平成15年5月23日・初版 平成16年8月13日・改訂(扉絵を追加) MonkeyBanana2.Com Free Counter

新・聖天使ミレイヤ「新章突入!・パラレルワールド活躍編」・第2章/妄想博士・著

イラスト:悪の司令官
 屋敷の中に足を踏み入れたミレイヤの感想は、意外…のひとことに尽きるはずだ。 外見は豪華な屋敷だが、中身はただの伽藍堂…空の倉庫のように何もない空間がそこに広がっていたのだ。  窓は内側よりふさがれているから、もちろん真っ暗だ。 「これは一体…?」 益々、疑惑が高まり、奥に進もうとしたミレイヤの後ろで、玄関の扉がバタンと閉まった。同時に奥の方で何かが動き、 ぼうっと影が浮き上がった。小さな灯りが灯ったようだ。 闇の中に浮き上がった奥の様子は、その一角だけ書斎のようになっていて、一組の応接セット、大きな本棚、 そしてなぜか大きなベットも置かれている。 どうやら蝋燭の灯りの元で、話し合いをしている二人の男がいるようだ。 気配を察したのか、その内の一人が振り返りもせずに、底響きのする声で言った。 「ふっふっふ、『破片収集義務法案』について密談中なのに…。勝手に入ってこられては困りますな! 秘書達を迎えにやらせたはずなのに…一体どうしたことかな?」 ミレイヤは注意深く歩を進めながら、男の言葉に答えた。 「貴方が鬼塚代議士ね!秘書が邪鬼なんて…鬼族とどういう繋がりがあるの?」 男はゆっくりと立ち上がると、ミレイヤの方を振り向いた。邪鬼達と同じタキシードにシルクハット。ただ体格は更に大きい。 「ふっふっふ、ご質問とあらばお答えしよう。まさしく私は静岡選出の代議士…鬼塚青児だ。こちらは三鬼赤之助先生… 我々はこの日本を鬼族のものとするために日夜努力をしている超党派の国会議員だ。ふっふっふ、鬼族との繋がりだと…? それは訊くだけ野暮な話だ…」 横顔がわずかな灯りで照らされ、その青く冷たい表情があらわになる。 「金色のティアラリングにピンクのコスチューム…貴様は聖天使ミレイヤだな。パラレルワールドまで邪魔立てするとは…面倒な娘だ!」 鬼塚代議士はシルクハットを床に叩きつけると、タキシードも自らかなぐり捨てた。 二本の角とトラ柄のパンツだけをまとった青い筋肉隆々の肉体。鬼塚代議士は人間などではない。 鬼族のナンバー3…青鬼そのものだったのだ。 青鬼の姿を蔑むように見ながら、ミレイヤは言った。 「やはり鬼族…貴方が青鬼なら、そちらの三鬼先生が赤鬼ね!『破片収集義務法案』なんて、何を企んでいるの?」 「ふっふっふ、封印されている大首領様を復活させるには、粉々になった角の破片を集める必要があるのだ。『破片収集義務法案』により、 日本国民全員で破片を集めてもらえば手っ取り早い。遅かれ早かれ奴隷になるのだから、今の内から人間を働かせようということだ…」 青鬼の後ろで、三鬼代議士が立ち上がると、同じようにシルクハットを捨て、タキシードをかなぐり捨てる。 こちらは三本の角と真っ赤な堂々とした肉体。妖鬼に次ぐ鬼族の実力者…赤鬼だ。 「ふっふっふ、ティアラヒロインの中でも、最も華麗で最も美しい娘…聖天使ミレイヤ。こちらの世界に来ていたとは…楽しみが増えたぞ! 日本を征服した暁には貴様も性奴隷となるのだ!」 ミレイヤは驚きもせず、軽く身構えると、美しい表情で華麗に笑った。 