平成27年10月30日・初版

ティアラヒロインSP「三人の性隷天使・第4部:輪姦乱交凌辱編」第2章「終わりなき凌辱」



「ふっ、うんっ!(ドピュ!)」「くっおっ!(ドピュ!)」

 気合とともにまたしても熱い精液が注ぎ込まれる。
邪鬼と黒服からなる雑魚キャラの陵辱は幹部達とは一味違う。
肉棒の質量や突きの威力は比べるべくも無いのだが、耐久力が劣っているからか、ラスキアが達しなくても、度々フライングで暴発して来る。
いわば奇襲攻撃の連続なのだが、精液の熱さや量、そして鮮度や濃度は遜色がなく、中出しそのもののダメージは軽くはない。

また、フライングによりタイムラグが生じるために、ラスキアは中出しされた屈辱を噛み締めながら逝くことになるから始末が悪い。
屈辱感は倍加するので、中出しの精神的なダメージは雑魚キャラの方がある意味上とも言えるのだ。
このときも体の隅々に染み渡っていく雑魚キャラのDNAを強く感じながら、ラスキアは何度目かの絶頂を迎えた。
体中の筋という筋が緊張でピーン!と張り詰め、芯がキュン!と音を立てて縮み上がる。
条件反射のように込み上げてくるのは、自分のものとは思えないような淫らな叫び声だ。

「ああっ! あっああ〜あっ! ああっ、逝く! 逝くう〜う! ああっ、いっやあ〜ん、逝っくうう〜う!」

とてつもない屈辱と恥辱、また打ち震えるような感動が一気に襲い掛かり、魂をポーン!と肉体から弾き飛ばしていく。
意識は薄れ、視界までも真っ白に遮断されていく。
こうなれば後は知ったことではない。
抜け殻となった肉体がどれほど無様かつ淫らな醜態を晒しても、それはもうラスキア自身では認識することも出来なければ、もちろん制御することも出来ない。
本能の赴くままに素の自分を曝け出しておいて、他人事みたいにとして知らん顔をする。
それが絶頂に達したラスキアに与えられた特権なのだ。

無論、いつもならラスキアはコントロールを逸し無様に震える肉体を無視する一方で、天空に魂を漂わせたまま冷静にチャンスを窺うことを忘れてはいない。
中出しされて昇天に追い込まれれば、ピンチの中にチャンスを見出す契機になる。
肉体は無防備のまま果ててしまうだけだし、子種を搾り取ることにより満足感を与えるのだから、敵に二重の油断を生じさせることになるからだ。
ラスキアの正義の魂は経験的にこのことを知っていたし、事実、過去の戦いではいつでもお持ち帰りされてしまう前に、幾度と無く逆転の目が生まれて来ている。

しかし今回の状況はまるで違った。どこをどう探しても状況打開の目など転がってはいないのだ。
中出しを済ませた雑魚キャラに油断と隙をいくら見出せても、すぐに新手と代わられてしまうので乗ずることが出来ない。
今回は招かれた上で押しかけているだけに、お持ち帰りされた以上に準備が整えられてしまっているのだ。
状況が根本的に違い過ぎる。あるのは犯され弄ばれていく屈辱と恥辱にまみれた未来だけ。
それを裏付けるかのように、すぐさまラスキアの魂に下界からお呼びが掛かった。

「さあ、目を覚ますのだ、ラスキア! いよいよ鬼族秘伝の奥義を味合わせてくれるよう、そうら!(スッ、スルッ!)」

赤鬼の声が背後から響き、柔らかいものが身体の中に滑り込んでくる。

「余りの凄まじさに驚くなよ、ラスキア! ふっふっふ、淫女の調教にはふさわしいがな…そうれ!(ススッ、スルンッ!)」

青鬼の声が正面から響き、重なるように別の柔らかいものが入ってくる。
同じ穴へ入ってきた別々の柔らかいものは、ラスキアの中で束になりじわじわと動き始めた。
今までに無い違和感と大いなる危機の予感に、天空から魂を戻したラスキアはゆっくりと瞳を開いた。

