平成13年3月16日・初版

ワンダーウーマン vs 奴隷商人・第3章/AtoZ・著

奴隷商人 カザフ・ローザ編 3 ------------------------------------- 調教七日目 ------------------------------------- ワンダーウーマンは 空ろな目で呆然としていた。 鞭の傷痕は残っていたが 痛みは和らいでいただが 心の傷は より深かった。 ベーカーがスパイと解っても 今のワンダーウーマンにはどうすることも出来なかった。 【なぜ…なぜなの…信じていたのに…罠だったのね…】 最初の罠は 牢獄の鍵が開いていた そして 今度は救出の罠だった 罠を仕掛け 脱走出来ると思わせて 捕まえる…まるで猫がネズミを甚振るように 弄んでいるのだった …それが カザフ と ローザのやり方だった。 ベーカーを信じ 彼の無事を祈った自分が 惨めだった。 もう ここでは 誰も信じられない そんな思いに捕らわれる自分が惨めだった。 正義を信じる事は 人を信じる事だった だから悪人でも許せる積もりだった。 だが ここでは 裏切りが 弱い者を踏み付けにすることが許されている ワンダーウーマンには それが 悲しかった。 【ほっほっほ どうしたの? 自分の馬鹿さ加減に泣いているの?】 【へっへっへ どうだ 俺の演技は なかなか良かっただろう!】 その声の主に 哀れみの眼差しを向ける ワンダーウーマン 【なんだ! その目は! 俺を馬鹿にしているのか!】 ベーカーは 後ろ手に縛られ抵抗できないワンダーウーマンに近寄ると その黒髪を掴むと 引き摺り倒し 顔を靴で踏みにじった。 【おら おら どうした! なんとか言って見ろ!】 【お止め! そんな事をしても この女には 効果は無いよ!】 ローザに叱責され ベーカーはワンダーウーマンに唾を吐き掛け蹂躪を諦めた。 【けっ! 今から その生意気な面に べそを描かしてやるぜ!】 【これを使っておやり この女が 泣いて謝るまで責めておやり】 ローザは そう言うと ベーカーに アナルバイブと薬品のビンを渡した それを見た ベーカーは 隠微な笑いを造ってワンダーウーマンに迫って来た。 【やっ! 止めて! もう止めて!】 ベーカーは かぶりを振って イヤイヤ をするワンダーウーマンに 被さると その アナルに 薬を塗ったバイブを ねじ込んだ 【あっ! ぁぁっ! やっ! やめっ! あぅうっ!くぁぅ! 止めて!】 ブス ブス ブスッ と音を立て バイブは アナルにそして 腸にまで 達し それと 同時に むず痒さが 突き上げて来た。 【あっ! ぁぁっ! ぁっ! ぁぁぅっ!】 【へっへっへ 止めて欲しければ 俺に 謝れ!申し訳有りません と 言って見ろ!】 【ひっ! 酷い! 酷いわ! ぁっ! あっぁっ!嫌ぁぁっ!】 【おら おら おらぁ! さぁ! 言って見ろ!この淫乱が!】 ベーカーは 嵩に掛かって アナルバイブを 抜き差しした それに対し ワンダーウーマンは 唇をかみ締め疼きに耐えようとしていた。 【くっ! ぅっ! ぅっ! くぅぅっ!】 【へっへっへっへ 頑張るじゃねぇか おら おらおらぁ どうだ!】 【あっ! ぁぁっ! ぁっ! ぁぁぅっ!】 【ほっほっほ どうしたの? ワンダーウーマン聞こえないわよ】 【ぁぁっ! やっ! 止めっ! 止めて!】 【まだ 頑張るそうよ もっと薬を付けておやり!】 【へっへっへ それじゃぁ たっぷりと塗り込んでやるぜ!おらぁ!】 【いっ! いゃ! いゃぁぁぁぁ! やめ! ぁぅっ!くぅぅぅぅっ!】 ワンダーウーマンの身体が逆エビの様に曲がり両足を突っ張って痙攣し始めた 【あっ! ぁぁっ! 許し…許して…お願い!】 【俺様に 謝る気になったのか? おぅ! どうなんだ!】 【はっ! はい! 謝り…謝ります…だから…もう止め…あっぅぅ!】 【俺のモノをしゃぶれば 許してやるぜ! 早くしろ!この淫売!】 ベーカーは ワンダーウーマンから 離れると引き起こした そして 自分のズボンのチャックを 下げるとワンダーウーマンの両頬を掴み その震える口に 自分の巨大なペニスを押し付けた。 