平成12年9月28日・初版

続ワンダーウーマン vs ロン大人・第1章/AtoZ・著

第二部 --------------------------------------- 第一章 戦闘開始 --------------------------------------- 中国マフィアのパイロンによって 奪われた フェミナム(ブレスレットの原料)と 誘拐された妹を捜査しているワンダーウーマンに パイロンの部下である コングが、某国と最新兵器の取り引きを計画しているとの情報が入った。 IADCエージェントのダイアナはワンダーウーマンに変身して、某国領事の私有地に向かった。 【コングを捕まえられれば、プリシラとフェミナムの隠し場所が分かるかもしれないわ】 【でも ここは 領事の私有地だから IADCの応援は期待できないわ慎重に入りましょう】 ワンダーウーマンは 決意すると 金網を飛び越え私有地に潜入していった。 突然 爆発音がして 砂塵が舞いあがった 【地雷原だわ! こんなものを 敷設しているなんて】 【もう 潜入したことは バレてしまっているわねしかたないわ 強行突破よ!】 ワンダーウーマンは 地雷原を一気に駆け抜けた。 モニターに写るワンダーウーマンを見ながら男達は驚嘆していた。 【おお! 地雷原を突破したぞ! 素晴らしい】 【それに なかなかの美人ではないか】 【これからの 展開が 楽しみだな】 【おお! ライフルの狙撃を 腕輪で弾き飛ばしたぞ!】 【素晴らしい 動体視力と運動神経だな】 【ワン ダー ウー マン 早く 来い 俺が 相手して やる】 まるで機械のようなテンポで コングは呟いた。 【きゃぁぁぁあああ】 突然 ワン ダー ウー マンの頭上から ワイヤーの網が落ちて来た。 一瞬ワイヤーに捕らえられた ワンダー ウーマンだったが それを簡単に引き裂くと 倉庫まで 一気に走った。 【なんという 速さだ! まるで スポーツカーなみではないか】 【次は 対人戦闘能力を 見せてもらおうか エージェントを出せ!】 【了解! 格闘戦をモニターします。】 ワン ダー ウー マンは 倉庫の前で エージェントと対峙していた。 【怪我をしても 知らないわよ そこをどきなさい!】 ワンダー ウーマンの警告を無視して エージェントは 素早い蹴りを繰り出して来たが、 ワンダー ウーマンに いとも簡単に 倒されてしまった。 【ハラショー! 素晴らしい! まさに スーパーヒロインだ!】 【倉庫に侵入したぞ! 暗視戦をモニターしろ!】 【了解! エージェントを5人に増やして モニターします】 倉庫の中は照明が無く 静まり返っていたが、 ワンダー ウーマンは数人の息遣いを捕らえていた。 【1…2…3…4.5 5人いるわね】 ワンダー ウーマンは 一気に気配のする方に走ると 潜んでいた男達を 次々倒していった。 【うぐぅ! はぅう! ぐぇぇ! はぉう!】 男達は それぞれが高度な訓練を受けた エージェントだったが、 ワンダー ウーマンの攻撃スピードの前に 次々倒されていった。 【俺が 行く 待って いろ ワン ダー ウー マン】 そう言うと モニターを見ていた男達の部屋からコングが出ていった。 ***つづく  この作品は、ハードカバー版(画像付き小説)がダウンロードできます。 入手される方は、下記のリンクをクリックしてください。

ハードカバー版・続第1章(LZH)・174KB