「あっあん…うん、はっ! あっ、青鬼! はっ、赤鬼も…」

目の前、つまり上には青鬼、背後、すなわち下には赤鬼がいる。
いつの間にかラスキアは、赤鬼を敷き、青鬼に覆われて寝ている状態にされていたのだ。
そして体の中で重なり合ってじわじわ動く柔らかいものが、ようやくその恐るべき正体を明かし始めた。
ラスキアの中で、柔らかいものはムクムクと急激に成長し、太く膨れ、長く伸びていく。しっかりした芯まで通り、ビーン!と硬く張り詰めていく。
柔らかいものは最早柔らかいものではなくなり、恐るべき破壊力を持つ肉棒へと進化を遂げようとしているのだ。

「あうっ、うっう〜ん! はっ、入っている…にっ、二本も入っているう〜うっ! あっあ〜あっ、だっ、駄目〜えっ! すっ、吸われて…ドンドン大きくなっちゃう〜う!
あっくう、ああ〜あっ、いっ、いやあ〜ん!」

別々の穴への同時挿入は幾度もされたし、宇宙でも有数とされる数々の巨根を突き刺されても来た。
ただ、今までは一つの穴につき肉棒は必ず一本。二本同時に咥え込んだ経験などないし、二本の肉棒で同時に子宮を突かれたこともない。
あれよあれよという間に太く、長く、硬く進化した二本の肉棒は、中から一気にラスキアを未体験の世界へ引きずり込んだ。

「ふっふっふ、どうだラスキア! これが鬼族秘伝の大技…一穴二本挿入だ! さあて、動くぞ!」

得意気な赤鬼の声とともに中一杯に膨れ上がった二本の肉棒が束になり動き始める。
その威力はいつもの倍。凄まじいパワーで肉壁を擦り子宮を突く。

「あっうう〜うっ! おっ、大きい! 大きいよお〜おっ! あっひん! いっ、いやっ、駄目え〜えっ! うっ、動いちゃ、動いちゃ…あっひいい〜い! 動くう〜うっ!」

込み上げて来る衝動が、一気にラスキアから正義のベールを引き剥がし心まで丸裸にする。
思いを巡らせるより早く、喉からほとばしった絶叫は素直で率直な二本挿入への感想になってしまった。

「おやおや、もう絞めて来た上に絶叫とは…。ふっふっふ、少し動いたくらいで何たる様だ、ラスキア! まだまだ何もしていないではないか!
動くというのはなぁ、こういうことを言うのだ! そうら、鬼族秘伝の奥儀その一、併せ突き…だ、ふうんっ!」

青鬼の気合とともに、束になった二本の肉棒がググッと突きこまれ、ズズン!と子宮に突き当たる。

「(ズズンッ!)うっうう〜うっ!(ズズンッ!)うっくうう〜うっ!(ズッ、ズウン!)うっひい〜いっ!」

併せ突きの重さと力強さは桁外れ。子宮を奥まで押し込んだ上で押し潰すように突いて来る。
肉体は簡単に昂ぶり切って、易々と絶頂ゾーンへ送り込まれる。
ただ、余りの威力にラスキアは絶叫は言葉にならず、一突き毎に熱い吐息交じりの呻き声を漏らすだけ。

「おうおう、ぐいぐい絞めて来るとは、余程、併せ突きが気に入った様子だな! 但し、こちらは二本束。
ふっふっふ、いつも通りの絞めでは通用しないぞ、淫女ラスキア! んっぬっ、なっ、何だ?」
「ふっふっふ、この絞め方からすると、さてはすでに逝きおったな、淫女ラスキア! よかろう、何度も繰り返し逝きながら大昇天へ辿り着かせて…ぬうっ、こっ、これは?」

満足気な赤鬼達の口調がいきなり急を告げる。
逝ったからいつものように絞めただけのつもりだが、いつの間にか絞めそのものが厳しくなっているのかも知れない。
犯されまくって進化を遂げた肉体が、併せ突きにより更にもう一皮脱皮した感じなのだ。

 無論、ラスキア自身、この肉体の変化を正確に感じ取れたわけではない。
ただ、女として生まれたことへの激しい悦びが体中を駆け巡ったのだ。
そして次の瞬間、奥まで押し込まれた子宮がキュ、キュン!と弾けるように震え、衝動がほとばしった。
魂が唸りを上げて地の底へ落ちていく。ヒロインとしてのプライドが蜃気楼のように消えていく。
全てのものが肉体から抜け去り無になったとき、ラスキアは真実の自分を取り戻した。

