平成28年5月13日・初版
ティアラヒロインSP「三人の性隷天使・第6部:淫絶!派遣性隷オークション!!」第4章「落札!トラブル?!不条理な償い」
フォルティアは相変わらず白いヒップをペッタン、ペッタン!
餅つきのような交合を続けている。
「はあん、はんっ…わっ、私が、はあはあ…高性能セックスマシーン、フォルティア!
ああんっ…テッ、テクニックと耐久性は…はあん、ばっ、抜群でっ! あくうっ、奥に当たるっ!
はあはあ…あっ、当たって、押し上げてっ…はあん! はあはあ…もっとっ、もっとおおっ!
うはん…もっとチューンアップしてえ〜えっ!」
言葉だけは自己紹介のようだが、コメントはバラバラだし、態度も不遜で失礼そのもの。
アンヴァンに抱きついたまま、顔すら向けず、自分勝手にヒップを動かし盛り上がっている。
お尻を打ちつける作業に飽きると、今度はそのまま上から睾丸を押し潰すように擦りつける。
長い肉棒を根元まで呑み込み、前後に動くのだ。
本来なら愛想笑顔を見せる場面。代わりに、アナルを観客に向けている。
買って頂くというより、嫌なら買うなと言わんばかりの売り手主導。
無礼千万で、上から目線の生意気なプロモーションだ。
それでも入札金額はどんどん高騰していく。
知的なお嬢様キャラだけに、強気なセールスも成り立つのかも知れない。
ただ、今のフォルティアは、淫らな悪党達の支配下にある性奴隷だ。
さすがにこれ以上、無礼な態度を続けることは許されない。
前のめりで擦るような動きが突然止まり、上体が起こされる。
そしてM字開脚のまま、振り向くべく、ゆっくりと回転が始まった。
「はんっ…んっうう〜うっ! あふんっ…うふっう〜うっ! はあはあ…こっ、擦れちゃう〜うっ!
んっふっ、うっう〜うっ! うっ、あひんっ!」
苦しみに耐えているかのように、それでいて悦びも噛み締めているかのように、荒い息遣いと喘ぎが漏れる。
回転に伴い、セックスマシーンの全貌が露わになっていく。
端正な顔立ちを淫らに歪め、よがる恥ずかしい表情。
ゆっくりとした動きでも、弾み揺れてしまう巨乳。
生意気なアナルが裏へ廻り、代わりに晒されたのは濡れて黒光りしているヘアー。
その茂みで覆い隠すように、アンヴァンの肉棒を根元までしっかり咥えこんでいる。
「あうんっ! はあはあ…あっ、改めまして…私が…はあんっ! こっ、高性能セックスマシーン…フォルティアですっ!
あああっ、いいぃ! はあはあ…わっ、私のおぉ〜!」
正対し、ようやく性奴隷本来の立場をわきまえた口調に変わる。
ただ、細かく腰をバウンドさせて、快楽に身を委ねながらの説明だから、不遜は不遜。
途中で言葉が途切れたり、熱い吐息に変わったりするから、不明瞭でもある。
もっともこの場合、商品説明コメントはそれほど重要ではない。
肉体のパーツの素晴らしさは、観ているだけで十分分かるからだ。
「はあはあ…とっ、得意なのは…ああんっ、ふっ、複数プレイですう〜うっ!」
申し合わせたように、そこへ先程、エスコートで射精し終えた赤鬼と青鬼が登場し、フォルティアの左右に立ちはだかった。
その肉棒を手と唇でしごかせるデモンストレーションのためだ。
「はんっ、あふん…かっ、かわりばんこに…こうして…しゃぶったりっ…んっぐう! はっふ、しごいて…硬くして、大きくして〜えっ!
