平成16年12月1日・初版 MonkeyBanana2.Com Free Counter

ティアラヒロインSP「三人の性隷天使・第1部:ミレイヤ編」第4章「調査淫具」/妄想博士・著

 柔らかいのに、ひんやりとした感覚を、胸に感じたミレイヤは失神から覚醒した。 (ううんっ…ああっ、犯されて気を失っていたのね…。この部屋はさっきとは違う?  それに、邪悪な気配が1、2…4人、増えてるっ!)  犯されたばかりなのでタイラント男爵だけは気配で判る。 また抜きん出て強い気配を発している一人は、どこかで会ったことがあるような気がする。 残りの二人は全くの未知。もちろん気配の強さからして鬼族ではない。 目視確認しようとしたミレイヤだったが、首を動かすことが出来ない。 ギロチン台にはめ込まれたように、正面を向いたまま固定されてしまっている。 「気が付いたかな聖天使ミレイヤ? 久しぶりだな…心の底からこの日を待ち侘びていたぞ!」 タイラントとは違う声が聞こえる。真横…それもすぐ傍からだ。 「この声は…誰?! どこかで聞き覚えが…ああっ、バッ、バンテッド…奴隷商人バンテッドね!  はっ、放しなさい…これは、何の真似なのっ?!」 「ふっふっふ、思い出してくれて光栄だ。あれから色々あってな、今は爵位を与えられ宇宙貴族バンテッド公爵が正式名称だ。 ところで聖天使ミレイヤよ…あの日の約束を覚えているかな?」 「あの日の約束…?」  バンテッドと会い見えたのは一度だけである。 ティアラヒロインになったばかりの頃、ミレイヤは火星の衛星フォボスにおいて多くの性奴隷を助け出したことがある。 そこまでは良かったのだが、新人ゆえの未熟さから奴隷商人バンテッドの策略の前にスーパーパワーを失い、絶体絶命のピンチに陥った。 ただ、このときは犯される寸前に銀河警察が駆けつけたため、ミレイヤは難を逃れることが出来たのだ。 (詳しくは著書「ティアラヒロイン恥辱の緒戦」) ふいにミレイヤの脳裏にバンテッドの言い残した言葉が鮮明に蘇った。 「ふっふっふ…ミレイヤ、約束だけはしておくぞ! いつの日かその肉体を飽きるまで弄んでやろう!  そしてたっぷり調教し宇宙一の性奴隷として売りさばいてやる!  その日まで肉体を磨きながら待っていろ、華やかで美しいティアラヒロイン、聖天使ミレイヤ! ふ〜ふっふ、ふっふっふ…」 ミレイヤの体と心がかっと熱くなった。 レイプこそ未遂で終ったものの、あの時ミレイヤの受けた屈辱は小さくは無い。 それこそ忘れられない過去の汚点となっている。 「何が約束よ…冗談じゃないわ! 今度こそ捕まえて、罪を償わせて上げましょう!  覚悟していなさい、バンテッド!」 「ふっふっふ、どうやら覚えているようだな。益々もって光栄なことだ。 また、その強気で小生意気な態度…変わって無くてうれしく思う。ただ、今置かれている状況はあの時以上に最悪だぞ! そうら!」  いきなり正面の壁が九分割され、其々がモニターに変わる。(中央を除く)外側の8つのモニター映像が整うと、 そこには前後左右、角度別でミレイヤの姿が映し出された。 真横でニヤニヤしているはずのバンテッド達は画面から切れているが…。 「ああっ、私が映っている! これは…今現在の映像…八箇所から撮られている!」  狭い部屋一杯に置かれた木馬にミレイヤは抱きつき、またがった状態で拘束されている。 木馬といっても三角木馬のようにハードなタイプではないし、そもそも木製ではない。 非常に柔らかいゴムで出来ているサンドバックの様な二本の円柱を馬型に組み合わせたものだ。 それぞれの円柱は適度に太い。 縦の円柱はしがみついたミレイヤの巨乳をすっぽりとめり込ませてしまうほどだし、横の円柱にしてもミレイヤはまたがるために 大きく股を広げさせられている。 お陰でお尻の割れ目がぐっと開らき、アナルまで丸見えになってしまっている。  