【ウッグッ! ウゥゥッ! ウグッ! ゥグッ!ゥグッ!】 ワンダーウーマンの顔を無理矢理前後させ 口で奉仕させるベーカー アナルの痒みに尻をくねりながら奉仕するワンダーウーマン その惨めな姿に ローザの哄笑が牢獄に響き渡っていた。 ------------------------------------- 調教八日目 ------------------------------------- 【今日のメニューは 終わったのかね ローザ?】 【はい なかなか 覚えの早い娘でしたわ もともとマゾの素質が有るようですわ】 【ワンダーウーマンの調教は すすんでいるのかね?】 【なかなか 強情ですわ でも 徐々に馴染んできていますわ】 【いずれ ヒシュタル教団に渡さねばならんが手放すのは惜しい獲物だな】 【なぜ 教団は ワンダーウーマンに執着するのですの?】 【スーパーヒロインさえ 教団の前では 無力だと誇示したいのだろう 所詮 ヒシュタル教団は ハッタリで持っているだけだ 非合法活動が無ければ 暴力と金が無ければ 無意味な集団に過ぎん】 【随分 手厳しい評価をされますのね 教祖のヒシュタルをご存知ですの?】 【一度会ったことが有る… マインドコントロールの能力をもつ狂人だ】 【…】 【だが … 教団には 金も人も武器も有る 私には大事なスポンサーだ】 【それで?… いつ ワンダーウーマンを 引き渡されるのですか?】 【いずれは な …だが…当分は 私が 楽しませて貰う】 【では 連れてまいりましょう 寝室の方で宜しいですか?】 【そうしてくれ 私は寝室で待っている】 【畏まりました カザフ様】 カザフの寝室に取り付けられているモニターを二人の男が見ていた モニターは カザフに首輪の鎖を引かれ ベッドに這い上がるワンダーウーマンを映していた。 【おい! 見ろよ ワンダーウーマンが まるで雌犬だぜ】 【モニターから 目を離すなよ! 何かあったらすぐ駆けつける必要があるからな】 【解っているって へっへっへ こうして 見ていられるのも役得かな】 【おっ! 鞭打ちを始めたぜ カザフ様も好きだな】 【ワンダーウーマンの 様子は どうだ?】 【へっへっへ 大人しいもんだぜ 尻を振ってやがるぜ】 【逃げ出す気配はないようだな】 【くっそう! おい! このモニターは ズームが効かないのか?】 【ズームとサウンド機能は付いていない 角度が変えられるだけだ】 【ちぇっ! サウンドぐらい付けてくれよ】 【会話を聞かれたくないのだろう モニターだけで録画も抜いてある】 【おっ! 見ろよ いい格好だぜ スーパーヒロインがベッドで転げまわっているぜ】 【本当だ まるで犬の調教だな】 【おぅ! 見ろよ 早速 口で咥え込んでいるぜ!】 【スーパーヒロインも すっかり 調教されているようだな】 【逃げ出せば どうなるか たっぷり 身体に覚えさせて有るんだ大丈夫だぜ】 【ほう 次は 強制オナニーか カザフ様の調教も上手いモノだな】 【へっへっへ 逃げてくれたら 俺達の出番も有るのによ】 【スーパーヒロインも ここでは ただの 雌奴隷だな】 【おぅ! 始まったぞ 先ずは アナル責めからだなケツにでっかい穴があくぜ】 【最初から 穴は開いてるだろう】 【へっへっへ 本当だな おっ!】 【どうした!】 【もう 失神したぜ! ちっ! モニターだけで声が聞けないのが残念だな】 【まだまだ これからだろう カザフ様なら きっと朝までやるだろう】 【…】 【へっへっへ 始まったぜ 俺達も徹夜になりそうだな】 ------------------------------------- 調教九日目 ------------------------------------- ワンダーウーマンが目覚めたとき 前手錠で転がされていた。 コスチュームは脱がされ ボンデージ衣装を着ていた。 その衣装は 隠すべき場所を露にし 豊満な胸を茂みを 強調させていた。 【どう 似合って居るかしら?】 