっという間に片付けてしまっていた。 河合は、恭子に拳銃を向けた。 「さすがの怪力女も拳銃にはかなうまい。残念だが、ここでサヨナラだね。スーパーガールの深沢さん」 河合が拳銃を発砲した。 ”スパパパパン!” 防空壕の中に乾いた音が響く。しかし、スーパーフカキョンは腰に両手を手を当て仁王立ちになっていた。 彼女の身体に当たった弾丸は全て弾き返されていたのだった。 正確には、彼女の脳に埋め込まれたマシンから発せられた特殊なパルスに反応したグローブとブーツから発生した 防御バリアによって弾丸が弾き返されたのである。 「河合さん、私は本当にスーパーガールになったのよ。こんなもので私に勝とうなんて、考えが少し甘かったみたいね」 河合と大原は弾丸を弾き返すスーパーフカキョンの姿を口をアングリと開けて見ているだけであった。 「くそ、河合のダンナ。取引は中止だな。おれは消えるぞ」 大原は防空壕の扉を開け逃げようとしていた。 「まって!」 スーパーフカキョンは河合の頭を飛び越え、大原に体当たりをした。しかし大原は間一髪でスーパーフカキョンをかわした。 "ドーン!” スーパーフカキョンは鋼鉄の扉に激突し、扉が粉々に壊れた。 そのときである。彼女も激突した反動で床に仰向けに倒れ気を失ってしまった。 防空壕の扉は核爆撃にも耐えられるような強度が施されていた。 彼女は、倒れた拍子に落ちていたガレキに首の後を強打してしまった。 さすがのスーパーフカキョンもその衝撃には耐えられなかったようであった。 「あ、モニターが真っ白に…。警視、恭子ちゃんが動きません!」 実は恭子が受けた脳手術(補助人工知能埋め込み手術)には、被験者が拒否反応等で暴走した場合を想定して、 被験者の手足の筋肉を一定時間、低下させるスイッチが首の後に隠されているのである。 「う〜ん、打ち所が悪かったようだな。だいじょうぶだ、すでに県警に出動を要請してある。それよりも、恭子を救出しろ! バッテリーと電線を持って早く行け!」 「は、はい!」 河合の足元には気を失ったスーパーフカキョンが倒れていた。コスチュームのスカートがめくれ上がり、 彼女のふとももがアラワになっていた。 上半身はコスチュームがピッタリとフィットし彼女の豊かな胸の膨らみがハッキリとあらわれている。 河合は足元に倒れているスーパーフカキョンの身体をなめまわすようにみていた。 「学生の頃はただの筋肉娘だと思っていたが、こんなに、いい身体をしていたなんて…。ふっふっふ。 この子がこんなになっているとはな…。しかし、いい身体だ…。気を失っているうちに、ちょっと…」 河合は恭子のコスチュームを脱がせていた。 「おれの、想像どおりの身体だ。」 河合は恭子の胸をもみはじめていた。 「…soirbn89ryue:6@6,:@o.:;,p.inh」 恭子は河合に胸をもまれ、身体が反応した。しかし言葉にはなっていなかった。 「学生の頃はただの筋肉娘だと思っていたが、こんなに、いい身体をしていたなんて…。」 そういうと、河合はスーパーフカキョンに馬乗りになった。 「へっへっへ。こんなところでスーパーガールの身体にありつけるとはな…。どうせ気を失っているんだ、好き放題にさせてもらうぜ」 河合はそういいながら、スーパーフカキョンの胸を鷲掴みにした。 「うわぁ、なんていう弾力だ。これならピストルの弾を弾くのもわかる気がするぜ」 ”ビクン!” スーパーフカキョンは気を失っているものの、身体は敏感に反応していた。 「±Й♂§#*$!〜^¥…」 スーパーフカキョンはコスチュームの上から乳首をつままれ言葉にならない声を出していた。 