平成15年12月19日・初版 平成17年2月23日・改訂(扉絵を追加) MonkeyBanana2.Com Free Counter

新・聖天使ミレイヤ「警察官『邪鬼』」第4章/妄想博士・著

イラスト:悪の司令官
青い肉棒がのどの奥まで突き入れられる。 「ふっふっふ、これで肉体は一つ・・・おっと、気持ちも一つにしないとならんな! 参考書によれば、巨乳がティアラヒロインの弱点・・・ 揉まれるとどうなるのかな、ミレイヤ? そうら、俺様の肉棒を咥えながら、身も心も一つになるぞ!」 青鬼はミレイヤの巨乳をむんずと掴み、抱え上げるように揉み上げていく。 「むっはあっ! はあはあ・・・口、口一杯に・・・うっ、いやっ! 止めなさい! むっ、胸まで揉まれたら・・・んんっ、むっ!  むっんん〜んっ!」 赤い肉棒がアナルを責め立てる。 「ふっふっふ、勉強は赤点だが、肉体は満点だな! アナルの締めも中々下品だぞ、ミレイヤ! そうら、もっと奥まで突いてやろう!」 ミレイヤの腰のくびれに手をかけて、肉付きの良いお尻を引き付けると同時に、自らの股間を軽く押し付ける。 簡単な力学…いわゆるカウンター作用を利用し、赤鬼は楽をしながら、激しくミレイヤを責め立てる。 肉と肉がぶつかり合ってパンパンと音を立てた。 「うっああっ〜あっ! お尻っ、お尻の穴があ〜、うっひいい〜いっ! いやあ、いっやああ〜ん!」 ミレイヤにレベルを合わせたのか、赤鬼と青鬼の犯し方も野蛮で下品。 こうなると、最早3Pレイプなどという字面のよいものではない。 例えるならば、淫獣の三つ巴乱交尾。 中でも、責められているミレイヤが二本の肉棒をしっかりくわえ込みながら応じる姿は卑しく下品なことこの上もない。 「ふっふっふ、もっとアナルを締めてみろ! んっ、どうした…青鬼?」 「むう〜、あまりに下品な舌使い! いかん、このままでは…暴発してしまいそうだ!」 「ふっふっふ、なんとだらしない奴…。仕方がない、いつ暴発しても良いように穴を変えるのだ」 赤鬼は二、三度ミレイヤを突くと、太ももに手を廻し抱え上げた。 「んっむう! あっはあ! うっうう〜ん、はあはあ…ああっ! 今度は持ち上げられて…何を…」 晒されたミレイヤの股間には、赤い肉棒が突き刺さったアナルとは別に、もう一つ穴が余っている。 いつの間にかその真下には、青鬼が仰向けになり待ち構えている。 青い肉棒はミレイヤの唇のおかげでたくましく育っている。 キラリと目を光らせた赤鬼はミレイヤを一気に下ろした。 「はっ…(ズブズブ!)うっあああ〜あっ! はっうう〜う、まっ、またあ〜あっ…また入ったああ〜あっ! はあはあ、近い!  今度は近くて…擦れ合うっ! あっう〜ん、突いてるっ! 子宮が突き上げられて…ああっ、いやあ〜ん!  はっう〜あっ、いやああ〜ん! 今度はお尻の穴があっ、うっうん、奥までえ〜えっ!」 ミレイヤの絶叫をにやけた笑顔で聞きながら、赤鬼は巨乳に手を廻し引き付けてアナルを責め続ける。 「ふっふっふ、二穴同時に中出ししてやるか? それとも時間差で子宮に種付けしてやるか? どうだ、青鬼…どちらが良いのだ?」 背後からアナルと巨乳を責める赤鬼はミレイヤの肩越しに青鬼の表情を伺った。 ただ、騎上位の体勢で下から責める青鬼は限界に近づいている。 とても赤鬼に付き合っている余裕はなさそうだ。 「こちらの方がはるかに締めが…むぬう、とても長くは我慢は出来ん! こうなれば、ミレイヤ諸共…そおら、逝け、逝くのだ、ミレイヤ!  