平成12年5月2日・初版 平成12年7月1日・新カウンタ設置 平成17年3月9日・改訂(新カウンタ設置・扉絵を追加) MonkeyBanana2.Com Free Counter

ワンダーウーマン vs 宇宙盗賊スクリル/ペースケ・著

イラスト:悪の司令官
 遠く外宇宙からスクリル人の円盤が地球に向かっていた。 その頃ロスアンゼルスは夏の雨が降っていた。雲が厚く覆い、漆黒の闇に包まれた夜。 しとしとと冷たい滴が木々の葉を濡らしていた。 やがて誰にも気づかれることなく、2機の銀色の円盤が森に着陸した。 話は過去に遡る。 凶悪なスクリル人がアンドロスとワンダーウーマンの協力で捕らえられてもう1年が経とうとしていた。 あの時、地球にいたスクリルはすべて捕らえられ、宇宙怪物サルドアーもワンダーウーマンが倒していた。 アンドロスは宇宙に帰り、その後、ダイアナもロスへ転任になった。ロスでは郊外に居を借りた。 ときたま妹のドルシラが遊びに来る。今日も夏休みといって泊りにきていた。 「よく降るっているわねぇ」 「そうね、お姉さま」 窓を開け、外の雨を恨めしそうに見るドルシラ。せっかく遊びに来たというのに、雨のおかげでどこにも 連れていってもらえなかった。 「もう、どうして私が来た時に雨なんか.......」 「しかたないでしょ、ドルシラ。でもほんと、寒い夜だわ」 「明日は晴れるといいのに」 「そうね。晴れたらどこでも連れていってあげるわ」 「本当!うれしい」 「晴れたらよ、寒いからもう窓を閉めなさい」 「はーーい」 ドルシラは窓を閉めた。 場面が変わってこちらは、森の中。 円盤から降りたスクリル達は、そのまま駐車していた車を強奪し、街へと向かった。乗っていたアベック は、その体をスクリルに乗っ取られた。そして、あとから来た車も同じようにスクリルに奪われた。その 中の1台は長距離運搬トレーラーだった。そのコンテナには円盤からサルドアー達が移された。 「ワンダーウーマンは確かにここにいるのか」 「ああ、間違いはない」 「そうか、ではあの時の恨みをここで晴らすことができるのだな」 「そうだ。しかしそれが目的ではないぞ。ワンダーウーマンのブレスレットに使われている材料を つきとめるのが本当の目的なんだからな」 「ああ、わかっているさ。あれを使えば、どんな武器も跳ね返す戦車ができる」 「そうだ、あれはなにより高く売れる。そのためにもワンダーウーマンを捕まえるんだ」 「前に来た連中にはない装備で宇宙委員会に見つからず到着できたしな」 「バルタン星人のステルス製品は値段は高いが、それなりにいい製品だ」 「まったくあいつらもいい商売しているぜ」 「まあ、今回はあいつらの注文でもあるし、今度は俺達が稼ぐ番だぜ」 「よし、がんばるとするか」 その言葉を聞いていたかのようにトレーラーのコンテナから野獣の慟哭が応える。 「ふふふ、サルドアー達もそろそろ我慢の限界のようだ」 「そのようだな。なにせもう3日も餌をあげていない」 「あいつら、まちがってワンダーウーマンを食べたりしないだろうな」 「まあ、いざとなったら殺すまでさ」 「そうだな。ペットにしては危なすぎる奴だ」 スクリル達はやがて街の入り口に到着した。そして目指すダイアナの家に向かってアクセルを 踏み込んだ。 雨はまだやまない。 「ねえお姉さま、明日はどこに連れってくださるの」 「そうね、どんなところに行きたい?」 「私、ユニバーサルスタジオがいいなあ」 「映画のセットが見たいの?」 「だってパラダイスアイランドにはないですもの」 「そうね。私も見ていないし、いってみましょう」 「わーい!」 その時、ドアのチャイムがなった。 「あれ、誰かしら。こんな時間に」 「そうね。私がいくわ」 ダイアナは立ちあがり、ドアに向かった。そこには雨に濡れたアベックが立っていた。 「どなた?」 「すみません。車がスリップして溝に落ちたんです。レッカーを呼びたいんで電話を貸して いただけませんか」 「いいわ、さあ、中にはいって」 「ありがとうございます」 ダイアナは2人を入れた。そしてドアを閉めるとおもむろに体を回転させ、ワンダーウーマン に変身した。 「あなた達、スクリルね」 「さすがだな、ワンダーウーマン。よく見破った」 2匹のスクリルは右腕をワンダーウーマンに向け、ビームを放った。ワンダーウーマンはマジック ブレスレットで受け返した。 「くそっ」 「これは効かないわよ」 ワンダーウーマンはジャンプして椅子をまたぎ、男のスクリルに組みかかった。アマゾンパワーで 両腕を締め上げていく。 「ううう、な、なんてパワーだ」 「私のパワーには勝てないわよ」 「く、.......」 