「なるほど、大首領を復活させるため…だとすれば、いよいよ潰さないといけない法案だわ! うふふっ、夜盗鬼族の悪法案…聖天使ミレイヤが廃案にしてあげましょう!」 「パラレルワールドの夜盗鬼族は一味も二味も違うぞ…覚悟しろミレイヤ!」 青鬼は拳を振り上げ、ミレイヤに踊りかかった。 青鬼の筋力は通常の人間の3〜5倍程度。特別な武器を装備しているわけではないから、筋力によってパワーとスピードが決まり、 それが能力の総てだ。 これに対しミレイヤをはじめとするティアラヒロインは、パワーやスピードの考え方が全く違う。 巨乳に蓄積されている戦闘エネルギーは筋力をアップさせるのではなく、重力の影響や力の伝達率を変えてしまうのだ。 基準が違うので、ミレイヤと青鬼を単純比較することは出来ないが、無限の可能性を秘めるミレイヤパワーに対し、 はっきりと数値化された青鬼のパワーが及ぶはずもない。 ミレイヤは青鬼の攻撃を腕でブロックすると、軽くウインクした。 「あらっ、違うと言っても…多少馬鹿力が強いだけでしょう?鬼族に足りないのはパワーではなく頭の中身…それに、パワーならば 私の方が遥かに上よ!ううっ〜トイヤッ!」 ミレイヤは腕だけで青鬼を押し返すと、キックであごをしたたか蹴り上げた。 純白のパンティーをもろに見せつけながら、放たれるミレイヤ・ハイキックはダンプカーをも弾き飛ばす。 青鬼は真上に飛ぶと、天井を突き破り、屋根に穴を開けた。そして、そこから差し込んだ陽光に照らされながら、落下し、 床に後頭部を打ちつけた。 「…むぐうっ!ううっ…なんてパワーだ!」 頭を振りながら起き上がった青鬼だったが、すでに腰が引けている。余りのパワー格差に弱気になってしまったようだ。 「こしゃくな…赤鬼パンチを受けてみろ!」 今度は人間の10倍以上の筋力を持つ赤鬼が技を繰り出してくる。 それもミレイヤは軽々受け止めると、すかさず反撃を開始した。 「さあ…本気でいくわよ!…ミレイヤ・パア〜ンチッ!…ミレイヤ・チョップ!…トイヤッ!」 まずは立ち技で赤鬼の体勢を崩す。 「…ぐはっ!…ぐっ!…うっ、凄いパワーだ…」 そして、ピンクのミニスカで円を描きながら、遠心力を利用した連続技を放った。 「ミレイヤ・ローリングエルボー!ミレイヤ・ローリングソバット!…はあっ!」 回転パンチラを伴うミレイヤの連続技は、赤鬼にクリーンヒットした。 「…ほげっ!…どはっ!…くっ、速い…速過ぎる!」 軽く床を蹴ったミレイヤは、ボリュームのある巨乳を突き出し、赤鬼の顔面に叩きつけた。 「ミレイヤ・バストアタック…トイヤッ!」 「ふっぐう〜!」 フラフラになっていた赤鬼はゴム鞠のように弾き飛ばされ、青鬼と重なると、もつれながら崩れていく。 ミレイヤはクルリと後ろ向きになると、そのまま赤鬼と青鬼目掛けてジャンプした。 風圧でピンクのミニスカはまくれ上がり、純白のパンティーが剥き出しになる。 「さあ…これで決まりよ!ミレイヤ・ジャンピング・ヒッププレスッ!」 硬い壁と柔らかい肉のサンドイッチ。赤鬼と青鬼は、顔面をミレイヤのお尻の肉に食い込ませながら、後頭部を壁に叩きつけられた。 「むっぎゅう〜!」 「ぐうう…」 美しく華麗でとてつもなくパワフルな技のフルコース。ミレイヤは赤鬼と青鬼に成す術を与えず、足元にひれ伏せさせた。 ミレイヤは赤鬼と青鬼の角を両足で踏みつけると、勝利を確信しながら、尋問を開始した。 「さあ…買収した議員達の名前を教えてもらおうかしら?