俺様の邪悪な精子をたっぷり味わえ!」 感極まった青鬼は両手でミレイヤの腰を掴むとグイグイと突き上げた。 この期に及べば、我慢出来なくなっているのは青鬼だけではない。 むしろ、隣同士の穴を責められっ放しのミレイヤの方が極限状態に居る。 先程までは塞がれていたが、今は唯一余っている口。その汚れきった唇をミレイヤはベロリと舌なめずりした。 そして濡れた唇を一杯まで開くと、大きな声で絶叫した。 「ううっ、あっはん! ううっ、突き上げて来るっ! いやっあん、ああっ…逝くう〜! うっはっ、思い切り逝っちゃう!  ああっ、いやあ〜ん…逝く〜うっ、逝っくううう〜う! くうううっ〜う!」 「ふっふっふ、ついに昇天したな、ミレイヤ! しかも自分から体重を掛けてくるとは…先が子宮に当たっているぞ!  んっ…うぬうっ、こっ、これだ! 一滴残さず搾り取っていくようなミレイヤの…ううっ、とても我慢出来ん!  くう〜うっ、くっわっ!(ドッ、ドピュ…!)」 唸るように気合を発した青鬼は、恍惚の表情を浮かべ身体の動きを止めた。 一方のミレイヤは肉体をビクン、ビクンと震わせながら、 「くうう〜うっ! ううん…中に…はあはあ…熱いものがドクドクと…はあはあ…いやん…ううん…」 大きく首を反らしながら、背後の赤鬼に寄りかかっていく。 「おいおい、青鬼の中出しで昇天失神とは情けないぞ、ミレイヤ! ふっふっふ、俺様のアナル責めはどうするつもりだ?」 赤鬼はぐったりしたミレイヤの巨乳を抱えるように揉みながら、飽きもせずアナルを責め続けている。 意識を失ったかに見えたミレイヤだったが、突然瞳を大きく開くと、一際激しくビクン!と身体を震わせた。 「ふっふっふ、思い出したようにアナルを締めて来おったな! それにしても…くっ、何なのだ…この力強さは!  まさかアナルでここまで締めて来るとは…むっくう、この赤鬼様でも我慢出来ない! だっ、駄目だ!  んっがあ〜…むんっ!(ドッピュウ!)」 「ううん…はっ! ああっ、逝ったのに…はあはあ…逝ったばかりなのにっ! あふん、中で出されたら…奥で出されたらいやっ!  あっうう〜んっ! 逝くう…また逝くう〜うっ! お尻でっ、お尻の穴で逝っちゃう! だめえ、ああっ、いやあ〜ん!  あうう〜あっ、逝っくうう〜う!」 ミレイヤは軽く腰を浮かすと、もう一度激しく肉体を揺さぶり、嘆くように絶叫した。 用さえ済めば不要とばかりに、青鬼の萎えた肉棒と赤鬼の萎えつつある肉棒が、ミレイヤに振り切られる。 ミレイヤは絶頂に達した悦びを独り占めするかのように、改めて余韻に震えている。 股間からは青鬼の精液をこぼしながら、アナルからは赤鬼の精子を溢れさせて、ミレイヤは膝立ちで震えたのだ。 「いっやああ〜ん! はあはあ…あっうう〜う! はあはあ…うっ、うう〜ん!」 このときついに聖天使は完全な淫獣に成り下がった。 その美しく華麗な表情で淫らな咆哮をあげ、欲望を剥き出しにして何度も種付けをさせ、挙句の果てには…豪華な肉体を見せ付けるように 躍らせたのだ。 そして、わがままで欲張りで下品な淫獣…ミレイヤはいきなり絶叫を止めると、そのまま崩れるように横倒しになった。 誰が見ても疑いの無い完璧な昇天失神を迎えたのだった。 全精力をミレイヤのアナルで使い切った赤鬼は大きく息をついた。 「ふうう〜! なんという気持ちの良さだ! それにしても、いつものことながらティアラヒロインには全て搾り取られてしまう…。 