それを脇で見ていたもう一匹のスクリルは、バックから缶を取り出し蓋をあけると、ワンダーウーマンの 背中に向かって缶の中の銀粉をかけた。 「な、何?」 ワンダーウーマンは手でその粉を払おうとした。しかし頭からかけられたせいで、 体全体に粉がついていた。 「こ、これは、サルドアーの.......」 「そうだ、サルドアーの興奮性誘発剤さ」 そして、ドアを破りサルドアーが現れた。 「やれ、サルドアー!」 サルドアーはワンダーウーマンに飛びかかった。ワンダーウーマンはそれをかわし、背中から 蹴りをいれた。サルドアーは壁にぶつかり、そのままめり込んだ。 「バカね、サルドアーは私の敵じゃないわ」 ワンダーウーマンはサルドアーの首を掴もうとそばへ寄った。その時、もう一匹のサルドアーが ドアのところに現れた。全身が赤く光っている。 「バカはどっちかな、ワンダーウーマン」 赤サルドアーはワンダーウーマンを後ろから締め上げた。そして、壁にめりこんだサルドアーも 体を起こし、ワンダーウーマンに向かって突進してきた。 「な、なんのこれくらい.......」 ワンダーウーマンは赤サルドアーの腕を力まかせにはずすと、そのまま股間を蹴り上げた。 赤サルドアーが叫びあげる。そして、振り向きさまに後ろからきたサルドアーの頭部を蹴りつけた。 サルドアーはそのまま窓を破り、庭に落ちて動かなくなった。 「どう、何匹いても同じことよ」 「うう、ワンダーウーマンめ.......サルドアー、立て、早く」 赤サルドアーはフラフラになりながらも立ちあがり、ワンダーウーマンを睨みつけた。 ワンダーウーマンは両手を腰に当てたポーズでスクリルとサルドアーを見返した。 「どうあがいたって無駄よ。観念しなさい」 部屋の奥から金のロープが輪を作って飛んできた。その輪がワンダーウーマンを後ろから捕まえた。 体の真中で輪が絞まり、両腕がいっしょに絞められた。 「あっ、これは.......」 腕に力を込めるが、まるでびくともしない。 「よしよくやった。これでもくらえ、ワンダーウーマン」 スクリルは動けないワンダーウーマンにビームを放った。ワンダーウーマンは腹に そのビームをまともに受けた。 「ぐっ!」 ワンダーウーマンは顔を歪め、その痛みに耐えた。前からの攻撃に加え、背中にもビームが当てられた。 背は肌が露出しているところにビームが当り、黒い火傷痕が徐々に大きくなっていった。 「ぎぁあああーーーーーー」 ワンダーウーマンは悲鳴をあげた。ひざを落とし、その場にうずくまった。 「うう、..............」 「立て、ワンダーウーマン」 スクリルはビームを落としてワンダーウーマンに近寄った。そしてワンダーウーマンの黒髪を掴み、 無理やり引き上げた。 「一発逆転というところだな」 「ま、まだ、負けてないわ..............」 「気丈夫なお嬢さんだ。しかしもうおまえは俺達のものだ」 「こ、これぐらい.......」 ワンダーウーマンは満身の力を腕にこめる。だが、ロープはまったく緩むことがない。 「ゴールデンラッソーの味はどうだ」 「うう.......どうしておまえ達がラッソーを.......」 「さあね、その高慢ちきな頭で考えてみるんだな」 「もしかして.......」 「そうだな、自分の目で確かめてみろ」 スクリルはワンダーウーマンの腹に大きく蹴りを入れた。ワンダーウーマンはその勢いで 奥の部屋まで飛ばされた。そこは地獄図が展開されていた。 「ワ、ワンダーガール.......」 「お、おねえさま.......」 そこにはドルシラの変身したワンダーガールがいた。コスチュームはぼろぼろにされ、床に横たわり その華奢な体の上からサルドアーが巨大な逸物を彼女に挿入している。 腰にはゴールドベルトがなく、側に立っている男の手にはワンダーガールの ゴールデンラッソーが握られていた。 それがワンダーウーマンを捕まえているのだった。 「あ、あなたたち、今すぐドルシラから離れなさい」 「おやおや、命令できる立場だと思っているのか」 スクリルはおもむろにワンダーウーマンの左胸を掴んだ。そして握りこねまわしていく。 「うう、や、やめなさい.......」 「へっ、抵抗できんだろ。さあ、立つんだ」 ワンダーウーマンの体がすくっと背筋を伸ばした。顔は苦悶のままである。 (ど、どうして、体が勝手に反応するの!?) スクリルは胸を揉み続ける。ワンダーウーマンは直立不動の姿勢のままだった。 「感じるか、感じてくるだろう」 「い.......、いっい.......や.......か、かん.......じ......て、.......ま.......す」 「どこが一番感じる?」 