平成11年12月16日・初版

パワーレンジャー・ターボ外伝・キャシーとアシュリーの夏休み/ペースケ・著

 キャシーとアシュリーはサマーバケーションを日本で過ごしていた。 その日は東京見物をして、夕方、ホテルにチェックインした。場所 は新宿である。いったん荷物をおいてから夜の街にまた遊びに行こう と2人は決めていた。 「ふぅー、日本ってとってもごちゃごちゃしているところね」 「そうね、なんでもかんでも少し小さいし」 2人はエレベーターで降りながら話をしていた。 「いい男いるかなあ」 「ここまで来てボーイフレンド探しなの、好きねえキャシーも」 「あなたもでしょ、アシュリー」 「まあね」 2人はまだハイスクールに通う学生である。 「さて、どっちにいく?」 「駅のほうにいきましょ」 地下をぬけ、新宿の西口に出た。 「なんかきたないわね」 「そうね、デパートにはいってみましょうよ」 2人はふらふらとそこらへんを歩きまわった。そしていつのまにか、区役所通りを 抜け、大久保まで来てしまった。 「あれっ?こっちじゃなかったっけ」 「あっちじゃない」 しかしそれは反対方向だった。そこは怪しいホテル街にいく道であった。 「変ねえ」 「キャシーの方向音痴にはほとほと参るわ」 「だってきたことないんだもん。しょうがないじゃない」 「まあそうなんだけどね」 2人が歩く道には誰もいなくなった。 「ねえ、早く帰りましょうよ」 「私だってそうしたいわよ」 2人は肩を寄せ合い、小走りに進んでいった。すると、前方の電信柱 のところに人の影が見えた。 「あっ、人がいるわ。あの人に道を聞いてみましょうよ」 「えーー、なんだか薄気味悪そうだけど」 「だいじょうぶ、だいじょうぶ」 キャシーは一人、その影に向かって声をかけた。 「あのーすいません、私達、道に迷ったみたいなんです」 影が振り向いた。それは人のよさそうな背の高いおじさんであった。 「それはそれはお困りでしょう。で、どこへ行きたいのですか」 キャシーは内心ほっとして応えた。 「えーと、新宿のワシントンホテルです」 「そうですか。でしたら、こことは反対のほうですよ」 「そうなんですか。ありがとうございます」 「いえいえ、これぐらい大したことではありませんよ。キャシーさん」 「.......えっ、どうして私の名前を知っているの」 「あたりまえですよ。成田空港からずっとあなたたちをつけていましたから」 「あなた、だれ!」 「フフフ、私はリッチハイカー2世。悪のコンサルタントです」 「なんで私達を狙うの!」 「最近不景気でしてね。ディバトックスに雇われたということです」 「なんですって」 「日本でしたらあなたのお仲間もいませんし、ターボパワーレンジャーも簡単に倒せる ということです」 「そんなにうまくいくと思っているの、ピンクターボとイエローターボをなめないでよ」 「フフフ、悪のコンサルタントは頭脳で勝負ですからね。2人の女の子くらい、私だけ でじゅうぶんと計算してあります」 「なにー、よくもそこまでバカにしてくれたわね。もう怒ったわ」 「怒った顔もまた素敵ですよ、お嬢さん」 キャシーはアシュリーのほうを振り向き駆け出すと同時に叫んだ。 「アシュリー、変身よ!」 「えっ、どうしたってゆうの」 「こいつは敵よ、早く戦うのよ」 「わかったわ」 2人は並んで変身した。 「ピンクターボレンジャー!」「イエローターボレンジャー!」 2人はリッチハイカー2世に向かい合った。 「フフフ、2人とも変身しましたか。そうでなくてはいけません」 リッチハイカー2世も本来の姿に変わった。 「変身したからには、もう負けないわ」 「イエローターボは無敵よ」 「それはまちがいです、イエローターボ」 「なんですって」 「あなた達は私に負けるのです」 「負けることなんかないわ」 「いいえ、私には勝てません」 「おまえが負けるのよ、リッチハイカー2世」 「フフ、聞き分けのよくないお嬢さんですね」 「いくわよ」 2人はそれぞれ自分の武器を出した。 