平成13年3月9日・初版

ワンダーウーマン vs 奴隷商人・第2章/AtoZ・著

奴隷商人 カザフ・ローザ編 2 ------------------------------------- 調教四日目 ------------------------------------- 男達に殴打された 傷痕 腫れ は かなり回復したが身体を動かせば まだ痛みがした 【罠だった…のね…】 卑劣な罠だった わざと鍵を外しておいて 逃げられると思わせ最後は捕まえる そして 逃亡の罰を与える。 【汚い…汚いやり方だわ…でも…こんな…こんな事で挫けない…わ】 そうだ …自分はもっと 逃れられない ピンチに陥ちたことが ある そして 絶望したことが …だが 自分は そこから脱出したのだ そして 勝てない相手に挑戦したことも …何度も倒されそれでも 立ち上がって…向かっていったのだ。 【…負けない…私は…私は負けない…】 ワンダーウーマンは そう自分にいい聞かせていた。 --------------------------------------- ワンダーウーマンの 牢獄での 姿を モニターで見ながらカザフは言った。 【ローザ どうかな調教の方は?】 【なかなか 調教し甲斐がありますわ カザフ様】 【今日は 調教は しないのかね?】 【ワンダーウーマンの回復力を 見ています。どの程度で回復するのか調べて それで プレイも計算しておかないと…壊れてしまっては使い物になりませんわ】 【それも そうだな… だがワンダーウーマンの回復力は素晴らしいな 手足を切断しても 復元するのかな? どう思うローザ?】 【それは 危険過ぎる賭けですわ…戻らなくても良いなら試しますが?】 【ヒシュタル教団の大神官様が ワンダーウーマンを僕にしたいそうだ だが あの方に渡した奴隷は 全て四肢を切断されて人犬にされている。 渡せば ワンダーウーマンも そうされるだろう】 【ヒシュタル教団に 売却するのですか? 】 【嫌とは言えんだろう …だが…今は…引き渡す気は無い】 【では 暫くは 楽しめそうでわね】 【肉体だけでなく 精神力も強い…だが…快楽には耐えられまい】 【そうですわ ワンダーウーマンを拷問しても奴隷には出来ません。 できるとすれば…洗脳するか…薬を使うか…ですわ】 【どちらも 使いたくないな…それでも…奴隷に出来るかねローザ ?】 【お任せを! カザフ様 … もう少しで陥ちますわ】 【おゃ? ワンダーウーマンが立ち上がったぞ…何をする積もりかな?】 【ほっほっほ カザフ様 面白いものが見られますわよ】 【ふっふっふ お前の言う通りだな ローザ 行って見よう】 ワンダーウーマンは よろよろと立ち上がると部屋の隅に有るバケツに向かった その様子から ローザは 排便と気が付いたのだ。 ワンダーウーマンは コスチュームを脱ごうと腰を振っていたが 後ろ手錠の不自由な体では ハイレグパンツをずり下げる事は出来なかった。 排便の苦痛に耐えながら 腰を振っていたが 終に諦めると 急いで バケツの上に跨ると 膝を震わせ 排便を始めようとした。 【ほっほっほ どうしたの ワンダーウーマン?】 【どうしたのかね? バケツに跨って 何をするつもりだね?】 その声に 驚いて振り返ったワンダーウーマンは身体を硬くして排便に耐えた。 【見ていてあげるよ スーパーヒロインは どうやって排便するのかね】 【コスチュームのまま する積もりなの? ワンダーウーマン】 【おっ! お願い! これを…これを脱がせて】 じっとしていても 排便の圧迫はもう 限界に来ていた 膝が ガクガク震え 全身に汗が 噴き出していた。 ローザは 一旦ワンダーウーマンを立たせると手慣れた仕種でハイレグパンツを降ろした 慌ててワンダーウーマンは バケツに跨ると 同時に バス! バス! ブリッ! ブッブリブリッ! と言う音とともに糞尿が噴射した。 【見っ! 見ないで! おっ…お願い…見ない…で…】 カザフは 肩を震わせ 哀願する ワンダーウーマンに近寄ると 背後から 胸を揉み始めた そして 乳首に爪を立てるとコリコリと掻き始めた。 