拘束されている姿は、無残とか残酷というよりは無様でいやらしい。 ミレイヤは何度かもがいて見たものの、拘束はビクともしない。 代わりにメテオクリスタルの鈍い光りがモニターに映し出されるばかりだ。 耳に息を吹きかけながら、バンテッドが諭すように云った。 「もがいても無駄だ、ミレイヤ! さて、約束通り俺様と交わる前に、まずは貴様の肉体を隅々まで調べさせてもらおう!」 「なっ、何ですって!? 私の肉体を調べて、一体…」 「ふっふっふ、俺様だけなら本番あるのみなのだが…。いまや我らも仲間が増えて趣向が多様化している。 肉体のデータ全てを知った上で犯すデーターフェチもいれば、弱点を徹底的に責めて昇天に追い込むことを楽しむマニアもいる。 まあ、犯し方も人それぞれということだ。 ちょうど良い、ここで紹介して置こう、肉体データフェチのアンヴァン子爵だ。 上流階級の出身、頭脳明晰で新兵器の開発が大の得意…この木馬もアンヴァン子爵が作成している」 ミレイヤの目の前にいきなり貴公子然とした男が顔を突きつけてきた。 色白で細身だが貴公子然とした面構えは端整で中々のハンサム。 癖のある上品な香りをプンプンと漂わせている。 「くっくっく、聖天使ミレイヤ、お目に掛かれて心の底からうれしく思います。 噂には聞いていましたが、なるほど、息を呑んでしまうほどの美しさ…一目で恋に堕ちそうです。 僕は天才発明家のアンヴァン子爵、以後お見知りおきを…これはお近づきの印です…」 アンヴァンは端正な顔を近づけるといきなりミレイヤに唇を重ねた。 「はっ…(ブチュウ〜)んむっ、んっ…んっ〜ん、むにゅう…」 軽い挨拶かと思きや、舌と舌を強引に絡ませてくるディープキス。 上品だが癖のあるアンヴァンの香りが口の中に広がっていく。 ただ舌は冷たくキスは独りよがり。そこには愛や恋など欠片も感じられない。 ミレイヤの唇をたっぷり楽しむとアンヴァンはようやく唇を離した。 そしてキスの余韻を楽しむように、舌なめずりをしながらささやいた。 「くっくっく、美しい唇、味もなんと素敵なのでしょう! ところでミレイヤ、プレゼントの木馬は気に入って頂けましたか?  これは以前鬼族が使用したティアラ・ヒロイン・エクスタシー・ロボット…通称THEロボットという木馬です。 もちろん今は改良型、まだ見ぬ君を想いながら、僕が数段パワーアップしておきました。 機械相手でも最高の喜びを与えてくれますよ! おっと、それは本筋じゃない。 くっくっく、木馬本来の機能は調査…これで僕達も愛しのミレイヤのことを全て知ることが出来るのです」  丁寧な口調は育ちの良さを物語っているが、アンヴァンが自分本位で冷酷な性格の持ち主であることも気配で判る。 そもそも上流階級出身で邪悪な一味に加わる者は始末が悪い。財産や名誉ではなく、悪事そのものが目当てだからだ。 「超最低ね、アンヴァン子爵! 貴方のような引き篭もりのお坊ちゃまに想われるだけで鳥肌が立つわ!  もちろんこんなプレゼントなんか欲しくない…それより早く離さないと許さないわよ!」 「おやおや、それはお言葉ですね。あれだけ甘いキスを交わしていながら、 僕のことが好きになれないとは残念です。ならば仕方が無い、愛は諦め、弄ぶことを優先しましょう。 僕にとってもその方が先行きベターなのかも知れません。愛に縛られなければ他のティアラヒロインと交わることも出来る。 どちらにしてもミレイヤの肉体を徹底的に犯すことには変わりありませんし…」 「ひっひっひ、アンヴァン子爵、珍しく振られた様だな。きっとミレイヤのタイプは私のような大人の弱点マニア…」 品の無い笑い声とともにもう一人、男が現れた。 「ひっひっひ、私はステラ伯爵。情報分析を得意とする機知に優れた戦略家だ。 作戦を立てさせれば私の右に出る者はいない。それにしても聖天使ミレイヤ、本当に美しい小娘だ。 これは弱点の責め甲斐があるぞ!」 