はあはあ…上と下で咥えながら、つっ、突かれてっ! ああっ! あああ〜あっ!」
静まり返る中で、フォルティアの喘ぎと息遣いを混ぜたプレゼンだけが響き渡る。
静かと言っても、もちろん熱気は最高潮。
観客の誰もが、必死に耳を澄ませ、プレゼンに聞き入っているのだ。
観れば分かるパーツと違い、使用方法は重要だからだ。
「んっはっ…咥えながらっ! ズンズン突かれながらっ! いっ、幾つもの掌で揉まれて、たくさんの指で弄られてっ!
いっ、いろんなところを、みんなでっ、寄ってたかって…はあはあ…きっ、気持ち良くなってっ! 何度も、何度も気持ち良くなるう〜うっ!」
右から赤鬼、左から青鬼の掌が伸び、巨乳を揉み、乳首を弄る。
肉棒を手と唇でしごかせているお返しだ。
その間にもアンヴァンが鋭く突き上げる。
理想的な形の4Pが披露されていく。
入札金額がこれだけ高額に上ると、個人で対応出来る層など、限りなくゼロに近くなる。
必然的に企業や団体といった、何らかの集団をターゲットに据えざるを得ないのだ。
集団は個人と違って、趣向や過程より、利益や効果を重視する。
だから使用方法とその効用についてのプレゼンが大事になっていくし、観客の興味も誘うというわけだ。
「んっ…はっ! いっ、弄って、揉んで、一杯突いたら…はあはあ…さっ、最後は、なっ、中でっ! おっ、思い切りい〜いっ!
なっ、中で熱いのをぶちまけてえ〜えっ!」
複数プレイを繰り広げるフォルティアの声は、すでに昂ぶっている。
もちろんアンヴァンの我慢も風前の灯だ。
頭上の入札金額もいつの間にか1000億の手前まで到達している。
パーツの実物確認と、効果的な使用方法の説明が済めば、プレゼンも終盤だ。
後は、昇天デモンストレーションを今一度確認するだけになる。
「はあはあ…揉まれてっ、突かれてっ! フォッ、フォルティアは…こっ、こんな風に…こんな風に逝っちゃいます〜うっ!
ああっ、逝くうっ! うあああ、奥が突き上げられて、逝くうっ! いやああ〜ん、逝っちゃうっ、逝くう…ああっ、逝く、逝っくうう〜うっ!」
鬼族の掌から溢れるように、一段と激しく白い巨乳がボヨヨヨ〜ンと踊り揺れる
背筋を反らし、ガクガクと激しく震えながら、フォルティアは絶頂の時を迎えた。
両手で左右の肉棒をしっかり握りながら、かっと白目を剥いて、素顔を曝け出す。
“ドッピュッ…ピュッ!”“ドピュ…ピュッピュッ!”
フォルティアの紅潮した顔面に、二筋の白濁液が浴びせかけられていく。
そして黒く輝くアンダーヘアーの奥からは、ジワジワと白濁液が漏れて来る。
アンヴァンが中に放出した精液が収まり切れず、溢れ出てきたのだ。
ちょうどこの時、頭上のカウンターはすべての桁を9で埋めていた。
フォルティアの中出し昇天プレゼンも大成功を収めたのだ。
最後の最後まで、強気で上からの商いを通したにもかかわらず、ミレイヤ同様1000億での落札が決まったのだ。
大仕事を終えたフォルティアは、背後のアンヴァンにもたれたまま、何度も何度も肉体を震わせた。
それはここまで何度も突き入れられた邪悪な肉棒達への感謝の舞であり、これだけの価値をつけてくれた
新たなる御主人様への挨拶の踊りでもあった。
白濁液に汚れた頬を紅く染めながら、満足そうに…それでいて少し物足りなそうな笑みまで浮かべながら
深い眠りについていく。
時間の都合で披露こそ叶わなかったものの、フォルティアのプレゼンの趣旨は十分過ぎるほど客席に伝わった。
本来なれば、ぶっかけなどさせずに、かわりばんこに突き入れ、順番に中で放出させる。
そしてそれを悦んで受け入れるのがフォルティアの真骨頂ということだったのだ。
無様に失神しながらも、少し物足りなそうな余裕の笑みを浮かべているのが、その証明なのだ。
「またしても沢山の入札を頂き、ありがとうございました。これよりフォルティアは3か月間、貸し出し中と相成りました。
次の機会をお待ち申し上げております」
落札したのは南の島に作られ、オープンを控えている超高級リゾート施設。
開場記念の目玉として、超富裕層がバカンスを楽しむ間の玩具になるわけだ。
複数乱交もこなせる耐久性を売りにしたフォルティアなので、ほぼ狙い通りの集団に落札されたといっていい。
自らをハニートラップ化する企画で、法人に売り込んだのがミレイヤといい、ここまでのプレゼンは見事なまで出来と言える。
「さて、本日最後の商品となりますのは こちらの…ラスキアでございます!」
妖鬼の紹介と共に、スポットライトが切り替わる。
巨体のタイラントの上で踊るように責められているラスキアだ。
「ああっ、御主人様の硬いモノがっ! ああっ、突き上げて来る! はうう、ズンズン来る! ああっ、いやん!