【どれ 手伝ってやろうワンダーウーマン】 【やっ… やめ… 止めて… いっ… いや… ぁっ!くっ! ぁっ! あぅっ!】 【本当に淫乱な女ね 排便するのに 胸を揉んで欲しいなんて呆れるわ】 一度堰を切った 糞尿は もう 止める事は出来なかった 胸を愛撫され 乳首を嬲られても 腰をくねらせ拒否することも出来なかった。 【…くっ… やっ… 止めて… もぅ…もぅ…いゃぁぁぁぁぁぁ】 後ろ手を硬く握り締め 鳴咽する ワンダーウーマン それを 見下ろし嘲笑する ローザ 乳房を 乳首を 愛撫する カザフ その3人の姿を モニターは 静かに写し続けていた。 ------------------------------------- 調教五日目 ------------------------------------- 【…このまま…このまま 落ちて行くの?】 暗い岩肌の露出した牢獄の中で ワンダーウーマンは自問していた ここから 逃れない限り このまま 調教されていけば 自分を失ってしまいそうだった。 【…だめ…だめよ…負けない…きっと…きっとチャンスは…有るはずよ】 挫けそうになる度に ワンダーウーマンは ある男を思い出していた。 【…あの男…あの男を倒すまでは…妹を奪った…あの男を…倒すまでは】 自分に そう言い聞かせ 支えていた。 【へっへっへっへ 餌を持って来たぜ!】 【ドッグフードだ お前にぴったりの餌だろう!】 2人の男が ペット食器に ドッグフードにミルクを掛けた餌を持って来た ここに 捕らわれてからの 食事は いつも同じだった。 縛られ 首輪をつけたまま 犬のように口だけで食べさせられていた。 そして 食べる前には 必ず 口で奉仕させられていた。 それを 拒む事は ワンダーウーマンには 許されなかった 拒めば 鞭で打たれ 強制的に口を犯されるだけだった 初めは 拒んでいたワンダーウーマンも 今はもう諦めて 従順に従っていた。 【へっへっへ 上手くなったじゃねぁか】 【うっ いいぞ! もう少し もう少しだ…ぅっ!いいぞ! ぅっ! ぅっ!】 【出すぞ! おら 全部! 全部飲み込めよ!】 【おら おら こっちも 待っているんだぞ 早くしろ!】 【おらぁ もっと! もっと舌を使え! おっ!いいぞ! そうだ!】 【ぅっ! ぅ! いいぞ! ぅ! ぅっ! 出すぞ!】 【…ふぅう… よし! へっへっへ 食べて良いぞ!】 【また 可愛がってやるぜ 楽しみにしていろ】 一日2食 同じ事の繰り返しだったが それで時間を知る事が出来た それが 無ければ ここでは 時間の経過さえ 分からなかった。 もう 何日ったのか 5日…10日… その記憶させ消えそうだった ワンダーウーマンは 自分とも闘わねばならなかった。 【…負けない…負けては駄目…貴方はワンダーウーマン…なの…よ】 【どうされましたの カザフ様】 【うぅむ…ヒシュタルからの 催促だよ…どうするか…な】 【まだ調教は 始めたばかりですわ 今運び出せば途中で逃げられることもありますわ】 【あと どの程度かかりそうかな?】 【せめて 後20日は いぇ10日は 掛ると思いますわそれも駄目だと?】 【自分で 調教したいそうだ…それに…】 【それに?】 【やはり 人犬に…四肢を切断して運べとの 指示だ…私の趣味ではないな】 【確かに 手足を切断すれば 逃げられる心配は有りませんが…】 【手配と警備の関係で 遅れると進言しよう…私もワンダーウーマンを人犬にしたくはない】 【では 調教予定を早めて行きましょう もう暫くお任せ下さい】 【解った 君に任せよう …さて…ヒシュタルを説得して見るか…】 ------------------------------------- 調教六日目 ------------------------------------- ワンダーウーマンは後ろ手錠で首輪を付けられたまま牢獄で横たわっていた。 【ぉぃ… ぉぃ… ワンダーウーマン…ワンダーウーマン】 自分の名前を呼ぶ声に 目を覚ましたワンダーウーマンの傍に男が居た。 