ステラ伯爵は色黒で苦みばしった渋目の男だ。 往年の二枚目スターが映画やドラマで悪役のボスを演じている…イメージを思い浮かべてもらえばぴったり来る。 ただ、吐き出される笑い声だけは余りに不釣合い。気品が欠片も感じられないのだ。 「ひっひっひ、ミレイヤ、本当の大人の女はあんな男の振り方をしないものだ。 どんなに気に入らなくてもプレゼントは受け取り喜ぶのが普通だぞ。 ましてやこの木馬の初期型はあるティアラヒロインを何度も絶頂に追い込んでいる優れものだ。勿体無いではないか!」 「あっ、あるティアラヒロインって誰よ? 架空の名前を挙げて信じ込ませようとしてもそうはいかないわ!  大体、ティアラヒロインがこんな子供騙しの木馬で昇天するわけないでしょう!  そっ、そんなことよりこの拘束を外しなさい!」 「ほほう、木馬ロボットを知らないのか? 案外、ティアラヒロイン同士の連携は取れていないようだな。 それはそれで今後の作戦の参考にさせてもらおう。まあ、今はミレイヤの弱点を徹底的に調べ上げることが先決。 ひっひっひ、その美しい肉体をどのように陥落させるか、木馬で探り出してやろう! そしてその後は我らの肉棒で…」  不気味で品の無い笑い声からは、悪巧みに長け、手段を選ばない卑劣さを強く感じる。 弱点ばかりを突いてくる執拗さも人並み以上だ。 すっとステラとアンヴァンが視界から消えた。 とはいっても脇にそれただけ…ミレイヤはバンテッド、タイラントを合わせた4人のギラついた視線を肌で感じ取っている。 明らかに肉体目当ての淫らな視線。 時折、生唾を飲み込む音まで聞こえてくる。 そしてバンテッドの声が高らかに響き渡った。 「よし、ミレイヤ、いよいよ身体検査だ! 徹底的に調べさせてもらおう!」 モニターによると…。 バンテッドの掛け声とともに木馬から触手が何本も生え、ミレイヤの肌に何かを描くようになぞり始める。 すると、今まで何も映っていなかった中央のモニターに、文字と数字が流れ始めた。内容は、ミレイヤの各種サイズだ。 (コードSTH002ボディサイズデータ採取完了。身長170センチ、体重46キロ、バスト91センチ…Fカップ…。 ウエスト56センチ…。ヒップ87センチ…。) 「ぐふふっ、プリンプリンなバストに、くびれたウエスト、そして、ムチムチのヒップ。 なるほど、数値化されると納得するな。確かに犯し応えのあるいい肉体だったぞ、ミレイヤ! 次も凄そうだな!」  満足そうに解説するのは、この中で唯一ミレイヤの肉体を堪能しているタイラントだ。 (セクシャルパーツデータ採取完了。乳間19センチ。乳軟度S級。アナル深度…ヴァギナ深度…) 「ぐふふっ、分析でも、やはり美巨乳の部類だな。 んっ、俺様は浅目だと思っていたが、深さはあれで理想的…サイズ的には誰がピッタリ合うのかな?  ぐふふっ、これは次の総合判定が楽しみだ!」 (トータルジャッジメント性的能力995ポイント…性的耐久性986ポイント…) 「ぐふふっ、性的能力はやはり最高値。耐久性は若干劣るが、それでも超一級…誤差を考えればほぼ満点だ。 さすがはティアラヒロイン…やはり稀有の素材だ!」 「偉そうに…何が『稀有の素材』よ! 評論家でも無いのに…冗談じゃないわ!」  強気な言葉と共に必死にもがくミレイヤだが、木馬の拘束は何一つ緩まない。 「ふっふっふ、タイラント男爵の言う通りだ! 貴様の肉体の素晴らしさが良く判った。 後はどこまで我慢出来るか見ものだな! さあ、お次はいよいよ弱点分析と反応検査だ。 ふっふっふ、我慢し切れず逝く姿…良く見せて貰おう!」  バンテッドの嘲笑とともに、数本の触手が肉体を再びなぞり、その内の4本が股間に侵入していく。 抱きついた柱の表面もゆっくりと波打ち始めてる。めり込んでいる巨乳共々だ。 「ああっ、胸が揉まれてる! それに乳首に刺激が…あん、触手がお尻と…の穴に!  