それにしてもお金で転ぶなんて…そんな議員達に 国を運営する資格はないけれど…」 「うぐぐ…止めろ!我々は人間どもに金など使ってはいない…」 「ぐうう…角が…放せ!人間達を買収など…するものか!」 赤鬼と青鬼は足をバタバタさせてもがいたが、ミレイヤはびくともしない。 「ふ〜ん…買収していないの?あっ、買収でなければマインドコントロールをかけたのね…。 だとすれば、どちらがマインドコントロールをかけたのかな?」 「誰がそんな大事なことを答えるものか…ぐっああ!」 青鬼の角をミレイヤが踏みにじる。 「マインドコントロールなら、元を倒せば議員達も我に帰るはずだわ!やはりそういうことをするのは赤鬼…偉い方ね!」 今度は赤鬼の角へミレイヤは体重をかける。 「…ぐわあ!わっ、判った…止めろ!云う…誰にマインドコントロールをかけたか…リストを見せる!」 赤鬼は苦しそうにもがきながら、ミレイヤに屈服した。それを見ていた青鬼が赤鬼に意見した。 「あっ、赤鬼様!ミレイヤなどに…、だっ、駄目です!ぐっは!」 ミレイヤは青鬼の頭をサッカーボールのように蹴り飛ばし、壁に叩きつけた。 ようやく逃れた青鬼だったが、壁をズルズル滑り落ちると、またしてもミレイヤの足元に崩れた。 「ほらあ〜、素直にならないと痛い目に合うわよ!さあ、赤鬼先生…早くリストを見せて…」 「そっ、そこの…ジュラルミンケースの中だ…ぐわっ!」  フリーキックのように、赤鬼を壁へ叩きつけたミレイヤは、足元のケースを拾い上げ、頑丈にロックされいるにも関わらず、 軽々と開けてみた。。 中には一枚のリスト…ではなく、半透明で緑色の衣装のようなものが入っていた。 「んっ、リストじゃない…。これは、何…?ああっ、力が抜ける…」 本能的な危険を感じ、はっとした瞬間、ミレイヤは手を滑らせ、ケースの中身ごと床にばら撒いてしまった。 半透明で緑色をした衣装。 それは小さな石のついた太いリボン、H型の紐、網製の二本の筒に別れていて、それぞれに細かい緑の粉がまぶされている。 粉の正体はすぐに判った。ミレイヤのパワーを奪う宝石…メテオクリスタルを砕いたものだ。  メテオクリスタルとは…遙か6500年前に地球に落下した巨大隕石に多く含まれていたと言われている、謎の物質。 近くにいる特定の生物の生体エネルギーを緑色に輝きながら吸収してしまう、ミレイヤ唯一の弱点である。 これがそばにあるだけで、ミレイヤは一瞬にしてスーパーパワーを失ってしまうのだ。 スーパーパワーを失ったミレイヤは、打って変わったのろのろとした動きで、床に転がる衣装にケースをかぶせようとした。 だが、時すでに遅し…ミレイヤの背後から赤鬼が近づいていたのだ。 赤鬼はゆっくりと背後から近づくと、ミレイヤの両手を取ってバンザイをさせるように高く上げた。 「だめっ…何をするの…放しなさい!ああっ、パワーが…」 床では、まるで意志があるかのように、それぞれの衣装がメテオクリスタル特有の妖しい光を発し始めている。 「ふっふっふ、あっという間に形勢逆転だなミレイヤ!馬鹿な女だ…俺様が本当にリストを渡すと思ったか?」 青鬼がリボンを拾うと、ミレイヤの首に丁寧に巻きつけた。ミレイヤの体力は更に弱々しくなる。 「ああっ、このリボンはメテオクリスタル…。駄目…はあっ〜全身がだるい…」 青鬼はミレイヤの顔を覗き込むようにしながら、拳を握り締めた。 「ふっふっふ、緑の蝶ネクタイ…チョーカーがお似合いだぞ!