平成12年10月6日・初版

続ワンダーウーマン vs ロン大人・第2章/AtoZ・著

--------------------------------------- 第二章 サイボーグ対ワンダーウーマン --------------------------------------- 某国領事の私有地に潜入したワンダーウーマンを 強化サイボーグとなったコングが襲った。 【きゃぁぁあ!】 背後から 羽交い締めにされ バランスを崩したワンダーウーマンだったが、 コングの手首を掴むと 逆手にして 簡単に振りほどいてしまった。 だが、 コングの動きも 以前よりパワーアップしていた。 その後は パンチの応酬だった。 どちらも 打撃を避けることをせず 相手を倒すことに集中した。 パワーでは 互角だったが スピードはワンダーウーマンが勝っていた。 次第に コングのパンチ回数が減ってガードが増えるようになってきた。 【あっ! 待ちなさい!】 打撃戦では 不利と悟った コングは 倉庫の奥へと逃げ出した。 罠を警戒して 慎重に進む ワンダーウーマンにコングの声が聞こえて来た。 【ワン ダー ガー ル の こと を 教え て やろうか】 【何処に監禁しているの 言いなさい!】 【ぐっ ぐっ ぐっ いい 味 だった ぜ!】 【そんな! プリシラはまだ子供なのよ】 【俺に 抱かれ て 悲鳴 を 上げ て いた ぜ】 【酷いことを! もう許さないわよ!】 【ぐっ ぐっ お前 に も 俺の モノ を しゃぶらせ て やる ぜ】 【出て来なさい! 正々堂々と 闘えないの!】 ワンダーウーマンは 妹が自分と同じ目に会ったと知って許せなかった。 ワンダーウーマンにとっても 男達の暴力で蹂躪された記憶は消えるものではなかった。 【コングとパイロンだけは 絶対! 許さないわ】 そう思うと コングへの怒りが 込み上げて来た。 【出てきなさい! 卑怯者!】 そのとき 突然床が抜け ワンダーウーマンは地下に転落した。 【きゃぁぁぁぁーーーーーーーーーー】 落下と同時に 猛烈なガスが ワンダーウーマンを襲った。 とっさに 口を手で覆って 立ち上がろうとしたが 意識が朦朧とし始め 動作が緩慢に成り始めていた。 【ダメ…ここで…捕まったら…プリシラは…】 このガスは 皮膚呼吸から 体内に浸透するタイプで ワンダーウーマンが 呼吸を止めても 無駄だった。 【ダ…ダメ… 身体に 力が…入ら…な…い…】 薄れていく 意識のなかで ワンダーウーマンはコングの嘲笑を聞いていた。 【旨く行きましたね コング隊長】 【くっ くっ くっ 馬鹿 な女 だ 後 で たっぷり 復讐し てやる】 【ベル ト と ロー プを 外し て 縛り 上げろ!】 【俺 は 次の 作戦に 行く お前達が 可愛 がってやれ】 【解りました! コング隊長】 【へっへっへ 女に産まれて来たことを後悔させてやりますぜ】 【仲間の敵討ちだ 手加減しませんぜ】 【好き にし ろ 但し 殺すのは 俺が やる】 【了解! 】 --------------------------------------- 意識を取り戻したワンダーウーマンは 領事の前に連行された。 【ワンダーウーマン 貴方に会えて 光栄です。 貴方の活躍は モニターで拝見させて戴きました】 屈強なボデイーガードに取り囲まれた部屋で 悠然と話す この男が領事なのか? ワンダーウーマンは 捕らえられていても 相手をキッと 見据えて 言った。 【プリシラを解放して! 私は どうなってもいいわ】 【お話が解りませんな プリシラとは誰ですかな?】 【私を どうするつもりなの?】 【我が国に招待したいのだが 如何かな?】 【嫌よ!】 【いいや きっと我が国に行きたくなるでしょう】 【領事 陳大人が 見えましたが】 陳の名前を聞いた ワンダーウーマンの顔色がさっと 変わった。 