でも、これ位で逝かせるつもりなの? 甘いわよ…むぐぐっぐう! もがあ!  触手が咽喉まで…こんなの気持ちいい訳ないでしょう!」 「くっくっく、ミレイヤ、そう焦るものでもありませんよ! 初めてだからご存知ないでしょうが、今は弱点の調査中です。 結果が出れば思い切り昇天して頂けるでしょう! さあ、そろそろ検査終了です!  ミレイヤ…天使となり昇天する準備はよろしいですか?」 アンヴァンの甘ったるい声とともに、中央のモニターが文字と記号で埋め尽くされていく。 他のモニターにはミレイヤのパーツ上にチェックマークが点けられていく。 明らかに、文字と記号は責め方で、チェックマークは弱点だ。 「ひっひっひ、これで本当の丸裸だな、ミレイヤ! ようし、弱点を責められるとどれだけ脆いか、 とりあえずテストで思い知るが良い! 我らの出番はその反応を見ながらゆっくり検討させてもらおう!」 品の無いステラの声が響く。同時にモニターに不気味な文字が浮かび上がった。 (コード002 性感データ採取完了。性感帯、体位、リズム…弱点は次の通りです。最適設定にてテストしますか? YES/NO)  ミレイヤがはっとした瞬間、モニター上のYESの文字が赤く点滅をした。 自動的に10本の触手が其々の位置で動き始めた。触手の配置はミレイヤの肉体にとって、まさに至れり尽せり…。 主力のような股間の4本はとにかくとして、まぶたをこじ開ける触手まである。 ミレイヤは自分の恥ずかしい姿を映し出すモニターから、目をそらすことも瞳を閉じることも出来ない。 「ああっ、めり込んだ胸がまた揉まれて…ああっ、股間に触手が四本もっ!  なっ、何、この映像? はっ、これは、いや〜ん、私の…拡大映像!」 「さあ、いきますよミレイヤ! まずは潮吹き昇天からです、たっぷり吹きまくってお逝きなさい!」 (ウイイン、ウイイン) 不気味な機械音とともに、木馬の表面がミレイヤの巨乳を包み込み、股間ではアナルを含め4本の触手が這い回る。 舌と肉棒を足して2で割ったような愛撫の仕方。弱点だけをピンポイントで責めてくる的確さ。 計算された触手の動きに、剥き出しになったミレイヤの肉体はたちまち芯から燃え上がっていく。 「ああっ、揉まれてる…あっはあ〜ん! あふん…こっ、これは…ああっ、子宮を触手が直に…効くう!  感じる処、全部うっ…うっああ〜あ! あひいい〜い…こんな…凄い〜い、いや〜ん、駄目え〜!  我慢なんかあ〜、とても無理い〜い! あっはあ…出る、出る、出ちゃう、あ〜出るうううう〜! (ブシュ、ブシュウ!)うああ〜あ…」 火照った肉体に「何か」が湧き上がり、凄まじい力でほとばしる。 ただ、今のミレイヤには自分の身体に何が起こっているのか考える余裕も無い。 天空へ駆け上っていくだけで精一杯なのだ。 そんなミレイヤを見かねたのか、専属の肉体評論家タイラントが「何か」の正体を簡単に解明した。 「おうおう、凄まじいな…まずは一回目の木馬昇天か。しかし、大きな声を出しながら、 こんなにたくさん潮を吹くとは、今回は初めから飛ばしすぎだぞ、ミレイヤ!」  タイラントに続き、またしてもアンヴァンの機能説明だ。 「くっくっく、この木馬ロボットには精液噴射機能もついています。昇天と同時に子宮へ精液を浴びせかけ、 倍の快感を与える機能です。この工夫で、一旦上がったエクスタシー曲線は下がりません。 つまり、常に絶頂状態のまま、犯され続けることになるのです。くっくっく、ミレイヤ…感想は如何ですか?」  本物の天使になったミレイヤだが、たしかに天空を舞ってばかりはいられない。 とんでもないオプションのせいで、瞬時に地上へ引き摺り下ろされる。 「うう〜ん…はっ! ううん、ああっ、機械なのに射精して…続くうう〜! あっあ〜!  我慢したのに…潮まで吹いてるう〜う! あっはん!…いっ、逝くう、また出るううう〜! いやあ〜あん(ピュッ!ピュッ!)