「ああっ、ああっ、あっあ〜あっ! いやん、逝くう、逝くう〜のっ! 逝く、逝く…逝っくう〜うっ! ああっ、逝っくうううう〜うっ!」

この期に及んで出来ることなど数少ない。
淫らで無様な絶叫を上げながら、ラスキアは何度も何度も赤鬼を絞めるだけ。
濃厚で妖しい光を放ち、汗を撒き散らしながら、思い切り青鬼を絞め上げるだけなのだ。
途端に中では丈夫な束になった肉棒がビクン!と破裂するように震えた。

「なんと言うことだ! いきなり大昇天とは…むぐうっ!(ドピュッ!)」

「秘伝の奥儀でも耐え切れんのか…むおおっ、むうん!(ドピュッ!)」

二筋の熱く濃いシャワーが物凄い勢いで放たれる。
ラスキアはしっかりとシャワーを受け入れながら、汚された屈辱と女に生まれた悦びを同時に噛み締めた。

「うっはああ〜あっ、中っ、中あ〜あっ! ああっ、いやあ〜ん! はあはあ、あふっ、ああん…うっうん…」

激しく逝って、貪るように息を吸ったラスキアは全てに満足し、がっくりと果てた。
肉体の中では、混ざり合った邪悪な精液がじわじわと染み渡るように拡がっていく。
次の交合ではもっと無様に逝けるよう、もっと淫らに振舞えるよう、細胞一個一個から調教していく手立てらしい。
しかし本当の自分を取り戻し、大昇天の末に果てたラスキアにとって、今は至福のとき。
この後どれほど犯さることになっていようが、どれだけ弄ばれる予定であろうが、それらは全て先のこと。

たった今済んだばかりのダブル中出しにしても、すでに過去のことなのだ。
絶望で塗りつぶされた将来を心配し、屈辱に塗れた過去を反省する前に、ラスキアにはやらなければならないことがある。
それは至福のときを与えてくれた、本当の自分を取り戻すことが出来た、そして女として生を授けてくれた…神への感謝に他ならない。

中出しを済ませ萎えていく二本の肉棒をそのまま残し、強欲な淫女という本性を暴かれたまま隠しもせずに…。
汗に濡れた巨乳と白濁液で汚れたヘアーを無様に晒す肉体を置き去りにして…。
今、ラスキアの魂は天空への階段を一心不乱に昇っていく。
神への感謝で胸が張り裂けそうな純真無垢の乙女となって。


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タイラントの極太肉棒が唇を割り、喉の奥へ滑り込んでいく。
高々と掲げたお尻の割れ目には、アンヴァンの硬く熱い肉棒がはめ込まれる。
その上ステラのいきり立った肉棒も真下から股間にあてがわれている。
ミレイヤは四つん這いで伏せたまま。
ただここまで散々親しんできたために、触れただけでそれが誰の肉棒なのかミレイヤには判ってしまう。

「むうん〜んっ、あふっ! ふっ、太いっ、お口一杯! あっ、ああん…お尻の穴にも何かが当ってるっ! うっ、うふっ…いっ、いやんっ!
あてがわれた上に弄られて…むっ、むぐう! はふっ、んぐう…んっん〜ん!(ズルンッ!) んっはあ〜あ! おっ、お尻に…はっ、入ったあ〜!
んっ、はああ…うぐう、むぐう!」

中出しされたばかりのアナルはすっかり緊張が解れた上に、精液でドロドロに濡れている。
割れ目に肉棒をはめ込まれれば、滑り込んで来てしまうのだから、アンヴァンのアナル挿入を阻止することなど無理な話だ。
しかもミレイヤとしてはアナルにばかり気を取られているわけにも行かない。
続け様に始められたステラの指責めも大きな負担になりつつあるのだ。
入り口に肉棒をあてがわれた上での指責めだけに、厳しさは以前の比ではない。