【お願い! 陳に プリシラのことを 聞いて!陳に会わせて!】 ワンダーウーマンの 悲痛な哀願にも関わらず領事は冷徹に 部下に命じた。 【コングの所に 連れて行け! ワンダーウーマンを調教させろ!】 【待って! お願い! 陳に! 陳にプリシラのことを!】 ワンダーウーマンは 身を捩じらせて 叫んだが ベルトを奪われ 後ろ手に縛られた不自由な身では ボデイガードに反抗することは 出来無かった。 --------------------------------------- ワンダーウーマンは 天井からの鎖で両手を吊り上げられていた。 【たっぷりお返ししてやるぜ!】 【コング隊長を ペテンに掛けて あんな姿にしたのはお前だ】 【お前のせいで コング隊長は死にかけたんだぜ】 【身体に30発も 弾を打ち込まれていたんだぜ】 【コング隊長だけじゃねぇ 俺達外人部隊の仲間が全滅したんだ】 【お前に 償ってもらうぜ】 コングのことは ワンダーウーマンには 知らないことだった。 あれは CIAの罠で ワンダーウーマンには責任の無いことだった。 しかし 自分が その罠の1部 コング達を 油断させる餌であったことは事実だった。 CIAは ワンダーウーマンを 囮に コング達が彼女を陵辱している隙を突いて 掃討作戦を行ったのだ。 彼等は CIAの奇襲で全滅した コングの率いた外人部隊の生き残りだった 彼等三人は 襲撃のとき 現場にいなかったので助かったが 彼等が基地に戻ったとき 基地はミサイルで爆破された上 全員が銃で止めを刺され コング以下全員が死亡していた。 【おらぁ 行くぜ!】 男は ワンダーウーマンの黒髪を掴むと いきなりパンチを顔面に浴びせた。 【うぁあっ!】 逃れようのない攻撃に 激痛が走り 顔面と後頭部で稲妻が炸裂した。 【おら おら!】 【はぅっ! うっぐっ!】 【おら おら おらぁ!】 【はぁぐぅ!あぐぅ! ぁぅぅっ!】 【おらぁ!】 【ぅ…】 【おら おら おらぁ!】 【… … …】 顔面に ボデイに 男達の拳が サンドバックを打つように浴びせられた。 男達の執拗なパンチは ワンダーウーマンの うめき声が出なくなるまで続いた。 【けっ! 気絶しやがったぜ】 【へっへっへ 思い知ったかよ】 【まだまだ こんなもんじゃねぇ エドやマルコは頭を吹っ飛ばされたんだ】 【お前が 皆を誑し込んだせいで 反撃するする間もなかったんだからな】 【これは 俺達の仲間の分だ 今度は 俺達の分を味わって貰うぜ】 【おい! 起きろ! まだ終りじゃねぇ!】 天井からの鎖が 男達に跪く位置まで 降ろされた。 【おい! 起きるんだ!】 男が ワンダーウーマンの黒髪を 揺さぶって意識を戻させた。 【ぅぅう… ぁ… ぅう…】 【おらぁ! これでどうだ!】 【ぎゃぁぁぁぁああああああーーーー】 男の一人が ワンダーウーマンの乳首を ペンチで強烈に掴んだ。 余りの激痛に 意識を取り戻した ワンダーウーマンに男達は命令した。 【俺達の モノをしゃぶって貰おうか】 【妙な気を起こせば アソコに銃弾を撃ち込んでやるぜ】 【おらぁ さっさと しゃぶるんだ!】 男達の手加減の無いパンチで ボロボロにされたワンダーウーマンに 反抗する気力は無かった。 頭が朦朧として 目の前のモノが 男根であることさえ理解できなかった。 ただ 自分が死んでしまえば ワンダーガールをプリシラを 助ける者はいないだろう その為には 今は死ねないと思っていた。 【おらぁ 早くしろ!】 男に命令されるまま ワンダーウーマンは 口を開け男根をほお張った。 ***つづく  この作品は、ハードカバー版(画像付き小説)がダウンロードできます。 入手される方は、下記のリンクをクリックしてください。

ハードカバー版・続第2章(LZH)・140KB