さて…まずは、さっきのお返しさせてもらわねばならん! そうら青鬼パンチだ!」 「(ドスッ!)あうっ!(バキッ!)はううっ!ううん、エネルギーが…身体がフラフラしちゃう!」 メテオクリスタルはミレイヤの抵抗力も奪ってしまう。もろに青鬼の攻撃をうけたミレイヤはがっくりとうなだれた。 赤鬼は背後からミレイヤの両腕を吊ったまま、青鬼に目で合図をする。 青鬼がニヤニヤしながら、距離を取ると、勢いをつけてミレイヤに抱きつくように体を重ねた。 「くらえ…鬼族ボディプレス!」 「うっ、ぎゅうううっ!…ううっ…」 前の青鬼と背後の赤鬼。 肉弾サンドイッチ攻撃の前に、抵抗力を失っているミレイヤは、一撃で粉砕されてしまった。 赤鬼が手を放すと、ミレイヤはしおれるように床に這いつくばった。 「どうしたミレイヤ…もう、グロッキーか?おやっ、チョーカーを外そうとしているのか…?ふっふっふ、無駄だ! それに折角似合っているのに勿体無いではないか!そんなことを考える娘には…お仕置きだ!」 床でぐったりしているミレイヤを引きずり起こすと、青鬼は肩に担ぎミニスカをまくりあげた。 純白のパンティに包まれたヒップが丸見えになる。 「言うことを聞かない娘には…ふっふっふ…お尻ペンペンのお仕置きだ!」 「はっ!いっ、いや〜ん、パンティが丸見え…(パッシン!)はうっ!(ペッシン!)あううっ!止めなさい…チョーカーさえ無ければ! (ペッシン!)あうっ〜う!放しなさい!」 「ふっふっふ、往生際の悪い娘だ!それなら生尻をペンペンだな。時々、悪戯も混ぜてやろう!」  青鬼は淫らな笑みを浮かべると、ミレイヤのパンティに手をかけ、引き剥がすように膝までずり降ろした。 日焼けをしていない質感のあるヒップが剥き出しになる。 反対側に居る赤鬼からは、アナルとヴァギナも丸見えになっているはずだ。 「ほほう、いい尻をしているな!すべすべして、掌が吸い着くようだ。まるで桃のような…待て、それならもう少し 染めてやった方が良いな!」 「いやらしい真似は…(パッシ〜ン!)はうっ〜あ!(ナデナデ)いっ、いやあ〜ん!(ペッシ〜ン!)はあう〜うっ! (ズブッ)あふん…お尻の穴に指が…(ペッシ〜ン!)あはあっ!」 「ふっふっふ、音がよく響くな!さて…こちらの世界の鬼族について、教えて置かねばならないな。ミレイヤ! このままの格好で聞いてもらおうか?そうら・・・返事をしろ!」 「(ペッシ〜ン!)はっうう〜あ!」 「よかろう・・・こちらの世界での目的を教えてやろう。我々の目的は封印された大首領様を復活させることだ…。 角を復元し、封印石を与えれば、抜け殻となった肉体と封印された魂がその戒めを解くことが出来るのだ! 大首領様さえ復活すれば、鬼族は宇宙有数の犯罪結社として、栄光を取り戻すことが出来る!」 「そんなことを…(ペッシ〜ン!)はうっ!…させるものですか!(ズブッ!)ふっああ〜あ…指が…」 「ふっふっふ、貴様達ティアラヒロインにも大事な役目があるぞ!性奴隷としてその肉体を捧げてもらわねばならん! もちろん、我々がたっぷり調教してからだが…」 回り込んだ赤鬼がミレイヤの顔を覗き込みながら付け加える。 「ふっふっふ、そういうわけで、我々は常に貴様達ティアラヒロインとの遭遇に備えている。そして新兵器もあるぞ。 ちょうど、新薬が完成したところでな…強壮効果抜群の性欲増強剤だ。