対応出来ずに注意力まで分散せざるを得ないとなれば、後はなされるがまま。
獣と同じ格好で弄られ、突かれ、咥えさせられながら、ミレイヤは肉体をひたすら昂ぶらせていかなければならないのだ。
行き着く先が中出しされての無様な昇天と判っていても、最早抑える術は皆無。

堅固で巧みな一味の技は、早くも連携の妙まで見せ始めている。
口とアナルで都合二本の肉棒を咥えたまま、ひとしきり指でかき回されると何かが股間に溜まって行く。
そして我慢の限界に達したとところで、アナルの奥をズウン!と突かれ圧縮空気が送り込まれる。
これはまるで水鉄砲のような効果。
ミレイヤは別の一本を口にしっかり咥えたまま、溜まった潮を思い切り吹いた。

「でっ、出るう〜! 逝くっ、逝くう…もぐう、んっぐうう〜(ビッ、ビシュウ! ピッピ!)むっ、んっう〜ん…また…しっ、潮を吹い…(ズン!)…はああん
吹いたところに入ったあ〜! んっ、んん〜ん! むぐう〜う、もっがあ〜あ!」

潮を吹いた恥辱など振り返る暇も必要もない。
いきなり太い肉棒が挿入され、穴が塞がれる。
これでついに三本目。三本同時挿入の4Pが完成してしまったのだ。

「ひっひっひ、潮吹きの後なのにすんなりと入るものだ! さあ、突き上げるぞ、牝獣ミレイヤ!」

下からステラの下品な笑いが響き、子宮が突き上げられていく。

「ぐっふっふ、そうら、もっと唇で絞め、舌を上手に使え、牝獣ミレイヤ!」

前からタイラントが野太い笑い声とともに喉の奥を犯してくる。

「くっくっく、ほらほら、しっかり絞めるのです! アナルを忘れてはいけませんよ、牝獣ミレイヤ!」

後ろからはアンヴァンが飽きもせずアナルの奥を突いてくる。

「あっう、あっあ〜あっ! 突くうっ、突き上げる〜うっ! んっぐううっ! むほおっ、むっほお〜おっ! うっ、はあ〜あっ! お尻っ、お尻の穴あっ〜!
むっぐうっ! さっ、三本っ! 多いっ、多すぎるう〜うっ!」

 三方から責め立てられては逃げ場もない。
一方の挿入を浅くしようと逃げ出せば、別の二方からの挿入を自ら深くしてしまう。
まさに死角の無い最悪のトライアングル。
その上、巨乳は左右別々に揉み上げられ、拡げられた谷間の汗をペロペロと舐められる。
くびれをがっちり掴まれ腰の動きすら操られているし、指が色々なところを這い回る。

「むぐううっ、んっほお〜おっ! あっう、あっひいい〜いっ! すっ、凄いっ…凄過ぎて、すぐに逝くっ! 逝っちゃう〜うっ! むっんん〜んっ!」

 三方からの強烈な責めに加え、強壮エネルギーの逆流、ジュエルや媚薬の効果、屈辱的な敗北感までもが肉体の芯に集約されていく。
肉体の芯は限界まで引き締まると、キュキュンと音を発して、溜め込んだ全てのエネルギーを一気に解き放った。
肉体の暴走に感極まったミレイヤは牝獣としての悦びを爆発させずには居られなかった。

「逝くっ、逝っう〜う…んっ、んほっ、むほほお〜ん!(ドピッ…ドピュ!)むぐぐうっ、ごくごく…ごくんっ!」

絶叫は咆哮となり、痙攣は身震いとなる。喉の奥には熱くて渋い飛沫がぶちまけられる。

「うっはあ〜あっ、渋い! 渋いのが口一杯…逝って飲んだら、お尻い〜いっ! お尻にいぃ〜! あっああ〜あっ、ズンズン来るう〜!
ああっ、お尻で逝くっ! うああっ、また逝くう! 逝っちゃう! いっ、いやあ〜ん!(ドッ、ドピュ!)あっくう〜う!」

全てを本能が支配し肉体が野生に還っていく。お尻の奥にも熱い飛沫が注がれる。
獣同様、四つん這いのままで立て続けに逝ったミレイヤは、ホップ、ステップ、ジャンプの要領で軽々と大昇天へ到達した。