「サイドナックル!」 「バンパーボウ!」 ピンクターボはバンパーボウをリッチハイカー2世に向けて放った。2本の矢が 飛んでいく。その上をイエローターボはジャンプした。2段攻撃を仕掛けよう とゆうわけだ。しかしリッチハイカー2世は不敵に笑っていた。 「そうくることは既によんでいますよ」 ピンクターボはその声を聞いて、ここまでのすべてがリッチハイカー2世の罠だと 初めて気がついた。 「アシュリー、これは罠よ、気をつけて!」 しかし、それはすでに遅かった。イエローターボはナックルをリッチハイカー2世に向け 降下しているところだった。 「キャシー、何?」 ピンクターボの放った矢はリッチハイカー2世に命中しようとしていた。そしてそのまま 胸に刺さった。が、そこはプロテクターであった。リッチハイカー2世は矢を抜き、矢じりをイエローターボのほうに向けた。 「さあ、向かってきなさい」 「だめーー、避けられない!」 「フフフ」 イエローターボはリッチハイカー2世の術中にはまった。ナックルを右手で受け止められ、左手に持った2本の矢が肩に突き刺された。 「ぎゃあーー」 「ああ、アシュリー!」 イエローターボの右肩は強化スーツが破れ、深く矢が立っていた。着地に失敗し、 地面をころがり、仰向けになって止まった。その手にナックルはすでにない。 「うう、右手が動かない.......」 リッチハイカー2世はイエローターボの傍により、その傷ついた右肩に脚をのせ、体重を かけた。 「あああああああああああーーーーー」 イエローターボの悲鳴があがる。 「どうです。味方の武器でやられる感想は」 「ううう、これくらいで.......」 リッチハイカー2世は矢に手をかけ、ねじりこんだ。 「うわああああああーーー」 鮮血が強化スーツを赤く染めていく。イエローターボは左手で矢を抜こうとするが、 返ってそれが自分に痛みを与えてくる。 「おや、抜きたいのですね。では、私が手伝ってあげましょう」 「うう、や、やめてーー」 リッチハイカー2世は右足をイエローターボの腹に置き、右手で矢を力まかせに抜いた。 「ぎゃああああああーーー」 抜いた跡からさらに激しく血が流れ出した。 「アシュリー!」 (自分の武器でアシュリーが.......) ピンクターボは混乱していた。しかしすぐさま我に返ると、駆け出した。 「よくもアシュリーを」 リッチハイカー2世はチラリとピンクターボのほうを見ると舌打ちした。 「チッ、邪魔はさせませんよ」 ピンクターボはオートブラスターを抜き、走りながら撃った。しかし、興奮している せいか、まともにリッチハイカー2世には当たらない。 「ヘタクソですねえ、こうやって撃つのです」 リッチハイカー2世は左手を広げ、ピンクターボに手のひらを向けた。そこに白い煙状 の玉があらわれ、少しずつ大きくなっていった。 「ビリビリバックファイヤーでも食らいなさい」 そして白い玉は手を離れ、直径が人間ほどになると、ピンクターボに向かっていった。 「えーい、そんなもの」 ピンクターボはジャンプしてそれを避けた。玉はピンクターボの真下を通りすぎた。 ピンクターボは一回転して着地した。 「あなたの武器もたいしたことはないわね」 「そうですかな。後ろを御覧なさい」 「えっ?」 ピンクターボが振り向くと、目の前にやり過ごしたはずの白い煙玉が自分に向かって きた。体から血の気が引く。一瞬にして、ピンクターボは煙に包まれた。煙の中はプラ ズマが飛び交う高電圧スポットだった。ピンクターボの全身を電撃が貫いた。 「ぎゃあああああああああああ」 ピンクターボは悲鳴とともに気を失い、その場に倒れた。 