あう〜う!  はあはあ、また、子宮に熱いものが…こんなの凄過ぎる…これでは一秒も休めない…あっあん、あっふん!あっはあ〜!」 「くっくっく、ほうら御覧なさい! 『凄過ぎる…』ですか?『休めない…』ですか?  私の技術を全てつぎ込んでいるのです。当然のことでしょう。この木馬には防水加工も施していますよ。 初期型のような故障はあり得ませんから、もっと潮を吹いても構いませんよ!  おやっ、次はもっと恥ずかしいことがお望みですね! くっくっく、ミレイヤ、潮の変わりに何を吹いて頂けるのですか?」  質問と同時に、股間の触手が別の部分を責め始めた。ミレイヤは肉体で解答を出さなければならない。 「ああっ、あんあん、そんなところを刺激されたら…いや〜ん、お漏らししちゃう〜! ああっん! うう〜う!  駄目え〜、出るう! あっ、出るう〜うっ!(ジョ、ジョワ〜!)いや〜ん!  はあはあ…はうう〜う! あうう〜う! いやあ〜ん、もう止めてえ〜!  こっ、今度は潮を吹いちゃう、逝く、逝くう、逝くう、あはっ〜あん!(ピュ!)」  意識と肉体はとっくに限界を超えているはずだが、装着されたジュエルがギラギラと輝き、 意識を高揚していくし、薬の廻った肉体は、常に最高潮を保っている。 その上、相手は機械。どんなに射精しても、絶対に果てることが無いのだ。 ミレイヤは失神も許されぬまま、昇天し失禁と潮吹きを交互に繰り返していく。  姿かたちは颯爽とした美しさを誇る聖天使。 ただ、その本性は端正な表情を淫らに歪め、完璧な肉体を官能の炎で火照らせ、悶え狂う一匹の牝獣。 昇天の合間にモニターに映る自分の姿を見たミレイヤは、呆然としながら、また昇天していく…。 「ひっひっひ、さて、頃合も良さそうだ。そろそろ赤鬼殿に登場頂こう!」  分割されていたモニター画面が一つの大画面に切り替わる。 そして別室にいるのだろうか、赤鬼の姿がミレイヤの恥態に重なるように映し出された。 ひたすら逝きまくるだけのミレイヤをバックに、赤鬼はニヤリと笑う。カメラ映りをチェックしているのだ。 モニターに映るその笑みには、淫らな匂いが漂っている。 「よし…OKだ! それでは画像メールを作るぞ! おっほん!『流星天使ラスキア、紅天使フォルティア… 元気かな…夜盗鬼族の赤鬼だ。今日、我々のアジトへ君達の友達が遊びに来たのだが、 大変楽しんで貰っているようなのだ…さあ、ミレイヤ、一回昇天する姿を見せてあげなさい』」  カメラが向けらてれる…判っていても、ミレイヤはどうすることも出来ない。 モニターに映るのは、白目を剥きながら木馬に犯されている自分の恥ずかしい姿だ。 「ああっ〜、うっ、うう〜ん! また、逝きながら、洩れちゃう…うあ〜ん、 奥がキュンキュンして…あっ〜逝くう! 逝くう、あっふ〜ん!(シャァ〜!)いや〜ん!  はあはあ…止めなさい…はあっう〜う、また…」 「いい絵が撮れたぞ…『ぐふふっ、こんな具合だ…楽しそうだろう?  折角なので、ミレイヤだけでなく君達にも一緒に楽しんでもらいたいと考えているのだ。 準備を整えて、楽しみに待っているぞ! 最後に場所はミレイヤから報告させよう… さあ、ミレイヤ、ここの場所を昇天しながら教えてやるのだ!』」 バンテッド一味は必ず卑怯な罠を仕掛ける。 赤鬼にナレーションを頼んだのも、鬼族だけの仕業に見せかけ油断を誘うつもりなのだ。 自分が餌になり、ティアラヒロインを罠にはめることだけは阻止しなければ…。 ミレイヤはこみ上げてくる女、いや牝としての喜びに抵抗しながら、必死にカメラに向かって訴えた。 「うはあ〜ん! 駄目、罠よ、誘いに乗ったら…ああっ、うっふ〜ん!  東京湾の鬼ヶ島には近づかないで…ああっ、来ないで! お願いい〜ん、止めてえ〜、駄目ええ〜!  また逝っちゃう! 今度は潮を吹いちゃう! 