この薬1錠で性的な感度が10倍以上になるから… ふっふっふ、ミレイヤよ!一人の女、いやっ、一匹の牝になり、淫らに感じてもらおう。ふっふっふ、新薬なので、まだ座薬しかないが、 この格好なら好都合…。おい、青鬼…強壮エネルギー薬を2錠投薬してやれ!その後は…一緒に任務を忘れ、楽しもうではないか!」   青鬼は人差し指をぺろりと舐めると丸薬をのせ、ミレイヤのアナルとヴァギナに深々と挿入した。 「あひい!おっ、お尻の穴に…何か入って来る!ああっ、いやん!今度はアソコに…あふん…奥まで何か入って…ああっ、熱い、 ジンジンしてくる。いや〜ん、変な気持ちになっちゃう!」 「ふっふっふ、よく解かさねば…どれどれ、少しかき混ぜてやるか!」 青鬼は差し込んだままの人差し指でミレイヤの中をこねくり回した。 クチュクチュといやらしい音を奏でながら、ミレイヤの丸いヒップが左肩の上でクネクネと動く。 ミレイヤにしてみれば、必死で抵抗しているつもりなのだろうが、メテオクリスタルでパワーを封じられているから、 動きはささやかな抵抗どころか、人差し指のリズム取りを円滑にする効果しかない。 「うっ、うう〜ん!はあはあ…くっ、うう〜う!はあはあ…やっ、やめ…なさい…んっ、くう〜!」 「どうしたミレイヤ?これしきのことで盛り上がるとは…正義のティアラヒロインの名が泣くぞ!」 新薬の効き目は抜群なようで、ミレイヤの負担は大きなものになっている。それが証拠に、より一層奥の方へいざなうように ミレイヤは人差し指を締め付けてくる。なんとも云えない感触の良さだ。 「よしよし、こちらの穴はもう良かろう。次は…と、おいおい、なんだこの濡れ方は?ふっふっふ、本気で責めたらどうするつもりだ?」 濡れた人差し指をミレイヤから抜き出すと、白い愛液がツウッと糸を引く。 次の指責めはアナル。 青鬼はミレイヤの割れ目を軽くなぞると、今度は中指をアナルに差し込んだ。 「はあはあ…(ズブッ!)はうっ!はっ、ううう〜ん!今度は…あうう〜う!お尻の穴にい〜い!凄い、凄いい〜ん!くっ、うう〜ん… あっはあ!今度は…んっ、ん〜ん!全然我慢出来ない〜い!」  ミレイヤの声は、先程までの何かに耐えているような喘ぎとは明らかに違う。切なさを訴えるような、それでいて喜びを 噛み締めているような、自由を謳歌する本能の叫びのようにも聞こえる。 「ふっふっふ、薬も綺麗に解けているようだ。さあ、ミレイヤ!アナルへの責めは手加減しないぞ!青鬼様の指技を たっぷりと味わってもらおう!そして…天まで駆け上がるのだ!」 アナルの奥まで侵入した中指が締め付けられる。ヴァギナとは全く別の締め方…ヴァギナの締めが心地良いものなら、 アナルの締めは強引で力強い。 「よ〜し、そうだ、その調子だ!完璧な締めだぞミレイヤ!ふっふっふ、そうら、そうら、逝け、逝くんだミレイヤ! アナルで力一杯昇天しろ!」  青鬼は中指だけでミレイヤを堪能しながら、窮屈なアナルを責め立てていく。完璧な締めには完璧な指技を返すのが、鬼族の礼儀だ。 「うっ、ああ〜あ!逝くっ、逝っちゃう!んっ、ああっ!おっ、お尻でええ〜逝っくううう〜う…」 全てを搾り出すような絶叫とともに、青鬼の肩の上でミレイヤが激しく震える。 スーパーパワーを失っているはずのミレイヤがここまで激しく動けるとすれば…。 それは、男女の営みの中で頂点を極めた者だけに神が与える絶頂痙攣しか有り得ない。