「うへへっへ。こんどは、このピチピチのフトモモだぞ!こんなに綺麗な脚は今までみたことがないな。まるで芸術品だ」 「ФЁД$$#&+*@Юqteghj15xclp…」 身体が反応をしてしまっているスーパーフカキョンは言葉にならない大きな喘ぎ声をだした。 「でへへへへへ。おれのフィンガーテクがそんなにいいのかい?それじゃぁ、こっちはどうなのかな?」 こんどはフトモモに手を出した。 「うへへへへ。なんていうさわり心地だ。指に吸い付くようだぜ。もう、がまんできなぇ」 河合は我慢できず、ジーンズとパンツを脱ぎ始めていた。 「うへへへへへ。この脚の付根はどうなっているのかな?」 河合はスーパーフカキョンの秘密の花園へ指をすべらせた。 ”ビクン!” 彼女の秘密の花園が敏感に反応し河合の指をくわえ込んだ。 河合は、花園の中で指を動かし始めた。その時、彼女の花園が痙攣を起こした。 ”ギュウ” 「わぁ、な、なんて締まり具合いだ。あ、ゆ、指が抜けんぞ!」 河合はスーパーフカキョンの秘密の花園にくわえられた指を必死に抜こうとしていた。そのときである。河合の背後から声がした。 「河合だな。婦女暴行の現行犯だ。逮捕する」 河合は警官の声に後ろを振り向いた。 そこには、警官が数人と、バッテリーを積んだ台車を押している葛男の姿があった。 河合は警官の1人に哀願をした。 「ま、まってくれ。素直にお縄は受けるが、この指が抜けないんだ。どうにかしてくれ」 「仕方がないな。このまま恭子ちゃんも一緒に連れて行くわけにもいかないしなぁ…」 葛おはそういいながら、スーパーフカキョンの顔を覗き込んだ。 彼はスーパーフカキョンのうなじをかきあげた。 「あ、ここだな」 そういいながら彼女を横向きに寝かせた。 「こいつを4本外して…」 彼女の首のビスを外し、カバーを開けると端子が2本出ていた。葛男はそこへバッテリーのケーブルをつないだ。 「そろそろ、恭子ちゃんに起きてもらわないと…」 そういうとバッテリーのスイッチを入れた。 ”ブルブルブル” スーパーフカキョンの身体に電流が流れると全身が痙攣を始めた。 “ポッ” 彼女の痙攣が収まると皮膚が赤くなった。 ほどなく彼女は目を開けていた。 「あ、私…。ちょっと、河合さん!なにをしているのよ!」 恭子はそう叫ぶと河合の腕をつかみあげ、警官に放り投げた。 「さぁ、事件は解決だ。恭子ちゃん、帰るよ」 「葛男くん。私…」 「だいじょうぶ、スーパーフカキョンの大活躍で事件は一件落着さ」 「それより、河合さんは私の秘密を知ってしまったの?」 「だいじょうぶだよ。一通り、取り調べが済んだら記憶を操作して恭子ちゃんの秘密は忘れることになっているはずだよ。 あ、それより、これ着ないと…」 葛男は恭子にトレーナーを渡した。しかし葛男は顔を真っ赤にしていた。 体格のよい恭子にとって、葛男が渡したトレーナーは小さかったようだ。 恭子がトレーナーを着るとピチピチになり胸の膨らみが強調されているように見えた。 「あ、ありがとう。それより、もしかして葛男くん…。へんなこと、考えていない?」 「え?あ、あぁ。恭子ちゃんを復活させるとき、胸をみちゃったから…。おれ、女の子の胸見たの初めてだから…。 それに恭子ちゃんの髪をかきあげるとき、すごいきれいだな…。って」 葛男はそういいながら恭子の胸の膨らみに目が釘付けになっていた。 「ちょっと、そのトレーナー、小さかったかな?」 「もう、へんなこと考えているでしょ?」 「だって、その胸の膨らみの下って、ああなんだなぁ…って」 葛男はそういうと、また顔を赤くし、下を向いてしまった。 ***完