ローザの声に その姿を ローザの衣装を見て驚いた ローザは ティアラこそ付けていないものの ワンダーウーマンのコスチュームを着てベルトをしているのだ 【そっ! それは! 私のよ! 返して!】 【お黙り! お前は今日から 雌奴隷よ! その衣装が似合っているのよ!】 【いや! 返して!】 【鏡を見せておやり! 自分の今の姿を見てご覧雌奴隷の姿を!】 男達が等身大の鏡を ワンダーウーマンの前に置きそれを見せ付けた。 【ほっほっほっほ どう 雌奴隷になった気分は満足したワンダーウーマン?】 【いっ! 嫌! 私の服を返して!】 【雌奴隷が ご主人に逆らったら どうなるか躾をしてやるわ! 連れてお行き!】 2人の従者はローザの命令を受け 暴れるワンダーウーマンに首輪を付けると 鎖を引っ張って連れだそうとした。 ワンダーウーマンは 一人の男の手を掴むと 相手の肘をその顔に押して当てて 倒し 鎖を握っている男の膝頭をキックした 悲鳴を上げて崩れる男を掴むと そのままローザにぶつけた。 ワンダーウーマンは 悲鳴を上げ絡んで倒れるローザに駆け寄ると 瞬間の事で動転するローザからベルトを奪った。 【さぁ 返して貰うわ!】 本来のパワーが戻ったワンダーウーマンは 3人を当て身で倒すと 鎖や枷を引き千切り 急いでコスチュームに着替えた。 【さぁ カザフは何処に居るの 言いなさい!】 意識を取り戻したローザに ラッソーを掛け カザフの居場所を聞き出すと ワンダーウーマンは 3人を牢に閉じ込め 鍵をかけて脱出した。 その頃 カザフは プレールームで ワンダーウーマンが連行されてくるのを待っていた。 そこへ ワンダーウーマンがコスチュームを着て現れたのを見て驚愕した。 【そっ! その衣装は! どうやって…】 【これは私のよ! 返してもらったわ!】 【くっくっく そうか そうだったな くっくっく】 【何が可笑しいの! もう 貴方は終わりよ!逃がさないわよ】 【誰が 逃げるのかね? ワンダーウーマン くっくっく】 【何を企んでいるの?】 カザフは壁に掛かっている フェンシングの剣を2本取ると 1本を ワンダーウーマンに投げた。 【さぁ 相手をしてやろう ワンダーウーマン来い!】 先手を取ったカザフは ワンダーウーマンの豊満な胸を狙ってフェイントを掛けた だが それを 剣先でかわした ワンダーウーマンはカザフの腹に打ち込んだ。 2回・3回・4回 互いにフェイントを掛け合ったが所詮 スピードでは ワンダーウーマンの敵では無かった。 カザフは剣を弾き飛ばされ 床に尻餅を着いてしまった。 【貴方の負けよ! さぁ 観念するのね】 手を差し伸べたワンダーウーマンに カザフは哄笑した 【くっくっく わっはっはっは くっくっく】 【何が可笑しいの! 貴方は負けたのよ!】 【君が その衣装を着ている限り 私には勝てないだから 可笑しいのだよ】 【なんですって! これは 私の… !! あがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああ】 突然 ワンダーウーマンは股間を押さえて 床に転倒し転げまわった。 【くっくっくっく 馬鹿め! その衣装には 細工をしてあるのだ 私のベルトには発信機が付けてある そのスイッチを押せば お前の クリトリス部分に 電撃が流れるように電極を縫い付けて有るのだ わっはっはっは どうした ワンダーウーマン私を捕まるのでは なかったのか】 【くぁぁぁああああああああ! とっ! とめっ!止めて!】 【止めやる! ベルトを外し 床に寝て 手足を広げろ!】 ワンダーウーマンは電撃のショックで 肩で息をしながら上体を起こした。 【はっ…はい…だっ…だから…スイッチを…入れないで…】 ワンダーウーマンは カザフの言う通り ベルトを外し 大人しく 床に寝ると 手足を 大きく広げた。 【床の鎖に 自分の足を繋げ ゆっくりとやれそれから 左手を鎖に繋げ!】 ワンダーウーマンは 言われたとおり 自分で鎖の付いた枷を両足にすると 左手も手枷に繋いだ もし 少しでも反撃する素振りを見せれば カザフはスイッチを入れるだろう 急所への電撃は耐えられるモノではなかった。 