先程までの抵抗とは明らかに違う激しさに、 青鬼はバランスを崩しかけた。 ただ、どんなに激しい痙攣であっても、ミレイヤの体重は人間の女性並みでしかない。それにスーパーパワーはやはり封じられている。 青鬼はしっかり床を踏みしめながら、自分の動かぬ勝利を確信した。 ミレイヤの絶叫が深く荒い深呼吸に変わると、その肉体も徐々に大人しくなっていく。ミレイヤはアナルで中指をもう一度グイッと締め、 ピタリと肩の上で動きを止めてしまった。どうやら意識が天空へ旅立ったようだ。ミレイヤの肌から、失った意識の替わりに。 じわじわと油汗が滲み出て、丸いヒップをキラキラと輝かせている。まるで昇天を祝っているようだ。 「ふっふっふ、新薬の効き目は凄まじいな!アナル指技で簡単に昇天失神に追い込めるとは…。それにしても、神々しい尻…いい眺めだ! 今度は俺様の肉棒を叩き込んでやろう!おいっ、ミレイヤ…寝ている場合ではないぞ!着替えの時間だ!」   大きなベッドにミレイヤを仰向けに横たえると、二人の鬼はミレイヤの強化コスチュームを剥ぎ取り始めた。 「まずはマント…肩のホックで留まっているのか(パチッ、パチッ)。次は上半身!(バリリッ!)おおっ、改めて近くで見ると 極上の美巨乳だな。お椀を…いやっ、どんぶりを伏せたような形をしていて、乳輪も程よい大きさだ。 乳首はツンと立っているのは薬の効果だな。ふっふっふ、これは特製ブラジャーにピッタリだ!」 ミレイヤの上半身を剥いだ青鬼は、床に落ちていたH型の紐を拾って掲げた。Hの中央を巨乳の谷間にあてがうと、背中に手を回し ミレイヤの胸を縛り付ける。 ミレイヤは、何一つ隠すことの出来ない…意味の無い、淫らでセクシーなブラジャーを身に着けたのだ。 「うっ、うう〜ん…はっ!この紐にもメテオクリスタルの粉がまぶしてある…。いっ、いやあん、揉まれてないのに…ジンジン感じて… あっあっん!うああっん、嫌なのに…感じちゃう!あっあ〜ん!」  既に薬は全身に廻っているはず。失神から目覚めたばかりのミレイヤは仰向けのまま、両手でベッドの端をつかみ、 必死に何かを耐えている。長い手足をピンと伸ばしているところが美しくも悩ましい。 「ビクビク震えているばかりで、抵抗しないのか?…そうか、それも出来ないくらい感じて来たのだな? ふっふっふ、だが、ブラジャーだけではないぞ!次は下半身…ミニスカを破り捨ててやろう!(ビリビリ!) 最後のパンティーは膝まで脱げている…そうら、これで丸裸だ!(スルッ!)」 足から抜き取ったパンティの匂いを嗅ぎながら、赤鬼がミレイヤの全裸を見上げるように視線で舐めていく。 そして、同じように床に落ちていた二本の網状の筒を拾い上げると、ミレイヤの太ももに履かせていく。 太ももだけを覆う網タイツ。股間のヘアーはもちろん膝すら隠さない、無意味でいやらしいだけのタイツだ。 「うっ、はあ〜あ!…こっ、これもメテオクリスタルがっ…。いっ、いやあ、太ももがビクビク震えて… くっう〜う、かっ、身体が痺れちゃうっ!」 チョーカー、紐ブラ、網タイツ…メテオクリスタルで作られたセクシーな衣装をまとった…踊り子ミレイヤ。 巨乳とヘアーを震わせながら、美しく華麗な舞を踊る時間が、刻一刻と近づいている。そして、二人の振付師は肉体の中から ミレイヤを操るために、太く逞しい肉棒を取り出している。 パラレルワールドでの初舞台…いよいよその幕が開く。 ***つづく