平成12年5月6日・初版 平成12年7月1日・新カウンタ設置 平成17年4月13日・改訂(扉絵を追加・新カウンタ設置) MonkeyBanana2.Com Free Counter

ワンダーウーマン vs 極悪三人組/ペースケ・著

イラスト:悪の司令官
ここはワシントンのレストラン。かつてワンダーウーマンに陰謀を邪魔されたソラーノ、 ライクマン、ブリーカーの3人が顔を合わせていた。 ライクマンはかつて不死身人間を作る薬品を発明していた。狂気の生体化学者である。 ソラーノは中南米へ核を運ぼうとしたところをワンダーウーマンに妨害されている。 専門はロボット工学である。また、変装にも造詣が深い。 ブリーカーは自分専用の潜水艦で異次元空間の入り口へいったことがある。 時空間理論の権威であるとともに、兵器工学にも優れている。 「では、本題へ入りましょうか」 「ソラーノ博士、本当にワンダーウーマンを捕まえることができるのか」 「できますともライクマン教授。ここにいる3人の頭脳をもってすればできないことなど なにもありません。どうですブリーカ博士」 「まったくその通り。あの目障りなワンダーウーマンがいなくなれば、これからの未来は 安泰ということです」 「そうだな。では計画をみせてもらおうか」 密談があってから1月後。 IADCに一通の匿名電子メールが届いた。スティーブはダイアナを呼んだ。 「ダイアナ、さっきメールが届いたんだ」 「どれです?」 「これさ」 スティーブはプリントアウトをダイアナに渡した。ダイアナは文面に目を落とした。 「なんですって!?ソラーノがアメリカに戻ってまた核を狙っているなんて」 「そうだ。しかもその輸送ルートまで正確に書いてある」 「それはまちがいないの?」 「ああ、時間、経路、そして機種まであっている」 「どうして機密がわかったのかしら」 「それもあるが、問題はすでに輸送機は離陸しているということだ」 「じゃあ、どうすればいいの」 「輸送機に連絡はしている。しかし何が起きるかわからない。 ダイアナ、君は着陸基地に先回りして待機して欲しい」 「わかりました」 ダイアナはIADCのオフィスを出て空港に向かった。 (輸送機に護衛はいると思うけど.......あのソラーノが何をするかわからないわ。 私も輸送機を見張りましょう) ダイアナは空港へは行かず、森に車を止め、ワンダーウーマンに変身した。 そして透明プレーンに乗って、輸送機を追った。 「あれだわ」 輸送機の左右にF−15がいた。 「特に何もおきていないようね」 そのまま数時間が経ち、輸送機は何事もなく基地に着陸した。ワンダーウーマンも 少し離れたところに着陸した。そして、輸送機を降りた兵士に話かけた。 「何もありませんか」 「おお、ワンダーウーマン。私達を守っていてくれたんですか」 「ええ、あの透明プレーンで後ろからね。それで、何か変わったことは?」 「とくにありませんよ」 「そう、なにもなかったの」 「ところで透明プレーンをじっくり見せてくれませんか」 「いいわよ」 兵士達は透明プレーンを囲むように見入った。 「へえ、これがコックピットか。計器が特殊だな」 「そう、私以外は操縦できないのよ」 「ちょっと座るだけでもいいですか」 「どうぞ」 兵士は透明プレーンの席に腰を下ろした。 「すごいなぁ。どんな仕組みで飛ぶんだろ」 「それは秘密よ。さあ、降りて」 兵士は座席から立ち上がった。その時、ポケットから1センチ角の箱がこぼれて 座席の下にもぐり込んだ。ワンダーウーマンはそれに気がつかなかった。 「では私は行くわ」 「ワンダーウーマン、ありがとう」 ワンダーウーマンは透明プレーンのエンジンをかけ離陸した。ワシントンに機首を向ける。 「とりあえず輸送は成功したわ。でも、あのソラーノが何もしないわけがない」 雲をぬけ自動運転に切り換えた直後だった。座席の下から煙があがっているのに 気がついた。 