逝く逝く、逝く…いや〜ん、逝くう〜うっ(ブッシュウ!) ああん、恥ずかしい…見ないで…はあはあ、あっは〜ん! もう、始まるう〜ん!  うっ、くうう〜う…逝くっ、何度でも逝っちゃうう〜ん…あっ、ひいぃ〜ん!(ジョオ〜!)」  他のヒロインに注意をした以上、恥辱にまみれた調教はすべて自分一人で背負わなければならない。 ミレイヤの心は絶望で一杯になった。 どこまでも続く木馬レイプと、それに応じて昇天を繰り返す自分の肉体。 もはや孤独なミレイヤには、身も心もバンテッド一味に捧げ降伏を請うことしか、木馬レイプを止める方法が残されてはいないのだ。 ミレイヤの心は激しく揺れつつ、またもや天高く駆け上がっていく。 ミレイヤの動揺を見透かしたように触手の動きが弱くなる。 それはバンテッドがミレイヤの昇天を見飽きたからであり、分析やら撮影やら各自の担当業務が完了したからでもある。 画面の赤鬼は誰かに指示を出している。 「よ〜し、カット!…いいだろう。早速、この画像を携帯メールにしてばら撒くのだ。 ぐふふっ、宛先に注意しろ! 20歳前後の女限定で送信するのだ! お宝動画だ…男にメールしては勿体無かろう!」  指示を出し終わった赤鬼が大写しになった。 「ふっふっふ、これで残りの二人は必ずここへ来る。後は頼んだぞ、バンテッド公爵!  捕らえた上で取って置きの調教を施し、超一流の性奴隷に仕立て上げてもらおう。 ふっふっふ、我らは共通の目的を持つ同士だ。手が足りなければいつでも加勢しよう。 なんなら今すぐミレイヤの調教を手伝っても…いや、ここはお手並み拝見といくか…。 我ら、鬼族は性奴隷ミレイヤの仕上がりを楽しみに待つとしよう!」  放心状態のままぼんやりと画面の赤鬼を眺めていたミレイヤに声が掛かった。 背後で汗だくのうなじを舐めながら、バンテッドが無条件降伏を奨めて来たのだ。 「どうだミレイヤ! そろそろ降伏し、性奴隷として我々バンテッド一味に忠誠を誓うつもりはないか?」 「んっ…はあはあ…嫌よ! はあはあ…絶対に…忠誠なんか誓うものですか…ううん…」  無意識に限りなく近い状態ながらもミレイヤの口から自然に言葉が走り出た。 半ば条件反射…どんなに心の中で葛藤しても、やはりミレイヤは正義のティアラヒロインなのだ。 だが更なる勧告があれば、また理性がしっかりしていたならば、どうなったかは判らない。 木馬責めのハードさは予想を遥かに超えていたし、調教を一人で背負う覚悟をした時点で、 張り詰めていた気持ちはプツリと音をたてて切れてしまっていたからだ。  しかしミレイヤの言葉は意外なほど、あっさりと受け入れられた。 少しでもミレイヤの心が読めているのなら、再度勧告なり説得なりすべきなのに…。 「ふっふっふ、やはり、そうか。この期に及んでも拒否するとは、さすがティアラヒロイン!  さて降伏しないものは仕方が無い、力尽くでいくしかなかろう…。 さあ、タイラント男爵、ミレイヤを木馬から降ろしベットに寝かせろ!」 バンテッドの指示が瞬時に下る。 それは降伏勧告の拒否が予期されていたからというより、期待されていたことを意味する。 華やかで美しい豪華な肉体をくねらせて、あれだけの恥ずかしい真似を目の前で見せ付けたのだから無理も無い。 バンテッド一味の全員がビンビンに肉棒をたぎらせて、ミレイヤの拒否を期待していたのだ。  凄まじく激しい輪姦が始まろうとしている。 感じ易く、逝き易くされ、すっかり出来上がってしまった肉体で相手になるのはバンテッド一味。 タイラント男爵の極太肉棒でまたしても貫かれ、わがままなアンヴァン子爵に肉体を良い様に開発され、 執拗なステラ伯爵に徹底的に弱点を責められる。 その上で、ついにバンテッドの実体が…いや、少なくとも肉棒だけはベールを脱ぎ、ミレイヤに襲い掛かかろうとしている。 聖天使ミレイヤ絶体絶命の大ピンチ。 身も心も弱点までも丸裸にされたミレイヤはこのとき思わず身を凍らせるばかりだった。 ***つづく