ふっふっふ、まあ、それも悪くは無いが…。んっ、何がおかしいのだ、青鬼?」 「ふっふっふ、赤鬼様が我慢し切れず、アナルで洩らしてしまうとは…。いやなに、それもミレイヤが相手では致し方ありませんな!」 こちらも消耗し切っている青鬼が下から赤鬼を茶化している。 「なっ、何を言う、青鬼! 貴様の方が先ではないか! ふっふっふ、まあ良い。互いの欠点は欠点として、 アジトにミレイヤを持ち帰った上で克服することにしよう! 淫獣ミレイヤの肉体で反復練習するならば、 過酷なトレーニングも嫌ではあるまい?」 「ふっふっふ、嫌だなどと…。我等の欠点の克服は、邪鬼化計画失敗を補って余りある成果となります。ふっふっふ、淫獣ミレイヤめ、 嫌と言うほど犯して犯して犯しまくってやる!」 赤鬼と青鬼は声を合わせて笑い合った。 勝利の余韻に酔い痴れる鬼族。 すでにミレイヤの持ち帰りが決定されているため、後は隣で寝ている風下と本官の処理が問題だ。 「そう言えば、まだ邪鬼化していない人間が二人残っているぞ! どうする、青鬼? 原液を無理やり飲ませるか?」 「いやいや、それには及びますまい。このまま邪鬼化するまで待っていた方が手間が省けます。閉じ込めた時間からすれば、 あと数十分…ふっふっふ、もう一度ミレイヤを弄ぶことが出来ますぞ!」 「そうか、ならばミレイヤを楽しみながら待つことにしよう。そうと決まれば、早速、エネルギーを補給させてもらおうか」 優先順位が明確だから赤鬼の決断は早い。 待ち時間の暇つぶしが最大の理由となり、ためらいなく本官達の邪鬼化を待つことが決定された。 すでに赤鬼と青鬼は、転がったままのミレイヤへ淫らな視線を投げかけている。 頼みの綱でもあったミレイヤは無様な姿で失神している。 時折、ビクッ、ビクッと痙攣するだけで、最早何かを期待出来るような状態ではない。 傍らでは絶望を煽り立てるように、メテオクリスタルのペンダントがギラギラと妖しく輝いている。 弱者や無抵抗なものを徹底的に絞り、蜜だけしゃぶりつくそうとする邪悪な色で、正義を否定し排除するためには手段を選ばない 卑怯な輝きなのだ。 宇宙をまたにかけるミレイヤとは規模とレベルに違いはあるものの、本官もこの街の平和を守る正義の味方の一人であることは間違いない。 だから、その妖しい輝きは見ているだけで胸くそが悪くなる。 元からスーパーパワーのない本官にとっては、メテオクリスタルはただの石ころで身体的な影響はない。 扉が開けば、すぐにでも処理したいところだが、今はそれすら叶わない。 とにかくミレイヤ共々(用途は別だが)奴隷として仕立て上げられていくのを、指を咥えて待っているしかないのだ。 「なんとかしなければ…」 絶望的な状況を打開すべく必死で頭を回転させていたとき、ポケットの中で何かが指先に触れた。 「…んっ、これは…匂いの元。 あっ…そっ、そうだ、もしかすると…」 ふいに頭の中にひらめいた答え…それは、自らの意思で邪鬼になることだ。 徐々に匂いが浸透し邪鬼になるのなら、原液を飲んでも効果は同じだ。むしろ濃縮されている分、邪鬼化も早いはずなのだ。 邪鬼になって扉を開き、蛇口を破壊し放水する。 水をかければメテオクリスタルは効力を失い、ミレイヤを失神から立ち直らせることも出来る。ついては逆転が可能になるかも知れない。 姿は邪鬼でも心は人間で居られるわずかな時間。本官はこの時間に勝負を賭けることにした。 自分やミレイヤの未来、そして正義の威信がかかった勝負。 