ああっ、いやああ〜んっ!」
光芒に照らされ、注目を浴びたことを知ったのか、タイラントの突き上げが一段と鋭さを増した。
ぶるんぶるんと白い巨乳を踊らせながら、肉棒をしっかり体軸に決め、ラスキアは裸体を震わせた。
頭の後ろで手を組んでいるから、淫らに悶える表情も、汗に濡れた巨乳も、衆人環視の元晒されている。
商品なので当然だが、快楽に浸ったまま、プレゼンを忘れられるような身の上でもない。
「わっ、私は…淫乱な女、ラスキアです! 淫らな真似ならどんなことでも…あっ、ううんっ!
あっ、明るいところで恥ずかしい真似をさせられたり、いっ、いろんなポーズで犯されたり…ああっ、いやんっ!
こっ、こんな風に、沢山のご主人様に観られながら、逝かされちゃう…なんてっ! ああっ、いやあ〜ん!」
トロンとした虚ろな瞳。無邪気な愛くるしさの残る表情。それでいて淫ら極まりないセックスライブが展開されていく。
どうやらラスキアはセールスポイントを視覚的な要素に置いているようだ。
秘め事であるはずの自慰や恥ずかしいポーズを十分に見せつけ、御主人様を昂ぶらせたうえで存分に犯される性奴隷。
そしてその交合している姿そのものをショーとして見せることにより、更なる価値を見出そうというわけだ。
「はんっはんっ…すっ、凄いっ、凄いよお〜っ! つっ、突き上げてるんっ! ズンズン、突き上げてるっ!
観てるっ、新しい御主人様達が…みんなで観てる前でっ! ああっ、うっ、上に乗って…跨って犯されてるっ!
ああっ、いやっ、いやあ〜んっ!」
騎上位の馬となっているのが、巨体のタイラントとあって、絵的にはその迫力も満点だ。
まさにロデオ顔負けで、振り落とさんばかりに、ラスキアを突き上げていく。
ラスキアの股間が浮く度に、がっちり嵌っている肉棒が見え隠れする。
その太さと大きさは暴れ馬並みだ。
「はあんっ、突き上げるっ! こっ、こんなに激しく突き上げられたらっ…体が弾んでっ…いやん、抜けちゃうっ!
ああっ、抜けそうなのにっ! 大きいっ! 大きいから、抜けずに…抜けずに、また突き上げてっ、うっああ〜あっ!
奥までっ! 奥まで突き上げるう〜うっ!」
激しく悶えながらも、ラスキアは淫らな状況を詳細に解説していくことを忘れない。
豊満な肉体を弄ばせるだけではなく、見せること、観られることに価値を見出してもらおうとする方針なのだ。
先にも書いたように、この場に集まっているのは、富裕層の個人と国家のような機関だけではない。
商いを生業とする各種の法人も多数参加している。
個人の玩具や国家の手駒ということでなく、商業的な需要にラスキアは狙いをつけているのだ。
実際、ラスキアのセックスステージならば、映像だろうが、ライブだろうが、下手なプロデュースなど一切無くとも
強烈な需要は間違いない。
「はああ〜あっ、凄いっ! はあはあ…突き上げられて、犯されてるっ! こっ、この姿を…この恥ずかしい姿を、観てっ!