「何、この煙は」 コックピットの中はあっという間に煙が充満した。 「ゴホッ、これは催涙ガスだわ、なんとかしなきゃ.......」 ワンダーウーマンは機首を下げ、雲を抜けた。そこでコックピットの前面ガラスを 力まかせに壊した。 「とりあえず、脱出しなきゃ.......」 ワンダーウーマンは地上に湖を見つけると、そこへ透明プレーンを誘導させ、 湖の上空に来たところで座席を立ち、大きくジャンプした。 数秒後、ワンダーウーマンは湖にダイブした。 主のいなくなった透明プレーンはそのまま反対岸に墜落していった。 森閑とした大きな爆発音が起きた。 少したってワンダーウーマンは岸辺にたどり着いた。 「少し煙を吸ったのかしら。頭がくらくらするわ」 水から上がると、そこには行く手をふさぐように4体の人間が立っている。 「あなたたちは.......」 「久しぶりですね、ワンダーウーマン」 「おまえはソラーノ。そしてライクマンにブリーカーね」 「おお、覚えていただき光栄です。それではワンダーウーマン、 あなたは私達のものになっていただきましょう」 「なにバカなことをいっているの。逆に今日こそ捕まえてあげるわ」 「おやおや状況がわかっていないようですね。あなたは罠にはまったのですよ」 「罠ですって!?」 「そうです。電子メールでおびきだし、透明プレーンでくることを予測し、 ここで墜落させたのはすべて私達の計画通りです」 「つまらない計画もここで終わりね。私があなた達を捕まえればいいだけよ」 「捕まるのはおまえだ、ワンダーウーマン」 「頭がおかしくなったようね、ライクマン。どうやって捕まえようというの」 「私のしもべがあなたを捕まえるのですよ、いきなさいロビー2」 「いいわ、かかってきなさい!」 ロビー2と呼ばれたヒューマノイドが、ワンダーウーマンに向かって突進してきた。 ワンダーウーマンはすくっと立って構えたが、体が揺れている。 (いけない、体がフラフラする) 「さきほどのガスが効いているようですね、ワンダーウーマン」 「なんのこれくらい、私には効いてないわ」 「強がりもほどほどにしたほうがいいですよ」 ロビー2がワンダーウーマンの手前2メートルに来た時、ワンダーウーマンはその場から上にジャンプした。 ロビー2の頭を越え、両手を開いて着地する。 そして振り向きざまに右キックをまわした。 が、そこにロビー2の姿がない。 「!?」 頭上から急降下音が迫る。ワンダーウーマンは顔をあげた。 「きゃぁーー」 ロビー2がワンダーウーマンめがけて落ちてくる。体勢を整える間もなく、 両肩に体重をかけられ、地面に尻餅をついて倒れた。 ロビー2は空中回転をして、見事に着地を決めた。 「ははは、見事な受身ですね」 「くっ!」 ワンダーウーマンも素早く起き直した。まだ頭がフラフラしている。 「これくらい、なんでもないわ」 今度はワンダーウーマンがロビー2に向かって行った。手前でジャンプしてキックを決める体勢である。 「とぉーー」 キックはロビー2のヘッドに決まり、首から上がすっぽりと抜けた。 ワンダーウーマンは着地を決め、ソラーノのほうに振りかえる。 「どう、ソラーノ。私を甘くみないことね」 ロビー2の首は地面をころがり、ブリーカーの足元で止まった。 「ははは、甘いのはどちらでしょうね、ワンダーウーマン」 「なに言っているの、あなたのポンコツロボットはもうおしまいよ」 「どこがおしまいなんですか」 「見てないの、首がないのよ」 「ああ、これですか。これでしたら、たいしたことはありません。ブリーカー博士、その首を…。」 「どうぞ、ソラーノ博士」 ソラーノはロビー2の首を受け取ると、残った胴体に向けて放り投げた。 すると、首の根元から火が吹き出し、その推力でもとの胴体に収まった。 ワンダーウーマンの顔に驚きの色が現れる。 「どうですか、ワンダーウーマン。このロビー2は関節からすべて独立した構造で、 私の傑作のひとつです」 「傑作だろうとなんだろうと、私の敵ではないわ」 ワンダーウーマンはロビー2に向き合った。