「キャシー.......」 イエローターボは痛みで薄らぎつつある意識の中でピンクターボが倒れていくのを 認めた。 「では邪魔者は静かになったところで、ゆっくりと料理いたしましょう」 「な、なにを.......」 「さんまの開きとでもいきましょうか」 リッチハイカー2世はイエローターボの右脚に自分の左足を載せた。そしてイエロー ターボの左脚を両手で掴み、空高くあげて股裂き状態にした。 「ああん、いやぁぁーー」 そして右足でイエローターボの秘園を蹴りつけた。 「ぎゃあぁぁ、いたいーー、やめてーーー」 「じゃじゃ馬はしつけをちゃんとしないといけません」 「いや、いや、そんな、女の子の大事なところを責めるなんて、ひどい」 「これぐらいの責めに耐えられなくてどうします。情けないですね」 「ああ、ああ、そんなに強くしないで.......」 イエローターボは意識が肩の痛みと秘部の痛みで朦朧としていた。 「さて、あなたにはしばらく黙っていてもらいましょう」 「な、なに.......」 「こうします」 リッチハイカー2世はさっき抜いた矢を拾い、それをイエローターボの腿に目掛けて 刺した。 「あああああーーー」 「このつぼをつくと、もう動けませんよ」 「ううーーー」 イエローターボは首をうなだれ気を失った。 「さてお楽しみは基地に戻ってするとして.......」 リッチハイカー2世はピンクターボが倒れているところを振りかえった。 「おや、もう気がつきましたか」 ピンクターボは体をふらつかせながらも、肩膝をつき立ちあがろうとしていた。 「では、次はあなたといきましょう」 「そ、そうは簡単にはいかないわ」 そういうピンクターボの声は実に弱弱しい。 「ピンクターボ、あなたもすぐ私のものとなりますよ、ホーホホホ」 「そんなことは、い、いかないわ、イエローターボの分まで戦うわ」 「おやおや、気の強いお嬢さんですね」 「いくわよ」 ピンクターボは再びバンパーボウを放った。 「それが私に効かないのは、さっきお見せしたでしょう」 リッチハイカー2世はそのまま両手を腰にあて、胸を突き出した。まるで当てろと いわんばかりである。 「だからあんたはバカなのよ」 「なんですって」 2本の矢はリッチハイカー2世に突き刺さる直前になって、炎をあげて爆発した。 「うあっ」 「どう!」 リッチハイカー2世の立っていた場所に白煙があがる。そしてその中から、リッチ ハイカー2世がふらふらとなって現れた。 「く、こ、こんな技があるとは.......」 「どう、バンパーボウの力、思い知ったでしょ」 「うーーー、」 リッチハイカー2世は大の字になり、前からゆっくりと倒れていった。 (やったわ) 「口ほどにもないやつね、リッチハイカー2世」 リッチハイカー2世はばったり倒れたまま動かなくなった。 「さあ、アシュリーを助けなくちゃ」 ピンクターボはふらふらと走ってイエローターボのそばに来た。 「アシュリー、アシュリー、しっかりして!」 ピンクターボはイエローターボを抱えて、激しくゆすった。しかし、反応がない。 「お願い、気がついて。アシュリー、起きて」 「..............」 ピンクターボはイエローターボのマスクを2,3度叩いた。それでも何も言わない。 「アシュリー、どうしたの。アシュリーーーー」 その時だった。ピンクレーサーは首を後ろから強く掴まられるのを覚えた。 「うっ!」 思わず首をひねると、そこにはさっき倒したはずのリッチハイカー2世が立っている。 「うう、やられたはずでは.......」 「私があれくらいでやられるとお思いですか。あなたこそ、そうとうのオバカさん です」 ピンクターボはイエローターボを抱えていた手を放し、首にかかっているリッチハ イカー2世の手を解こうとした。