いっ、色々な方へ伝えてくださいっ! はあんっ、はああ〜んっ!」
先程までは、不埒な笑みを浮かべていたタイラントだが、次第にその表情が険しさを増している。
巨乳エナジーを満タンチャージした精嚢が暴発寸前になっているのだ。
もちろんラスキアの受け入れ態勢も整いつつある。
陽炎のような神秘的で神々しいエネルギー体から、白く濁った熱い液体に変わったとしても
元々はラスキアの中にあったものなのだ。
「はあはあ…はんっ、はんっ! ごっ、御主人様に色んな格好で淫らに犯され、力一杯突き上げられてるっ!
そんな、そんな恥ずかしい姿を、沢山の人々に見せてあげて下さいっ! そしてお気に召した方にはああ〜あっ!
はあはあ、実際に、御主人様と一緒にこの身体を隅から隅までご堪能下さいませぇ〜えっ!
あはんっ、はあんっ、逝くっ、逝っちゃうよお〜おっ!」
カウンターの数字はグングンと上昇し、すでに1000億直前。
オークションも最後の一品。誰が競り落とすのか最重要局面を迎えているだけに、会場には声にならないどよめきが広がっていく。
ただ、今観るべきは落札価格よりも、淫女ラスキアのクライマックス。
観られること、見世物になることを訴え続けてきたラスキアの一世一代の昇天シーンが始まろうとしているのだ。
「はんっ、はうっ、はあんっ! ああっ、いやんっ、いやあ〜ん! はんっ、はうっん、ああっ、逝くうっ! はあっ、はうっ!」
半開きにした紅く濡れた唇から、吐息を漏らしながら、ラスキアは激しく腰を上下させた。
タイラントの巨根をその奥で飲み込んだ黒いヘアーをチラつかせ、汗の浮いた剥き出しの巨乳をブルンブルンと淫らに揺する。
掛け声のような喘ぎ。キラキラと艶めかしく光りながら踊り狂う二つの乳房。そしてリズミカルに叩きつけられる真っ白なヒップ。
声や動き、ラスキアの全てが一連に繋がった。
「はあはあ、みっ、淫らな女、ラスキアは…はあはあ、こっ、こんな逝き方をしますう〜うっ!
観てっ、観て下さいっ…はうっ、はんっ、はあうんっ…いやっあん…逝くう〜、逝っちゃう〜うっ!
はうんっ、はああんっ…ああっ、あ〜、あ〜逝く〜う…逝く、逝く、逝く、逝くうう〜う!ああっ、いっやあああ〜ん!」
頭の後ろで組んだ手に、もたれるように上半身を反らしながら、ラスキアは何度も何度も絶叫した。
M字開脚のまま、落とした腰を更にねじ込むように押し付けながら、我が身の絶頂を訴えたのだ。
新たなご主人様となるかも知れない観客達を、白目を剥いて睨もうが、無様に開いた唇から涎が零れようが、一顧だにしない。
純真可憐なロリータフェイスに隠された淫らな本性を曝け出したのだ。
濡れて輝く巨乳から、やや紅潮した白い肌に、汗が一気に幾筋も流れ落ちる。
全体重をかけ押し付けられたヒップが、グリンッ!グリンッ!っと大きく動く。
その割れ目の中に呑み込んだタイラントの巨根を軸にした、捻じるような動きだ。
滑りを助けるためか、熱を冷ますためか、背中の汗が腰を伝って、お尻の割れ目に注がれていく。
そして絶頂の余韻に浸りながら震えているツンと立った乳首が、指し示す頭上のカウンター。
そこには淫女ラスキアに付けられた値段が表示されている……はずだったのだが、いつの間にかエラーを示す横棒を並べていた。
入札集中でシステムがパンクしたのか、それとも集計処理が追いつかないのか?