その男は ワンダーウーマンを拘束している鉄枷を鍵で外していた 【あっ…貴方は?…助けてく…れるの?】 【静かに…俺はIADCのベーカーだ! トレバー大佐の命令でカザフを調べていた】 男は後ろポケットからIADCの身分証を見せると手早く首枷を外した。 【お願い…ベルトを…私のベルトを持ってきて…】 【駄目だ! もう時間は無い! 俺も正体がバレてしまっただから アンタを助けられるのも 今しかない…さぁ 早く逃げろ!…この通路を左に進めば林に出られる… くっそう 手錠の鍵が外れない! これだけ穴が潰されている…しかたがない… 俺が奴等を誘導する その間に逃げるんだ! いいな!】 【だっ! 駄目よ! そんなことをすれば 貴方が捕まって殺されるわ!】 【大丈夫! 俺のことは心配するな! …早く逃げろ! いいか左の通路だぞ!】 そう言うと男は部屋を飛び出して通路に駆け出していった。 【まっ! 待って!…行ってしまったわ…しかたないわ…私も早く逃げないと…】 ワンダーウーマンも後ろ手錠のまま 通路に飛び出していった。 … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … 【…通路が二手に分かれているわ…ベーカーは左と言っていたわね…】 … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … 【…また 二手に分かれているわ…今度も 左に行って見ましょう…】 … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … 【!!】 反対側の通路で 男達の声がしていた 【いたぞ! 逃がすな!】 【待て! この野郎!】 【構わん! 撃て! 撃ち殺せ!】 銃弾の音がしていた ベーカーとカザフの部下達が銃撃戦をしていた 【助けに行って上げたいけれど 今の私では無理だわ…お願い…無事でいて】 ワンダーウーマンは 祈る気持ちで その場を離れ通路を進んだ。 … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … 【扉だわ! ここから脱出出来るわ! お願い開いていて!】 ワンダーウーマンは 突き当たりの扉を後ろ手で開くとそこは裏の林だった。 【待っててベーカー 何とかIADCに連絡して助けを呼ぶわ…】 ワンダーウーマンはベーカーの無事を祈りつつ林に駆け込んだ。 そのとき 後ろで 犬の吠える声が聞こえ 男達の怒鳴る声がしていた。 【ワンダーウーマンが逃げたぞ 林だ! 林を捜せ!】 【犬を放せ! 追いかけさせろ!】 【網を持って来い! 麻酔銃もだ!】 【逃がすな! 裏門を締めるように連絡しておけ!】 【馬を用意しろ 先回りするのだ!】 声からすれば 5・6人の男達が 追って来るような気配だった。 【不味いわ…犬まで連れているわ…早く! 早く逃げないと】 林の奥に逃げようとしたワンダーウーマンの前にベーカーが カザフ が ローザが 立っていた。 【ベッ! ベーカー! どうして!】 驚くワンダーウーマンに ベーカーの笑が ローザの嘲りが浴びせられた。 【へっへっへっへ 本当に馬鹿な女だぜ ワンダーウーマン俺を信じていたのか?】 【ほっほっほっほ 馬鹿な女ね! ここから逃げられると思っていたの?】 【またお仕置きをしなければ いけないな ワンダーウーマン】 ワンダーウーマンは 希望を失って その場にへたり込んでしまった。 そこへ 追ってきた男達がやって来た そして男達は ワンダーウーマンを取り囲むと 愚弄嘲笑しながら 鞭の嵐をワンダーウーマンに浴びせた。 【ほっほっほっほ 自分の愚かさを 思い知っただろう】 ***つづく  この作品は、ハードカバー版(画像付き小説)がダウンロードできます。 入手される方は、下記のリンクをクリックしてください。

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