イエローターボが地面に落ちる。 「おやおや、仲間は大事にしないといけませんよ」 「リッチハイカー2世、アシュリーに何をしたの、ううう」 「なに、たいしたことはしてませんよ。催眠状態になるつぼを刺激しただけです」 「なんですって、はやく解きなさい」 「じきに目は覚めます。それより、自分のことを心配なさい」 リッチハイカー2世は右手にイエローターボのナックルを握っていた。 「それはイエローターボのサイドナックル」 「そうです。これがどれくらいの効き目があるか、試してみましょう」 「いやん、やめて」 「だめです、私を怒らせた罰です」 リッチハイカー2世はナックルをピンクターボの腹に撃った。 「ウッ、ウウウウウウ.......」 「どうです」 ピンクターボは首をうなだれたが、ゆっくり顔をあげた。 「こ、これぐらいなんでもない.......」 「おやおやまだ強がりですか。いい加減にしないと後悔しますよ」 「だれが強がりなんか.......」 「まったく、近頃のお嬢さんは自分を知らないで困ります」 「わ、私は負けない.......」 「まったく、どんな顔でそんなことがいえるのか、見てみたいですね」 「うう.......この手を放して.......」 「ではなまいきな顔を見てみましょうか」 「えっ」 ピンクターボはナックルがバイザー越しに向かってくるのが見えた。 「きゃあーー」 バイザーのど真中にナックルがきまった。1回ではなんともないが、それが 連続して攻撃されるとさすがにバイザーにひびが入る。 「や、やめてーーー」 「だめです。私は一度言ったことは最後までやるのです」 ひびがバイザーの全面をおおった。 「とどめです」 「ああああーーー」 バイザーがこなごなに割れ、キャシーの顔がマスクの中に見えた。 「かわいい顔して目が涙であふれていますよ」 「う、うるさい」 しかしそれはピンクターボの強がりにすぎなかった。心の内は恐怖で一杯であった。 (このままではやられる、どうしたらいいの) 「フフフ、じっくりといたぶってあげましょう」 「まだ、負けたわけではないわ」 「ほう、まだ口だけは達者ですね。それではこうしてあげます」 リッチハイカー2世はピンクターボのマスク上部回路パネルをナックルで壊し始めた。 「きゃあ、そこはピンクターボのコントロール回路があるのよーーー」 「はいはい、よーくわかってますよ」 「いや、いや、やめてーーー」 そして半透明パネルが割られ、回路が剥き出しになった。ピンクターボは首を 激しく振って抵抗したが、しょせん無駄だった。 「どれ、きれいにしてあげましょう」 リッチハイカー2世は自分のポケットに手をつっこみ、小さいプラスチックボトルを取り 出した。 「これはリッチハイカー2世特製、悪のゲキゲキオイルです」 「何なのそれは」 「教えましょう。これを体内にいれると善のパワーがきれいに流れて、悪のパワー が体中に行き渡ります」 「なんですって」 「ターボパワーレンジャーといえども、このオイルには叶いませんよ」 「そ、そんな」 「ではさっそく、あなたにあげましょう」 リッチハイカー2世は割れたパネルの所からオイルを注いだ。 「ああ、やめて、壊れちゃう.......」 精密回路がショートし、火花をあげていく。肩や胸の回路まで機能が止まっている のだ。ピンクターボは体全体が震えていた。 「体が熱いよーーー」 ピンクターボのベルトの2つのランプも光が消えかかっている。 (ああ、エナジーがなくなるわ.......) そして光が消えると同時にピンクターボは動かなくなった。強化スーツのところどころ に黒い線が流れていた。リッチハイカー2世のオイルが通った跡だった。 (全身がしびれて、もう動けない.......) ピンクターボは全身から力が抜け、その体勢で地面に落ちた。 