睨みあったあと、ワンダーウーマンがロビー2の腕をとり、 背負い投げを決めた。ロビー2は受身がとれず、地面に激突してばらばらになった。 ワンダーウーマンは肩で息をしている。 「はぁはぁ、今度こそやったわよ」 「いったでしょう、関節から独立していると」 ロビー2のばらばらになった部分が各々推力を持って宙を舞いはじめた。 「ロビー2、はやくワンダーウーマンをやっておしまい」 その部品の1つ1つがワンダーウーマンに襲いかかる!はじめは手刀で振り落としていたが、 そのスピードと全方位から襲い来る攻撃に最後は抵抗できなくなる。 「うっ、.......あっ.......ぐ!!!」 腹、背中、足、腕。ワンダーウーマンのコスチュームは擦切られ、体のいたるところに痣ができ、 後頭部にロビー2のヘッドが命中して、そして前から地面に倒れていった。 「どうですワンダーウーマン、私のロビー2の力がよくわかったでしょう」 「こ、こんなことで.......わたしが負けるわけには.......」 「まだそんなことを。では次を見せなさい」 「つ、次?」 ロビー2はすべての部品が合体してもとの姿になった。そして倒れているワンダーウーマンの首をつかみ、 無理やり立たせた。ワンダーウーマンは、アマゾンパワーを振り絞り掴まれた腕を折ろうとした。 その時、ロビー2の口からガスが噴出し、ワンダーウーマンの顔を直撃した。 ワンダーウーマンは思わず手を離して自分の顔を守った。ロビー2も首から手を離した。 「うう、目が.......」 「ほら、だから言ったでしょう。もう勝負はつきましたね」 「こ、これくらいで、まだ、ま、負けないわ.......」 「まだ口だけは達者ですか。ロビー2、ワンダーウーマンにとどめをさしてあげなさい」 ロビー2は目が見えなくなったワンダーウーマンの前に立った。 そして顔を右、左と殴り、腹を続けて殴り、さらにおなかを押さえて前屈みになっているところで 背中へ右ひじを落とした。そして膝をついたワンダーウーマンに、今度は右足であごを蹴りあげた。 ワンダーウーマンはそのまま宙を舞い、地面に横たわった。ギヤをきしませ、 ロビー2は倒れたワンダーウーマンのティアラをつかんで上体を起こすと顔の真正面から拳を打った。 ワンダーウーマンの鼻から鮮血が垂れてきた。 「ガスの効き目がなくなれば目は見えるようになります。でもその前にやられるのは覚悟なさいワンダーウーマン」 「うううぅ.......卑怯な.......」 ロビー2は体勢を変え、肩と股の間に手をいれワンダーウーマンの体を自分の頭上に持ち上げた。 そして自らの体を回転させた。 「ああぁぁぁーーーーーー」 しばらくの回転のあと、ワンダーウーマンの体を頭から地面にぶつけた。顔が土にめり込んでいる。 「いいぞ、ロビー2。では、選手交代といこうか」 ロビー2が離れ、ブリーカーがワンダーウーマンに近寄った。ワンダーウーマンの意識はすでにない。 「まず邪魔なものはすべて外そうか」 ブリーカーはゴールドベルトをはずし、ボロボロになった赤と青のコスチュームを剥ぎ取った。 双の豊穣な乳房があらわになり、黒い茂みのなかに淫花の花びらが隠されている。 「寝ているとまるでマグロだな。よし、水をかけて起こせ」 ロビー2が水を汲んできた。ワンダーウーマンの頭からかけられる。そしてワンダーウーマンの意識が戻る。 「ううう、私は.......」 そして裸体であることに気がついた。 「ベ、ベルトがない.......返して、私のゴールドベルト.......」 「ばかなやつだ、誰が返すか」 ブリーカーは叫んでいるワンダーウーマンの上にまたがり、欲情に目をギラつかせ、 両の手にあまるような双球の肉塊をぐりぐり揉みしだき、こねまわした。 「ぐ、ぐ.......」  ワンダーウーマンは歯を食いしばり、そのおぞましくも淫らな責め苦に呻き、あえいだ。 