入札額の高騰具合を考えても、商品価値を考えても、当然ながら1000億には達しているはずだ。
プレゼンそのものも、成程、計算されたアイデアだった。
借り受けてからラスキアを様々な形で弄びながら、映像として記録する。そうした映像を発表すれば
瞬時に拡散するだろう。
恥ずかしい姿を拡散する権利。ラスキアのコンセプトは、ビジュアル権を兼ね備えた上で、性奴隷として、大物本番AV女優として
レンタルしてもらおうということなのだ。
もちろん借主がその手の事務所や企業である必要はない。
そもそも元は宇宙のアイドル、ティアラヒロイン。
その上、本番中出しはもちろん、複数プレイや獣姦まで仕込まれた企画女優並みの作品が撮れるのだ。
話題性も需要も天文学的にあると言える。
短期であっても、これだけの大物を専属に出来れば、その時点から映像会社やアダルトビデオ部門を設立しても商売が成立する。
絶対売れる映像ならば、大金を積んでスポンサーになっても、投資の回収が容易なのだ。
値決めがなされない状況の中で、渾身のアピールを終えたラスキアは、崩れるように前のめりに倒れ込んだ。
その拍子にタイラントとの結合が解け、中からドロドロと白濁液が溢れ出した。
そしてこの時、ようやくにしてカウンターの表示に動きが出た。
ただ、それは金額を示す数字ではなかった。
横棒から文字に変わったのだ。
“FAILURE”(不成立)
静かだった会場にざわめきが拡がっていく。
すかさずスポットライトが切り替わり、進行役を務める妖鬼が浮かび上がった。
美しくも冷たい能面のような表情をわずかに歪め、女王様さながらの姿でゆっくりと舞台の中央へ進み始めた。
準備万端で迎えたはずのオークションが、最後の最後に多くの観客の前で不手際を起こしてしまったのだ。
主催者代表として、笑って見過ごせるような事態ではない。
「入札を頂きました皆様、大変失礼いたしました。商品に不具合が発生したようでございます」
舞台の中央まで進んだ妖鬼は、寝台の傍らにひざまずくと、おもむろにラスキアの髪を掴んだ。
美しくも冷たい笑みを浮かべながら、反失神のラスキアを引き起こし、侮蔑するように問い正し始めた。
「淫女ラスキア…性奴隷の分際で、一体、どういうつもりですか? これだけのお客様に値付けをして貰いながら
何故、オークションをぶち壊しにするのですか?」
客席から観ている限り、これはちょっと理不尽な言い掛かりだ。
ラスキアはオークションに応じていないどころか、寧ろ、積極的なほどのアピールを披露していたのだ。
そもそも落札の決定権は時間と機械に委ねられており、その行方をラスキアが左右することは許されていない。
どのような原因なのかは不明だが、どう考えてもカウンター装置の故障が落札を混乱させたことに間違いはない。
「何発も精子を注がれ、大きな乳を揺さぶりながら悦んでいたというのに…全く、なんと困った小娘なのでしょう!
これだけお集まり頂いた観客の皆様にどのようにお詫びをするつもりですか?」
昇天の弾みに、気を発するとか、念力でも使ったのだろうか?