いや、そんな大げさなことよりも、この街の小さな平和を保てるのなら、それだけでも素晴らしいことだ。 本官は小瓶のふたを開け、一気に飲み干した。 すでにこのとき味を感じる余裕はないはずだったが、匂いの元は妙に苦かった。 **************************** 「おっ、ようやく気が付いたようだ。いやあ〜、お手柄だね。君は我が署の誇りだよ!」 聞き覚えのある声に本官ははっとした。 なんと所轄の署長が顔を覗き込んでいる。 いつの間にか本官は病院のベットに収容されていたのだ。 「うう〜ん…。あっ、ミレイヤは…? そして鬼族達は…?」 「…ミレイヤ? …鬼? 君は何を言っとるのかね? まあ良い、とにかく君は鬼制服社脱税疑惑の決定的な証拠を押さえたのだから、 大手柄だよ!」 「脱税疑惑? なんですか…それ?」 「まだ寝ぼけているようだな。君は高層ビルの屋上で極秘の決算書を握って倒れていたんだよ。 東京地検が総力を挙げて入手しようとしていた内部文書だ。 これで鬼制服社の全ての財産は差押えられるはずだから、間違いなく倒産だろうな。まあ社員は全て逃げた後だが… んっ、どうしたのだ?」 「うっうう…」 署長の説明の途中で、強烈な頭痛が襲ってきた。 ただ、そのとき一瞬だけ邪鬼になった記憶が蘇ってきたのだ。 そう、小瓶を飲み干した途端、身体にパワーが漲り、肌が緑に変色していったのだ。 自分の中で邪悪な心がみるみる増幅していく。 正義の心が残っている内に全てを終えなければならない。 邪鬼になった俺はびくともしなかった扉を軽々開けて、一目散に洗い場へ向かったのだ。 「んっ、随分と早い邪鬼化だな? おいっ、新人邪鬼…何を始める気だっ? あっ、止めろ! 蛇口をいじるな!」 赤鬼の命令を必死の思いで振り切り、本官は塞がれた蛇口を根元から引っこ抜いた。 水がどっと噴き出し、あたり一面に降り注いだ。 「うっがあ〜、何と言うことを…。この新人邪鬼め、許さんぞ!」 青鬼が真っ赤な顔で拳を振り上げて本官に襲い掛かろうとした。 「まっ、待て、青鬼! メテオクリスタルに水がかかって…いかん、ミレイヤが目を覚ましたぞ! そんなことをしている場合ではない、 撤収…退却するのだ! 迎えの円盤が来ている頃だ、屋上へ上がれ! 」 赤鬼は真っ青になって、青鬼を制止した。 蛇口を破壊し、ミレイヤを助け出す…本官の作戦は成功したのだ。 赤鬼達は最上階を目指し、エレベーターホールへ逃げていった。 作戦通り、水を得たミレイヤはメテオクリスタルの呪縛から解放された。 弄ばれた屈辱を怒りに変えたミレイヤはすっくと立ち上がり、逃げ出した鬼達を追っていく。 ただ、この頃になると本官も邪悪な心に支配されている。 幹部である赤鬼、青鬼を逃がすべく、ミレイヤの邪魔をしなければならないのは当然のことだ。 だから本官もミレイヤを追って走り始めていた。 赤鬼、青鬼、ミレイヤ、邪鬼となった警官の捕物帳が始まったのだ。 折り良くエレベーターを捕まえた赤鬼達に追いつくべく、ミレイヤは非常階段を駆け上がっていく。 ただ、そのスピードはつむじ風のように速い。邪鬼のスピードをもってしても差は開く一方なのだ。 本官は緑の太ももをパンパンに腫らしながら、どうにかこうにかようやく屋上にたどり着いた。 既に夕暮れ、ネオンが瞬き始める時刻。空はダークブルーとレンガ色に一直線に区切られている。 その境界線を目指して、今、銀色の円盤が飛び立ったところだった。 