「ハハハ、あっけないものですね」 (うう、こんなやつに負けるなんて.......) 「どれこれからお楽しみといきますかな」 「も、もうやめて.......」 「まず、マスクを取りましょうかね」 「ああ、それは.......」 リッチハイカー2世は両耳に当たる部分をねじり、マスクをリリースした。 髪がばさりとたれ、キャシーの顔が晒された。顔全体に大粒の汗が滲んでいる。 「マスクを着けると、さぞ暑いでしょうね」 リッチハイカー2世はその汗を自分の舌で舐めはじめた。 「ひぃーー、き、きもちわるいことはやめてーー」 「あらあら、きれいにしてあげようというのに」 そしてキャシーの唇を吸った。 「ウウッ、ウウッ」 (いや、いや、こんなの) ピンクターボは首を振る力さえ残っていなかった。キャシーの目から涙が流れ落ちる。 リッチハイカー2世は、いきなり自分の戦闘服を脱いだ。黒い欲棒がキャシーの目に とまった。 「きゃぁぁ、それだけはやめてぇぇぇーー」 「そうはいきませんよ、ピンクターボのお嬢さん」 リッチハイカー2世は体の向きを変え、69状態で欲棒をキャシーの口に突っ込んだ。 そして覆い被さるようになって、ピンクターボのスカートをめくった。 「ここもちゃんときれいにしてあげますよ」 もはやただの布切れと化した強化スーツを膝まで下し、パンティを引き裂くと、一気に 秘園にしゃぶりついた。 (ああ、なんてことを.......) リッチハイカー2世はしばらくそのまま楽しんでいたが、両手をついて起きあがると、 キャシーのほうに向き直った。 「では、本番と参りましょう」 「そ、そんな.......」 「ホーホホホ、ここまできてやめる人はいないでしょう」 リッチハイカー2世はピンクターボの強化スーツを脱がし、両脚を肩に抱えこんだ。 「ああ、もうだめぇーー」 「ホホホホホホ」 目標を確かめ、欲棒を的確に誘導する。 「行きますよ」 「だめ、お願い、やめて.......ぐッ」 リッチハイカー2世は強制駐車した。一瞬、ピンクターボはのけぞった。 「きゃぁぁぁーーーーー」 キャシーの悲鳴があがった。リッチハイカー2世は笑いながら腰を動かし始めた。 「いい気持ちでしょう、ピンクターボさん」 「うう、早く抜いて、ああ、ああ」 「感じます、感じます、いいですよ、この絞まり具合」 「そんな.......初めてなのに.......こんなのって」 「あなたは名器の持ち主ですよ、喜んでいいです」 「そんなはしたないこと言わないで」 リッチハイカー2世はエンジンを全開にして応えた。 「それそれそれ、」 「ああぁーーー、ああぁーーー」 リッチハイカー2世はキャシーの中で爆発した。 「ハハハ、どうです、ピンクターボ」 リッチハイカー2世は勝ち誇った笑い声をあげた。 「そこまでよ!」 その声に反応してリッチハイカー2世は振りかえると、そこに膝をついたイエロー ターボがいた。 「い、いつのまに」 イエローターボはオートブラスターを構えると、リッチハイカー2世の腹をめがけて 撃った。 「これは私からの分」 「ぎゃあ」 プロテクターのつけていないリッチハイカー2世の体を弾は突き抜けた。 「そしてこれはキャシーの分よ」 「やめろー」 イエローターボはリッチハイカー2世の頭を狙った。ためらうことなく引き金を絞る。 リッチハイカー2世はこめかみの真中に孔を作り、そのまま崩れた。 イエローターボが膝をすりながら、キャシーに近寄った。キャシーは放心状態で 涙を流した。 「アシュリー.......ありがとう」 安心したのか、アシュリーの腕の中でキャシーは意識が無くなった。 「キャシー!しっかりして」 アシュリーはキャシーを抱きかかえた。 「さあ、帰りましょう」 新宿高層ビルのネオンが真夏の夜に瞬いていた。 完