だが、ラスキアの昇天は、ここまでの調教の中で散々研究され尽くされているはずだ。
気功やオーラ現象があれば、対策は講じられていなければおかしいし、念力のような超能力は
元々ラスキアには備わっていない。
ティアラヒロインはあくまでも人間の持つ能力やパワーが優れているに過ぎないのだ。
「ほっほっほ、皆様にご説明させて頂かねばなりませんね! 実は、このカウンターは電動式なのでございますが
ある一定の周波数により動作を止めてしまう場合がございます。どうやら、この小娘…昇天の絶叫とともにその周波数を使って
カウンターを止めてしまったようです! ほっほっほ、私共の抜かりでもありますが…とんだ悪戯を仕出かしますね!」
成程、そういった現象ならば、トラブルの可能性はあるかもしれない。
確かに昇天時のラスキアが発したのは、咆哮と呼ぶにふさわしい程の絶叫だった。
とにかく…そうと判れば、この場合、性奴隷であるラスキアの責に帰すことになる。
当然、機械を用意した鬼族の不手際などは棚に上げられるのだ。
そして、残された疑問は2つ。
故意なのか、偶然なのか…カウンターを止めたラスキアの動機がどこにあるのか?ということと、
ラスキアの落札の行方はどうなるのか?ということだ。
もちろん、そんな空気が読めない妖鬼ではない。
未だ半失神のラスキアを四つん這い…というより、顔を床につけたままの土下座ポーズをとらせると
大きな双頭バイブレーターを取り出し、2つの穴にあてがった。
バイブはすでにウインウインと不気味な音を立てながら作動している。
「ほっほっほ、さあ、ラスキア! 皆様にカウンターを故障させた理由をご説明なさい!」
「んっ…あっ、あんっ(ズブズブッ!)あひいっ! あっうう〜んっ!」
疲れ切り、動くことを放棄していた白い裸体がビクリッと震えた。
中出しされた精液が残ったままのところへ、お尻の穴共々、極太の双頭バイブで責められるのだから、失神してなど居られない。
責め手は、弱い部分を全て把握している妖鬼…酸いも甘いも判っている同じ女なのだ。
射精して果てることがないのだから、目的を遂げるまで、徹底的に続けられる苛烈な責めとなる。
「さあ、ラスキア、一体どうしてですか? 何故、カウンターを止めたのですか?!」
「あっひいっ! あっ、当たるっ! りょ、両方っ…両方ともっ、おっ、奥にっ! ああっんっ、当たってる〜うんっ!」
たちまちバイブは奥まで差し込まれ、双頭の枝分かれ部分が2つの穴を繋ぐアーチと化した。
妖鬼の手を離れたグリップの部分が、四つん這いのラスキアのお尻とともに、クネクネと揺れ動く。
その動きに合わせるように、穴の中に残っていた白濁液が溢れ、お尻の割れ目からヘアーを伝って、タラタラと滴り落ちていく。
お仕置きを兼ねた尋問。SMプレイという趣でもあるから、ショータイムの続きであり、再開ともいえる。
「あう〜あ! うっうう、あっう、動くっ、動く〜うっ! いっ、いやん 凄い、奥に当たって、動くうっ! ああっ、うっうう〜ん!」
「おやおや、そうして、また盛り上がろうというわけですね? あれだけ逝ったにもかかわらず、どこまで強欲な身体なのでしょう?
ほっほっほ、ならば今度は…こうしてあげましょう!」
冷酷な笑みを浮かべながら妖鬼は、クネクネと動くバイブのグリップをおもむろに掴んだ。
途端にみるみるグリップが膨れ上がり、妖鬼の手に余るほどの太さになっていく。
「あっう〜うっ! こっ、これじゃすぐ逝っちゃうっ…あっ、ああっ! いっ、いやんっ、萎む…萎んじゃダメっ! ああんっ…いやあぁ〜んっ!」
バイブは2つの穴にがっちりハマったままだが、ラスキアの叫びが嘆きに変わる。
どうやらバイブの質量を頭と柄で自由に変化させられるようだ。
これほどまでにグリップが太くなっているとすれば、ラスキアの中に入っている双頭部分は、かなり細く小さく…小指よりも縮小されているはずだ。
肉体が燃え上がったところで、火を消される。
同性の妖鬼だからこそ思いつく、寸止め系の責めだ。
「ほっほっほ、それなら理由を言うのです、ラスキア! キチンと皆さんに止めた理由を言うのならば、ほうら、こうして動かしてあげましょう!」
「はあはあ…あひんっ! まっ、また中で膨らんでっ…そっ、そうっ! どんどん大きくなって、奥までっ…あっくうっ! うっ、動くっ、動いてるっ!」
「ほっほっほ、このまま逝きたければ、さっさと理由を言うのです! さもないと…」
「当たってっ、おっ、押し込むっ! いいっ、凄くいいっ…ああっ、ああんっ、いやんっ! 萎んじゃうっ! 言う、言いますっ、御主人様!