「赤鬼様と青鬼様、首尾良く逃げ出せたようだな…」 邪悪な立場に立っている本官が安堵したとき、背後でメリメリッと鋼鉄を引き千切るような音がした。 ビルの屋上にある国旗や社旗を掲げるポール。 長さ数メートルで、数百キロは有りそうな、コンクリートで固定された鋼鉄製のポールである。 なんとそのポールが根元から引き抜かれた…無論、こんなことが出来るのはミレイヤしかいない。 「逃がしはしないわよ、鬼族! ミレイヤ・ジャベリン!シュゥゥゥゥートォォォォォッ!!」 ミレイヤは軽く助走をつけると、振りかぶってポールを投げた。 地対空追尾ミサイルのように、ポールは円盤を追っていく。 ちょうど宵の明星と並ぶ高さで円盤は串刺しになり火を吹いた。 そして瞬く間に火の玉になると、まるで宵の明星を鏡に映し出したように輝いた。 「ああっ、赤鬼様達の円盤が…」 「赤鬼達は撃墜したわ! さあ、次は新人邪鬼、貴方を人間に戻さなくては…」 ミレイヤはニコッと笑うと、心の底まで完全に邪鬼となった本官に、そう…弱点である角を狙って、いきなりパンチを繰り出した。 (ポッキン!) 乾いた音が頭の上で響き、目の前が真っ暗になった。 鮮明な記憶はそれまでだった。後はぼんやりとしか覚えては居ない。 「そうか…やはりミレイヤが勝ったのか! 本官が人類の未来を救ったんだ!」 「おい君、何を訳のわからんことを言っとるんだね! 君は一企業の不正を暴いたんだ。 お手柄はお手柄だが、人類の未来がどうのというほど大げさなことではないぞ。 う〜ん、打ち所が悪くて夢でも見たのかも知れん?」 余程心配したのか、署長が肩をゆすっている。 夢を見た…なるほど、角を折られた後のぼんやりした記憶は夢だったのかも知れない。 ひっくり返った本官に、感謝と賞賛を込めた微笑を投げかけたミレイヤは夜空を見上げ祈りをささげた。 正しく美しく輝く瞳の先には、大きな丸い月が浮かんでいる。 「超聖母ティアラ様、ご光臨下さい。そして我が願いお聞き届け下さい!」 途端に月明りがスポットライトのように本官の緑の身体を包み込んでいく。 言葉では言い表せないほどの巨大な雰囲気と、強い慈愛が感じられ心から癒されていく。 「よくやりましたね、ミレイヤ。いえ、褒めなくてはならないのはこの人間…警官の勇気と知恵かも知れません。 これだけの勇気を持った人間ばかりなら大首領が復活しても付け入る隙もないでしょうに…。 そうですね…折を見て、銀河連邦の地球エージェントにでも推薦して置きましょう!」 月がやさしく語りかけている。 「それはそうと…ミレイヤ。今回の苦戦は鬼族のパワーが強くなっている証拠です。これは大首領の復活の前触れかも知れません。 もし大首領の復活が成ったら、真っ先に狙われるのはティアラヒロインです。今後は絶対に油断をしてはいけません!」 ミレイヤは端正な表情を引き締め、きっぱりと言い切った。 「大丈夫…例え大首領が相手でも、この聖天使ミレイヤがいる限り地球の平和は守って見せるわ!」 月の光に照らされながら、遠くを見つめるミレイヤのシルエット。 ピンクのコスチューム越しに巨乳が揺れる。 バックの新宿高層ビル郡に引けを取らない堂々とした豊かさだ。 「これなら鬼族に勝てる…いや、聖天使ミレイヤが負けるはずはない!」  かすかな意識の中ではあるが、本官にはそう確信することが出来た。 高層ビルの灯りが煽るようにチカチカと瞬いている。人工的な輝きながら、今夜は妙に澄んでいた。 ***完