しかたなく カザフに従うしかなかった。 カザフは 鎖で右手も固定すると スイッチを入れ鎖を引き絞った ワンダーウーマンが悲鳴を上げる限界まで 四肢を引き延ばし拘束すると 反撃に失敗し またも捕らわれた ワンダーウーマンの頭を靴で踏みつけながら 高笑いして 言った。 【残念だったな ワンダーウーマン あと少しだったのにな】 そう言うと カザフは 身動きでないワンダーウーマンから離れ テーブルの上のインターホンを押し 部下を呼び付けた 【私だ! 二人は私の部屋に! 一人は牢に行け!ワンダーウーマンは私が捕らえた。 …さぁて…お前の身体を改造してやろう 二度と逆らえぬ様に 子宮に電極を縫い込んでやる そして 乳房にもバイブを埋め込んでやる。 そうだ 乳首とクリトリスにはリングをして繋いでやろう。 私に逆らった 愚かさを 一生後悔させてやるぞワンダーウーマン!】 もし本当に バイブや電極を埋め込まれてしまえばそして リングで 乳首とクリトリスを繋がれてしまえば もう 抵抗することも 二度と逃げ出すことも出来ないだろう また 鉄格子に戻され、雌犬の様に扱われ 屈辱の日々に堪えるしかない だが ワンダーウーマンに 逃れる術は 無かった。 ベルトがない以上 手足の鎖は細くても 女の力で切れるモノでは無かったし 電撃のスイッチを入れられれば 反撃も不可能だった。 【わっはっはっは このベルトが 無ければ お前もただの女に過ぎん】 そう言って 嘲笑するカザフは わざと ワンダーウーマンの傍にベルトを置いた。 だが それは あと少しの距離で 届かない位置だった。 掌の指を屈伸させ ベルトに触れようとしたワンダーウーマンは 股間を靴で踏みにじられ悲鳴を上げた。 【おら! おら! どうした! ベルトは そこに有るぞ!】 【くっ! あぅう! くっ! ぁううっ!】 【どうした? ベルトが要らないのかね? ワンダーウーマン】 【はぁぅ! くぅぅっ! あぅ!】 【おら おら おらぁ 口惜しいかね ワンダーウーマン】 あと あと 少し だが 届かない 位置にある ベルト。 猫がネズミを甚振る様に カザフはワンダーウーマンを弄んでいた 【宜しいですか だんな様 入ります】 扉をノックして 二人の執事が入って来た そのとき執事の脚が床のベルトを蹴飛ばし ワンダーウーマンの左手に当たった。 それを掴んだワンダーウーマンは 左の鎖を断ち切ると自分のハイレグパンツを引き裂いた。 そして 立ち尽くすカザフ達の前で 拘束していた鎖を全て外すと男達に突進した。 怒髪した形相で突進してくるワンダーウーマンに男達は震え なす術もなく呆然としていた。 一瞬で 執事達を倒すと カザフを捕らえ 壁にぶち投げた。 【さぁ 今度こそ終わりよ 奴隷売買の組織のことを警察で全部話してもらうわよ】 --------------------------------------- IADCのトレバーとダイアナは 州警察の帰り道車内で相談していた カザフ と ローザの証言から IADC内のスパイベーカー主任が捕まっていた 【彼が スパイだった とはな それで 彼は全部喋ったのかい?】 【カザフとの関係は喋ったわ でも 教団のことは黙秘しているわ】 【カザフの 人身売買組織が 教団の資金ルートの1つだと解ったが ヒシュタル教団が 何を企んでいるのか もっと調べなければいけないな 彼等は 人身売買を通じて その客まで取り込んでいたからな 調べれば 政府の高官や政治家 大物実業家 まで名前が出て来るだろう】 【…ベーカーはただの主任…ブランケンは大物と…言っていたわ …他にも教団のスパイがいるのかしら?…この事件はまだ終わっていない様な気がするわ】 ----完----  この作品は、ハードカバー版(画像付き小説)がダウンロードできます。 入手される方は、下記のリンクをクリックしてください。

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