いっ、今から言うから、お願いだから、小さくしないでっ!」
調教の成果か、それとも御する妖鬼の手並みが優れているのか。
バイブ一本だけで、最早、ラスキアは自由自在になっている。
「ああっ、そっ、そうですっ! おっ、大きく膨らんでっ! あっうう〜うっ、すっ、凄いっ! おっ、奥まで届いて…動くっ! 凄く動くう〜うっ!」
「ほっほっほ、それで理由は何なのですか? ラスキア!」
土下座しているラスキアへの尋問が続く。
いや、それは尋問というより、性奴隷が言うことを聞かなかったり、粗相をした場合の実技指導という方がしっくりくる。
そもそもラスキアにさしたる動機やそれを隠す必要があるわけではないのだ。
例え、落札を阻む理由があったとしても、それはラスキアにからすれば正に無駄な抵抗。
ご主人様が変わることはあっても、性奴隷の身分が変わるわけなどないからだ。
「あっうう〜うっ! 逝きそうっ! なっ、中で動いてっ! やっ、やっぱり…良いからっ! うっ、宇宙…基準の…あっひっ!
ごっ、ご主人様の太くて硬いのが…いいっ…良いからっ!」
「何ですか? もっと大きな声で!」
「あっうっ、凄いっ、凄いい〜んっ! うっ、宇宙の…おっ、鬼族のご主人様とか…のがいいのっ…あの太さと硬さ…あっうん!
ちっ、地球基準じゃ…あっくうっ! きっと…足りないい〜んっ! そっ、それで…きっ、決まる前にっ…周波数を合わせてっ!
ああっ、もっ、もう…お許しくださいっ! いっ、逝くっ、逝っちゃう!」
「何と…人間では物足りないから、このまま我らに飼われていたいから、落札を阻止するためにカウンターを止めたというのですか?」
「ああっ〜ん、はっ、はいっ! そっ、そうです、ご主人様…もっ、もう逝くっ、逝っちゃいますっ!」
ラスキアの意向は、宇宙基準でないと満足出来ないから、地球基準ではお断りだということ。
人類では物足りないので、今後とも宇宙人である鬼族や一味に犯されたいから、貸し出しを阻止したのだ。
「全く、呆れて言葉もありませんね! お集まり頂いた皆様に失礼だとは思わなかったのですか!?
そもそもご主人様を選り好みしようなどと、思い上がるにも程があるというものです! お前は淫らで下等な性奴隷なのですよ、ラスキア!」
言葉と共に立ち上がった妖鬼は、その掌をかざすと、ラスキアの生尻に振り下ろした。
「(ペッシ〜ン!)はううっ! 逝っちゃうう〜うっ!」
手跡が残るくらいの大きな音のするお仕置きだが、今のラスキアに効くのかどうか?
どんな刺激も昇天への活力に利用されてしまうだけ。
それほどまでの淫女振りだ。
いつの間にかバイブのグリップが、細く小さく…殆ど喪失されている。
つまりラスキアの中に埋まっている双頭が、最高レベルまで膨れ上がっているということだ。
「おやおや、まだまだ躾が不足しておりました…これでは貸し出すことなど出来ませんね! ほっほっほ、我儘で仕方のない小娘ですね!
ならば皆様へのお詫びの印に、精々その無様な姿だけでも曝け出すのです! さあ、ラスキア、もっとお仕置きしてあげましょう!