「たっ、沢山…お尻の奥に熱いのがあ〜んっ! うっうう〜うっ、突き上げるっ! つっ、突き上げられて…もっと逝くう〜うっ! あっひいい〜いっ!
いっやああ〜ん! 逝くっ、逝っくうう〜うっ!(ドッピッ…ドピュ!)うっうう〜うっ!」

三連射の最後に子宮で熱いものが弾け、感動にも似た衝動が込み上げて来る。
そしてそのまま目の前が真っ白になって、魂だけが天空に駆け上る。
抜け殻となった肉体はそのまま崩れ落ちるようにうつ伏せに倒れ込んでいく。
だがもちろん、そのまま休ませてもらえるわけではない。

次を待っていた新手の邪鬼達により引き起こされ、またも四つん這いにさせられる。
今度は雑魚キャラに同じ様に犯されるのだ。
意識だけは天空に駆け上がっているミレイヤは、すぐにまた地上に呼び戻されてしまう。
淫獣調教は繰り返し行われるのだ。

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強欲な淫女と呼ぶにふさわしい悶え方で、精液を浴び昇天を繰り返すラスキア。
本能剥き出しの牝獣さながらに吠えまくり、逝って、逝って、逝きまくるミレイヤ。
ありとあらゆるテクニックを動員した邪悪な男達に弄ばれ犯されていく二人のヒロイン。
そんな淫靡な光景にバンテッドの気持ちはグングンと高揚していく。
リーダーとして見本を見せなければならないし、フォルティアという新たな御馳走への期待も大きい。
使命感と肉欲でたぎり切った肉棒をかざしながら、バンテッドはフォルティアへ足を踏み出した。

半失神ながらも、異様な気配を察したのか、フォルティアの閉じられていた瞳が僅かに開いた。
常日頃から嫌悪している不屈の闘志を秘めた正義の輝きに満ち溢れる凛々しい瞳だ。
ただ瞳の輝きは何の抑止力も持ち合わせてはいないし、それ以上に全裸のまま四肢を一まとめに拘束されているフォルティアの肉体は挑発的だ。
無力を確かめるように拘束具を取り払ったバンテッドは、上から覆い被さるようにフォルティアの凛々しい瞳を覗き込んだ。
所詮は性奴隷となる身。蔑む気持ちを込めながら「ふふん!」と鼻で笑い、フォルティアの唇に舌を差し込んでいく。
まずは挨拶代わりのディープキスだ。

「ううん…ここは? はっ、貴方は…んっ、むう〜うっ…」

性奴隷に身を落としていく虜に対して、御主人様から名乗る必要などどこにもない。
そもそも飼われているフォルティアの方から、丁寧な挨拶があってしかるべきなのだ。
熱い吐息の香りを胸いっぱいに吸い込んで、涎の味を楽しみながら、舌を舌で絡め取る。
電光石火の早業で上の唇を征服したバンテッドは、続けざまにいきり立った肉棒をフォルティアの下の唇に突き立てた。

“ズズッ…ズッ、ズブズブ…”
「んっんん〜ん! んっはっ…むっほほお〜ん!」

肉棒の先半分を挿入すると、フォルティアは、かっと大きく瞳を見開いた。
舌を絡め合っているほどだから、いやがおうにも目と目が合ってしかるべきなのだが、フォルティアの瞳の焦点がまるで合っていないために
どうやっても視線が絡まない。
礼儀作法を心得た良家の令嬢を思わせる風貌だが、実は身体ばかり発達した目礼すら出来ない無礼千万な小娘。
バンテッドは仕置きの意味も兼ね、先半分で届いてしまう浅目のフォルティアをズンと突いた。

「んっおっおん〜ん! んっはっ! あう〜あっ、だっ、誰…はう〜うっ! あっ、貴方は誰なの…あうっう〜う!
いっ、いやん…つっ、突いたら…ああっ、突くう〜うっ! んんっ、むふう〜うっ!」

小生意気で礼儀知らずのフォルティアだが、肉体だけは超一流。
絡め合っている舌触りといい、ヌルヌルと滑る唇の感触といいディープキスが心底楽しめるようはじめから調整されている。
掴みやすく引きつけ易いウエストと、指の食い込むムッチリとした柔肌は堪らなく心地良く出来ている。
クイクイと肉棒の先半分を絞め上げる肉感と、奥が浅目で誰でも届く深さは万人向けの名器。