「い.......、いわないわ..............、そ、そ.......んなこと..............耳.......で..............す」 (ど、どうして、いいたくないのに) 「真実のロープというのは本当らしいな」 (ああ、こんなことって.......) 「サルドアー、こいつの耳から舐めてやれ」 「い、いや.......」 スクリルは胸を掴んでいた手を離した。赤サルドアーが近寄り、ワンダーウーマンの体を舐め始める。 「いや、いや、やめてーーーーーーーーー」 「どうした。きれいにしてやっているのに」 「け、汚らわしい手で体に触れないで.......」 「おやおや、プライドだけはまだ残っているようだな」 「ああん、ああん、.......い、いや.......」 (だ、だ、だめ、感じちゃう.......) 「素直になれよ、お姫さまよ」 「そ、そんな、や、やめて..............」 サルドアーは耳からうなじと舌をはわす。 「ヒィぃーーーーーーーー」 ワンダーウーマンの体が一瞬、痙攣する。 「ほら、体は正直だな」 「うう、やめて..............」 「そうだ、楽しむ前にやることがあったな」 「な、なにをする気.......」 「サルドアー、離れろ」 スクリルはサルドアーが舐めまわすワンダーウーマンの左脇に立ち、ワンダーウーマンの ゴールドベルトに手をかけた。 「あっ、それはだめーーーーーーーー」 「へっ、これさえ外せば、お前はもはやワンダーウーマンじゃない。ただの巨乳女さ」 「ひ、ひどい.......やめて」 「女は強くなくてもいいんだよっ」 スクリルはワンダーウーマンからベルトを剥ぎ取った。ワンダーウーマンは体の芯から力が一気に 消えていくのを感じていた。 (ああ、もうだめ.......) そして、体に巻き付いているロープをゆるめた。ワンダーウーマンの体が床に崩れた。 スクリルはワンダーウーマンの右手をつかみ、ブレスを外した。 左も同様にしたあと、両手を先ほど緩めたロープで縛り付けた。ロープの反対を天井に向かって投げ、 梁を通してから柱に縛り、ワンダーウーマンを吊るし状態にした。 「お願い.......もうやめて.......」 「何言ってやがる、これからだっていうのに」 「もう満足でしょ.......」 「バカいうな、こんなもんで満足するわけはない」 「どうしようっていうの.......」 「黙ってみてろよ、夢の世界へ連れてってやるぜ」 「ああ、そんな.......」 「おまえら、足を開かせろ」 「や、やめて.......」 スクリルがそれぞれ足を抱え、ワンダーウーマンは大股開きの状態になった。 「好きにしていいぞ、サルドアー」 「きゃぁぁァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 赤サルドアーはワンダーウーマンの太腿に手をかけ、中心部分を舐めはじめた。 そして、コスチュームと肌の隙間から舌を入れていたが、やがてコスチュームに噛みつき、 破ろうとして暴れ始めた。 「や、やめて−−−、いや、いや、そこだけはいやーーーーー」 ワンダーウーマンは両目に涙をためつつ、首を激しく振り抵抗した。しかし、虚しい動きにすぎなかった。 そして赤サルドアーはワンダーウーマンの秘部を守っていた部分を噛みきった。 「きゃぁぁーーーーーーーだめ、だめ、だめーーーーーーーーーーーーーーーーー」 ワンダーウーマンは気が狂わんばかりに叫び声をあげた。赤サルドアーは黒い茂みに舌を入れ、顔を埋めた。 やがて下半身のものをとりだした。それも赤くテカッている。 「おう、クライマックスだな。ロープを緩めてやれ」 ワンダーウーマンの体が少しづつ降ろされ、つま先が床に届くところで落とされたとき、 赤サルドアーはワンダーウーマンの腰に手を添え、自分の方に引き寄せた。そして分身を秘口に当てた。 「ああ、いや、いや、やめてーーーーーーーーーーーー」 サルドアーは怒涛のパワーでワンダーウーマンを責め上げる。 「あーーーああーーーあぁ...あぁぁぁ...」 「どうだ」 「ああああーーーーぁ...あーーーーーああぁぁぁ...」 「気持ちよくなってきただろ」 「あーーーーあーーーあぁ..んん、ああーーぁぁぁ...」 「いい顔になってきたぜ、ワンダーウーマン」 ワンダーウーマンの中で官能の波が押し寄せる。それは我慢できる限界を超えていた。 「も、もう、.......い、いく.......いく.......」 「そこだ、サルドアー」 「ああああァァーーーー」 そして野獣の叫びにワンダーウーマンの叫びが重なり合った。 ***完