ごつい指の荒々しい刺激に、やや濃く色づいたバラ色の乳首がしだいに硬くとがりだす。 「ほう、みごとな乳首が立ってきましたね」  まるで幼児のように目を輝かせて、唇を、半球の頂点、イチゴの実のような突起に近づけた。 「ああぁぁァァ……」 筋肉質でありながら白い肌の美しいワンダーウーマンの唇を慄わせて洩れる甘美な絶叫に痺れながら、 ブリーカーは豊かな乳房の脹らみを熱い邪悪な舌でペロペロ舐めずり、硬く尖ったピンクの乳首を 左右交互にしゃぶった。 「次は俺だ」 ライクマンがワンダーウーマンに襲いかかる。 「さぁ、こいつを、おしゃぶりしな」 ライクマンの手が、ぐいっとワンダーウーマンの黒髪をひっ掴んだ。向いた ワンダーウーマンの顔に、亀頭の肉傘が触れてきた。 「うっ、いや、そんなことできない.......」 頬にまで迫った亀頭からは、なんともいえない臭気が漂っている。美しい頬に、鎌首が押し当てられた。 「さぁ、早くくわえるんだ」 あまりの恐怖のせいで、唇が割れた。甘い息をしている口腔に、獰猛な獣が 勢いよく突っ込んできた。桃色の舌がそよぐと、獣は喉の秘奥まで暴れまわった。 「ンググ、あ、あうっ、ク、クク……」 白い喉がふるえ、鎌首が暴れまわっている。口には、余るほどの巨根だった。 髪の毛を掴まれているので、ワンダーウーマンは逃れられない。女の口が もうひとつの性器だといいたげに、剛直が出入りしている。 そして2人から犯されているその後ろにソラーノが近寄る。 「ふふふ、ライクマン教授、ブリーカー博士。そのままそのまま。私は下の準備を進めますよ」 「あんたも好きだね、ソラーノ博士」 「いいですか、ワンダーウーマン。あまり動かないでくださいよ。ロビー2、足を押さえて」 ロビー2はワンダーウーマンの足首を押さえた。股が開いた状態にされた。 そこにソラーノはシェービングクリームをワンダーウーマンの股間に泡立つほど塗りつけ、 安全カミソリをゆっくりと動かした。 「な、なんてこと.......や、やめて.......いや.......」 次第に露わになっていく大陰唇の輪郭。総て露わになった部分を眺めながら、 ソラーノは卑猥な笑みを浮かべた。続いて、こんどは股間のシェービングクリームを すっかり拭い去った。 「ほら、きれいになりましたよ」 「ああ、いやァ.......見ないで、お願い.......」 だが、情欲のあまりにソラーノの目はギラギラと光っていた。そして、ゆっくりと指を挿入した。 「ヒィーーーー、抜いて、抜いてーーーー」 女陰を指頭で開くと、真赤な肉の蠢きが覗けた。透明な液が、粘った糸を引いている。 ソラーノは指を抜き、顔を埋めた。そして肉の襞を舐め、内奥に舌先を送りこんだ。 勢いよく蜜液を吸い出すと、ワンダーウーマンの肢が宙に伸び、太腿がソラーノの肩を たたきつけてきた。 にじみ出てきた蜜液は、甘酸っぱい匂いを放ち、舌先にトロリと絡みついてきた。 再びソラーノが指を潜りこませると、膣壁が怪しい動きをくりかえし、恥骨が圧迫してくる。 外側からクリトリス、内側から天井のザラつきをこすりつけていくと、 ワンダーウーマンの声は糸を引いて、獣じみた叫びに変わってきた。 「ひっ、ひいいっ。あっ、ああんっ。い、いやんっ……ひっ、イ、イクッ。イッちゃうっ」 ソラーノはおもむろに体勢を整え、下半身から欲望の凶器をとりだした。そして 整地されたクレパスに誘導し、合体させた。 「ああっ……」 ワンダーウーマンは一瞬、目の前で火花が飛び散ったと思った。 いままでにない激痛が、下腹部から背筋に駆け抜け、後頭部で稲妻が炸裂した。 獣の叫びを発しながら、意識はすでに白濁化していた。 「ははは、これがあのワンダーウーマンとは」 「まったくだぜ、こうも簡単に落ちるとは」 「さっそく連れていきますか」 (わたしは.......) わずかに残った意識の中で涙が頬を伝わることだけ感じていた。 ****完****