逝ったときには、子種を一滴残らず吸い出してくれるオートメーションシステムまで搭載しているらしい。
要望を全て取り込み、計算し尽くした上で設計されたようなフォルティアの肉体はまさに精密機械。高性能のセックスマシーンと呼ぶにふさわしい
出来栄えなのだ。
野蛮で淫らな本性を晒す牝獣ミレイヤの美しく豪華な肉体や、可憐な表情には不釣合いな強欲さを持つ淫女ラスキアのダイナマイトボディーとは
タイプの違いはあるものの、勝るとも劣らない最高の逸材であることに間違いはない。

三人娘を徹底比較していくためにも、またフォルティアの高性能メカニズムを解明するためにも確かめておきたいことは、最も重要な「逝きっぷり」。
そう考えたバンテッドは奥へ誘うフォルティアの動きに合わせ、肉棒のオプションを稼働させた。
グリグリと捻じ込んでいけば、イボイボが擦れ、先端が膨らむ。
ミレイヤとラスキアがそうだったように、これだけで初体験のフォルティアには絶対的なダメージを与えられるのだ。
だからといって、はじめから全力で責め立てるわけではない。
肉棒の動きは手加減した半分だけの軽い突き。
耐性を見たいこともあるが、ティアラヒロインの場合、逝かせながら盛り上げていった方が、真の「逝きっぷり」を暴き出し易い。

「んっん〜! ん〜! んっん〜ん!」

フォルティアの吐息の温度が熱を帯び、より激しく、より濃厚になっていく。
半分だけの軽い突きであっても、オプションの効果でフォルティアもあっという間に昂ぶっていくのだ。

上り詰めていくフォルティアを観察しながら、バンテッドはここに至って名乗りを上げることにした。
いくら性奴隷に堕ちる身とは言え、昇天させられる相手が不明では無念過ぎるはずだし、心に引っ掛かりがあるために
能力の全てを発揮出来なくなっても困るからだ。
これ以上ないくらい直接的な方法…口移しで、バンテッドは思いを込めた邪悪な息と唾液をフォルティアに注ぎ込んだ。

(ふっふっふ、武士の情けともいう。せめて名前だけは逝く前に教えてやろう! 俺様が、以前、貴様と交わる約束を交わした…宇宙貴族のバンテッド公爵だ!
これから永い付き合いになるが、まずは挨拶代わりの昇天絞め…見せてもらうぞ! さあ、思い切り、逝くがよい!
紅天使改め、高性能セックスマシーン・フォルティアよ!)

息と唾液に込められたメッセージが届いたはずなのに、礼儀知らずのフォルティアはそのまま黙殺。口移しでの返答はない。
そのかわり強引にディープキスを振り切ると、自由になった腕で抱きついて来て、肉体を激しくガクガクと震わせた。
肉体を預け渡すように抱きつき、全身で痙攣し、大声で絶叫する。
これがフォルティアの返答となったのだ。

「んっぱあっ! えっ、バッ、バン…あう〜うっ、いっ、逝っちゃう〜う! 逝くう〜うっ! バッ、バンテッドオ〜オオオンッ!」

下からぐぐっとバンテッドを押し上げる勢いで、柔らかいお尻が密着して来る。
入り切っていない肉棒の根元側半分が、割れ目で挟まれガッチリ固定される。
中に入った先半分には子種を導き出す硬軟両用の絞め技が繰り返される。
癒し系の肉体を超戦闘的に変貌させ、欲するままに搾り取る。
意外に単純だが、これが高性能マシーン・フォルティアの昇天メカニズムだったのだ。

力尽くで強引に子種を搾り取るミレイヤや、瞬間的な絞めで精液を吸い上げようとするラスキアとは、一味違うテクニック重視の傾向。
ただ基本的にはその点は小異だ。
フォルティアの絶頂を通して出た三人娘の共通項は、自分本位で強欲そのもの、下品で淫らな逝きっぷりなのだ。
そう結論付けたバンテッドは、少しずつ侵入を深くした。
分析を兼ねた凌辱は、フォルティアの中へ放出するまで中断されることはないのだ。


***つづく