叩かれながら…思い切り逝くのです! 淫らに無様に…」
外から見えるバイブ唯一の部分。つまり2つの穴に渡ったアーチを上下左右にクネらせながら、ラスキアは昇天に向かってゆく。
2つの疑問は観衆の期待を真っ向から裏切る結果となった。
人類では物足りないから、自らの意志で落札を拒み、貸出延期、すなわち宇宙レベルの肉棒による調教延長を勝ち得たのだ。
やがて首輪のギラツキが最高潮を迎え、プラスアルファの望みの叶う瞬間がやってきた。
土下座のままのラスキアはバイブのハマったお尻を虚空に高々と突き出した。
そこへ、ペシンッ!ぺシ~ン!と妖鬼の掌が容赦無く振り下ろされる。
叩かれ見る見る紅潮していく生尻。
ついに汗や白濁液を一気に振り払うかのように、プリリ〜ン!と大きく振られた。
「(ペッシ〜ン!)はうっあっ…逝くう〜! ごっ、御主人様にお仕置きされながらっ、(ぺシッ~ン!)あうっ〜あ、逝く〜う…逝っちゃうっ!
逝く、逝く、逝くうう〜う〜のぉ〜! (ぺェシ〜ンッ!)んっああっ、いっやあああ〜ん!」
絶叫の音域は、底響きがするほどのアルト。
頭上のカウンターがまたしてもエラーを示す横棒表示に変わる。
意識してのことなのかどうかまでは判らないが、エラーはラスキアの絶叫が原因だったのだ。
そしてその絶叫にこれまた共鳴したかのように、バイブの柄もみるみる膨れ上がっていく。
もちろん、こちらは周波数の影響などではない。
ラスキアの絞め付けにより、双頭の質量が柄に押し出されただけ…直接の力技だ。
「ほっほっほ、やはりその声でしたね! しかし、再び、カウンターを止めてしまうとは…どこまで小生意気な真似を仕出かすのでしょう!
まったく、他の二人に比べるととんだ跳ねっ返り…まあ、明日からたっぷりと仕込み直してあげましょう!」
妖鬼の言葉に頷くかのように、天を指すバイブがゆっくり揺れる。
但しこれでは、散々その気にさせられた観客の方は収まりがつかない。
商品である性奴隷の気が変わったから、出品中止と言うのでは、オークションのルール違反だ。
また理由からして、集まった観客を、いや、人類そのものを明らかに侮辱している。
土下座のまま無様に果てたラスキアに、抗議の視線が次々に注がれていく。
「ただ、これでは折角入札頂いた皆様に申し訳が立ちませんね! よろしい、如何でしょう?
期待を裏切った埋め合わせとして、ラスキアへ入札頂いた全ての皆様に、交代で調教をお手伝い頂くということにしては?
調教と言っても、本番中出しが基本になりますので、やることは大きく変わらないことかと思います。
ほっほっほ、もちろん、御代は頂きません! その分、順番が回ってきた際には、このようなことが起こらない様
厳しく仕込んで頂きたいと思います!」
相変わらずの察しの良さ。妖鬼の空気を読む感性と、その素早い対応は見事なまでのものだ。
この妥協案なら、入札者達も納得どころか、十分に満足するに違いない。
例え僅かな時間や機会であっても、無料でラスキアを自由に弄ぶことが出来るのだ。
不満と憤りに包まれていた会場の空気は一変し、拍手喝采が巻き起こっていく。
大盛況のエンデイング。次回のオークションは更なる集客が期待出来るだろう。
相変わらずラスキアの顔を踏みつけたままの妖鬼が笑う。
「ほっほっほ、それではこれにて性奴隷オークションを閉会致します。また三か月後にお目にかかりましょう! ごきげんよう!」
言葉と共に、スポットライトが消え、会場全体が闇に包まれた。
その闇に唯一浮かぶのは、電光カウンターのエラー表示だ。
ようやくラスキアの絶頂周波数の影響から復旧しようとしているのか、横棒の点滅が徐々に文字へ変わっていく。
***つづく?